学年行事

研究授業(4年社会)

 日本の学校には「研究授業」という文化があります。これは、子どもの学びの様子を職員みんなで確認すること。教師の授業力を向上させること。が主な目的です。この日本の研究授業の仕組みは、海外でも高い評価を受けています。

 当校でも「学びに向かう力を高め、思いや考えを表現する子どもの育成~子どもが主役の授業づくり(再考)~」という校内研修のテーマに沿って、一人1公開の研究授業に取り組んでいます。

 

 9月22日には、4年社会「ごみはどこへ」の研究授業が行われました。

 これまで4年生の子どもたちは、ごみのゆくえについて、家庭で出されるごみ調べ、クリーンセンターの見学などの体験活動から、3R(リユース、リデュース、リサイクル)の取組を学んできました。

 本時では、「脱プラスチック社会は、本当に実現できるのか?」というテーマに対する話し合いが行われました。実際に、自分たちでも脱プラスチックの生活(プラスチックごみを減らす生活)を1週間取り組んでみたことから、「レジ袋をもらわないで、エコバックを使ってみた。なんとかできそう」「身の回りにあまりにもプラスチック製品が多く、とてもプラスチックなしでは生きていけない。昔のような脱プラスチック社会は、今は難しい」「紙製品だと思っていた牛乳パックに、プラスチックの仲間が使われていると聞いて、ショック」などの意見による議論が繰り広げられました。

 さすが、昨年度総合学習で、SDGsについて学んできた4年生。とても環境に対する意識が高く、自分の意見も堂々と言える姿にビックリしました。本で学んだ知識だけでなく、実際に自分で体験したことをもとに、本音で話し合っている姿が印象的でした。これからの環境問題に向き合っていかなくてはならない子どもたちを頼もしく感じました。