学校の様子

5、6年生 新潟市へ校外学習

11月4日(金)に、「新潟空港」と「環境と人間のふれあい館」に行ってきました。午前は新潟空港で、主に税関の仕事について学びました。税関は、あまり身近に感じられないところではありますが、メディアで取り上げられていることもあり、子どもたちは特別な場所に入れる嬉しさを感じていたようでした。

最初に、税関の仕事内容や密輸の取り締まり方などを聞き、その後質問もたくさんしてきました。「今までにどんな密輸品がありましたか」「何件ぐらい密輸を発見しましたか」など、どんどん聞きたいことが出てきました。質問の答えを聞くと、ぞっとするような答えばかりで、子どもたちは驚いていましたが、税関は安全な社会を作るために日々努力されていることを学んできました。

午後は環境と人間のふれあい館で、「新潟水俣病」について学んできました。これまでにも、工業発展を優先し、自然環境の保全について後回しにした過ちや水俣病患者への差別や偏見について考えてきました。今回の見学や講話を通して、これまで学んだ知識をさらに深めてきました。

新潟水俣病患者であることを公表している語り部の曽我様の講演では、ご自身が苦しんでいる症状や経験、また、ごみの分別や肥料の使用などの環境保全についての取組も話していただき、水俣病のこと、そして、環境問題について他人事にしないでしっかりと考える大切さを学んできました。

公害病は過去の問題ではなく、今も差別や偏見に苦しんでいる方がいることを忘れず、命や環境、健康を守る大切さなど、一人一人が責任をもって行動できるようにしていきたいです。