学校の様子

我が校の最高学年

4月からを振り返り


4月7日の始業式は、子どもたちにとって1ヵ月ぶりの再会の日でもありました。欠席ゼロ。学校に児童が来ることは、当たり前のことのようですが、これ以上の喜びはないと感じた日となりました。
始業式の後は、各学級で学級活動がありました。各学級で、共通していたのは、人の失敗を笑ったり、人が嫌がること(いじめ)をしたりせず、思いやりの言葉をかけ合い、みんなで力を合わせて、物事をやりとげようということです。「思いやりの言葉」のあふれる学級を創ってほしいと思いました。
6年生教室に入ると、丁度学級の係を決めているところでした。係と担当が順調に決まっていきました。最後は、学級委員の選出です。担任の加藤先生が学級委員になりたい人を募ると、さっと2人が手を挙げました。尻込みしがちな学級委員に、さっと立候補する姿は、とても頼もしく感じました。聞いてみると「みんなのために今年はやってみよう!」という気持ちで手を挙げたそうです。2人の学級委員に、最高の学級を目指して務めてほしいと伝えました。
4月中旬、体育館では、1年生と6年生が一緒に体育をしていました。運動会などで踊っている踊りを6年生がお手本になり1年生に教えていました。6年生は、前日、地域の先生から踊りのポイントを習っていました。先生が、「教える」という目的があるから、練習が真剣だったと語っていたのが思い出されました。目的意識をもって一生懸命に取り組む6年生の姿に胸を打たれました。お手本となる6年生を一生懸命真似する1年生も愛おしい姿でした。6月のさつまいも植え活動でも6年生と1年生がペアになって、6年生の班長さんが、植え方をやさしく教え、楽しく活動できました。
再び休業となり、休業明けた5月に児童総会を開きました。各学年の学級目標や委員会の活動紹介がありました。どの学年もしっかりとした理由や願いがあり、しっかりとした発表ができました。
6年生の学級目標は、「積極的に何でも挑戦、苦手なこともみんなで助け合うクラス」でした。目標を決めるためにクラスみんなで、特に次の二つを話し合ったそうです。
〇最高学年であるリーダーとしての心構えをもつ。(下級生の手本になる、責任感を持つ)
〇誰もが居心地のよい いじめのないクラスをつくる。
6年生の一人一人や学級委員が意識しているせいか、今は、みんなで声をかけ合う姿が見られます。和やかに語り合っている姿が見られます。
7月9日に縦割り班「おひさま」対抗の大なわ大会がありました。6年生を中心にグループ毎に力を合わせて練習してきました。6年生は、グループをまとめベスト記録が出せるように班をリードする姿が立派でした。1年生にとっては、高学年の子が回す縄の中に入って跳ぶことはかなり難しいことです。大なわが苦手な子もいます。その仲間が入りやすいように、ちょうどよい強さで「押す」姿、できない仲間を励まし続ける姿に胸が打たれました。この縦割り班の協力ぶりを秋の運動会へとつなぎたいと、再び今、行事の再編成を検討しています。
総合的な学習の時間では、防災学習で市内の「まちから」や小千谷市の「そなえ館」に出掛け学習を深めています。6月に実施した「マス・ギャザリングと感染症」学習会の実施も6年生の意見が反映されています。現在は、学習を生かした「新聞」を作成中です。9月の参観日には掲示してありますので見ていただきたいと思います。
小学6年生は、最高学年と言われます。それは、他の学年に範を示す特別の学年です。
我が校の最高学年が最高の学年となり、最高の学校となるよう職員一同で支援していきます。