学校からの連絡

全校朝会 中学校生活最後の・・・

3年生にとっては、残り少ない中学校での生活となってきました。様々なことに『中学校生活、最後の・・・」というまくらことばがつきます。3年生と共にする全校朝会も7日が最後になりました。

 中学3年生にとっては、当時小学6年生の終わりから臨時休校をはじめ、感染対策のため随分窮屈な生活が続いたかと思います。学校でも新しい生活様式や歌を大きな声で歌うこともできませんでした。

 ところで、南中学校には素晴らしい校歌があります。作詞してくださったのは、上越市にお住まいの日本を代表する児童文学作家の杉みき子さんです。小中学校の国語等の教科書等に多くの作品が掲載されています。その杉さんが30年以上前に開校前の南中学区を訪れ、校歌の作詞をされたことが記録に残っています。私の尊敬する作家のお一人です。その方から創作いただいた校歌、大変貴重です。

 みんなで歌うことができないので、CDから流す校歌の詩やメロディーを今日はよく聞き取ってほしい、感じてほしいと伝えました。さらに杉さんのエッセー集「寺町だより」から「つららシンフォニー」を朗読しました。素晴らしい感受性や表現力、冬を楽しむ心の豊かさを感じてみましょう。杉さんは、この本の中で「私は冬生まれのせいか雪の降る頃が一番好きで、心身ともに好調です。・・・一年中冬ならいいなあ・・・」綴られています。先輩たちも歌い継いできたこの校歌、いつまでも大切にしていきましょう。

 春の訪れと共に旅立ちの日が近づいています。そして南中は母校となります・・・