各たより

いざ!という時のために。 ~避難訓練~

 避難訓練を行いました。

 今回は「火災」への対応です。一番身近な大規模災害の火災時に、どう行動をとるべきか、学校で、そして家庭地域で起こった際にも、この経験がしっかりと生かされるように、訓練を実施しました。

 静かに整然と避難を難を行うことが出来ました。今後に生かしていきたい視点を御家庭地域で共有してほしいと思いここにあげます。

 ① 覚えていますか?「お・は・し・も」

   小学校の頃から教えられているキーワード、「お・は・し・も」。これは、避難の時には「押さない」「走らな

  い」「しゃべらない」「戻らない」というもの。「覚えていますか~?」と問いかけると、ほとんどの生徒たちが

  知っていました。これこそ、訓練の成果だと頼もしく思いました。

 ② ハンカチ等で口・鼻を覆い、有毒ガスを吸って意識不明になることに準備する。

   現状コロナ対策で、生徒たちはマスクを着用しています。だから、安心して避難しているのですが、いつかマス

  クをしなくなります。その時のために「ハンカチを常時携帯する」という指導をしました。ない時は、服の袖で覆

  うということも話しましたが、布一枚が命を救うと思えば、やはり常時ハンカチを携帯する習慣づけをさせたいも

  のです。

 ③ 緊急時でも、「整然と」行動した方が、「われ先に」と行動するよりも早く避難ができる。

   ある実験でこのことが証明されたと言います。出口の広さは限られているものです。そこに、大勢が集中すれ

  ば、当然出られないし時間もロスです。また、締められた窓から勝手に逃げれば、大量の酸素が供給され、火の勢

  いが増して大惨事につながることもあります。そして、災害は、授業中にだけ起こるわけではありません。いつも

  廊下に整列をして避難するわけではありませんし、学校外で起きたらなおさらです。そんなときもパニックになら

  ず、冷静に規則正しく避難をしたほうがよい、ということです。

   この避難訓練を通して、まずは自分の命は自分で守る、ということをしっかりと身に付けてほしいと思います。