各たより

各たより

NEW 拉致で失ったもの 夢と絆 ~人権講演会~

 1948年12月10日、第3回 国際連合総会で「世界人権宣言」が採択されて以降、12月は人権について考える月となっています。本校でも心プロジェクトに続き、蓮池薫さんをお招きした人権講演会を開催しました。

 1978年大学3年生の時に、柏崎の中央海岸で北朝鮮に拉致されてしまった蓮池さん。その後24年間家族と引き離され、やりたいこともやれない、未来そのものを失ってしまった辛い日々を過ごされました。「家族を失い、夢を失い、希望のない日々を過ごした。死にたいと思ったこともあったが、ここで死んでたまるかという気持ちで必死に生きた」と語る蓮池さん。生徒たちは、想像もできない壮絶な人権侵害が、自分たちの住む柏崎で起きたことに、大変な衝撃を受けていまた。死にたいと思った蓮池さんでしたが、生きるためには情報を知らなくてはならないと一念発起し、ハングル語を必死で勉強した、ということです。数か月後には、向こうの人の会話がある程度理解できるようになったというから、さすがです。そして、身に付けたハングル語を活用し情報を集め、いつの日か日本に戻れる日を待ったのです。

 3年生が蓮池さんに「一番辛かったことは何か?」と質問をしました。蓮池さんは「自由がないこと。夢を見ることが出来ないこと。家族との絆を奪われたこと。そう、私は野球ができないことがとってもつらかった。私は、野球が好きで野球がしたかった。しかし、向こうにはもちろんグローブもバットもないんです。」この言葉に、生徒たちは「夢や自由がないこと」「今ある自分たちの生活が当たり前ではないんだ」ということを悟りました。

 「この問題は終わったことではない。まだ、帰って来れない人たちがいる。今も続いている問題なのだということを忘れないでほしい」「夢や家族との絆がある、ということは当たり前のことではないんだ」そして、最後に「拉致問題について、北朝鮮の国民を憎むようなこと、ヘイトのような思いは持ってはいけない。そのような犯罪行為をしたのは国家の上層部、一部の人たち。政治体制を非難することはあっても、普通に暮らす北朝鮮の方々や日本に暮らす朝鮮の方々やその子孫の方々を恨むようなことは絶対にしないでほしい」とお話しくださいました。正にその通りでした。

 今も続く問題と意識し、このことを忘れないこと、相手に対して言い続けていくことが大切で、それなら我々にもできることだと感じました。蓮池さん、本当にありがとうございました。

令和5年度の西山中の創造 ~生徒会役員選挙に向けて~

 12月は、次年度へ向けて新しいリーダーたちが誕生するお時です。

 12月8日に生徒会役員選挙が行われますが、その日に向けて候補者たちは「自分たちがどんな西山中にしていくのか、伝統をさらに磨きどうやって新しい西中文化を創造するのか」を有権者である他の生徒たちに知ってもらえるよう活動をします。朝から元気なあいさつ爽やかな笑顔で、生徒たちに働きかけが始まりました。活気にあふれる、良い朝、12月の始まりです。一人では寂しい朝も、仲間と共にあいさつに立つことで、とても元気な朝になる。春先に生活委員会が朝のあいさつ運動に取り組んでくれていましたが、良いことは誰がやっても「良いこと」なのです。

 このような、素晴らしい取組を愚直にずっと続けていく大切さ、一日の小さな積み重ねが振り返ると大きな価値となっていくことを学んでほしい。そして、選挙はきっかけであり、その時で終わりではないことこそ、候補者・応援者、何より有権者である生徒たちみんなに感じてほしいものです。

心プロジェクト ~いじめ見逃しゼロスクール集会~

 心プロジェクトの全体集会が行われました。

 これは、毎年開催するいじめ見逃しゼロスクール集会の位置づけですが、現状の生徒たちの実態に合わせて、より進化・深化した心育みプランとして、「心プロジェクト」という名称になりました。「いじめがない」ではなく「一人一人の生徒たちがしっかりとつながっているか」を確認し、それぞれが考えていくことに取り組みました。生徒会が企画に沿って進行し、学級や学年がただ同じ空間にいるだけで、お互いが無関心であっていいのだろうか?より良い関係、良さを見つけ合い高め合う集団となるために、安心・信頼・共感をキーワードに、2回のグループ討議を経て考えていきました。

 建設的な話し合いを積み重ね、また、先輩の後輩の意見に耳をそばだて、自分の中にあるものを深化させていった西中生。今後の「勇気ある一歩」をどう踏み出すのかに、期待しています。

 マザーテレサは言いました。「愛の反対は憎しみではない。無関心だ」と。人の喜びも痛みも、自分事のように感じられる豊かな心を育みたいものです。

大好きな仲間と会社を創った ~学校だより~

 今月の学校だよりを発行しました。

 毎号HPにもアップし、カラーでご覧いただけるようにしています。今回の巻頭言は、私が10月にお聞きした、フラー株式会社の渋谷会長のお話を載せました。渋谷会長のたぐいまれな判断力決断力。夢や目標を叶えようと、まっしぐらに行動する姿勢。「この友達とずっと一緒にいたい」という思いが起業につながっていくことなど、自由な発想を持ちつつ、失敗を恐れず行動することの素晴らしさを生徒たちに伝えたいと思いました。なにより、故郷・新潟への思いがすばらしい。私自身、とても感銘を受けました。

 未来は、自分で切り開く、そしてそれは絶対に不可能なことではない。そんなメッセージが西山を愛する西山中生徒たちに伝わることを願っています。そして、一番大切なことは「夢を叶えるために、学生であるときにがむしゃらに自分を鍛えておくこと」、このことを伝えたいのです。今、夢や目標が見つからなくたっていいんだ。今は「いつかきっと役に立つ」と思って、何でもいいから夢中になって、必死になって、自分を鍛えてほしいと思います。

 渋谷会長をはじめ、掲載に御協力いただいたフラー株式会社の皆様に感謝します。

キャリア講演会 ~3年生~

 今日は、3年生のキャリア講演会でした。

 外部から社会で活躍されている方、自ら起業して人生を切り開いて来た方などをお呼びして、自分自身の将来設計を考えたり、夢や目標の実現に向けてどんな努力が必要なのかなどのヒントをいただいたりする機会です。

 今回は、オッドアイ イデア(Oddeye idea)の渡邉様を講師にお迎えしました。

 渡辺様は、現在家屋の内装やリフォーム、リノベーションを請け負う会社を設立しています。内装等は「他ではやらない独自なもの」を目指し、奇抜で豊かな創意やアイデアを生かして設計施工に取り組んでいるとおっしゃっていました。中学生に話す内容もしっかり事前に7つのストーリーを作ってくださり、わかりやすくお話しいただきました。

 自分が中学時代にテスト休みの部活休止期間中、7日間で部屋の模様替えばかりやっていたこと。しかしそのことが、仕事をする上で、意外と無駄になっていない、というお話。人生を冒険にたとえた時、やはり武器をいくつか持っていた方がいい。その武器は、きっと今しっかりと学ぶことだ、というお話をしてくださいました。社会に出ていろんな苦労をし、いろいろと間違ってしまったことがハプニングなんだけど、それが、今の人生をしっかりと作ってきたこと。そして独立までの苦労と、独立して十年の今だから言えることを赤裸々に語ってくださいました。

 こんなお話こそ、子供たちにとって一番魅力的です。信念をもって生きることの大切さがひしひしと伝わってきました。その後の質問コーナーでは、ただの質問に終わらず、生徒たちにも一緒に考えさせるような語り掛けで、より主体的に生徒たちが問題意識を持つように働きかけてくださいました。本当に、ありがとうございました。

 失敗は結果的に今に生きる。人生、思うようにいかないハプニングがある。しかし、それこそ人生なんだ。というお話を、それこそ、自分たちの人生に生かしてほしいと思いました。

 

全市一斉地場産給食DAY!

 11月18日、今日は全市一斉地場産給食デーということで、柏崎産の食材で作られた給食です。

・ 柏崎産大豆のマヨサラダ

・ 谷根鮭de焼メンチ

・ 秋の恵み汁

・ 味付け海苔

 そして、ご飯は柏崎産の「新之助」の新米で炊いたものです。

 海苔の袋のデザインがとってもGood!

 どれもとっても美味しい買ったです。新之助の説明には「暑さに強い品種」ということが書いてあり、粒が大きいということは知っていましたが、新たに勉強になりました。近年の酷暑で稲が焼けて粒に黒い色が入ってしまうことがあると聞いていたので、新之助はそんな夏に強いのだなぁと感心しました。品種改良という、人の努力は素晴らしいですね。今後も、新鮮で安心な、地場産を大切にしていきたいです。

NEW 第3回WEB診断問題 実施

 以前からご紹介している、WEB診断問題の第3回目が本日行われています。

 1年生はまず最初は国語。その様子をのぞいてみました。

 今回の問題は、「生徒会役員選挙」を題材にしています。中学生にとって今が旬の話題でもあり、テストでありながら自分事のように考えられる工夫がみられ、「出題者はさすがだ!」と、うなってしまいました。

 選挙について考えていくときに、今年度の公約や実績をグラフで示してあり、それを資料として生徒たちは考えていきます。図表やグラフが何を示しているのかを読み取る力を試すなど、とても工夫がされています。公約の難易度を4象限マトリックスで表したりと、「言語」の学府である国語が、物事を視覚的にとらえたり視覚的に表現されていることを頭の中で深く思考し、言語として表現させるという、とても現代的なアプローチに変わってきていることに気が付きます。  

 テスト後は、いつものように小グループで「自分はどう考えたか、そしてその理由」について話し合っています。答えを覚えるのではなく、答えの導き方が段々と分かっていきます。とても価値ある時間です。

 

 

より高みを目指して 西山の礼''2022 ~生活委員会~

 今年度の学校生活も折り返しです。

 春決意してきたことが、ともすると年度中盤は意識が薄れ、あるいは中だるみし、惰性になってしまうことはよくあることです。さて、そんなときの分かれ道…

 あきらめてしまうのか

 もう一度、新たに決意するのか

 生活委員会は、後者を選びました。「中だるみした今の姿」と春から目指してきた「あるべき姿」を生徒朝会で具体的に示し、西山中学校の誇りある姿をさらに磨き上げようとしてくれています。ここが素晴らしいことです。

 誰しも、決めたことが上手くいかなかったり、惰性に流れてしまったりということは学習や部活動や、大人では仕事についてなど、誰しもあるものです。ただ、そこであきらめてしまうのか、もう一度初心にかえるのか。気持ちをもう一度締め直すことが出来る、ということが社会に出ていくとき必要な資質・態度なんだと思います。辛いことや上手くいかないことは、今後もきっとある。でも、あきらめないで初心にかえってもう一度!

 生活委員会の気持ちを生徒・教職員一同、「初心にかえって」受け止めました!

 

春に向かって・・・ ~美化委員会~

 美化委員会がプランターに花苗と球根を植えてくれました。

 冬に向かう今ですが、春の準備です。3年生が巣立ちゆく卒業式の彩となるようパンジーやビオラを、新入生を温かく迎えられるようにチューリップを、美化委員のメンバーが植えてくれました。

 春咲く花々は、冬の寒さを知らないと春に花を咲かせないと言います(温かいところでは球根を冷蔵庫で保存すると言います)。これから、冷たいみぞれに打たれたり、雪に埋もれることもあるとは思いますが、静かに力を貯め春には満開に花を咲かせて欲しいものです。

 美化委員会の皆さん、ありがとう!

NEW 新米、はじめました! ~柏崎・地場産物について知ろう~

 食堂の入り口の掲示を見て、心がワクワクしました。

 「新米 はじめました」と貼ってあります。

 新米のつやつやとした輝きと香りの高さに胸がわくわくする時、「自分は日本人だ。そして日本人でよかった!」と感じる一瞬です。新米には、派手なおかずは要らない。梅干し一個、明太子の一かけらで、ご飯のうまみを存分に堪能したいものです。

 さて、11月は半ばに入りましたが、「地場産物について知ろう」ということで、たくさんの地場産物の掲示がありました。近くで取れたものを新鮮なうちに食べることこそ、おいしい食べ方はありません。

 今、テレビを見ていると「新潟県産米粉」を宣伝するCMが流れています。米粉で作るパンや麺の美味しさを紹介しています。給食にも米粉パンが出ますが、たしかにもちもちしていてとっても美味しいです。私が想像するに、このCMの放送はウクライナ危機と無縁ではありません。ウクライナは世界を代表する小麦の産地です。ウクライナで起きている悲惨な戦争のせいで世界の小麦価格が上昇し、小麦製品の値上げが起こっています。日本の食料自給率は40%を切り、6割を外国からの輸入に頼っているため、このような事態は今後も避けられません。

 地場物を知ろう、という取組は、「日本人の食べるものは日本で作ろう」といった考えにつながっていきます。一つの国を追い詰めるのは、ミサイルや銃などの武器だけではないのです。今ロシアが各国から経済制裁を受けていますが、日本に対して「食料を売らない」と言われるだけで、日本人は存亡の危機を迎えてしまうのです。国際社会で世界各国と協調していくという姿勢はもちろん正しいこと。しかし、「自分の国は自分で守る」ということについては、食の面からも考えていくことが必要です。産地が分かり、安全安心な食について考えていくきっかけとなると嬉しいです。