2022年4月の記事一覧
スマホに夢中! ~道徳・3年生~
3年生の道徳授業をのぞいてみました。
題材は、スマートフォンに夢中になっている女子生徒の思わぬ不幸な出来事を取り上げています。
夢中になっていくにつれ、寝るのが遅くなる、朝起きれない。メールが気になるあまり、そばにいる人との関係がおろそかになる。ついには、歩きスマホで大事故に…
生徒たちの身の回りでも起きそう、或いは起きているかもしれない身近な題材に、議論は深まります。こんな時、他人事ではなく自分事として考えるようになることがとても大切です。自分の生活を見直す良い機会にもしてほしいものです。
協力精神!
1年生が、みんなで考える学級づくりの作業が、継続されています。
今日も、課題を設定し、自分の考えを持ち、グループで話し合い、それをみんなに発表し、考えを広げ深めています。集団の生活、人との関係は心と心。しかし、心は目に見えない。だからこそ、自分たちの想いを言葉にして、声にして伝えあうことが本当に大切です。焦ることはないのです。一歩ずつ、しかし確実な一歩を踏みしめていければ!
基礎テスト、始まる!
西山中学校では、生徒の学力の基盤となる基礎的基本的な学力の定着を図るため、基礎テストを実施しています。
国語・数学・英語の3教科を年間通じて3回ずつ行っています。今日は国語の第1回目。定期テストは学習範囲がかなり広いわけですが、基礎テストは範囲を指定したところから出題をするため、繰り返し繰り返し学習をすることで、基礎基本を身に付けることが出来ます。やったことが目に見えて現れる基礎テスト。生徒たちの目は真剣でした。
朝の風景Ⅱ
いつもの朝の風景です。
写真を一枚紹介します。私は「すごい!」と、心から感心し、感動したのです。
なぜかわかりますか?この写真から、皆さんが想像してみてください(決してそこで交わされていた会話等ではありません。音はなく、動画である必要もないです)。
朝の風景Ⅰ
静かに朝のひと時が過ぎています。
毎朝朝読書に取り組み、本に親しむ西山中生徒。無言で時は過ぎ、皆本の世界に引き込まれています。さて、今日の様子を見ていると、読んでいるものがちょっといつもと違いました。
生徒が読んでいたのは、生徒総会の要項でした。6限の学級討議に向けて、西山中学校の一年間の設計図を真剣に確認していたのでした。
令和4年の生徒会スローガンは「全進 ~ 勇気の一言 動き出せ今 ~」
全員が一つのチームとなって、皆で進んでいこう、という願いが込められています。西山中学校のリーダーたちが、西山中をさらに素晴らしい誇れる学校とするために、そして、皆のことを考えて作ってくれたものです。
学級討議、そして本番の総会が楽しみです。
さあ、畑を作るぞ! ~技術・2年生~
2年生が畑づくりに乗り出しました。
技術の園芸分野で、野菜の栽培を学んでいます。トマトを作るようです。みると、苗と種植えの両方をやることで、生育の違いを比較するようです。さて、どちらがしっかりと育つのか、味にも違いが出るのか?検証です。
さて、おいしいトマトの収穫となるか?!これからは、毎日の水やりも大切です。「生命をいただく」。我々が食物を得ることにどれほどの苦労があるのかをしっかりと勉強です。頑張れ、2年生たち!
PTA総会、ご参加ありがとうございました。
4月22日、令和4年度、西山中学校PTA総会を開催しました。
密を避け、感染対策をしたうえでの実施です。総会では、校長から令和4年度の学校経営方針を説明させていただきました。
「好循環 良さを見つけ 良さを伸ばす ~ find one's goodness, develop one's goodness.~ 」
「誰にでもある欠点に目を向けるのではなく、相手の良さを見つけ良さを伸ばし合っていく。周りにプラスの言葉が溢れ皆に元気が出てくる、そんな学校にしたい」という願いをかけ、今年度の重点にしました。
思春期に自我が確立されるといいます。この時期に人として「自分は誇らしい存在である」と感じさせることは最も重要な事です。「自分はまんざらでもない」と思う気持ちを自尊感情と言います。やる前から「どうせ自分にはできっこない」というのが、最も自尊感情が低い状態。その子なりの小さな「できた!」を積み重ね、そのできたを認め褒め、「やったことがないけど、きっとできるだろう!」と、失敗を恐れず、いえ、失敗を当たり前として何度でもチャレンジする、そんな逞しい人間力を身に付けてほしいと願います。
そのために、西山中学校は全力で子どもたちを応援していきます。
音のイメージを言葉で表してみよう! ~音楽・1年生授業参観~
毎年PTA総会実施に合わせて、保護者の方々に授業参観していただいておりました。
しかし、新型コロナウイルス感染症が子供たちにも広まりやすい現状を踏まえて、今回は以下のこととさせていただきました。
・ 西山中生徒一クラス当たりの人数が多く、他者が教室内に入る余裕がない。
・ 総会会場の体育館以外に、広いスペースが1つしかない。
・ 1年生については、小学校からの移行があり、中学生としての様子を是非見ていただきたい。
と、いうことで、会場を広い多目的室にして、密を避け換気をして1年生の授業を保護者の皆様に参観していただきました。(なお、学校に足を運んでいけない状況の中、少しでも子供たちの「元気」な、そして「頑張っている」様子をお伝えすべく、ホームページで紹介していきます。ぜひ、周りにも声をかけていただき、多くの保護者様に御覧いただけたら幸いです。)
授業は、音楽。「鑑賞する曲は、一体どんなイメージか、言葉にしてみよう!」という内容です。担任はちゃんと1年生が知っているであろう曲を選びました。「え~知らないよ~」と言っていた子も「おかしいな、入学式で流れていたんだけど」というと、「あ~~~~あの曲ね!」とすぐ思い出しました。その曲は「ヴィバルディ(Antonio Vivaldi)」の「四季」。まず、春が流れました。「さあ、どんな雰囲気?言葉に表してみましょう」と授業は進んでいきます。自分の考えをみんなで話し合って、いろんな捉え方に触れていました。
私たちは、読書などをして活字を読み、書かれていることを色や雰囲気として頭に広げることが出来ます。最近は何でも可視化され、すぐに目で見ていろんなことを瞬時に捉えてしまいます。しかし、こうやって耳を澄ましじっくりと曲を聴き、頭にイメージを描くということは、ものすごく脳を鍛えることになると感じました。脳みそは、「苦労するほど逞しくなっていく」と言います。筋肉だけではなく、脳のトレーニングも大切ですね。
電気を通す液体と通さな液体の違いは? ~理科・2年生~
2年生が、理科室で実験に取り組んでいました。
用意された液体の中で、「電気を通すものを見つける」というものです。並べられていた液体は、リンゴジュース、食塩水、ワイン、数年前のスポーツ飲料、酢などなど、たくさんありました。
生徒たちは、各々「きっとこの液体は電気を通すだろう」と予想をもって実験に臨んでいました。安全上の電圧の制限もあり、なかなか電気を通しやすい液体を見つけることが出来ません。しかし、子供たちは「よし、次!次!」となおのこと意欲を燃やして実験を続けていました。自分の予想を実験を通して結果を得る、ということは楽しいことです。バーチャルではない、本物の体験。これこそ、子供たちの学びを広げ深めていきます。
小学生でも、電気が通る液体の実験はやるのですが、「なぜ、電気を通る液体と通さない液体があるのか」という発展した謎に迫るのが、中学生。そのうち、「電解質」という言葉を学ぶことになります。学問は繋がり、そしてより高次へと発展していくのでした。
だから、面白い!
一人一人が役割を分担し、楽しそうにやっていたことが何より素晴らしい姿でした。
より良い生き方を求めて ~道徳・3年生~
3年生は「好きな仕事か、安定か」という、大人でも深く考える題材について、真剣に考えていました。
話題は、自分の生き方に悩む大学生の投書と、それに答える異なった考えの4人の助言者の回答からなっています。
3年生は、否が応でも将来のことを考える頃となります。高校を含め、進路選択は将来の職業選択に少なからず繋がっていきます。自立した大人として収入を得、親から独立し、また家庭を築いていくには、働くことが必要となります。そんな時、「自分はどうあるべきか」。その仕事が好きではない、あるいはほかにしたいことがあったけど、生活していくために今ある職業を全うすべきか。大好きで自分が夢見てきた職業だけど、休む暇がない、或いは収入がかなり低く生活が苦しい。
この悩みに対して助言する、4人の回答はそれぞれ違っています。「心のままに」と勧める人、「まずは社会に出てみて」と現実路線を示す人、「何度でもやり直しがきく」と励ます人、「自分自身もそうだ」と投稿者の悩みに共感する人。人によって大切だ、と思うことが異なる、これを価値観と言います。自分なりの価値観をもつには、様々な経験を積み重ねることが大切です。3年生たちは様々な価値観に触れ、大いに悩んでいました。また、仲間の意見を聞くことで、共感したり自分の考えが変わっていったりもします。
答えは一つではない、そして人として葛藤する、道徳授業の素晴らしさです。