各たより

山に登る資格がない ~道徳・1年生~

 1年生の道徳の時間をのぞいてみました。

 今日の題材は「山に登る資格がない」です。妙高山に登山をする学校行事を取り上げています。

 登山開始は午前4時。起床は午前3時過ぎです。そのため就寝時間が早いのですが、主人公たちの2班は「とても寝付けないようです。「せっかくの夜だから、トランプでもしよう」と、ルールを破って勝手な行動をします。徹夜で臨んだ登山は案の定、体力ギリギリの辛いものとなりました。「そんな体調で、最後までやり切ってすごい」という仲間もいましたが、ある仲間にはきっぱりとこう言われます。

「君たちには、山に登る資格がない」と。

 1年生たちは、「今までにルールを破ってしまったことがあるか?」という問いかけから、このお話を自分事として考え出しました。なぜ、ルールがあるのか。そんなことを深く考えながら、自分たちが先日行った「学級討議」と照らし合わせているようでした。

 誰もが、安全安心で、居心地の良いクラスを目指して。一人一人が何をすればいいか、をもう一度考え直していたようです。さて、「君たちには、山に登る資格がない」と言うことが出来るか、私は1年生たちに問うてみたい気持ちになりました。