学校生活の様子

秋津タイムス No.245

6月19日(金)

 今日の2限は全学年道徳の授業でした。

 1年生は教科書の「ご挨拶の勧め」を読んで「挨拶する心」について考えました。挨拶や礼儀の習慣は日本の文化として行われてきたことであるが、なぜ挨拶が必要なのか、挨拶にはどんな効果があるのかなどについて、自分なりに考えたことを発表し、意見を全員で共有していました。
 「めんどくさいと思うところもあるけれど…だから必要だと思う。」などと挨拶の大切さについて意見を発表していました。

 2年生はシドニーオリンピックで男子400mハードルに出場した陸上競技の為末大選手の実話をもとに、向上心について考えました。為末選手は出場したシドニーオリンピックの予選で転倒して予選敗退となったことが、その後の陸上競技人生の成功につながったと語っています。「何が失敗で、何が成功なのか」「勝ち続けられる人生はあり得ない、失敗を肯定し、そこから学んで次につなげることが大切」という為末さんのメッセージをもとに、自分自身を振り返っていました。そして「失敗」の定義について自分なりの捉え方を発表していました。

 3年生は相互理解をテーマに、教科書の「丸ごと好きです」を読んで考えを深めました。人にはそれぞれ個性があって、魅力的なところも苦手だなぁと思うところもあるけれども、「先ず、相手を丸ごと好きになる」方法を選ぶ主人公の考え方について考えました。
 授業の導入では、クラスの仲間の素敵なところを見つけ合ってホワイトボードに書き、クラスで共有しました。とても温かい雰囲気の中で授業が行われていました。

 1年生、2年生、3年生ともにクラスの中で自分の考えを堂々と発表できる雰囲気があることを嬉しく思います。また、他人の意見を聴き自分の考えに反映させている姿も見られ、道徳の授業が生徒の心を育む時間となっていると感じます。
 
 また、今年度は道徳の時間に学年部職員を全員割り当て、授業を見合ったり、担任以外の学年部職員が替わって授業を行ったりするなど、教師の個性を生かした道徳の授業を実践しています。