学校生活の様子

秋津タイムス No.313

10月9日(金)

【終業式の校長講話より】
 今日で105日間の前期が終了しました。
 土日を挟んですぐに新学期(後期)が始まるので、気持ちを切り替えるのが難しいかもしれませんが、ここが折り返しになります。(略)
 さて、今年度は新型コロナウイルスの感染拡大により学校の教育活動も大きな影響を受けています。統合記念式典や入学式の規模縮小、3週間の休校、約2か月間の部活動休止。そして中体連の大会や吹奏楽のコンクールまで中止となり、一時的に目標を見失った人もいたでしょう。貴重な社会経験である2年生の職場体験学習の中止。3年生の修学旅行の中止は苦渋の決断でした。皆さんにとって辛い試練が度重なりました。
 

 一方で、今まで当たり前だと思っていたことが、当たり前ではないことにも気づかされました。そしてそのことで感謝の気持ちも生まれました。工夫しながら成功させた体育祭は、これまで以上に印象に残ったことでしょう。工夫や心がけ次第で「やれる」という光も見えました。五中の教育目標は 進んで学び 心豊かに たくましく生きようです。「たくましく生きよう」には、様々な困難や試練に遭遇しても、知恵を出し合い、協働しながらピンチを乗り越える力を身に付けてほしいという願いがあります。これからの時代に必ず必要とされる力です。
 先日、3年生の作文を読む機会がありました。その中には、不安や悩みが赤裸々に綴られている一方で、そのことを克服し、力強く前に進もうとする決意がありました。とても感動し、その成長を嬉しく思いました。

 新型コロナウイルスはまだ収束に至りません。ワクチン等の開発は進んでいますが、見通しはまだ立たない状況です。「With コロナ」という言葉通り、私たちはこれからもコロナウイルスを正しく恐れて感染予防に努めながらも前に進まなければなりません。工夫したり、発想を変えたり、新しく創造したりしながら、決して後ろ向きにならず、ポジティブな思考で前進しましょう。