学校生活の様子

秋津タイムス No.340

11月18日(水)

 全校朝会がありました。

 A:「100人に10人が失敗する手術」とB:「成功率90%の手術」のどちらを選択しますか?と問いかけたら、ほぼ全員の生徒がBに手をあげました。でも、実際は両方とも同じ確率の手術です。これはフレーム効果と言って広告などの手法によく使われます。このように脳はしばしば騙されます。
  

 差別や偏見は多くの場合、「思い込み」から生まれる可能性があります。その思い込みは洗脳です。事実でないことを思い込ませることもあります。
 そもそも人間の脳は不安や恐れを感じた時に、生き延びるため、自己防衛のために回避行動を指示します。それが時として差別や偏見、いじめにつながりる可能性もあるのです。

 

 うわさやイメージに左右されることなく、正しく知るには「勉強」が必要です。真実を見極める力。共感し、人の痛みを感じることのできる感性。差別や偏見に負けない強い意志など…。教室の学習もそうですが、本を読んだり、話を聴いたり、体験をしたり、全て勉強になり得ます。
 自分の価値観を揺さぶる、心を動かす事は全て勉強だと思います。そして、生涯勉強です。