蓮池薫さん講演会&いじめ見逃しゼロスクール集会
本日の午前中、北条小学校で行われた蓮池薫さん講演会を、北条中生徒もズームにより各学級でお聞きしました。
新潟県主催「PTA対象拉致問題啓発セミナー」の一つです。
中央海岸で北朝鮮に拉致されたときの生々しい状況をお聞きするとともに、日本に戻ってきた際の経緯について教えていただきました。
ご講演を締めくくるにあたり、①今の問題であること ②拉致により夢や希望、何より自由を失われたこと ③北朝鮮のトップの方の行動を求めるのであって、一般の方々、特に在日の方を非難するのは間違っていること を知ってほしいと強くおっしゃっていました。
その後、蓮池さんは、中学校にもおいでくださり、各クラスを回り、生徒の質問に答えてくださいました。
・「帰ってきたときはどんな気持ちでしたか」~「子どもが北朝鮮にいる間は、気が気でなかった。しかし、子どもが日本に来てからは、やりたいことをやった。睡眠は3時間程度で勉強した。研究、探究はおもしろい。」
・「帰ってきたときに日本をどう思いましたか」~「日本は発展したなと思った。ただ、しばらくして人と人との関係が以前より薄れたようにも感じた。」
・「平和な未来をつくるにはどうすれば良いと思いますか」~国家間の外交が重要。
・「拉致問題の報道を見てどう思いますか」~横田めぐみさんを日本に帰したいと強く思っている。
各クラスで多くの質問が出たので、時間のために打ち切るほどでした。
拉致の事実をご本人から直接お聞きすることができたのは、生徒にとって大きな経験だったと思います。
こうした機会に恵まれたことに感謝します。
また、午後には、いじめ見逃しゼロスクール集会を小中合同で北条小学校体育館で行いました。
初めに小学校と中学校の各学年でのいじめ見逃しゼロに関わる取組を紹介。
その後、中学校の風紀委員会が考えた仲間同士でのトラブルの簡易的な劇を見て、何が問題なのかを小中合同グループで話し合いました。
顧問からは、生徒が試行錯誤しながら台本や資料を用意したとのこと。つくる過程でいろいろといじめについて考えたようです。本当によくがんばりました。
全ての生徒にとって居心地の良い、楽しく学ぶことができる学校をこれからも目指していきたいと思います。