学校生活の様子

後期中間テスト1日目

本日より後期中間テストが始まりました。

生徒の登校はいつもよりもそれぞれ5分くらい早いでしょうか。皆、テストに向けて緊張感があるようです。

先日、学校で大切な約束を生徒にアンケートで聞いたとき、派生して、テストについて書いている生徒がありました。

具体的には、テストを廃止してほしいというものです。

次の日に行った全校朝会で話し合った中で、その考えに対して意見を書いた生徒がありました。

・テストをなくしてしまうと自分の成績を確かめることができないので良くない。自分の間違えた問題を見直せない。

・テストがなければ、学習を積極的にする習慣が身につかないと思う。

といったものです。

それぞれ自分の学習を自己評価する場として、また一つの目標として、テストをとらえての意見です。

テストは、このように生徒自身が自分の力を確認するという目的がありますし、私たち教員にとっても、授業の評価や今後の生徒の支援を行う目的があります。

いずれにしても生徒の学習状況を教員が評価し、生徒自身も自分の学習状況を理解する場は必要です。

その際、テストは、明確さ、わかりやすさという点で有効な方法です。

全国には、定期テストをなくし、全て単元テストにしている中学校もありますが、テストを実施している点では同じです。

とはいえ、テストが嫌だと思う生徒の気持ちも分かります。覚えなければならないというプレッシャー、決まった時間の中で解かなければならない状況への緊張は強いでしょう。

さらに、自分の学習を評価されるということが、自分自身を評価されるということにも感じられ、共に学ぶ仲間と比較されるように感じる面もあるかもしれません。

本来は、学習は自分の可能性を広げるものですので、テストが嫌なために学ぶ楽しさが阻害されているとしたら残念なことです。

できるだけそうならないように、テストの意味を十分に伝えることや、生徒それぞれの学習状況を教員、生徒がともに確認できる適切な内容のテストにしていくこと、言い換えると、これまでの学習が確実に生き、振り返りができるもの、そして次の学習に意欲がわいてくるようなテストにしていく必要があるのだろうと思います。

写真は、今日のテストの様子です。