思い出・お祝いメッセージ

⑤【第25代校長 髙橋 信さん】

 

 槇原小での3年間は教員人生の宝物     

 

 槇原小学校の創立150周年、誠におめでとうございます。

 新米校長として、平成12年度から14年度までの3年間お世話になりました。

 平成12年度は、各学校が「グランドデザイン(自校の教育理念や果たすべき役割を描いた経営全体構想)」を作成し、保護者・地域の皆様等への周知と連携協力の下で教育活動を進め、その成果や課題を共有しながら、次の年度の質の高い教育活動につなげることが求められた最初の年度でした。

 着任後検討を重ね、スローガンを「分かる授業、楽しい学校、一人一人が主人公」としました。この3点が子どもたちはもちろんこと、保護者・地域の皆様の思いや願いであったからです。

 当時の田代容子教頭先生をはじめ、教職員の皆さんからは、スローガン達成に向けて一致団結し、授業や行事等で「計画、実施、評価、改善」のサイクルを丁寧に回してもらいました。道徳の時間では、「自他共によりよく生きる」ことと、「気付き・考え・実行する」ことの大切さについて事例を通して扱い、「楽しい学校の実現」に向けた土台づくりに意を注ぎました。こうした取組の後押しをして下さったのが、保護者、地域の皆様でした。歴代PTA会長様や保護者・地域の皆様からは折に触れて「あたたかな手紙」を、故徳間助雄様からは「知恵の鳥ふくろうへの想い」と「行事のたびに短歌での激励」をいただきました。これらの全てが、全職員の職務遂行上の力となりました。私にとっても、素晴らしい教職員・保護者・地域の皆様、そして明るく元気な子どもたちと一緒に過ごした3年間は、「教員人生の宝物」となっています。この場をお借りして、関係の皆様に深く感謝申し上げます。

 最後になりましたが、記念すべき創立150周年のこの年が、小田麻由美校長先生をはじめ槇原小学校全職員の皆様と子どもたち、そして松谷実行委員長様をはじめとする保護者、地域の皆様とって実り多い年になることを祈念しております。陰ながら応援させていただきます。