学校だより

「少年と剣道」スライド上映

 柏崎市内在住の税理士で、一般財団法人「たくろう未来基金」の理事長、土田茂博様からご来校賜りました。

 土田様は、剣道が大好きだった次男の拓朗さん(当時10歳)が、1996年にくも膜下出血でお亡くなりになられています。2016年、剣道に取り組む人を支援する「たくろう未来基金」を設立して、県内外の中学校や競技団体に、これまでに500本以上の竹刀を寄贈してくださっています。また、拓朗さんの実話を基にした「少年と剣道」というスライドを作られ、これまでに県内外18か校で上映していただいております。その、スライド上映会を中通小学校でも、全校児童を対象に行っていただきました。スライドをとおして、「あきらめないで頑張れば、強い心と体が手に入る。つらくなったときは、もっと生きたかった少年がいたことを思い出して頑張ってほしい」というメッセージをいただきました。また、土田様から「剣道は勝つこと以上に、人を敬う心や感謝の気持ちが大切である」という日本の伝統武道である剣道のすばらしさについても教わりました。

 上映終了後、4名の子どもが進んで挙手して感想発表しました。「つらくなったときは、このお話を思い出して頑張ろうと思います」や、「悲しい話だと思ったけど、剣道を頑張っていたことを聞いて、自分も前向きに頑張りたいと思った」などの感想が聞かれました。会の最後には、現役剣士である荒川教頭の号令のもと、全校児童で土田様に一礼しました。