くしらっ子日記

前川サケ稚魚放流式

  

  

  

 今日は予定どおり9時30分から、「前川サケ稚魚放流式」が行われました。始まる前には雨や雪が降り天候が心配だったのですが、多少降ったときはあったものの画像のように無事に行うことができました。

 これは昨年に引き続き、「柏崎・前川サケ有効利用調査委員会」の皆様が計画してくださった事業です。赤い帽子をかぶっていらっしゃる方々がスタッフの皆様です。稚魚の放流は子どもの心にいつまでも残る事業のようで、子どもたちは昨年のこともよく覚えていました。今日は、6年生から順番に学年ごとに「戻ってきてね。」と願いを込めて稚魚の放流をしました。今年はなんと、画像のように「サケのふるまい汁」もご馳走していただきました。「おかわりしたい。」「おかわりしたい。」という子どもが何人もいたほど、とても美味しかったです。(給食があるので、残念ですがおかわりはなしとしました。)子どもたちは、美味しかった「サケのふるまい汁」のこともいつまでも忘れないことでしょう。 稚魚の放流も「サケのふるまい汁」も子どもたちは、とても喜んでいました。

 「柏崎・前川サケ有効利用調査委員会」の皆様からは、子どもたちの安全確保のために、子どもたちが歩く道の草刈りや土の穴埋めをしていただいたり、放流する場所が滑らないようにデッキブラシで磨いたりと、万全の準備をしていただきました。また、昨日は「サケのふるまい汁」の味見をして子どもたちが喜ぶ味の研究もされたそうです。たくさんのお心配りを本当にありがとうございました。心よりお礼を申し上げます。

 令和2年度の新潟県のサケの単純回帰率は0.7%です。今回1万匹放流しましたので、確率でいうと4年後には70匹が前川に戻ってくることになります。楽しみですね。いつも思うのですが、放流した稚魚が4年後に大きくなって前川に戻ってくるとは、なんとダイナミックな営みでしょう。自然の驚異を感じます。

 

 今年も子どもたちに、画像の記念品をいただきました。柏崎・前川サケ有効利用調査委員会の皆様、子どもたちのために、どうもありがとうございました。