学校だより

3・4年生 ため池探検

 中通地区は、実にたくさんのため池があります。大きな川が流れていない中通地区にとって、このため池こそ、なくてはならない存在です。ため池は、中通地区に豊かな自然の恵みをもたらしてくれます。

 3・4年生は、中通地区のことをより深く知ろうと、このため池について学習を進めています。どこにどんなため池があるのか、ため池の特徴や役割は何なのか、ため池の水はどこからきているのか等、様々な角度から調べています。

 今回、矢田の本村大池に探検に行きました。そして、矢田にお住まいの前地域コーディネーターの黒金様より、本村大池のことについて教えていただきました。

 

 子どもたちは、本村大池の大きさに驚いていました。そして、その水は、上流に位置する森の池からトンネル(隧道:ずいどう)を掘って引っ張ってきていることを知りました。水を得るために、昔の人々がとてもたいへんな作業をしていたことを知りました。そして、そのトンネルを実際に見に行きました。

 トンネル(隧道)に向かう途中、5月に自分たちが植えたマコモタケの田んぼを見学しました。わずか1か月で大きく育っているマコモタケを見ることができました。また、マコモタケの田んぼに大切な水をもたらしてくれているのも、トンネル(隧道)のおかげであることに気付くことができました。

 トンネル(隧道)のある場所に到着すると、130年以上前に掘られたトンネル(隧道)と、昨年完成した新たなトンネル(隧道)を見学することができました。多くの方々の努力によって、中通地区に水資源が届けられていることを学ぶ機会となりました。