学校だより

5年生の算数

5年生の算数で次のような問題がありました。

赤い部分の周りの長さを求めなさいという問題です。この問題に対する回答は、

2×2×3.14÷2=6.28

2×3.14÷2=3.14

6.28+3.14+2=11.42

答え 11.42㎝ となります。

ところで、令和3年5月に行われた全国学力・学習状況調査結果から、算数では「どのようにして考えたか、根拠を明らかにして、説明する力の育成」が課題として浮き彫りになりました。そういった結果を受け、学校現場では、単に答えを出したら良しとする授業からの脱却を目指して、日々授業改善に取り組んでいます。

5年生の授業で、上の問題について、「どのようにして答えを出せば良いか、言葉や図を使って説明しながら答えを書きましょう。」と問い掛けました。子どもたちはあれこれと思案しながら、それぞれ自分の言葉や方法を工夫して答えを書いていました。一例を紹介します。

図のパーツを部分ごとに色分けしながら、色のついた部分ごとに計算していって最後に足すという、計算の道筋を明らかにして正解を導いています。読み手にとっても、たいへん分かりやすい説明となっています。

こういった力の育成を目指して、これからも授業改善に取り組んでいきたいと思います。