校長のブログ

2020年12月の記事一覧

12/25 生徒会交歓会に新三役が参加しました

 生徒会交歓会は、柏刈の12の中学校が定期的に行ってきたとても大事な会です。
 今回は、各校の生徒会の新三役(生徒会長と副会長の3人)が、ZOOMを使って話し合いを行いました。
 テーマは、「卒業する3年生に、感謝の気持ちを表す活動を行う」です。
 新三役にとっては、全校生徒を動かす最初の機会となります。

 
コンピュータ室のノートパソコンを通して自己紹介

 交換会の目標は、
 ・自分の考えをしっかりもつ
 ・自分の考えを発信する
 ・情報交換する
 ・他校の生徒と積極的に交流する の4点です。

 幹事校の刈羽中の生徒が進行し、各校の活動について情報交換しながら考えを深めていきました。
 二中の3人も、緊張した面持ちでしたが真剣に話し合いに参加しました。

 
交換会の流れを確認

 会の途中では、これからどんな活動をしていくかをホワイトボードに書き出し、他校の生徒に提案しました。
 また、他校からの提案に耳を傾け、一生懸命にメモしました。

 年が明けると、1年生、2年生を引っ張っていくことになる3人です。
 新しい生徒会の最初の活動「3年生を送る会」が、思い出に残るものとなるように期待しています。

 今年のブログは、これで終わりとなります。
 【きまぐれな】校長のブログをご覧いただきありがとうございました。
 丑年がよりよい年になることを祈るばかりです。
 それでは、みなさんよいお年をお迎えください。
 ありがとうございました。


ネットを通じて他校へ提案

 

12/23 今年も終わりですね

 教務室前の予定表。
 1月の予定が書きこまれました。
 鼠年も終わり、丑年を迎えます。
 よい年となることを祈ります。

12/21 先生方も勉強しています その5

 今日は1年3組で、桜井先生(新採用の先生です)が英語の「一人一実践」を行いました。
 題材は、「道案内」です。
 今までの学習を活かして、英語でオリジナルのスキット(ちょっとした芝居、寸劇)をつくって発表するのが課題です。
 ALTのアンディー先生と桜井先生で、道案内のスキットを見せます。


「(ジェスチャーとともに)オオ~~」アンディー先生は役者ですね

 とても楽しい雰囲気の中での授業でした。

 参観していた1年3組の担任の中村先生も授業に参加。
 生徒の見本(?)になるような会話を見せてくれました。
 将来の日本(柏崎)では、今よりもっと英語で話せることが必要になるかもしれませんね。


中村先生「ええっとおおお」(温かい笑い声が響きます)

12/15 生徒朝会を行いました

 「全校生徒 起立」
 「おはようございます」

 各クラスから「おはようございます」の元気な声が聞こえました。
 今日の生徒朝会は、放送を使って行いました。

 メインはレクリエーション「曲当てクイズ」。
 放送で流れてくる曲を、教室で聞き、班で相談してその曲名を当てます。
 生徒会本部が工夫してくれたおかげで、楽しい朝の時間を過ごすことができました。


放送室で出番を待つ生徒会の役員

12/14 先生方も勉強しています その4 「道徳師範授業」

 師範の先生は、上越教育大学の特任教授 田村博久 先生。
 授業したクラスは1年1組。
 二中の先生方みんなで、田村先生から道徳の授業(生徒への質問の仕方や聞き方、まとめ方など多数)を学びます。

 田村先生「私は、皆さんの担任の先生と同じ名前ですね」(1年1組の学級担任は、田村良太先生です)
 随分と緊張気味の生徒たちは、ちょっとだけ笑顔になりました。
 田村先生「道徳に【間違い】はないです。考えは変わっていいです。5分後に変わってもいいし、明日考えが変わってもいいです。道徳は【考え続ける】時間ですよ」(【 】は中尾が勝手に付けました)

 この日の題材は、有名な短編小説「最後の一葉」です。


多目的室で授業をしました

 「最後の一葉」のあらすじは・・・

 若い画家のジョンシーは肺炎を患います。窓外の煉瓦の壁を這う枯れかけの蔦の葉が「全て落ちたら自分も死ぬ」と、共同のアトリエをもつスーに言います。困ったスーは、階下に住む老画家のベールマンにそのことを話します。「馬鹿げてる。かわいそうなジョンシー」とベールマン。その夜、風雨が吹き荒れます。翌朝、蔦の葉は最後の一枚になっています。そして次の夜も激しい風雨。しかし、翌朝になっても最後の一葉はあり、それを見たスーは生きる気力を取り戻します。二日後、ベールマンは肺炎で亡くなります。壁に残った最後の一葉は、ベールマンが嵐の中で描いた傑作だったのです。


考え続ける生徒たち 自然と手が挙がります

 田村先生の問い(1)「ベールマンが、大切な命を亡くしてまでも、最後の一葉を描いたのはどうしてだろう?」
 生徒「ジョンシーを助けたい」「生きてほしい」「若いから元気になってほしい」・・・
 田村先生の問い(2)「ベールマンは、自分の命を大切にしていないんじゃないか?」
 生徒「自分は老人で長くは生きられない」「傑作を描きたかった」「結果として死んだけれど、死ぬのが分かっていて描いたのではない」・・・
 田村先生の問い(3)「みんな、何のために生きているの?」・・・
 田村先生の問い(4)「あなたのために、ほかの人のために生きている人は、どんな人がいる?」・・・

 仲間の意見を聞きながら、今までもっていた考えをひっくり返し、他者を想う気高い心とは何かを考え続ける授業でした。
 (書ききれないのが残念ですが、生徒たちからは様々な考えが出ました。1年2組、1年3組でも、学級担任の先生が同じ内容で授業をします。是非、家庭で話題にしてほしいと思います)


授業の後は、二中の先生方みんなで田村先生から学びました

12/11 面談の最終日 作品展はとても素敵な作品ばかりです

 3年生は、進路決定に向けての大事な三者面談。
 (面談を終え、笑顔で帰る親子が多かったように思います)

 1年生、2年生は、学校での学習や生活の様子、進路などについてお伝えし、お聞きする面談。



3年生美術作品「自画像」

 夏休みに入ったときの面談とこの冬休み前にある面談を、二中では大事にしています。
 一人一人の生徒の成長が分かるように、丁寧な説明を行うことで、前期の通知表の所見も省略することにしました。
 もちろん、後期の(1年間のまとめとなる)通知表では、所見を記載します。


2年生家庭科作品「絵本」

 面談に合わせて、生徒の学習成果を発表する「作品展」も開催しました。
 面談前後の保護者の皆さんから見ていただきました。
 親子で楽し気に鑑賞する姿もありました。

 3枚だけですが、画像で紹介します。


1年生美術作品「平面構成 アートな文字」

12/8 二中 見守り隊が始動

 「おはようございます」
 「検温してきましたか」

 地域の皆さんによる 二中 見守り隊 の活動が始動しました。

 比角の子を見守るとは・・・・。

 小学生にとっては、登下校時、事故に遭わないように見守ることが大事です。
 中学生を見守るとは何だろうなあ(登下校時の見守りではないよなあ)と考えてきました。


玄関ホールの様子

 今は、感染防止が、大人にも子どもにも求められています。
 きちんと朝の検温をしてきたか、体調が悪くないかを見守ることが大事と考え、地域の皆さんの助けをお願いしました。
 検温してきたけれど、もう一度測ってもらう生徒もいます。
 (「検温し忘れましたあ」という生徒もたまにいますが・・)

 普段の生徒の様子を見てほしいのですが、感染防止のため、授業参観やオープンスクールも今は見合わせています。
 地域の方から、気軽に学校の中に入っていただくことが難しい状況です。
 これからしばらくの間は、登校時の玄関で、二中生を見守っていただこうと思います。


「35.9度ですね」

12/7 先生方も勉強しています その3

【授業研究・・・先生方が互いの授業を参観し、生徒への説明や指導の内容、方法などの「良い点」「改善点」などを話し合い、楽しく分かる授業を行う力量を伸ばすための研修】

 日本では、以前から当たり前のように行ってきた授業研究。
 しかし、外国では当たり前ではないそうです(他の人から授業の良し悪しについて意見されるなんて許せない・・個人主義が強いからでしょうか? 中尾の私見です)。

 二中の授業研究は、「一人一実践」の名前で、全ての先生が行っています。
 すでに何人かの先生は終わっていますが、大きな行事がひと段落したこの時期に「一人一実践」が続きます。
 説明が難しいのですが、いくつか紹介します(していきます)。

 

 12月2日(水)は、2年1組で、学級担任の坂西先生が国語の「一人一実践」を行いました。
 題材は、「扇の的」(「平家物語」の有名な一場面ですね)。
 この授業の工夫点は、群読(小学校の卒業式で見る6年生の呼びかけが群読です。難しく言うと、「複数の読み手による朗読。単独での朗読や唱和などを組み合わせることで、迫力や芸術性を生む。」実用日本語表現辞典より)で行ったところです。

 『ころは二月十八日の酉の刻ばかりのことなるに、・・・』
 教室ではなく広い多目的室を舞台に、複数の生徒で「扇の的」を群読で表現します。
 与一が矢を射たところは、手作りの矢が飛び出します。
 『あ、射たり。』『情けなし。』
 クラスを2チームに分け、それぞれが朗読や動きなどを工夫し、どちらも見どころのある群読となりました。


2年1組国語「那須与一が扇を射た場面」

 

 今日12月7日(月)は、3年1組で、加藤先生が音楽の「一人一実践」を行いました。
 テーマは、「リズムアンサンブルの面白さを味わおう」。
 偶然にも、国語と同じく古典(歌舞伎)の「勧進帳」が題材でした。

 ~~チョチョ タ タ スッタッポ ○~~
 ペアになって、大鼓と小鼓のリズムを手拍子で打ちます。
 鼓のリズムは一定ではなく、強弱や速さが変化します。
 その変化を意識しながらDVDで「勧進帳」を視聴した生徒たち。
 弁慶が義経を去らせようとする場面で、バックに鳴り響く鼓の豊かな表現を感じ取っていました。

 どちらもとても参考になる実践でした。

 
3年1組音楽 チリカラ チリカラ・・「手拍子でリズム打ち」

 

12/1 師走スタート 6限は学級討議です

 気がつけば師走。
 新しい役員が決まった二中生徒会「むつみ町」も、今年度のまとめと新年度に向けての引継ぎの時期となってきました。


1年1組の様子 机をくっつけないように間をあけています

 今日の6限は、令和3年1月15日(金)にある第2回むつみ町総会の議案書審議を行いました。
 本部と執行部のそれぞれの取組、各部活の活動、生徒会会計について、成果と課題、評価をみんなで審議します。


1年2組の様子 2年生の役員が補助していました

 1年生の教室には、現生徒会の役員が補助役として入り、説明をしていました。

 「これはどういうことかなあ」と確かめながら進めていました。


2年1組の様子 中央をあけて机を四角に並べています