校長のブログ
8/6 学年朝会で3年生の皆さんに「修学旅行の中止」を伝えました
残念でなりません。
悔しいことですが、現在の新型肺炎ウイルス感染症の感染拡大の状況、保護者の皆さんからの意見を踏まえ、感染リスクが高い京都、大阪、奈良への修学旅行は中止としました。
学年朝会では、中止の理由を手寧に説明し、3年生の皆さんには、「辛抱してください」と言うしかありませんでした。
暑い中でしたが、真剣に私の話に耳を傾けてくれました。
・体育祭を成功させてください。
・後輩の見本となってください。
・授業に集中、家庭学習に頑張ってください。
最後は、お願いばかりとなりました。
二中の「顔」として生活し、二中生の誇りをもって正々堂々と入試に臨み、笑顔と涙の卒業式を迎え、二中生でよかったなあとみんなが思える中で、3年生全員が二中を巣立っていってほしいと願っています。
8/6 先生方も勉強しています その2
今日の研修のテーマは、「かかわる同和教育」です。
講師は、「人権教育、同和教育」のスペシャリスト、二中の齋藤俊夫先生です。
「部落問題を本当に理解するためには、『差別されたものの痛み』を理解し、共有する努力をしなければなりません。そのためには、被差別部落に入って子どもや保護者、地域住民の声を聞き、真の差別実態を把握する努力が必要となります。」
校区に被差別部落がある学校に勤務した齋藤先生からの、説得力のある「かかわる同和教育」の視点から始まりました。
私たちのまわりには、課題を抱えている生徒がたくさんいます。
そんな生徒に対応する上での我々のポイントは、
・問題行動を起こす生徒は、悩みや課題、問題を抱えている生徒である。その悩みに寄り添う。
・表に出た問題行動だけに着目するのではなく、その背景にある家庭や本人の課題に目を向ける。
授業後の暑い中で、二中の先生方は、真剣に子どもと向き合うことの重要性と意義を考えました。
8/4 先生方も勉強しています その1
放課後は、先生方全員で「財務研修」をしました。
学校の財務・・・難しそうですが、学校の予算を間違うことなく、正しい手順で処理することです。
適正に処理しないと、大きな事故につながってしまいます。
それを防ぐための、年に1回行っている大事な研修です。
「事故防止が大事です!!」
今日の講師は、二中の堀井事務主幹さんです。
・予算は計画的に執行する。
・保護者の負担軽減に努める。
・必ず複数で確認する。
・現金は迅速に処理する。・・・・・
学校は大事な税金、預かり金を任されています。
気を引き締めなくては・・と全員で確認しました。
「難しいなあ」の声が聞こえてきそう
7/30 グラウンドでは野球部、男子ソフトテニス部、女子ソフトテニス部が活動中
久々の晴れ間、歩いてグラウンドまで行ってきました。
キャッチボールをしていた野球部。
「こんちはっ」
帽子をとって元気なあいさつをもらい、爽やかな気持ちになりました。
私「今年はどうですか」
顧問「期待できる選手がたくさんいますよ。頑張れば県大会かな」
(野球部の顧問は田村先生。昨年度の全国軟式野球大会新潟県大会で、二中を県ベスト4に導いた野球の専門家です。期待大です)
部員数が多い男子ソフトテニス部。
ここでも元気なあいさつがありました。(いいね)
1年生は、練習を始めてまだ一か月余りです。
ラリーを続けるのが難しいのは当たり前。
諦めずに練習に励んで、上達してほしいものです。
2年生は力強い打ち方で、顧問の柴野先生とラリーをしていました。
先週のヨネックス杯では、3位入賞を果たしている男子ソフトテニス部。
梅雨明けには、たくさんボールを打てますよ。
グラウンドに着いたとき、ちょうど走り終わって休憩中だった女子ソフトテニス部。
男子に比べればずっと人数は少ないですが、やっぱり2年生はとても上手です。
私にも若かりし頃があり、女子ソフトテニス部の顧問を務めたことがありました。
懐かしくなってしまいました。
女子部員「ホームページ観てますよ。楽しみにしてるんです。」
私「ええええええ。そうなの。ありがとう。」
(ホームページの「校長のブログ」の前には、書いてありませんが、実は「気まぐれな」が付くのです・・・・。これからも張り切って取材していきます。)
7/29 今日は吹奏楽部と女子卓球部です
放課後、3階に上がりました。
音楽室の前では、「シイイイイイイイイイイイイイイ」
吹奏楽部の生徒の練習です。
腰に手を当てて、みんな真剣な表情です。
私「写真撮ってもいいですかぁ」
部員「顔はだめでぇす」
ということで、足だけの写真になりました。
多目的室にはいい風が通っていました。
肌寒いくらいに感じる広い部屋では、女子卓球部が黙々と練習していました。
ボールを打つ音がとてもよく響きます。
1階に降りるときに、吹奏楽部の部長さんとすれ違いました。
私「さっきの練習は何というんですか」
部長「ブレスです。腹筋を鍛えるんです」
(なるほど)
私「頑張ってください」
部長「はい」
7/28 授業日スタート 午後は部活動です
(本当なら夏休みなのに・・・)
(夏休みを楽しみにしていたのに・・・)
そんな心の声が聞こえてきそうです。
昨日27日(月)からスタートした授業日、二中生は気持ちを切り替えて取り組んでいます。
午後は大事な保護者面談。
そして、1年生と2年生の部活動も本格的になってきました。
体育館では、バレーボール部と男子卓球部が活動していました。
2つの部とも、顧問は学級担任の先生で、面談のために不在のはずです。
よく見ると、今日のバレーボール部顧問は、美術の西野先生です。
「次は何をやるのかなあ」「これですよ、先生」
1年生だけのバレーボール部ですが、練習ノートを見ながら一生懸命に練習に励んでいました。
そういえば、西野先生は1年生の学年主任の先生でしたね。
男子卓球部は、おおお、生徒と一緒に太田先生が練習していました。
そういえば、太田先生は二回目の二中勤務で、前は卓球部顧問だったはず。
「うまいねえ」(1年生をほめながらの練習です)
太田先生の卓球の技術と教える手腕は流石です。
7/18 吹奏楽部 3年生の引退ラストコンサート
10時から始まったコンサート。
全8曲、約45分間の会でしたが、とても幸せな気持ちにさせてもらいました。
そして、地区や県のコンクールが中止となる中、昼休みも一生懸命練習に励んできた3年生の吹奏楽部員の姿を思い出し、涙が出そうなくらい嬉しい気持ちになりました。
昨年のアンサンブルコンサートの曲、「Cobalt Blue」は、格段の進歩を感じる4人の演奏でした。
ディズニーのメドレーは、楽しい雰囲気いっぱいでした。
水球大会の開会式で演奏するはずだった「栄光への架橋」を聞いて、全ての中学生のこれからの未来が幸多いことを祈らずにはいられませんでした。
大きな困難と多くの制約の中で、こうしてコンサートができたこと自体、奇跡なのかもしれません。
残念ながら、まだまだ国難の状況は続くでしょう。
学校だけでなく、我々大人は、子どもたちが希望をもてるようにどのよう導いていけばいいのか、覚悟を問われていることを改めて感じました。
全演奏が終わって、部長さんの最後のあいさつの中に、家族への感謝の言葉がありました。
そして、温かくも厳しく指導し続けた吹奏楽部顧問の加藤先生への感謝がありました。
学校の使命を強く感じた瞬間でした。
7/16 かしわざき市民一斉地震対応訓練に参加しました
2限
1年3組は、国語の授業でした。
今日は、 詩の世界 八木重吉の「太陽」 です。
太陽をひとつふところへいれていたい
てのひらへのせてみたり
ころがしてみたり
腹がたったら投げつけたりしたい ・・・・・・
この口語自由詩の赤い太陽(私には赤いイメージです)を味わっていました。
10時
地震対応訓練の放送が入りました。
「揺れがおさまるまで、身を守る行動をしてください。
姿勢を低くし、頭を守り、揺れがおさまるまで、その場を動かないでください。」
10秒後には、全員が机の下に潜り込み、身を隠しました。
流石です!!
1年3組だけではなく、二中生全員がしっかりと参加できました。
実は、二中の防災用受信機は職員室にあります。
それもちょっと手が届かない高い場所に設置してあります。
受信機から流れる市の訓練情報を、校内のスピーカーから出せるように、1年3組担任の中村先生が一苦労してくれました。
(防災用受信機を壁から外し、延長コードで電源とつなぎ、さらに校内放送用のマイクを受信機に近づけています。その全てを一人で抱えて持っているのが左の写真です)
感謝、中村先生!!
7/10 生徒の学びを止めません(5) 6限の体育と英語の様子です
体育館に行くと、1年1組の生徒たちがウォーミングアップの最中でした。
「はあ はあ こんにちは」
流石、1年1組!
走った後でしたが、元気にあいさつしてくれました。
体育館の端から端までダッシュ
1年2組の英語もウォーミングアップ中でした。
「big pink pig」
英語の早口言葉、みんな一生懸命に発音していました。
うまく言えたときに、自然に仲間に拍手を送れる姿を見ることができました。
流石、1年2組!
「big pink pig big pink ・・・3回繰り返します
体育館に戻ると、バレーボールの試合をしていました。
1年生にとっては、ラリーを続けるのは難しそうでした。
でも、とても楽しそうな歓声を聞くことができました。
7/9 学級紹介シリーズ 2年1組
いわれのない差別の1つ、「就職差別」について真剣に考えました
シーーーーーン
まさしく「道徳に集中」の2年1組の生徒たち。
日本国憲法第22条では、「何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転、及び職業選択の自由を有する。」、第27条では、「すべて国民は、勤労の自由を有し、義務を負う。」とあります。
誰もが職業を自由に選んで働けることを確認し、不当な理由でその自由を奪われる現実について考えていました。
生徒の感想です。
「部落差別で職業に就けられないんだなあと改めて知りました。まだこの世の中では差別があること、私は許せません。差別をすると、その人がどんな思いをするのかなどを理解してほしいと思います。」
「差別されることは、本当に悔しいことだ。」
「能力よりも生まれた場所などを重視しているから、能力があっても職に就くことができないのはおかしい。」
「絶対になくさなければならない日本の課題だと思った。」
「他の人の意見に流されないで、差別をしないようにしたい。」
「差別を無意識でしているのが一番悪いのかも・・と思った。気づいたらしてしまっていた、ということがないようにしたい。」
後ろの壁にある2年1組学級目標のように、みんなの笑顔があふれる未来がくることを願わずにはいられません。
壁の上に貼ってある生活班と環境班の活動計画ポスターには、なぜかアンパンマンが加わっていました。
正義感の強い2年1組担任の坂西先生の姿に見えました。
(ポスターの名前は見えないように加工してあります)