大洲小ニュース

2025年10月の記事一覧

10月25日 第31回あげほ祭り

穏やかな秋晴れの下、あげほ祭りが行われました。当日は多くの方の観覧、そして心温まる拍手をありがとうございました。あげほ祭りの「あげほ」とは「明るい」「元気」「本気」の頭文字をとった大洲小伝統の言葉です。

あげほ祭りの子どもたちの発表はいかがでしたでしょうか。ご都合がつかずご覧になられなかった方もいられると思いますのでここで簡単に紹介いたします。

○オープニング「樽太鼓」

5,6年生が5月より柏崎太鼓保存会の近藤 優様、村山 実様より指導を受け、3曲「祇園樽囃子」「弁天太鼓流し打ち」「港ばやし」を披露しました。迫力ある太鼓や樽の音が体育館いっぱいに響き渡り、オープニングの幕が開きました。

○1年生 劇と歌と演奏「いきものさがし」

生き物が大好きな1年生。生活科の時間に見つけた生き物を楽器の演奏やかわいらしいダンス!でたくさん表現しました。最後は2年生に演奏を呼びかけ、コラボレーションした演奏を披露しました。

○2年生 劇とダンス「元気になってね スイミー」

不朽の名作、「スイミー」。2年生は幸せになったお話のその後物語を考えました。みんなで協力してマグロを追い出したはずなのに、再び試練が襲い掛かります。元気をなくしたスイミーたちは九九を覚えて頭の回転をよくし、傘のクラゲをアリーナ中に広げ、「やってみよう」ダンスで再び元気を取り戻しました。

○3年生 群読「夕日がせなかをおしてくる」「私と小鳥と鈴と」

大洲小学校で一番人数の多い3年生14人が詩の群読に挑戦しました。「夕日がせなかをおしてくる」では一行を一人で読んだり、数人で読んだり、追いかけ読みを取り入れたりと表現を工夫し、詩の世界を豊かに広げてくれました。続く「私と小鳥と鈴と」ではアリーナのお客さんを巻き込み迫力のある群読となりました。「みんなちがってみんないい」という大洲小の合言葉を群読のリズムや表現を通して表情豊かに伝えることができました。

○4年生 劇「なないろSDGs隊」

総合的な学習の時間でSDGsについて深く学んだ4年生は、地域(大洲地区)から地球規模へと視野を広げ、環境問題について考えたことを発表しました。番神海岸のごみ拾いや施設の見学を通して、子どもたちは環境問題の現状と、自分たちにできる具体的な対策を見つけました。発表では、自分たちが実践できる環境問題の対策をメッセージに込め、会場の皆さんに伝えました。また、環境問題に関するクイズも行い、来場者の方々と一緒に「今、私たちにできること」について問いかけました。

○5・6年生 劇「大洲の歴史発見! 未来へつなぐ歴史の語り部」

総合的な学習の時間で大洲の歴史について深く掘り下げた5・6年生。過去からタイムスリップした大洲小学校の卒業生である偉人、五十嵐與助・清隆さん父子に現代の大洲の魅力や、自分たちが調べた歴史を紹介しました。

発表では、赤坂山公園、番神堂、勝願寺、極楽寺、そして與助道路など、子どもたちが実際に足を運んで調べた地域の史跡や文化財を紹介しました。

現代の地域の素晴らしさを知った五十嵐父子は、当時の偉業を振り返りながら、郷土への愛と未来への希望を5・6年生に託し、過去へと帰っていきました。

なお、この発表内容は、11月の修学旅行時に五十嵐冷蔵本社にて再度発表させていただく予定です。本物の五十嵐與助・清隆さん父子がどこかで見てくれるかもしれませんね。 

◇子どもたちはあげほ祭りに向け、セリフや動き一つ一つに工夫して取り組んできました。終わった後はきっとやり遂げた達成感、成就感でいっぱいだったことと思います。この気持ちの高まりも日々、学校を支えてくださる、保護者、地域の皆様のご理解、ご支援あってのことと深く感謝します。ありがとうございました。