各たより

2023年2月の記事一覧

NEW 3年生、ありがとうWeek ~後輩たちから、愛をこめて~

 3年生の卒業を祝う「ありがとうウィーク」の取組が、各専門委員会の企画で動き出しました。

 3年生たちに教え導いてもらった後輩たち。時に、厳しくそしていつも優しく温かく接してくれたことへの感謝の想いを込めて、各専門委員会ごとに企画をしています。

 写真は、美化委員会の作成した「思い出写真」。3年生が1年生だった時の2年生だった時の懐かしい写真が飾られています。

 お昼の放送は報道委員会が、流してほしい曲について3年生からリクエストを受け、3年生の思い入れのある曲、推しのartist,musician,idolの曲が流れています。

 それぞれに、感謝の想いが込められていて、学校が温かく感じられます。

「ありがとう」と言える人になって欲しい。

 これは、私の大きな大きな願いでもあります。

NEW 大事なのは、アルゴリズム ~技術・3年生~

 3年生がPCルームで、技術の情報「プログラミング」の授業をしていました。

 プログラミングの技術は、「自動」で動く機械たちの根本とでも言いましょうか、AIにいろんなことを人間がさせるための道筋を作る、その基盤となる基礎知識や技能について学習しています。生徒たちは、家に帰れば「Hey!Siri」とか「Alexa、灯り付けて」なんて言っているかもしれませんが、その一つ一つが人の作ったアルゴリズムに基づいています。

 アルゴリズムというと、学問的な雰囲気がしますが、「手順」のことです。基本的にAIは、何にもしません。人間が、「スイッチを押したら前に3歩、その次に右に2歩進め」というアルゴリズムを与えることで、あたかも勝手に動いたかのように感じるわけです。

 さて、それを実証すべく、3年生たちはセンサーカーに手順を作り付け足しプログラムを完成し入力します。うまくいくと、センサーカーは黒い色を感知し、その道に沿って自分で動いていくようですが…悪戦苦闘の3年生たち。

 でも、みんなが楽しそうに学んでいました。

 卒業前のいい笑顔を見ることができて、私もとても嬉しくなりました。

NEW 卒業に向けて・・・

 週の初めの月曜日。その1限から3年生たちは、寒い体育館で自分たちの卒業式に向けて、練習をしていました。

 卒業証書授与式は、中学校の行事の中で最大のもの。何といっても、義務教育を修了するという人生における大きな節目です。これ以後の人生は、何をするにも自らの選択になります。自由は増えるのですが、その自由は大きな責任と裏腹です。中学校までは、生徒たちに立派な大人に成長してほしい、という保護者の願いに沿って、温かく育まれてきました。それが、義務教育というものです。

 今、その階段の頂点に向かう、3年生たち。堂々と胸を張り、社会の海原をたくましく渡っていく力を付けた雄々しい姿を、光り輝くその頂で見せてほしいものです。そのための練習を繰り返していきます。練習では、何度失敗してもいい。

 失敗=自信育成サイクル。頑張れ、卒業生一歩手前の君たち!

令和4年度 最終定期テスト ~1・2年生~

 今日から、1・2年生の後期期末テストが始まりました!

 3年生たちは、すでに1月月末に終えていますから、いよいよ1,2年生の番です。この日に向けて、どのくらい準備できたか?そこが勝負です。人間の価値は「点数」という結果だけで測れるものではありません。目標を達成しようと、どれくらいの努力を積み重ねてきたか。また、目標達成に向けて、どんな計画を立てたか。そのことを学ぶことが、定期テストから得る、貴重な学びです。大人になった時に、「知恵」を働かすことは大事ですが、計画を立てる力(プランニング力)、計画通りやり通す力こそ、社会人として一番必要な力だからです。

「でも、大人になっても結果がすべてという人がいる!」とおっしゃるかもしれません。社会では、結果は、一人で出すものと限りません。むしろ、それは少ないのではないでしょうか?企業としては、チームで結果を出せばいいのですから。みんなの得意を出し合って。

 そんな視点で、お子さんの取組を評価し応援してあげてください。

 これが終われば、きっと進級できる!がんばれ!かっこいい先輩となるために。

マイキャリア講演会Ⅲ ~キャリア教育・1年生~

 今日は1年生の総合的な学習の時間で、3回目のマイキャリア講演会です。

 ㈱テック長沢・代表取締役の長澤さんと、㈱越後みそ西・専務取締役の栃堀さんに講師を務めていただきました。

 長澤さんからは、石油から始まる柏崎の産業の歴史と、金属機械工業についてお話をいただきました。製造業は知名度が低いのは、一般消費者を相手にしているのではないから、CMをしないからだ、と自動車の心臓部を作る巨大企業の「アイシン」社や「日本精機」社を例に話されました。テック長沢社の作る部品は、トヨタ自動車やホンダ、日産自動車を支えているというお話をいただきました。

 栃堀さんは、まずはみそ西のみそを味わってもらおうと、何と調理室で味噌汁を作って振る舞ってくださいました。地元産の原料を使いながら、昔ながらの木桶で作るみその香りの良さと美味しさに、1年生はとっても嬉しそうな表情を浮かべていました。

 「なぜ働くのか?」ということに対して、長澤さんは「がんばることでやりがいを感じ、自分が幸せになること、そして、製品を通していろんな人が幸せになること」とお話されました。「自分たちが製品を作ること、それが売れるということは、お客様から「感謝」をいただいていることだ。だからこそ、常にさらに良い製品を作りたい」と話されたことに、生徒たちはもちろん、私たち教職員の心も動かされました。コロナ禍がもたらした負の面は、このような「本物体験」を学校から遠ざけたことです。本物と出会うこと。本物の体験をさせること。これこそが、人の心を動かし、成長させることなんだと、しみじみと感じました。

 越後みそ西様からは、「ぜひ、おうちの方にも味わってほしい」とのことで、製品である「三階節みそ」を生徒全員に持たせてくださいました。きっと、今日のお話を話題にしてくれるのではないか、と思います。

 長澤様、栃堀様、本当にありがとうございました。