学校の様子

学校の様子

自分の中にしっかりとした「しん」のある子

私たち大人は、子どもたちに様々な願いをもちます。
「進んで学ぶ子ども」「思いやりのある子ども」「明るく元気な子ども」「粘り強く努力する子ども」いずれも素晴らしい人間像です。
教育の世界では、「進んで学ぶ子どもを育てる」「思いやりのある子どもを育てる」というように、どちらかというと大人が子どもに働きかけるという文脈で語ることが多いようです。
学校教育の根拠となる法律(教育基本法)では、「人格の完成」が教育の目的として目指されます。学ぶことも、思いやることも、他者に言われてするのではなく、自分の頭で考え、自分の言葉で語り、しっかりとした「しん」をもって行動することが大切です。更に、その結果が一人よがりではないかと自省する自立と自律の姿が想像されます。大人に働きかけられる存在から「卒業」し、子どもが自分自身の「個性、人間性、社会性」を発展させていく人となることを目的として教育が行われるということです。
さて、北条小学校の教育目標は、「つよい北条の子」です。
北条小学校の教育目標は、「こうしなさい」「ああしなさい」とは、語りません。「つよい北条の子」とは、子どもが、自分の中にしっかりとした「しん」をもち、自分で育て発展させていく子どもであると考えます。
どの子どもにも、自分の中にしっかりとした「しん」がある子に育ってほしいと願います。
そのためには、毎日の学習や活動が、「おもしろい」「楽しい」と感じ、喜びや希望がもてる学校をつくることが大切です。学級の中で「自分が認められている」、自分の学級は「思いやりの言葉」で溢れていると感じながら過ごしていることが大切であると考えます。
今年度は、次の3つの重点目標を設定しました。

◎「やってみたい」「おもしろい」「やったー」が聞こえる授業をつくる
◎自分や友達のよさを認める「思いやり」の言葉が聞こえる学級をつくる
◎目標を立てて行動する姿が見られる学校をつくる

お子さんが「やってみたい」「おもしろい」「やったー」という気持ちをもって学習ができているか、
お子さんが、自分の学級を「居心地がよい」を感じているかなど、重点目標が達成に向かっているか、子どもたちのアンケート結果や教育相談、保護者の皆様や学校評議員の皆様の評価や意見をもとに、学校の教育活動を改善していきます。どうぞ、よろしくお願い致します。

自分で考えて行動しよう~相手の気持ちを想像しよう

第2回 全校SSE

 

【6月1日】は今年度2回目の全校SSEです。
6月の生活目標は、“自分で考えて行動しよう~相手の気持ちを想像しよう”
です。
少し長くて難しいですが、
「自分で考え、行動しよう」と
「相手の気持ちを想像しよう」とは、
「相手の気持ちを考えて行動しよう」ということです。
今日のSSEでは「相手の気持ちを考えて行動する」とは
どういうことなのかをみんなで考えていきます。
では、「相手の気持ちを考えて行動する」と、
どんないいことがあるのでしょう?
みなさんは、こんな言葉を知っていますか?
「友達は喜びを2倍にし、悲しみを半分にする」
これは、自分の気持ちを誰かに分かってもらえると、
嬉しいときはもっと嬉しい気持ちになるし、
悲しいときは気持ちが楽になるという意味の言葉です。
嬉しい時や悲しい時に、友達が一緒に喜んだり悲しんだりして、
自分の気持ちを分かってくれたら、嬉しいし、安心しますよね。
相手の気持ちが分かって、一緒に喜んだり悲しんだりすることができる人は、
いろんな友達と仲良くなることができます。
今日は、みんなが友達ともっと仲良くなるために
“相手の気持ちを考えて行動する”ことを学習します。

さて、「相手の気持ちを考えて行動する」とはどういうことでしょう?

「相手の気持ちを考えて行動する」ためには、
「1.相手の表情(顔)や様子を見て、相手の気持ちを考える」、
「2.相手が嬉しくなる言葉がけや行動をする」の2つが大切です。

では、はじめに
「1.相手の表情(顔)や様子を見て、相手の気持ちを考える」
練習をしてみましょう。
ここに、いくつかの顔のイラストがあります。それぞれのどんな気持ちを表しているか考えてみましょう。
→いくつかのイラストを指しながら、
「これはどんな気持ちを表していると思いますか?」と問いかけ、
手を挙げて発表させる。
2~3人に発表させ、大きな拍手とお礼の言葉を伝える。

  
相手の気持ちを考えるためには、相手の表情をよく見ることが大切です。
もっと相手の気持ちを知りたい時には、直接相手に聞いてみてもいいかもしれませんね。 

 


次に、「2.相手が嬉しくなる言葉がけや行動をする」について考えてみましょう。
今から、先生達が劇をします。
相手が嬉しくなる言葉がけや行動をしているのは、どの人か考えてみてください。
また、自分だったらこうするなと考えながら見てください。
それでは、先生方よろしくお願いします。
みんなで合図の仕方を確認します。
先生がシーンごとに始まるときは『よーい』、終わるときは『はい』と言います。
みんなは、『よーい』と言われたら「アクション!」、
『はい』と言われたら「カット」と大きな声で合図をしてください。
では、1回だけ練習してみましょう。『よーい』「アクション」、
『はい』「カット」!いいですね。では、その調子でいきましょう。

※劇


さて、どうでしたか?
  
相手が嬉しくなる言葉がけや行動をするとは、どういうことかわかりましたか?
相手が嬉しくなる言葉がけや行動をするとは、
勇気を出して「あたたかいメッセージ」や「ふわふわ言葉」を使って、
優しい行動」をすることですね。
 
みんなできそうですか?

最後に、今日のSSEで大切なポイントを振り返ってみましょう。
今月は「相手のことを考えて行動する」ように意識してください。
「相手のことを考えて行動する」ために大切なことは、
「相手の表情や様子を見て、相手の気持ちを考えること」と
「相手が嬉しくなる言葉がけや行動をする」ことです。
それでは、教室に戻って、
今度は自分たちで話し合ったり、劇をしたり、見合ったりしながら
「相手の気持ちを考えて行動する」練習をしてみましょう。

1年生生活科「先生となかよし」

【5月18日】から、生活科の学習で、『先生となかよし』の活動をしました。
これは北条小学校の先生方全員と、話をしてサインをもらう活動です。
「失礼します。今お話ししてもいいですか。」と聞いてから自己紹介をし、
先生方の好きなものを質問しました。
「校長先生はコーラが好きなんだって!」
「教頭先生はカレーライスが好きなんだよ。」と、
うれしそうに教えてくれました。
先生方の名前を覚えている子も多く、
これからたくさんの先生とかかわりなかよくしてほしいなと思っています。

嬉しいことがありました

学校の周辺で工事をしています。
工事の方から
「北条小学校の子どもたちがあいさつしてくれて、心が癒やされる」
と連絡があありました。
「あいさつだけでなく、手を振る子もいて
 そんなことは、はじめてだ」
と喜んでいたそうです。
あいさつは、人の心をあたたかくする力があると思いました。

昨日、校長室を訪ねる子がいました。
「校長先生に読んでほしい本があります。」
とお願いされました。
私が、是非お願いしますと言うと、
急いで教室に本を取りに行き
『3年1組と、春の先生』という本を貸してくれました。
主人公の「ぼく」と先生とクラスの仲間たちを描いた
心温まる内容でした。
私に本を貸してくれた子は、
話に出てくるエピソードと自分のクラスの似ているところを語っていました。
きっと話の内容に自分を重ね
「こんなクラスにしたいな」という思いがあったのでしょう。
本は、人の思いや願いを映し出す映画のような働きをするなと思いました。

学級目標を発表しました

【3年生の学級目標】は、
「あかるく 
 おおきく 
 きもちよく
 みんなにやさしく
 あたたかく
 あたまをきたえるどりょくをし
 むずかしいことにも
 ちょうせんしつづける」です。
 
虹色学年に合わせて7つの言葉でまとめました。
特に あいさつ へんじ ふわふわ言葉
話し方 聞き方を
頑張って素敵な3年生になりたいです。

 

【2年生の学級目標】は
「笑顔いっぱい何でもチャレンジみんななかよしカラフル学年」です。
学級目標を達成するために2年生全員で頑張ることは、
友達同士の仲をもっとよくすることです。
そのために2年生が取り組むことは次の二つのことです。
一つ目は友達の良いところをたくさん見つけて
 お互いに認め合いるようになることです。
二つ目はふわふわ言葉をたくさん使って
 気持ちよく学校生活を送れるようになることです。
目標を達成するために16人で力を合わせて頑張ります。

 

【1年生の学級目標】は、
「みんなで いっぱい たのしもう!」  
 ~わくわく にこにこ もりもり~ です。
1年生は、学校生活においての全ての活動が初めての経験になります。
一人一人が様々な活動に楽しく取り組むことを目標にしました。
さらに、学級の友達と一緒に経験すると
一人よりももっと楽しく生活できることを実感してほしいと考えました。
〇「わくわく」は「まなび」
 やってみたいな、できるようになりたいなと主体的に学習する姿です。
〇「にこにこ」は「こころ」
 友達に優しい気持ちで接し、思いやりあふれ、笑顔がいっぱいの姿です。
〇「もりもり」は「からだ」
 進んで体を動かしたり、好き嫌いをせずに給食を食べたりして
 元気いっぱいの姿です。
「わくわく」「にこにこ」「もりもり」の姿がいっぱい見られる学級にしたいです。