各たより

2022年7月の記事一覧

休業前集会2 ~生活委員会~

 集会では、生活委員会から夏休みの過ごし方について話がありました。

 夏休みは自分自身でしっかりと計画して、行動することが大切。メディア等に触れても自分を律してしっかりと責任ある行動をする。スマートフォンやゲーム機器は自分のものではない。(まだ、自分で働いて収入を得ていない自分たちにとってそれらのものは)「親から借りているものなんだ」という意識をしっかりもとう、という生徒自らの言葉に、素晴らしいものだと感心しました。

 部活動引退した3年生たちは、体力を落とさないよう、適度な運動もしよう、といろんな配慮がありました。

 自立をテーマに生活しよう、と投げかけてくれた生活委員会。本当に立派です。計画的に過ごせば、勉強だけではなく、何でもできる夏休み。思い出に残る、二度とは来ない「今年の夏休み」にしてほしいです。

 水難事故、交通事故には十分気を付けてほしいです。夏休み、全員が笑顔©で再開するために。保護者の皆様、子供が出かける際にはしっかりと注意を促してください。よろしくお願いします。

休業前集会1 ~前期前半を振り返って~

 前期前半を終え、休業前集会を行いました。

 始業式で何を話したか、何人かの生徒に聞いてみました。「失敗を恐れずやる。成功はたくさんの失敗の集合体」と、はっきり答えてくれたのにはびっくりするとともに、大変うれしく思いました。

 そして、入学・進級とみんなが新たな気持ちで「伸びよう」としている。お互いのその気持ちを尊重し、「いやなところ、悪いところに目をやるのではなく、人の良さを見つけ、その良さをお互いに伸ばし合っていこう」と話しました。そして、みんなが頑張っている、その気持ちは言葉で体で表現してほしい。「躍動する姿」を見せてほしいと、始業式では話したのでした。

 今年は、コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、大会に登録選手や役員以外は連れていけない部活動が多かったです。そのため、下級生たちは3年生の活躍や感動するシーンを見ることが出来ませんでした。これは、とてもとても残念なことです。教育上、かけがえのない場面を失っています。努力を積み上げてきた先輩たちの姿、その汗と涙と心血ふり絞る姿を見て、下級生たちの心が格段に成長をするからです。

 その思いが私にはあったので、動画スライドを何とかこしらえて、集会で流しました。大会に比べれば、ほんのワンシーンです。毎回、一切の私語のない、西山中の集会。体育館の静けさの中、生徒たちの心には大きな波紋が起きていたとするならば、私の努力も無駄ではなないな、と思うのです。

体育祭結団式!

 今日は体育祭の結団式が行われました。

 今まで、A軍・B軍と仮の名前だったわけですが、今日の抽選で各軍のカラーが決まります。青か紅か?!軍の色によって、いろんなテーマも変わっていきます。両軍の団長たちがステージ緞帳の裏でカラーTシャツに着替えて、軍が決まります。

 緞帳が上がると、各々の軍から歓声が上がりました。今日からは、いよいよ青軍と紅軍の熱い戦いが始まります。

 「本番まで、いかに準備ができるか。準備の戦いだ。そして、どの軍も本気となり、その本気を『全力』という姿で表現できるか。どちらかの軍を引き下げるのではなく、自分たちの軍を精一杯持ち上げて、最高の本番を迎えてほしい」と話しました。

 どちらの軍も、とても気持ちのこもった素晴らしい結団式でした。

県総体が終わりました

 7月16,17日に新潟県中学校総合体育大会各種競技大会が行われました。

 本校からは、陸上競技で女子リレー・男子砲丸投げ、男子卓球団体・個人、女子卓球個人、水泳が出場しました。どの種目も、各地区で選ばれた精鋭ぞろい。会場には張り詰めた緊張感が漂っていました。各々、持てる力をすべて出し切った戦いでした。その種目にかけてきた情熱とここにたどり着いた努力は生半可なものではありません。惜しくも、ここでで中学校の競技生活は引退となってしまったのですが、正に輝く姿を見せてくれた選手たちに、私は感謝しかありませんでした。陸上・女子リレーは、地区大会の時のタイムを大幅に更新する「チームベスト」をたたき出しました。地区大会が終わってからも、ひたむきに努力を重ねてきたことが分かります。

 どの種目も、これだけ頑張れた自分をほめ、今後何事にあたっても自信をもって進んでほしいです。

 さて、このバトンは7/24にコンクールが控える吹奏楽部に引き継がれました。吹奏楽部が広い体育館で音を合わせています。本番まで、あともう少しと考えるか、まだまだやれることはある、と考えるか。ベストを尽くすことに期待しています。

山に登る資格がない ~道徳・1年生~

 1年生の道徳の時間をのぞいてみました。

 今日の題材は「山に登る資格がない」です。妙高山に登山をする学校行事を取り上げています。

 登山開始は午前4時。起床は午前3時過ぎです。そのため就寝時間が早いのですが、主人公たちの2班は「とても寝付けないようです。「せっかくの夜だから、トランプでもしよう」と、ルールを破って勝手な行動をします。徹夜で臨んだ登山は案の定、体力ギリギリの辛いものとなりました。「そんな体調で、最後までやり切ってすごい」という仲間もいましたが、ある仲間にはきっぱりとこう言われます。

「君たちには、山に登る資格がない」と。

 1年生たちは、「今までにルールを破ってしまったことがあるか?」という問いかけから、このお話を自分事として考え出しました。なぜ、ルールがあるのか。そんなことを深く考えながら、自分たちが先日行った「学級討議」と照らし合わせているようでした。

 誰もが、安全安心で、居心地の良いクラスを目指して。一人一人が何をすればいいか、をもう一度考え直していたようです。さて、「君たちには、山に登る資格がない」と言うことが出来るか、私は1年生たちに問うてみたい気持ちになりました。