各たより

2023年3月の記事一覧

令和4年度 終業式

 令和4年度の終業式を行いました。

 話の準備としてプロジェクターを設置していたのですが、1年生の2名の男子が教務主任を進んで助け、ステージ上の演台の設置やスクリーンの移動、スピーカーの設置等、率先して手伝ってくれました。困っている人がいたら進んで助ける、素晴らしい姿でした。

 やがて、全校生徒が体育館に集まってきました。はしゃいで飛び回る生徒など一人もなく、生徒たち自ら次第に列を作り並んでいます。誰の指示でもなく、頃合いを見て団長が「基準列!」と号令をかけ、整然とした隊形が整いました。

 なんと、素晴らしい姿だろう…

 と、感心してみていました。その後、3人の学年代表と生徒会代表が一年間を振り返りながら、進級する自分たちに向けての更なる課題を話してくれました。立派な姿でした。

 さて、それに負けずに、私の話ですが、年度の終わりでもあるので「西山の未来と可能性」といった話をしました。

 スクリーンにアメリカ合衆国を映し質問します。「アメリカは日本の何倍の国土か?」「日本がすっぽり入っているが、北海道から沖縄までの距離は?」と。わかっている生徒は少なかったようです。

 「アメリカの経済の中心は?」という質問には「ニューヨーク!」という答え。スクリーンに摩天楼、ウォール街の経済の中心地を映します。アメリカどころか世界の経済の中心ともいえる都市でえす。「さて、東海岸のこの都市。大都会から随分離れたこの都市を知っている人?」という質問に挙手はありませんでした。私は、シアトルを指していたのです。日本の端から端までが約3000km。シアトルとニューヨークの距離は3890km。いかに離れているか。1980年代はインターネットも普及していないので、都会から離れているということは情報もすぐには手に入らない、いわば田舎です。」次に、世界を席巻する巨大企業の本社のロゴを映し出しました。すべて生徒たちがよく知っていて「知っている人?」という問いに大きくうなずいていました。

 「スターバックス、アマゾン、マイクロソフト、コストコ。なぜ、大都会から3890㎞も離れたこんな田舎で世界企業が現れたんだろう?」と、問いかけました。「特に、アマゾンやコストコの特徴は?」と問うと、頷く生徒がいました。

 「これら企業は、アイデアと工夫で、そして田舎だからこその広大な土地を利用し、巨大倉庫を作ることができたし、そこから物流ネットワークを生かして発展した」ことを話しました。スターバックスはコーヒーにイタリアンテイストを生かし、誰もが求める美味しさ、居心地の良い空間を提供し、世界の人に求められていきました。マイクロソフトは、もちろん、新たなアイデアでテクノロジーを駆使し、コンピュータのOS(オペレーションシステム)を構築し、コンピュータというただの箱を命令・指示によって、いろんなことができるようにしました。

 つまり、アイデアが大切で、何にもないといういなかが、発展の土台となったということです。生徒たちに、地図を見せました。「ここに見覚えはあるよね?」と問うと、「西山インターだ」と答えが返ってきました。「西山には、都会のような高層ビルはないかもしれない。でも、何にもないことがチャンスに変わる。人は、インターネットではお腹いっぱいにならない。注文はできても、本物の「モノ」が届かないと、手に取ることも食べることもできない。おいしい米は、都会では作れない。こんなに近くに、日本中の窓口となる高速のインターがあるところはない。みんなのアイデアが、やがてこの西山でチャンスとなるかもしれないね」と、生徒たちに語り掛けました。

 自分の住んでいるところに、郷土に誇りを持ち、自信をもって今後も生活をして欲しい、と願って、そして未来は自分たちの力で変えることができる、という彼らの可能性を信じて、令和4年度の私の仕事を終えました。

 保護者の皆様、地域の皆様、今年一年間の西山中学校への御協力御支援に心より感謝申し上げます。

 本当にありがとうございました。

 

最後の給食

 令和4年度の給食が本日で最後となりました。

 一年間を通じて、栄養バランスの整った食事を提供してくれました。そして、季節感を取り入れたり地場産の野菜を扱ったりしながら、食についての大切な知識も教えてくれていたことに、深く感謝です。

 御家庭でも、「今日の給食はなんだった?」など、学校生活の話題のきっかけに、子供たちに問いかけて下さっていたことと思います。ぜひ、「最後の給食どうだった?どんなメニューだったの?」と、会話してみてください。

 家庭内のコミュニケーションが家族の健康性を高める、という研究があります。どうぞ、今後とも子供たちへの働きかけを継続していただけたらと思います。

NEW 令和4年度の締めくくり ~進級に向けて・1年生~

 1年生たちが、1限から何やら作業を始めていました。

 明日の終業式を前に、新入生に引き継ぐであろう、一階の教室や廊下、生徒玄関の靴箱等をきれいに清掃してくれています。ごしごし、きゅっきゅと、とても熱心に、一生懸命やっています。また、その表情が穏やかで暖かで。迎える新入生のためにという思いが溢れていました。

 心はもう、立派な先輩です!

 今日を入れてあと二日。良い締めくくりをしましょう。

令和4年度のしめくくり ~1年生・英語~

 令和4年度の授業も残り少しとなりました。

 英語の授業で、ネイティブな発音で楽しく教えて下さるALTのコートニー先生の授業も今年度は最後となりました。コートニー先生が英語でクイズを出しています。その答えを班員で協力して英語で回答しているようです。歴史的な名所の問題は、その地名の英語での呼び方をしっかり聞き取り、その名所が何という国にあるのかを英語で応えるという、なかなかレベルの高いクイズでした。

 何より、楽しみながら学んでいる姿勢がすばらしい!頼もしい1年生たちでした。

旅を自分たちの力に! ~事後学習・2年生~

 無事、元気に修学旅行から帰ってきた2年生たち。

 代休後、元気に登校してきました。寂しかった学校が、ぱっと明るくなったようです。早速総合的な学習の時間で、レポートを作成。事後学習に取り組んでいます。その中の項目で、「自分の取組」「全体の取組」の充実度を評価する欄がありましたが、自信をもって100%と記入している生徒が多かったです。きっと、楽しい旅であっただろうということが伺えました。

 旅の道中では、時間を守り何事も早めの余裕をもって行動していた、と報告がありました。旅を充実させるため、また仲間の迷惑にならないようにするため、決められた時間に就寝ししっかりと睡眠をとり、疲れを取って健康に次の日を過ごそうとしていた姿勢は100点満点です。仲間と過ごす夜は、なかなか興奮が冷めず、早く寝ることができない生徒が多いものですが、本当に立派な姿です。

 さすが、最高学年です。偉いぞ、令和5年度のリーダーたち!

NEW 間もなく到着

 19:00

 長岡ドーム前を通過と聞きました。予定どおり19:30には到着し、解散式ができそうです。保護者の皆様お待たせいたしました。お迎えのご準備をお願い致します。

NEW 最終日 その3

 眩しいばかりの太陽!春爛漫です。

 東大寺、そして大仏殿です。歴史の教科書では必須の文化財を、生で見る貴重な機会です。京都は何回か行く機会があるかもしれないですが、奈良はなかなか行かないもの。大仏の大きさに驚嘆するとともに、それを成し遂げた人々の苦労を感じて欲しいものです。天然痘という感染症が大流行し、人心の不安を一掃し平和な世の中を取り戻したい、として建立された奈良の大仏。コロナ禍の現在にも通するものがあることに思いをはせてほしいと、社会科教師は願うのです。

NEW 最終日 その2

 奈良到着です!

 昨日と打って変わって、眩しいくらいの日差し。汗をかきそうな陽気です。

NEW 3日目 最終日!

 夢のような時間は、矢のように過ぎ去り… 

 早くも最終日となりました。多少体調を崩した生徒も今日の朝には良くなり、朝食です。しっかりと腹ごしらえをしたのち、最後の見学地「奈良」へと向かいます。今日は。関西方面の天気予報も良く、絶好の条件で東大寺等を見学してきます。

NEW 2日目 その4

 昼食後は、清水寺へ!

 自由行動もあり、生徒たちが一番楽しみにしている場所かもしれません。音羽の滝で何のお願いをしたのやら…

その後、祇園よしもとでお笑いライブ。笑って笑ってまたお腹が空いて。夕食後は、京都の旅の記念となる「絵付け」と「念珠」制作。夜も夜で体験学習と盛りだくさんの一日でした。今日は、天気があまり良くなかったのですが、明日は晴れ予想。最終日奈良もいい日になることでしょう!

NEW 2日目 その3

清水順正 おかべ家で昼食。

豪華な昼食!うらやましい。これで、午後もまた頑張れる!

NEW 2日目 その2

 嵐山から、金閣へと移動。少し小雨が降るあいにくの天気ですが、生徒たちの心の炎は燃え上がっています!

NEW 修学旅行 2日目

 2日目です。

 昨晩はどんな夜を過ごしたのでしょうか。さて、今日は、嵐山方面です。あの有名な竹林を見学。天気が良いと、つくりんの隙間からこぼれる光がとっても荘厳な雰囲気を醸し出すのですが…

NEW 修学旅行 1日目 

 学校を出発し、長岡駅へ!

 そして、上越新幹線に乗り込み、東京駅につきました。そして、乗り換え。東海道新幹線に乗ってようやく京都市到着しました。生徒たちは元気な様子だと、連絡が入りました。

 見学個所は、平等院鳳凰堂、伏見稲荷…平等院は10円玉に描かれていて大変有名ですね。大修復を経て、平安時代の彩を取り戻したと聞きます。大変美しい寝殿造りを生徒たちはどんな気持ちで見ていたでしょうか。

NEW 修学旅行へ出発! ~出発式~

 3/12 7:00 いよいよ修学旅行出発の時です。

 日曜日ではありますが、みんな気合十分。うっかりと少し遅れた生徒もいましたが、そんなこともこの朝のみです。規律を正し、集団行動をしっかりとして、旅行行程を守っていきます。

 出発式を終え、いざ出発です。日曜日で休日にもかかわらず、生徒たちの準備を支えて下さったり、学校へ送ってくださったり、果ては見送りと、保護者の皆様に感謝いたします。楽しい思い出をたくさん作りたくさん学んで帰ってくる3日間としてきます。

いよいよ修学旅行Ⅱ ~2年生~

 修学旅行が、明後日に迫ります。

 しおりの内容を頭に叩き込んで、いざ出発です。駅や見学場所では、周りの人の迷惑にならないよう、集団としての行動を身に付けておく必要があります。今日は、駅などの狭い場所での集合隊形の確認や人員報告の練習をしていました。

 新幹線ホームや京都駅など、人でごった返す中、しっかりと隊形を取って指示を聞くことはとても大切です。全員が、無事に学んで楽しんで、一回り大きくなって西山に戻ってくることを楽しみにしています。明日は土曜日で、出発まで一日空いてしまいますが、しっかりと荷物と心を整理して、元気に登校してきてほしいです。

NEW いよいよ、修学旅行! ~2年生~

 3年生が卒業し、いよいよ2年生たちの出番。

 事前学習した物事を、実際に間近で見たり聞いたり、体験として学習を深めてきます。そして、修学旅行の大切なところは、中学校生活で今まで学んできたこと身に付けてきたことが、実社会の中で発揮できるかを試す場でもあるということです。

 ・ 時間を守った行動       「5分前行動」

 ・ 誰にでも率先してするあいさつ 「おはようございます」「こんにちは」

 ・ お世話になった方々への感謝  「ありがとうございます」「お世話になりました」

 ・ 個々の健康管理        「十分な睡眠」「早起き」「好き嫌いなく食べる食事」

 ・ 清潔な身の回り        「清掃」「ゴミの整理」「荷物の整理」

 これらのことをしっかりとできるかどうか、自分の力を大いに試してきてほしいものです。私はついていけませんし、保護者の方々も同じです。だからこそ、帰って来た時に成長ぶりが分かるというもの。いろんな物事を吸収してきてください。立派な姿で帰ってくることを楽しみにしています。

 「それでこそ、令和5年度のリーダーたちだ!」という言葉を用意して待っています!

運命の日・・・ ~公立高等学校一般入試~

 3月7日は、卒業生たちにとって運命の日。入試の日です。

 受検生徒が全員無事、試験会場に到着したと聞いて、一安心。全力を出し切ってくれることを祈るのみです。

 その日、在校生は一年間の学習内容の定着を見る、確認テストを受けていました。一年生の廊下には、すでに先輩になるための意欲的な取組が掲示されており、テストを受ける態度も真剣そのもの。すばらしい集中力を発揮していました。進級プロジェクトは飾りではないことを実感する嬉しい姿でした。

 これなら、4月から後輩たちを引っ張っていくことができるな、と頼もしく思いました。

NEW 精神を鍛え 仲よく進む ~卒業証書授与式~

 朝は雪もちらついた3月3日。午後に向けて青空広がる春めいた良き日に、卒業生たちがここ西山の丘を巣立っていきました。

 証書授与の時には、一人一人がしっかりと目を見て、証書を受け取りました。呼名の返事も立派な声でした。卒業合唱は卒業生最後の共同の取組。全員で合わせた返事の声は体育館中に響き渡るほど大きく、大変尊敬できる態度でした。

 無事歌い終えた彼らが退場をしていく。在校生の拍手も全力でした。とてもとても感動的な卒業式でした。来賓の方からも、「素晴らしかった。感動した。」とほめていただきました。一人一人が、自ら選んだ道へと歩み出しました。

 

 無限大の可能性を持つ若き挑戦者たち。

 おめでとう!

最後の給食・・・

 今日は、3年生たちにとって最後の給食。

 鳥からにわかめご飯、卵スープ、しょうゆフレンチ、牛乳。そして、「卒業おめでとう」と書かれたクレープです。

 教職員になる以外は、二度と食べられない給食です。学生時代の良き思い出です。今日は食堂の入り口掲示は、卒業生たちへの「賞状」です。栄養教諭が心を込めて作ってくれました。いわば、「給食からの卒業証書」。気付けばいろんな人のお世話になっていることを噛みしめてほしいものです。

 たくさんの人に教えられ、支えられ、励まされ、大きくたくましく育った卒業生たち。

 いよいよ、明日は卒業証書を手にするのです。立派に堂々と、受け取ってください。

NEW 同窓会入会式

 3年生たちがいよいよ西山中学校の同窓会に入会します。

 同窓会長の永井さんに御来校いただきました。永井さんは西山中学校の第1期生です。二田・石地・内郷の三つの中学校が統合し作られた西山中学校。永井さんは、中学3年生の一年間をこの校舎で過ごしたそうです。校舎はピカピカでしたが体育館はまだなく、部活動をする時には前の中学校の体育館を使っていたそうです。永井さんの学年は154名もいたそうです。校舎を見て「あのころと変わらない」と話しておられました。

 西山中を巣立つ卒業生たち。今後、就職や引っ越し等の人生の岐路に立つ時が来るでしょう。不安や心配事は必ずや訪れるはずです。そんな時に、3000名を越える同窓会の先輩たちが、きっと力になってくれるはずです。同窓生というものは、年齢こそ違えど、同じ学び舎で育った同じ想いを共有している方々です。「私も西山出身です」という一言で、心が通じる、固い絆がそこにはあるのです。

 永井さんは、「困った時はぜひ先輩たちを頼って欲しい。今後社会に出て辛いことがあるかもしれません。しかし、続けること、努力を忘れないこと、当たり前のことをしっかりとやる、凡事徹底、この3つを大切にしてほしい」と激励の言葉を卒業生にくださいました。

 3232名となった西山中学校 同窓会の一員です。どこへ行っても、西山の誇りを胸に、たくましく挑戦していって下さい。いよいよ、卒業式を残すのみです!

NEW 後輩たちへ ~贈る言葉~

 今朝学校に来ると、玄関にホワイトボードが出されていることに気が付きました。

 3年生たちから、1,2年生に向けてのメッセージでした。

 何と心温まる言葉にあふれていることか。人にやさしい、人を励ます、愛ある行動。学校が3年生たちのやさしさに包まれたかのようです。

 3年生たち、本当にありがとう。

 最後まで、自分たちに何ができるか、を考えて、そしてやり残しがないように考えて、自分たちのやれることをやってくれています。君たちと過ごす後2日を、とてもとても大切にしたい、と心から感じました。