各たより

2022年6月の記事一覧

NEW 上越地区大会 激励会 ~魂、焦がせ~

 6/14から上越地区大会がいよいよ始まります。

 陸上と卓球を皮切りに、月末まで各種目ごとに行われていきます。選手たちの健闘を祈り、全校で気持ち一つにした、激励会が行われました。どこにいても、心は一つ。みんなの挑戦、みんなのあきらめない心を応援しています。

 悔いなく、全力を出し切って欲しいと願いをかけました。

背番号15が歩んだ道 ~3年生・道徳~

 今週の道徳授業。3年生を取り上げます。

 題材は、「背番号15の歩んだ道」です。アメリカメジャーリーグ、ニューヨークヤンキースの投手として大活躍した黒田博樹さん。日本では広島カープのエース投手で、大活躍の後、アメリカで自分の力を試したい、という夢に向かって挑戦した人です。

 彼は、高校時代は3年間補欠だったそうです。しかし、どんなに苦しいことがあっても耐え抜いたそうです。東京の大学に進んでも、その努力を続け、エース投手となったのは大学4年生になってから。たくさんのプロ球団から誘いが来たのですが、活躍前から自分を見てくれていた広島カープを敢えて希望し、入団したのだそうです。アメリカでの活躍は前述の通りですが、彼は突然日本に帰り広島カープに戻ることを決めます。メジャーリーグの球団は20億円の契約金を用意し、黒田選手に提示したにもかかわらず、年俸4億円のカープに戻るのです。帰ろうと決心した一因に、広島で起きた豪雨による土石流大災害があったと言います。「広島の人たちを元気づけたい」という気持ちでカープに戻ろうと考えたのかもしれません。何より広島のファンのためにまた頑張りたい、と黒田投手は必死に投げ抜きついに、リーグ優勝に貢献したのでした。

 黒田選手の生きざまには、「お金がすべてではない」という、強い信念が伝わってきます。自分を応援してくれている人のために、その人たちに元気や勇気を、そして感動を届けるために、自分は投げるのだと。

 これから中学校を巣立ち、やがて社会で自立した時、どう生きるかを自分に問うていくことと思います。生きていくことは、自分との問答の繰り返し。そんな時、自分なりの答えをしっかり持って生きる。それが「信念」なのでしょう。生徒たちは、これからもいろんな人の人生を学び、心を磨いていくことでしょう。

NEW 第1回新潟県web配信問題を実施しました!

 新潟県では平成22年度から、小中学校に対してweb配信問題を実施しています。

 始まった頃と出題の仕方も変わり、また、テスト後の時間の使い方も変わりました。ここでは行を割けないので、また、学校だよりで取り上げようと思います。

 さて、その様子を紹介します。一生懸命問題を解いています。そのあとは、答え合わせ、かと思っていると、なんと、グループで問題についての議論を始めました。正解が配られたりしてはいないので、その問題について、自分がこの答えを書いた理由をとうとうと話し出すのです。ある教科や場面では、「その問題に対するベストアンサーをみんなで作りなさい」という問いかけをして話し合わせるのだそうです。

「自分はこうだ」「いや、私はこう考えた」という議論が始まりました。出来なかった生徒はそれらの議論にふむふむと頷頷いています。ここがポイント!

 「問題文をこう読み取り、こんな風に考えれば、自分も答えを導き出せたんだ」

 

 わからなかった子が、単に答えを覚えるというものではなく、その教科に対するその問題に対する『見方・考え方』という深い物事に気付くとともに、次は自分一人でも考えていく道しるべを自分の中に持つことが出来るようになるのです。中学校では昨年から「主体的・対話的で深い学び」のある授業改善に取り組んできていますが、web配信問題はそのスタイルを上手に作り出しています。こんな議論し合う場面が今後の授業の中で増えていくことを県は期待しています。これは、本当に学力向上の良い手段であると感じました。

 終わったばかりのテストだから、「何が答えか知りたい」と感じている彼ら。自然と議論が生まれていきました。仲間とともに正解を導こうとしている生徒たちを見て、とても嬉しくなりました。そして、とっても君たちが頼もしい。

 

食事を楽しむのも、健康な歯があってこそ!~1年生~

 元気館から歯科衛生士の相沢さんをお招きし、歯の健康について保健の授業をしていただきました。

 歯の健康には、まず正しい歯磨きの仕方と習慣づくり。適当にごしごしやっていてもダメ!汚れは特に歯と歯の隙間に付着し、丁寧に磨いてもなかなかとり切れないそうです。一番良いのはデンタルフロス(歯間ブラシ、糸ブラシ)を使うことだと言います。ただ、学校のお昼にはなかなかできないので、歯ブラシで歯と歯の間を意識して一本一本を磨くことが大事だそうです。歯ブラシの効果は、汚れを落とすのはもちろん、歯茎を健康にして歯周病を防ぐことにもあります。歯周病は、虫歯になっていない歯が、やがて自然と抜けてしまう、というような恐怖を引き起こします。

 これからも、食後にしっかりとした歯磨きをして、いつまでも食事が楽しいという、幸せな人生を送ってほしいものです。

 

いざ!という時のために。 ~避難訓練~

 避難訓練を行いました。

 今回は「火災」への対応です。一番身近な大規模災害の火災時に、どう行動をとるべきか、学校で、そして家庭地域で起こった際にも、この経験がしっかりと生かされるように、訓練を実施しました。

 静かに整然と避難を難を行うことが出来ました。今後に生かしていきたい視点を御家庭地域で共有してほしいと思いここにあげます。

 ① 覚えていますか?「お・は・し・も」

   小学校の頃から教えられているキーワード、「お・は・し・も」。これは、避難の時には「押さない」「走らな

  い」「しゃべらない」「戻らない」というもの。「覚えていますか~?」と問いかけると、ほとんどの生徒たちが

  知っていました。これこそ、訓練の成果だと頼もしく思いました。

 ② ハンカチ等で口・鼻を覆い、有毒ガスを吸って意識不明になることに準備する。

   現状コロナ対策で、生徒たちはマスクを着用しています。だから、安心して避難しているのですが、いつかマス

  クをしなくなります。その時のために「ハンカチを常時携帯する」という指導をしました。ない時は、服の袖で覆

  うということも話しましたが、布一枚が命を救うと思えば、やはり常時ハンカチを携帯する習慣づけをさせたいも

  のです。

 ③ 緊急時でも、「整然と」行動した方が、「われ先に」と行動するよりも早く避難ができる。

   ある実験でこのことが証明されたと言います。出口の広さは限られているものです。そこに、大勢が集中すれ

  ば、当然出られないし時間もロスです。また、締められた窓から勝手に逃げれば、大量の酸素が供給され、火の勢

  いが増して大惨事につながることもあります。そして、災害は、授業中にだけ起こるわけではありません。いつも

  廊下に整列をして避難するわけではありませんし、学校外で起きたらなおさらです。そんなときもパニックになら

  ず、冷静に規則正しく避難をしたほうがよい、ということです。

   この避難訓練を通して、まずは自分の命は自分で守る、ということをしっかりと身に付けてほしいと思います。


 

   

中間テスト、始まる!

 令和4年度、1学期前半の学習の成果をまとめるべく、今日は中間テストです。

 この日をめがけて、チャレンジウィーク期間を通じて、いえその以前から、学習した内容を振り返り学習の定着を目指して頑張ってきた生徒たち。廊下に並べられたカバンがすばらしい。教室に持っていけるのは、筆記用具のみ。もはや、教科書やノートを振り返ることなく、答案用紙と闘う。その決意が表れていて、潔く清々しく感じました。

 1年生は、数学。

 2年生は、社会。

 3年生は、国語。

 それぞれの1時間目がスタートしました。表情は真剣そのもの。一人一人の顔を見て、心からエールを送りました。

 がんばれ、みんな!

 

メディアについて、みんなで真剣に考えた・・・~道徳~

 すこやかウイークに合わせて、望ましい生活習慣や学習の仕方について、各学年が道徳授業で考え、そして議論しました。

 1年生は、メディアとはどんなもので、その良さと悪さを考えていました。

 2年生は、家庭での様子を記入した「すこやかチャレンジカード」を前にして、テスト前の自分の生活と今までの生活の仕方の違いを振り返っていました。

 3年生は、「メディアとは何か?」ちょっと1年生とは違った考え方をしていて、これには私も腑に落ちました。

「みんなは、スマホやタブレット、インターネットやSNSをしたいのではなく、それを通じて好きな曲を聞くと⇒楽しい、元気が出る、それを通じてやるゲームから⇒快感やスリル、を得ているんです。メディアとはmedium(中間の)から来てるんです。あなたたちは、メディアに触れることで、実は楽しさや感動や喜びを手にしていたのです」という、さすが英語教師らしい切り口の話でした。喜び楽しみを得たいがために、長時間メディアに触れている現実。真剣に3年生たちは、考えていました。

 今は、「未来をたくましく生き抜く力を得るために⇒国語、数学、社会、理科、英語を学ぶ」ことが大切。言い換えれば、各教科をメディアとして、知識や思考力、表現力等の「力」を手にしていきます。そう考えると、実感が出てきます。「自分をコントロールして、けじめある生活をしよう!」

さあこの週末、君の24時間を最大限有効に使おう!

6月は、人権について考える月間

 6月は人権について考える月間です。

 世の中にある差別の実態や差別の不当さや理不尽さを知るとともに、陰に潜む差別にも気が付く人権感覚を磨き、差別をしない許さない、差別をなくしていこう、という態度を養う機会としていきます。

 人権擁護委員の方が2名来校してくださり、生徒会の本部役員と共にさわやかなあいさつを交わしながら、パンフレット等を配布してくださいました。「誰もが、自分を尊重され、自分らしく生き生きと生活ができる」。それは学校だけでなく、社会全体がそうなっていくことを目指さなくてはなりません。学校では、道徳教育を含め、全教育活動で取り組んでいきます。

すこやかウィークの進捗状況

 さて、すこやかウィークも折り返しに入っています。御家庭での生徒たちの様子はいかがでしょうか?

写真の通り、学年ごとに生徒の取組の平均値を玄関に掲示しています。したいことを少し我慢して、学習時間を確保している様子が伝わってきます。テストは結果が出てしまうわけですが、この「努力の過程」をくみ取ってやって、結果以上に努力している姿を褒めてやってください。テストまで、あと4日!