各たより

2023年2月の記事一覧

NEW 義務教育 最後の作品製作?! ~家庭科~

 3年生たちが一生懸命裁縫に取り組んでいました。

 「あれ?裁縫の技術は1年生の課題のはずだが…」

と思って聞いてみると、「保育」の単元で小さな子たちが遊べる遊具を作るという単元のようです。手にはめて遊ぶことができるパペットを作っています。昔取った杵柄(古い?!)、1年生の時の技術を使いこなし、すでに形になっている人、まだ未開の荒野のような人とそれぞれでしたが、小さな子が喜んで遊ぶ様子を頭に思い浮かべながら、チクチクと針を動かしていました。自分がやがて親になる時に、大人になって誰かを祝う時、このことを生かしてくれたらいいな、と見ていました。

 こうしてみると、やはり教育と人生は繋がっている。教育は、豊かな人生を送るためのものだと、つくづく思うのでした。卒業が近づいてきています。何とか、それまでに完成を!がんばれ、3年生たち‼

 

㋁の食育 「日本型食生活の良さを知ろう」

 2月に入り、食育のねらいが変わりました。

 2月は「豆月間」です。節分のある月という理由もあると思いますが、しょうゆ・味噌など、豆と切っても切れない日本人の食について考えるという、とても良いねらいです。栄養教諭の熱心さ、そして子供たちへの温かさを感じます。ありがたいことです。

 しょうゆ・味噌の原料としての大豆はもちろん、もやしの原料である「緑豆」や最近ヘルシーで話題の「レンズ豆」の実物も掲示してくださっており、とても勉強になります。納豆が健康に良いのはよく知っている通りですが、「豆を食べると病気知らず」と、戦後の食糧不足で幼少期に栄養失調で生死の淵をさまよった私の義理の父が良く言っていました。

 そんな2月の食育のねらいを生かして生活していきましょう。

 御家庭でも、豆料理を意識してみませんか?

令和4年度 第2回 生徒総会

 第2回の生徒総会が行われました。

 令和4年度の様々な取組についての総括です。今回は、冬期間で長時間の協議となるため、防寒を考え、Zoomにより各教室を結びながらの実施となりました。画面上ではありますが、一人一人の顔がしっかりと見え、音声もしっかりと鮮明に届き、効果的な運営となりました。離れていても、発表生徒はもちろん、どの学年も聞く態度がしっかりとしており、立派な態度でした。

 私は、あいさつを依頼され次のような話をしました。

「皆さんの意見を取り入れてとか、アンケートを実施しより良い学校を創る、という話が先の選挙で何人かの公約に盛り込まれていました。今年度の生徒会もそう考えてきたはずです。しかし、一人一人が『これはおかしい』とか『こうすればもっと良くなる』と、気付きをもって生活をしていないと、アンケートも意見箱も意味を成しません。」と、学校の一部分の写真を手に話しました。

「3年生の生徒会活動がこれで終わることはとても寂しく感じます。新しいリーダーたちがその仕事を立派に引き継いでいってほしい。『楽しい学校。温かい学校。居心地のいい学校』を作って欲しい。そしてその言葉の前には必ず『誰もが』『みんなが』という言葉を付けて、取り組んでいってほしい」と話しました。

  ここまで西山中学校を引っ張ってきてくれた3年生の皆さん。本当にありがとうございました。

 1,2年生への引き継ぎ式も厳かな雰囲気で行われました。頑張れ、後輩たち!

 

NEW 20歳の私・・・ ~キャリア教育・3年生~

 卒業が迫る3年生。キャリア教育のまとめと発表をしていました。

 どんな大人になりたいか。そのために、どんな努力が必要か。そして、取るべき進路は?と3年間をかけて深めてきたキャリア教育。3年生たちは、今進むべき道を決定し、間もなく巣立とうとしています。さて、その後どんな大人になるのか。今後も自分として大切にしたいこと、そして、二十歳になった時の自分はどうなっているか、をそれぞれにプレゼンを作成し、発表していました。

 具体的な職業、なりたいものが決まっている生徒、また、まだ何になるべきかは今後高校で決めたいと語る者と様々でした。保護者へのインタビューもあり、「まずは全力でやってみなさい」という、お母さんからの愛情あふれるメッセージもありました。20歳の自分に向けてはそれぞれが「がんばれ!」と、自分にエールを送っていました。

 まだ君たちの人生は、始まったばかり。失敗もある。辛く感じる日もある。でも、「なりたい自分」になることをあきらめず、一日の、あるいは一週間の数分でも、そのことに向けて頑張る人になって欲しいものだと感じました。

 人生は、きっと捨てたものではない。

 Life is beautiful !