学校の様子
夏本番の熱中症対策
太陽の日差しが真夏を思わせるほどの強さになってきました。
毎朝の玄関での挨拶ですが、西山中学校の玄関は日当たりがとてもよく、日焼け止めが必要なくらいです。
さて、コロナ対策と熱中症対策ですが、夏本番となり、国の方針を受け市教委からも、熱中症についての注意喚起が出ています。本校の生徒は自転車通学が多く、坂もありかなり呼吸が苦しいことが予想されます。下記のとおり対応をしていきますので、保護者・地域の皆様もご理解いただき御協力をお願いいたします。
・ 登下校について、「マスク」を着用しないようにすること。
・ 体育授業、部活動時は「マスク」を外す。
・ 「マスク」未着用時は、お互いに距離を保ち、無駄な話はしない。
上越地区大会 2日目3日目
6/24(金)、25(土)に上越地区大会の2日目3日目が行われました。
本校からは、卓球部(男女)と特設水泳部が参加となりました。卓球は糸魚川市で、水泳は上越市で開催されました。
大変な暑さにより、大会の中止・延期となった競技もでる異常な事態でしたが、卓球、水泳共に日程通りの開催となりました。3年生にとって負けたらあとはななくなります。「この大会を最後にするものか!」という、気迫みなぎる姿が、躍動していました。私も観戦していたのですが、卓球の男子団体戦、直江津東中との戦いは、手に汗握る戦い。2勝2敗となり試合の決着は5本目の戦いに委ねられたのですが、白熱するシーソーゲーム。一本ごとに、掛け声が響き、失点にため息がもれます。ともすれば、動揺したリあきらめそうになったりする選手にとって厳しい展開でした。しかし、強い気持ちで平常心を維持し、熱い気持ちを心にともしながらも頭は冷静に試合を進め、勝利!感動的な場面でした。結果は、上位3チームが2勝1敗で並ぶ大混戦となりましたが、試合の対戦ごとの勝った本数の結果、3位となりました。
卓球部は男子が団体戦で県大会に出場(地区第3位)の快挙。個人戦では、男女1名ずつが県大会に出場となりました。特設水泳部も、県大会へ出場。今後は、引退となってしまった仲間たちの気持ちも連れて、県大会で精一杯の戦いをしてほしいと思います。
見えないいじめに「気づく」 ~道徳・1年生~
ある教室の様子を見ながら、1年生がいじめについて考えていました。
どこからがいじめなのか。また、その行為を「する方」と「される方」で全く違う感覚を伴っているのですが、それが「する方」にはわかりません。明らかに「嫌がらせをしよう」としていることは、「する方」にも悪意はあります。しかし、している方には「いたずら」であって悪意がない。こちらの方がたちが悪いです。なぜなら「悪意がないから、悪いことをしているという実感がない」からです。
資料から、1年生はいくつも悪ふざけやからかいの行動を拾い上げました。そして、「どこからがいじめだろう」との問いに以下のような意見が、各班から出されました。
・ される方が嫌と思っていなくても、見ている周りが不愉快でいじめと思える行動はいじめ。
・ 見て見ぬ振りもいじめ
悪意がない「いたずら」をしている側には一種のワクワク感があります。実は、嫌がらせにも同じワクワク感があると言います。「こんなことしたらどんな顔するだろうな」というものですね。しかし、される側は「いじわる」も「いたずら」もされて「いやだ」「辛い」「悲しい」「二度としてほしくない」という気持ちしかないのです。
このことに気付く鋭い感性・鋭い人権感覚を持ってほしいものです。大切な授業でした。
暑い夏を楽しもう! ~南魚沼が誇る宝果~
昨年まで勤務していた「南魚沼市」。厳しい冬がイメージにあることでしょう。しかし、降り積もった雪が、豊かな大地を創り上げます。雪解けの豊かな水に育まれて育った南魚沼米の美味しさ。八色スイカの、とんでもない甘さとシャクシャクした絶妙な歯ごたえ。「これがスイカか!」と驚きました。とにかく、こんなスイカは初めてでした。私が今まで、スーパーで買って食べていたスイカとは何だったのか、数十年だまされていたように思いました。
そのスイカの種を保存していたのですが、ダメ元でポッドに植えてみたのが5月。なかなか芽が出ず、失敗か、と思っていたのですが、気温の上昇とともに、芽が出てきました。そこで、希望者を募ったところ、早速4名の3年生が「ください!」と来てくれました。「絶対、おいしいスイカを育ててね」と言って、持たせました。
夏を楽しむ。暑いばかりではない、夏の楽しさを味わってほしいと思います。育て方がわからなかったら、ネットで何でも調べられる時代。そう難しくはないでしょう。どんどん大きくなるスイカを見て、ワクワクしてほしいものです。
プチSDGs ~トマト挿し木~
玄関に、4つの鉢を並べました。
これは、私の家で育てているトマトのいわゆるクローンです。トマトは生育が旺盛で、主の枝の成長とともに、盛んに「脇芽」を出します。この脇芽の成長は早く、ほおっておくと樹勢が盛んでジャングルのようになってしまったり、枝が重くなって倒れてしまったりします。そのため、脇芽はどんどん摘んでいく必要があります。しかし、少しかわいそうに思いました。そこで、取った脇芽を捨ててしまうのではなく、「新たな苗」として生かそうと思いました。これも、「いのち・資源を無駄にしない、持続発展可能な社会づくり」を目標とするSDGsの小さな取組として、始めてみました。
密かに育てていた脇芽がこんなに大きくなりました。各学年のラベルを張ってみたので、学年ごとに「心のこもったボランティア」が面倒見てくれることを祈っています。きっと、おいしいミニトマトができるはずです。暑い夏ですが、心掛け一つ。楽しい夏にしていこう!
上越地区大会 野球
今日は、野球の上越地区大会でした。
西山中、初戦の相手は「五中+東中」の合同チーム。先行の西山。初回から、満塁の大チャンスの場面を作り、先制点!シーソーゲームの展開でしたが、四球がらみの得点を許し継投で3人のピッチャーが全力投球。力投むなしく涙をのみました。
しかし、全員が勝利を目指し必死に戦いました。いつか、部活動を引退する日が誰にも来ます。大切なのは、「終わり方」。どんな思いで、引退をするか。それを後輩たちにしっかりと語ってやって欲しい。願わくば、今後も野球を続け、さらに自分を磨いてほしい。せっかく始めた野球です。一生好きなままでいてほしいものです。
本当によく頑張りました。最後まで、あきらめずに、必死で戦った。君たちを誇りに思います。
第1回 学校評議員会 開催
今日は第1回の学校評議員会を開催しました。
地域の有識者の皆様から委員になっていただき、令和4年度の学校の方針について説明をして、御意見をいただきました。委員の皆様は、日頃から西山中の生徒たちを支えて下さる、応援団です。何よりも、生徒たちがすこやかにそして心豊かに成長してくれることを願っていてくださいます。
西山中生徒たちの、礼儀正しく挨拶が素晴らしい様子や、授業に集中して取り組む姿、部活動に向ける熱い情熱等、報告をしました。全国的に少子化核家族化が進むわけですが、家族だけではない子どもの育みがとても大切です。子供たちはまさに「地域の宝」です。たくさんの御支援をこれからも、とお願いしました。
委員の皆様、本当にありがとうございました。
上越地区大会、本番 ~魂、焦がせ~
いよいよ本番を迎えた、上越地区大会。
陸上の各種目も、卓球も精一杯頑張りました。頑張る選手はもちろん、選手を必死になって応援する仲間たちの姿に、私は大いに感動しました。卓球部は、この初日に引き続き、24,25日会場を糸魚川に替えて大会が行われます。
全日程が終わった陸上。県大会出場の切符を手にした種目がいくつか出ました。おめでとう!上に続かなかった選手もいますが、今までの頑張りは本物です。堂々と戦った姿は本当に誇らしい。応援態度、練習、本番の態度、共に立派でした。胸を張って堂々と戦った、その姿は本当に素晴らしい。どこに行っても恥ずかしくない、人としての立派さを普段の行動で示していたことが何よりうれしく誇らしいです。
頑張ったみなさん。私は本当に嬉しいです。
支えて下さった、大会関係の皆様、保護者・地域の皆様、本当にありがとうございました。
上越地区大会 激励会 ~魂、焦がせ~
6/14から上越地区大会がいよいよ始まります。
陸上と卓球を皮切りに、月末まで各種目ごとに行われていきます。選手たちの健闘を祈り、全校で気持ち一つにした、激励会が行われました。どこにいても、心は一つ。みんなの挑戦、みんなのあきらめない心を応援しています。
悔いなく、全力を出し切って欲しいと願いをかけました。
背番号15が歩んだ道 ~3年生・道徳~
今週の道徳授業。3年生を取り上げます。
題材は、「背番号15の歩んだ道」です。アメリカメジャーリーグ、ニューヨークヤンキースの投手として大活躍した黒田博樹さん。日本では広島カープのエース投手で、大活躍の後、アメリカで自分の力を試したい、という夢に向かって挑戦した人です。
彼は、高校時代は3年間補欠だったそうです。しかし、どんなに苦しいことがあっても耐え抜いたそうです。東京の大学に進んでも、その努力を続け、エース投手となったのは大学4年生になってから。たくさんのプロ球団から誘いが来たのですが、活躍前から自分を見てくれていた広島カープを敢えて希望し、入団したのだそうです。アメリカでの活躍は前述の通りですが、彼は突然日本に帰り広島カープに戻ることを決めます。メジャーリーグの球団は20億円の契約金を用意し、黒田選手に提示したにもかかわらず、年俸4億円のカープに戻るのです。帰ろうと決心した一因に、広島で起きた豪雨による土石流大災害があったと言います。「広島の人たちを元気づけたい」という気持ちでカープに戻ろうと考えたのかもしれません。何より広島のファンのためにまた頑張りたい、と黒田投手は必死に投げ抜きついに、リーグ優勝に貢献したのでした。
黒田選手の生きざまには、「お金がすべてではない」という、強い信念が伝わってきます。自分を応援してくれている人のために、その人たちに元気や勇気を、そして感動を届けるために、自分は投げるのだと。
これから中学校を巣立ち、やがて社会で自立した時、どう生きるかを自分に問うていくことと思います。生きていくことは、自分との問答の繰り返し。そんな時、自分なりの答えをしっかり持って生きる。それが「信念」なのでしょう。生徒たちは、これからもいろんな人の人生を学び、心を磨いていくことでしょう。