学校の様子

2022年3月の記事一覧

第4~6学年  学校保健委員会 

学校保健委員会は、子ども達が生涯を通して健康で安全な生活を送ることができる力を身に付けるため、学校における、主に児童・生徒の健康の問題を研究協議し、健康つくりを推進する組織です。法的に位置づけられ、児童や職員だけでなく、保護者、地域の方々、学校医等が参加して行われます。当校では、コロナ禍で昨年・今年と児童のみで行われています。その学校保健委員会が2月28日(月)に遠隔方式(Zoom)で行われました。

今年のテーマは「ゲームやデジタル機器との上手な付き合い方を考える」です。子どもたちにとって、自分事として捉えやすい話題で、熱心にメモを取りながら、真剣に一時間の講話を聞きました。

話題の中に、当校の児童アンケート結果を基にした内容がありました。事前にとったアンケートの結果を見ると、北鯖石小の児童は、他校のデータに比べて、「自分でメディアをコントロールできていない、またはメディア中毒の疑いがあるレベルの回答をしている」との話です。このままの状態だと、5年後には半数以上の人がメディアと上手く関わることができない状態に陥るということでした。衝撃的な内容でした。

また、ゲームに没頭すると、「言葉遣いが悪くなる」「成績が下がる」「集中して取り組めなくなる」などの状況が表れ、日常生活で人間関係を上手に築けなくなるそうです。ゲーム中毒で入院した事例を聞き、「自分はそんなふうにはなりたくない!」「まだ自分は大丈夫」と答えた子どもたちですが、自分は大丈夫だと思っている人ほど、実は危険度は高まっているとのことでした。

メディア機器の全てを否定するわけではないけれど、自分でルールを守ることができなければ、メディア機器が自分の命や健康まで奪いかねない危険な道具にもなり得るという話を聞き、これからどうすべきかを真剣に考えました。