学校の様子

学校の様子

全校で本を語ろう!~Book talk(ブックトーク)~

 昼休みにBook talk(ブックトーク)が開かれました。

 これは、3年生図書委員長の発案で、「夏休みに読んだ本についてみんなで語り合い、読書の輪を広げたい」ということをねらいとして、図書委員会が企画してくれたものです。

 1~3年生の縦割り班で、各々おすすめの本についてタブレットにまとめて、輪になって紹介していきます。生徒たちは、自分の知らない本を紹介されて興味津々で聴いていました。「次、それ読んでみたいな」というつぶやきが漏れていました。紹介された本のほとんどは学校図書室にあるものです。これから秋が深まり、「読書の秋」にしていくために、とても良い企画だったと思います。

 最後に2,3年生の代表から1冊ずつ、推薦がありました。

 2年生からは「クイズ200問」

 3年生からは辻村深月さんの「かがみの孤城」です。この作品は、私も気になっていた本です。ぜひ手に取りたいものです。

 私からは、水野敬也さんの「夢をかなえるゾウ」をお勧めします。なんでもあきらめそうになる自分にゾウの言葉がしみていく、勇気をもらえるそんな本です。図書室に置いてあります。

「働くことインタビュー」発表会 ~総合・1年生~

 1年生の総合的な学習の時間をのぞいてみました。

 「働くことの意味」について、各御家庭で家族からインタビューしてまとめてくることが夏休みの課題となっていたようです。タブレットを活用し、発表会をしていました。インタビュー前の自分の考えが、このインタビュー後にどんなふうに変わったかを発表します。

 1年生たちは、「お金のために働く」というのが、インタビュー前の共通の考え方であったように感じました。しかし、御家族のインタビューから、「人の役に立つことが自分の喜びである」「家族のために」「自分の得意なことを社会のために生かす」など、とても大切な視点を学び合っていました。発表者に応える質問や感想を述べる生徒もいました。その双方とも、発表態度がとても立派で、この5か月間の大きな成長を見ることが出来て、私はとてもうれしかったです。教科で身に付けていく学力は大切ですが、社会に出て必要な力を身に付けていくにはこのような活動が欠かせないと確信したところです。

 是非、御家庭で1年生たちを褒めてあげてください。また、この課題に惜しみなくご協力をくださった御家庭の皆様に心より感謝いたします。

愛 ~道徳・2年生~

 2年生の道徳の授業をのぞいてみました。

 今日の題材は、「愛」。漢字一文字、そして何よりもインパクトのある題材です。恋愛もあれば親子愛もある、24時間テレビに見入った先週末の印象が強い生徒には、Exitの兼近さんの笑顔の激走が浮かんできたかもしれません。

 内容を少しご紹介します。

 腎臓が悪い主人公の母は、週3日、一日5時間の人工透析に通っています。辛く苦しい想いに、母は生きる希望を失いそうでした。母を救うには、健康な腎臓の移植しかありません。しかし、誰のものでもよいわけではなく、近親者で血液型が同じ必要があります。そんな時母の弟である「健おじさん」が、「俺しか姉ちゃんを助けてやれないのなら、俺の腎臓、姉ちゃんに一個あげるよ」と、言ってくれるのです。「その気持ちだけで十分」と感謝を伝える母。断り続けていた母ですが、健おじさんの熱意にほだされ、腎臓移植を受けることになり、二人は手術をすることになりました。

 

 さて、健おじさんのように、自分の身体を傷つけてでも、誰かのために行動することが出来るだろうか。生徒たちは、思い悩んでいました。私の親戚にも人工透析に通っているおじがいたため、人ごとの感じがしませんでした。自分の命が短くなってしまうかもしれない。健おじさんにも妻や子供はいる。生きる希望を失っているお姉さんの気持ち…

 手を取り合って支え合う・・・

 

 そんな深い愛に打ちのめされる、大切な授業でした。

前期期末テストに向けて ~計画を立てる・自立の一歩~

 8月の最終日。

 今日は「8.3.1」ということで「野菜の日」だと給食の時に話題となりました。家庭菜園でたくさん取れていた夏野菜の勢いもなくなり、これからはスーパーでキュウリやナスを買うことになるのだなぁ、と寂しく感じています。

 さて、秋に向かうということは令和4年度の前期が終わろうとしているということ。9月14,15日に前期2回目のテスト「期末テスト」が行われます。中間テストを経験しましたが、1年生たちにとって範囲の長い定期テストは易しくはなかったことでしょう。今回で2回目。リベンジすべく、テスト前2週間目となる頃、定期テストへの学習計画づくりをしていました。勉強をすることは大切に違いないのですが、計画を作ること=プランニング能力は逞しい社会人になるために、最も鍛えておかなくてはならない力だと思います。仕事を進める、お得意さんと打合せする予定を立てるなど、社会は様々な計画の元に動いているからです。

 今回は期末テストになるため、教科数も増えます。「9教科×1教科当たりの範囲÷14日間」と単純には考えられますが、得意不得意等を鑑みて、そして何より1日は24時間しかないことを考えながら、自分の全力を出せるベストな計画を立ててほしいものです。計画さえ立てれば、あとはやり切るのみ。「計画通りやる力」もとても大切ですね。保護者の皆様も計画表を御覧いただき、いろんな誘惑に負けそうになっている姿に、応援の一声をかけてやってください。

八月なのに、もう新米! ~葉月みのり・給食~

 夏休みが明けたと言っても、まだ八月。それなのに今日30日の給食には、もう今年の新米が食卓に上がりました。

 その名も「葉月みのり」。早生品種で、恐らく県内で一番最初に収穫されるお米です。何といっても新米の美味しさにはかないません。ピカピカと輝き、一粒一粒がとてもしっかりとしているお米でした。何より、こんなにおいしいお米がこの柏崎で取れることは、大変うれしいことです。

 栄養教諭や調理員さんは、なるべく柏崎地場産の素材を使ってくれています。食に関心を持つことは、地域(国)を考えること。リモートでいろんな情報を入手できても、お腹は一杯になりません。食料をつくることはとても大事なことで、国際社会で日本がしっかりと自立してやっていける国であることを示す一つの指標にもなります。国際情勢が不安定で、健康不安の続く今の世界では、食料自給率をあげることはとても大事なことです。輸入に頼ることで、多くの物品が値上げの憂き目を見ています。食料を自給し、安定した国民の生活を図っていくことの大切さにも、食から気付いてくチャンスだと思います。

NEW 俳句、発表会 ~国語・3年生~

 3年生が国語の時間に、創作した俳句の発表会をやっていました。

 タブレットを活用し、俳句と共に俳句の内容を浮かび上がらせるようなアイテムを映し出し、情感を高めていました。一つは、梅雨時の日常にふと目をやる非日常の様子に心が動いたことを読んでいました。雨が降り続く梅雨の日、ふと気が付くと雨宿りに野良猫が縁側で群れていた様子だそうです(3枚目目)。「夏休み」をテーマにした作品が多かったです。こんな発表の中にも、授業者は「この終わり方ってなんていうの?」「この俳句の季語はどれ?」など問いかけて、「体言止め」や「切れ字」など、俳句の学習として学ばせたいことを上手に差し込んで、知識の習得を図っていました。

 部活動がないという「初めての夏」について、どの子の俳句にも言いようのない感傷や哀愁を感じました(1枚目)。一つ上のステージで自分をさらに飛躍させるため、あと半年はその下地となる基本的な学力・生きる力を培う時です。

 御家庭でも、どんな俳句を作ったのか、話題にしてみてください。

今日は、基礎テスト(英語)

 今日は基礎テスト(英語)です。

 年間で計画的に行っているものですが、2,3年生にとっては連日のテストとなってしまいました。しかし、みんな集中して臨んでいました。 

 今日紹介するのは一年生の様子です。

 一年生にとっては、夏休み明け最初のテスト。準備期間はひと夏十分にあったはずです。その成果の一端を見せつける時。そう思って、ポジティブに受けられた人は何人いたでしょうか。テストは「練習試合」。自分の力を図る、試す実践の場です。できたことを喜び、間違えたところを「弱点」と意識し、その克服に努めてほしいです。単語の問題が多いのですが、これから授業を受けていくほどに、その単語は増えていきます。今のうちに弱点を克服し、意味を理解し自分で読み書きできる英単語を増やしていってほしいと思います。英語は、ツール(道具)。英語文化圏の人たちのことを知る、日本人である自分の生活を伝える、そのためのツールです。

 そんな視点で、頑張って欲しいです。

学校だより HPからだとカラーでご覧いただけます!

本日、前期の後半がスタートし、夏の生徒の活躍を伝える、8月の学校だよりを配付しました。

配付の学校だよりはモノクロですが、このHP(ホームページ)にも学校だよりを載せています。カラーでご覧いただけますし、自由に拡大も可能と思いますので、「文字が小さくて読めない」とご不満だった方も、しっかりとご覧いただけます。「学校だより」のタブをクリックしていただき、確認をしてみてください。

 今後ともよろしくお願いいたします。

 

さっそく、挑戦! ~学習の確認テスト2,3年生~

 夏休み明け初日は、「夏の努力の成果を試す!」学習の確認テストです。定期テストと異なり、今まで習ってきたことを総合的に出題され、「今ある力」がどれくらいかを確認します。特に3年生については、高校入試に向けて、自分の成長の一里塚として、あと数回挑戦していくわけです。一歩ずつ、一歩ずつでも自分の成長を確認していってほしい、強味や弱点を発見し、さらに向上していってほしいと思います。

 真剣な表情でテストに挑んでいました。

休業後集会 前期後半の始まり

8月25日、前期後半が始まり、学校に生徒たちの元気な笑顔や明るい声が、戻ってきました。

夏休み、がらんとして静まり返っていた学校が、「どくん!」と鼓動を再び始めて、息を吹き返したかのように、感じられました。

3年生から渡されたバトンを引く継いだ2年生たちを中心に、猛暑の夏休みに精いっぱい努力を重ね、いくつかの大会にチャレンジし、栄誉を受けた者たちの表彰をしました。

その後、「自分の良さを自覚できない日本の若者たち」の話をしました。

他国の若者たちと比べて、「自分には良いところがある」と感じている若者の割合が、ずいぶんと低いのです。能力的な違いはないのですから、自信がないと感じていることは不思議です。

自分の良さというものの捉え方が、何かで優勝したとか賞をもらったとか「何かすごいことをやった!」という価値基準になってしまっていることが考えられます。夏の甲子園・高校野球の大会で優勝した、学校だけが偉いのでしょうか?レギュラー選手だけが偉いのでしょうか?優勝した仙台育英高校、ベンチ入り選手は18人。そこに入れず一般客と一緒にスタンドから応援したたくさんの部員がいます。チームのため、仲間のため、全力で応援していた姿がありました。優勝後、コメントを求められた主将は「自分たちを支えてくれた仲間たちのおかげです。そのことに一番感謝している」という言葉をかけていました。

 必死に誰かを応援する素晴らしさ。誰かのためにと思って行うちょっとした行為、それこそが、「あなたの良さ」なのです。大きな声で爽やかに挨拶をする、花に水を与え世話する、図書当番給食当番を真剣にやり遂げる、清掃を手を抜かずにしっかりと行う。辛い思いをしている仲間がいたら、そっと声をかける。学校外でもあります。おじいさんやおばあさんがいたら手助けを進んでする。弟や妹を心から可愛がる。

 そんなことを、自然とできているなら、「あなたには良いところがある」のです。なぜこんな話をしたかというと、自分に良さを認めていない人には、「自信」は生まれません。自信のない人からは「挑戦」は始まりません。春から「失敗を恐れず、何事にも挑んでほしい」と言ってきました。これから実りの秋を迎えますが、人としても実りの秋です。いろんな挑戦が9,10月には待ち構えています。自分の良さを再確認し、自信をもって挑戦し、人として大きく実る秋にしてほしいと願いをかけ、自分の良さ、仲間の良さを大切に、思い切りいろんなことにチャレンジしてください。

以上が、校長講話の内容です。