各たより

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NEW 後輩たちへ ~贈る言葉~

 今朝学校に来ると、玄関にホワイトボードが出されていることに気が付きました。

 3年生たちから、1,2年生に向けてのメッセージでした。

 何と心温まる言葉にあふれていることか。人にやさしい、人を励ます、愛ある行動。学校が3年生たちのやさしさに包まれたかのようです。

 3年生たち、本当にありがとう。

 最後まで、自分たちに何ができるか、を考えて、そしてやり残しがないように考えて、自分たちのやれることをやってくれています。君たちと過ごす後2日を、とてもとても大切にしたい、と心から感じました。

NEW 感謝を込めて・・・ ~3年生・校内美化活動~

 今度は、3年生たちからのお返しです。

 3年間の感謝を込めて、校内のいろんなところの清掃・整理整頓をしてくれました。今はまだ当たり前のように接している教室や図書室やそれらをつなぐ廊下。しかし、卒業してしまうとなかなか見ることもなくなってしまうものです。自分たちの思い出がたくさん詰まった学び舎をきれいに。きっと、自分たちの思い出が色あせず光り続けてくれるように。そんな願いを込めて働いてくれていたのではないでしょうか。

 昼休みに、私のところにも二人の3年生がメッセージを届けてくれました。

 私とは、1年間の付き合いしかなかった3年生たちでしたが、朝の挨拶の何気ない言葉かけや激励会や朝会の話を覚えてくれていることに、私はとてもうれしくて、胸がいっぱいになりました。

 ありがとう。

 その一言が世の中を温かくします。どうぞ、メディアから流される暗いニュースに心を貸さず、たくさんの人の想いに気付き、たくさんの人の中で生かされている自分に気付き、誰かへの感謝をいつも伝えられる人であり続けてください。

 

NEW 卒業式、迫る!

 全校の卒業式練習が行われました。

 厳かな雰囲気の中、証書授与や卒業合唱の体形づくり、卒業生の入退場と本番さながらです。

 卒業生が主人公として全力をかける呼名の返事と証書授与の作法。在校生は、入退場の拍手と校歌の声で感謝の気持ちを伝えるしかありません。寒い体育館(暖房はすれど)ですが、拍手の動きで体が温かくなるよう、精一杯卒業生の門出を盛り上げてほしいものです。

 歌声も、1回目より2回目、2回目より3回目とぐんぐん良くなってきました。ついに、練習は予行の一回だけとなりました。2月が終わります。いよいよ、3月!みんなの本気を束ねて、日本一の卒業式を行いたいと思います。

 

3年生 ありがとうWeek フィナーレ!

 給食の時に、給食委員会が制作してくれた、3年生たちの「思いで動画」が上映されました。

 3年生たちの西山中学校生活、3年間の軌跡です。給食を静かに食べながらでしたが、懐かしい過去の姿に時折笑いが込み上げていました。3年生たちの表情はとても良く、心より思い出動画を楽しんでいたようです。10分を超える大作で、見ごたえも十分でした。終わった瞬間、3年生たちから、万雷の拍手!新委員長も、やりがいを感じてくれていたようです。

 プレゼント贈呈をもって、ありがとうweekのフィナーレとなりました。新副会長からメッセージがあり、場内はしっとりとした雰囲気。先輩と後輩の温かい心の交流が生まれていました。3年生に対する今までの感謝の気持ちを伝ええた後輩たち。そして、それをしっかりと受け止めた卒業生たち。本当に、素晴らしい西山中の生徒たち。

 大感動の卒業式になること、間違いありません。3年生と過ごす最後の一週間。一分一秒も無駄にせず、過ごしていきましょう。お互いに、卒業式の練習に真剣に取り組んで、感動を創り上げよう!

マイキャリア講演会Ⅳ ~キャリア教育・1年生~

 1年生のキャリア教育、「マイキャリア講演会」最後の講師は、柏崎ユニバーサルツーリズムセンターの押見さんです。

 押見さんは、なんと西山中学校の二期生で、生徒たちの大先輩です。押見さんは、高校卒業後柏崎を離れますが、企業で働いたり、旅行の添乗員をやったり、専門学校の講師をしたり福祉事業所で働いたりしたそうです。一見バラバラに見えるお仕事が結びつき、今は「障害がある人たちにも、自由にいろんなことができる旅のお手伝いをしたい」と、ユニバーサルツーリズムというお仕事にたどり着いたそうです。

 御自分のお兄さんが御病気をされ、車椅子の生活になりました。生まれ育った柏崎を思い出に焼き付けさせたいと、名所を巡ったそうです。しかし、砂利や急な坂が車椅子の走行を不能にしてしまったそうです。「生涯がある人には、観光の権利もないのか」という憤りや深い悲しみから、障害がある方を支え、旅を楽しむお手伝いがしたい、ということが、今のお仕事をするきっかけにもなったそうです。

 生徒たちは、まず雪の上を普通の車椅子に乗り、いかに不自由かを体験しました。5cm程度の雪でも車椅子を押すことができなくなってしまうのです。押見さんはアクロという車椅子を北海道から取り寄せ、障害を持つ方々の観光に活用しているそうです。アクロなら雪はもちろん、砂浜でも走行が可能なのだそうです。

 押見さんは、「人生にとって、何が役に立つのか、わからない。自分もまさか、柏崎に帰ってきてこのような仕事をするとは思っていなかった。でも、今人の役に立つ、誰かの力になれるということが、自分にとって大きな喜びです。」と、語ってくださいました。

 一生懸命生きていること、頑張って働いていることが、何一つの無駄もなく確かな自分をつくっていく、ということを押見さんから学ばせていただきました。押見さんをはじめ、講師の皆様は「働くことはもちろん収入を得て、家族を支えること。しかし、自分の仕事が誰かの役にっつという実感が何よりも嬉しいし、働く意欲になっている」と同じことを教えて下さっていると感じました。

 一年生たちは、マイキャリア講演会を経て、とっても成長したように感じます。講師の皆様、本当にありがとうございました。

 そして、押見先輩に負けないよう、後輩たちはがんばります!今後とも見守っていてください。

3年生 ありがとうウィーク ~感謝のメッセージ~

 3年生の廊下に、3年生一人一人に向けた「感謝のメッセージ」が掲示してありました。

 1,2年生たちが、一生懸命書いた様子が文章から伝わってきます。部活で委員会活動で交流しお世話になったことへの感謝が多かったです。

 心は「ことば」や「文字」にしないと伝わらないもの。

 この取り組みは、3年生のためであり、一生懸命書いた1,2年生にとっても素晴らしい取り組みだと思います。

「ありがとう」という言葉で、教室が、学校が満ちていたら…

 とっても素敵なことだと、私は思うのです。後輩たち、立派です。

NEW 第2回 学校評議員会

 今年度2回目の学校評議員会を開催しました。

 西山中学校の教育活動について評価や改善についてのご意見を賜る会議です。今回は、授業風景も見ていただき、生徒たちの学習に取り組む様子をお伝えしました。1年生は、卒業式に向けて熱心に合唱に取り組んでいる様子。2年生は、修学旅行に向けての事前楽手の様子。3年生は、英語です。その課題は、中学校生活で一番印象深い思い出を英語で紹介せよ、というもので、さすがは3年生たちです。

 評議員の皆様からは「久々に中学生の学習している様子が見れて、とてもうれしかった」「タブレットをみんな使いこなしていて素晴らしい」というお褒めの言葉をいただきました。コロナ禍、なかなか子供たちと地域の方々との交流がもてないでいたわけですが、生徒たちは地域の人たちに見てもらい、そして褒められて、大人になっていくものだということ再認識する良い機会でした。少子化により、生徒たちも地域活動にかかわることがままならない現状はあるのですが、せめて、地域の方々に学校の扉を開けて置けるようにしていきたいものだ、と強く思いました。

 地域の皆様、今後とも生徒たちのことを見守り励まし時に叱り、大いに褒め、学校と共に育んでください。

心情円グラフもこうすると・・・ ~道徳・1年生~

 木曜日①限は道徳授業です。1年生の教室をのぞいてみました。

 ある日、タマゴマン(教材ではこのような仮の名前で表現されていました)が下校しようとしたところ、靴箱に外履きがない。探してみてもない。先生に相談し、取り合えず内履きを履いて下校した。「いやがらせ?自分はいじめを受けたの?」と、タマゴマンの気持ちは晴れません。そして、その気持ちを抱えたまま、両親にも話しませんでした・・・

 しかし、会社から帰宅した父は、タマゴマンが履いて帰ってきた内履きを見て、すぐ事態を察するのでした…

 このような状況で、家族の思いや家族の存在、子供の辛い気持ちについて考えていきました。

 「こんな時、あなたなら親に相談する?しないその理由は?」

 と、担任は問いかけます。心中は複雑ですよね。相談したい、悲しい気持ちを分かって欲しい。でも、親に心配をかけたくない。人の気持ちは常に、物事100%に考えていないのです。人の複雑な気持ちを可視化するのに、道徳教育の先人たちは、様々に工夫を重ねいろんな教材を開発してきました。その一つに「心情円グラフ」があります。私たちが担任の頃は、色の違う画用紙で円を創り、切り込みを入れて重ねて、心の気持ちの割合を2色で示し、生徒たちに伝え合いをさせたものです。

 今では…

 担任の工夫で、タブレットのペイント機能で円をグラフに見立てて、そこに気持ちを書き込んで、みんなで見合える様にしています。作業は、一瞬です…

 タブレット、デジタル化は本当に使いようによっては、素晴らしい道具だ、と実感します。画用紙を切る時間はもういらないのです。ただ、デジタル化はあくまでも、効率化を図るもの。今回も一番大切だったのは、「家族の思い」それぞれを考えること。自分と同じような考えを持つ仲間、違う考えを持つ仲間、それぞれの思いを知り学び合うこと。

 「自分はつらい。でも、お母さんは私のことを愛しているから、自分以上に心配し辛い思いをするだろう。そんな辛い思いをっさせたくない」

 こんな気持ちでいる生徒の心は、とてもとても尊い。道徳の時間は本当に素晴らしい時間です。

             ↓ かつての「心情円グラフ」

 

NEW 3年生、ありがとうWeek ~後輩たちから、愛をこめて~

 3年生の卒業を祝う「ありがとうウィーク」の取組が、各専門委員会の企画で動き出しました。

 3年生たちに教え導いてもらった後輩たち。時に、厳しくそしていつも優しく温かく接してくれたことへの感謝の想いを込めて、各専門委員会ごとに企画をしています。

 写真は、美化委員会の作成した「思い出写真」。3年生が1年生だった時の2年生だった時の懐かしい写真が飾られています。

 お昼の放送は報道委員会が、流してほしい曲について3年生からリクエストを受け、3年生の思い入れのある曲、推しのartist,musician,idolの曲が流れています。

 それぞれに、感謝の想いが込められていて、学校が温かく感じられます。

「ありがとう」と言える人になって欲しい。

 これは、私の大きな大きな願いでもあります。

NEW 大事なのは、アルゴリズム ~技術・3年生~

 3年生がPCルームで、技術の情報「プログラミング」の授業をしていました。

 プログラミングの技術は、「自動」で動く機械たちの根本とでも言いましょうか、AIにいろんなことを人間がさせるための道筋を作る、その基盤となる基礎知識や技能について学習しています。生徒たちは、家に帰れば「Hey!Siri」とか「Alexa、灯り付けて」なんて言っているかもしれませんが、その一つ一つが人の作ったアルゴリズムに基づいています。

 アルゴリズムというと、学問的な雰囲気がしますが、「手順」のことです。基本的にAIは、何にもしません。人間が、「スイッチを押したら前に3歩、その次に右に2歩進め」というアルゴリズムを与えることで、あたかも勝手に動いたかのように感じるわけです。

 さて、それを実証すべく、3年生たちはセンサーカーに手順を作り付け足しプログラムを完成し入力します。うまくいくと、センサーカーは黒い色を感知し、その道に沿って自分で動いていくようですが…悪戦苦闘の3年生たち。

 でも、みんなが楽しそうに学んでいました。

 卒業前のいい笑顔を見ることができて、私もとても嬉しくなりました。