学校の様子
卒業に向けて・・・
週の初めの月曜日。その1限から3年生たちは、寒い体育館で自分たちの卒業式に向けて、練習をしていました。
卒業証書授与式は、中学校の行事の中で最大のもの。何といっても、義務教育を修了するという人生における大きな節目です。これ以後の人生は、何をするにも自らの選択になります。自由は増えるのですが、その自由は大きな責任と裏腹です。中学校までは、生徒たちに立派な大人に成長してほしい、という保護者の願いに沿って、温かく育まれてきました。それが、義務教育というものです。
今、その階段の頂点に向かう、3年生たち。堂々と胸を張り、社会の海原をたくましく渡っていく力を付けた雄々しい姿を、光り輝くその頂で見せてほしいものです。そのための練習を繰り返していきます。練習では、何度失敗してもいい。
失敗=自信育成サイクル。頑張れ、卒業生一歩手前の君たち!
令和4年度 最終定期テスト ~1・2年生~
今日から、1・2年生の後期期末テストが始まりました!
3年生たちは、すでに1月月末に終えていますから、いよいよ1,2年生の番です。この日に向けて、どのくらい準備できたか?そこが勝負です。人間の価値は「点数」という結果だけで測れるものではありません。目標を達成しようと、どれくらいの努力を積み重ねてきたか。また、目標達成に向けて、どんな計画を立てたか。そのことを学ぶことが、定期テストから得る、貴重な学びです。大人になった時に、「知恵」を働かすことは大事ですが、計画を立てる力(プランニング力)、計画通りやり通す力こそ、社会人として一番必要な力だからです。
「でも、大人になっても結果がすべてという人がいる!」とおっしゃるかもしれません。社会では、結果は、一人で出すものと限りません。むしろ、それは少ないのではないでしょうか?企業としては、チームで結果を出せばいいのですから。みんなの得意を出し合って。
そんな視点で、お子さんの取組を評価し応援してあげてください。
これが終われば、きっと進級できる!がんばれ!かっこいい先輩となるために。
マイキャリア講演会Ⅲ ~キャリア教育・1年生~
今日は1年生の総合的な学習の時間で、3回目のマイキャリア講演会です。
㈱テック長沢・代表取締役の長澤さんと、㈱越後みそ西・専務取締役の栃堀さんに講師を務めていただきました。
長澤さんからは、石油から始まる柏崎の産業の歴史と、金属機械工業についてお話をいただきました。製造業は知名度が低いのは、一般消費者を相手にしているのではないから、CMをしないからだ、と自動車の心臓部を作る巨大企業の「アイシン」社や「日本精機」社を例に話されました。テック長沢社の作る部品は、トヨタ自動車やホンダ、日産自動車を支えているというお話をいただきました。
栃堀さんは、まずはみそ西のみそを味わってもらおうと、何と調理室で味噌汁を作って振る舞ってくださいました。地元産の原料を使いながら、昔ながらの木桶で作るみその香りの良さと美味しさに、1年生はとっても嬉しそうな表情を浮かべていました。
「なぜ働くのか?」ということに対して、長澤さんは「がんばることでやりがいを感じ、自分が幸せになること、そして、製品を通していろんな人が幸せになること」とお話されました。「自分たちが製品を作ること、それが売れるということは、お客様から「感謝」をいただいていることだ。だからこそ、常にさらに良い製品を作りたい」と話されたことに、生徒たちはもちろん、私たち教職員の心も動かされました。コロナ禍がもたらした負の面は、このような「本物体験」を学校から遠ざけたことです。本物と出会うこと。本物の体験をさせること。これこそが、人の心を動かし、成長させることなんだと、しみじみと感じました。
越後みそ西様からは、「ぜひ、おうちの方にも味わってほしい」とのことで、製品である「三階節みそ」を生徒全員に持たせてくださいました。きっと、今日のお話を話題にしてくれるのではないか、と思います。
長澤様、栃堀様、本当にありがとうございました。
義務教育 最後の作品製作?! ~家庭科~
3年生たちが一生懸命裁縫に取り組んでいました。
「あれ?裁縫の技術は1年生の課題のはずだが…」
と思って聞いてみると、「保育」の単元で小さな子たちが遊べる遊具を作るという単元のようです。手にはめて遊ぶことができるパペットを作っています。昔取った杵柄(古い?!)、1年生の時の技術を使いこなし、すでに形になっている人、まだ未開の荒野のような人とそれぞれでしたが、小さな子が喜んで遊ぶ様子を頭に思い浮かべながら、チクチクと針を動かしていました。自分がやがて親になる時に、大人になって誰かを祝う時、このことを生かしてくれたらいいな、と見ていました。
こうしてみると、やはり教育と人生は繋がっている。教育は、豊かな人生を送るためのものだと、つくづく思うのでした。卒業が近づいてきています。何とか、それまでに完成を!がんばれ、3年生たち‼
㋁の食育 「日本型食生活の良さを知ろう」
2月に入り、食育のねらいが変わりました。
2月は「豆月間」です。節分のある月という理由もあると思いますが、しょうゆ・味噌など、豆と切っても切れない日本人の食について考えるという、とても良いねらいです。栄養教諭の熱心さ、そして子供たちへの温かさを感じます。ありがたいことです。
しょうゆ・味噌の原料としての大豆はもちろん、もやしの原料である「緑豆」や最近ヘルシーで話題の「レンズ豆」の実物も掲示してくださっており、とても勉強になります。納豆が健康に良いのはよく知っている通りですが、「豆を食べると病気知らず」と、戦後の食糧不足で幼少期に栄養失調で生死の淵をさまよった私の義理の父が良く言っていました。
そんな2月の食育のねらいを生かして生活していきましょう。
御家庭でも、豆料理を意識してみませんか?