学校の様子

学校の様子

県総体が終わりました

 7月16,17日に新潟県中学校総合体育大会各種競技大会が行われました。

 本校からは、陸上競技で女子リレー・男子砲丸投げ、男子卓球団体・個人、女子卓球個人、水泳が出場しました。どの種目も、各地区で選ばれた精鋭ぞろい。会場には張り詰めた緊張感が漂っていました。各々、持てる力をすべて出し切った戦いでした。その種目にかけてきた情熱とここにたどり着いた努力は生半可なものではありません。惜しくも、ここでで中学校の競技生活は引退となってしまったのですが、正に輝く姿を見せてくれた選手たちに、私は感謝しかありませんでした。陸上・女子リレーは、地区大会の時のタイムを大幅に更新する「チームベスト」をたたき出しました。地区大会が終わってからも、ひたむきに努力を重ねてきたことが分かります。

 どの種目も、これだけ頑張れた自分をほめ、今後何事にあたっても自信をもって進んでほしいです。

 さて、このバトンは7/24にコンクールが控える吹奏楽部に引き継がれました。吹奏楽部が広い体育館で音を合わせています。本番まで、あともう少しと考えるか、まだまだやれることはある、と考えるか。ベストを尽くすことに期待しています。

山に登る資格がない ~道徳・1年生~

 1年生の道徳の時間をのぞいてみました。

 今日の題材は「山に登る資格がない」です。妙高山に登山をする学校行事を取り上げています。

 登山開始は午前4時。起床は午前3時過ぎです。そのため就寝時間が早いのですが、主人公たちの2班は「とても寝付けないようです。「せっかくの夜だから、トランプでもしよう」と、ルールを破って勝手な行動をします。徹夜で臨んだ登山は案の定、体力ギリギリの辛いものとなりました。「そんな体調で、最後までやり切ってすごい」という仲間もいましたが、ある仲間にはきっぱりとこう言われます。

「君たちには、山に登る資格がない」と。

 1年生たちは、「今までにルールを破ってしまったことがあるか?」という問いかけから、このお話を自分事として考え出しました。なぜ、ルールがあるのか。そんなことを深く考えながら、自分たちが先日行った「学級討議」と照らし合わせているようでした。

 誰もが、安全安心で、居心地の良いクラスを目指して。一人一人が何をすればいいか、をもう一度考え直していたようです。さて、「君たちには、山に登る資格がない」と言うことが出来るか、私は1年生たちに問うてみたい気持ちになりました。

初収穫!

 玄関に植えたトマト。「夏を楽しむ」一つのきっかけにと始めたものですが、1年生の鉢のトマトが先行。赤く熟したトマトが4~5個できました。学級で希望者を募り、収穫することになりました。食べた感想を聞いてみたところ、「嚙んだとたんにジュワ―っと甘さが広がった!」と、答えてくれました。それこそ、口の中に広がった「夏」そのもの。

 海水浴など、安全に十分な注意を払わなければならないこともありますが、夏を存分に堪能してほしいものです。

メディア講演会 ~2学年PTA~

 2学年PTA主催の、メディア講演会が開催されました。

 講師に長岡市教育委員会・教育委員の大久保様から来ていただき、「新しい社会を生きるみなさんに知っていてほしいネットのこと」についてご講演いただきました。既にインターネットは社会的インフラともいえる当たり前のものになってきていること。そして、それは生活を便利にし、みんなが幸せになるために使うものであること、とお話されました。しかし、インターネットで行うSNS,動画配信、ネットショッピング等、ネットを利用する時には「光の部分」と「影の部分」があると話されました。子供たちが自分事として考えられる話題として、ライン等のコミュニケーションツールを取り上げ、「活字だけでは伝えたいことは伝わらず、大変な暴力事件が起きた」ことや、「ネット上に乗せられた悪口、誹謗中傷は二度と消せず一生その空間をさまようこと」等のお話に、子供たちは大いに頷いていました。

大切なこととして、

・その文章は「相手を傷つけないか」送る前にもう一度考える

・メディアをしてはいけないのではなく、「今はやらない」「これ以上はやらない」という自制心を持つこと

というお話をされ、生徒・保護者共に納得のいくお話をいただきました。その自制心を育てていくためには、家庭のルール作りの見直し、また、御家庭での管理や声掛けが必要でもあります。思春期の脳は、「自分を止める力が弱い」というお話が、私には特に深く響きました。

 やはり、そばにいる大人が「成長する」まで、しっかりと教えて育てていくことが大切だと、再確認しました。

大久保様、本当にありがとうございました。

 

 

 

今より、次!より高く! ~保健体育・1年生~

 暑い中ですが、1年生たちが元気に高跳びに取り組んでいました。

 跳び箱や、ハードルと同じように、子供たちにはクリアする力があっても、障害物に対して恐怖心が起きると、なかなか課題をクリアすることが出来ません。体育館には、2種類の高跳びセットが用意されていました。一方は高跳びのバーが備え付けられていますが、もう一方はゴムになっています。恐怖心を無くし、意欲的に挑戦できるようになっています。そっちで自信を付けて、本来のバーのある方に挑戦です。子どもたちを見ると、タブレットを使って、自分のフォームの確認をしています。動画を撮って、みんなで模範演技の良さを確認もしています。本当に便利な「ツール(道具)」です。

 さて、「やりたいけど、出来るようになりたいけど、出来ない」物事には、「できる」人にはわからない障害があるものです。できる人にとって見れば「簡単だよ。どうしてできないの」といった気持ち。できない人は、「失敗したら、笑われる、恥ずかしい、悔しい。だから、やらない」といった気持ちが心にあるのです。

 これは学習も同じです。

学習についての不安は、バーに対する恐怖心と同じようなものです。失敗を歓迎し、失敗に感謝する雰囲気こそが、集団を向上させていく、心豊かにさせていくポイントです。