学校の様子

学校の様子

自分の中にしっかりとした「しん」のある子

私たち大人は、子どもたちに様々な願いをもちます。
「進んで学ぶ子ども」「思いやりのある子ども」「明るく元気な子ども」「粘り強く努力する子ども」いずれも素晴らしい人間像です。
教育の世界では、「進んで学ぶ子どもを育てる」「思いやりのある子どもを育てる」というように、どちらかというと大人が子どもに働きかけるという文脈で語ることが多いようです。
学校教育の根拠となる法律(教育基本法)では、「人格の完成」が教育の目的として目指されます。学ぶことも、思いやることも、他者に言われてするのではなく、自分の頭で考え、自分の言葉で語り、しっかりとした「しん」をもって行動することが大切です。更に、その結果が一人よがりではないかと自省する自立と自律の姿が想像されます。大人に働きかけられる存在から「卒業」し、子どもが自分自身の「個性、人間性、社会性」を発展させていく人となることを目的として教育が行われるということです。
さて、北条小学校の教育目標は、「つよい北条の子」です。
北条小学校の教育目標は、「こうしなさい」「ああしなさい」とは、語りません。「つよい北条の子」とは、子どもが、自分の中にしっかりとした「しん」をもち、自分で育て発展させていく子どもであると考えます。
どの子どもにも、自分の中にしっかりとした「しん」がある子に育ってほしいと願います。
そのためには、毎日の学習や活動が、「おもしろい」「楽しい」と感じ、喜びや希望がもてる学校をつくることが大切です。学級の中で「自分が認められている」、自分の学級は「思いやりの言葉」で溢れていると感じながら過ごしていることが大切であると考えます。
今年度は、次の3つの重点目標を設定しました。

◎「やってみたい」「おもしろい」「やったー」が聞こえる授業をつくる
◎自分や友達のよさを認める「思いやり」の言葉が聞こえる学級をつくる
◎目標を立てて行動する姿が見られる学校をつくる

お子さんが「やってみたい」「おもしろい」「やったー」という気持ちをもって学習ができているか、
お子さんが、自分の学級を「居心地がよい」を感じているかなど、重点目標が達成に向かっているか、子どもたちのアンケート結果や教育相談、保護者の皆様や学校評議員の皆様の評価や意見をもとに、学校の教育活動を改善していきます。どうぞ、よろしくお願い致します。

自分で考えて行動しよう~相手の気持ちを想像しよう

第2回 全校SSE

 

【6月1日】は今年度2回目の全校SSEです。
6月の生活目標は、“自分で考えて行動しよう~相手の気持ちを想像しよう”
です。
少し長くて難しいですが、
「自分で考え、行動しよう」と
「相手の気持ちを想像しよう」とは、
「相手の気持ちを考えて行動しよう」ということです。
今日のSSEでは「相手の気持ちを考えて行動する」とは
どういうことなのかをみんなで考えていきます。
では、「相手の気持ちを考えて行動する」と、
どんないいことがあるのでしょう?
みなさんは、こんな言葉を知っていますか?
「友達は喜びを2倍にし、悲しみを半分にする」
これは、自分の気持ちを誰かに分かってもらえると、
嬉しいときはもっと嬉しい気持ちになるし、
悲しいときは気持ちが楽になるという意味の言葉です。
嬉しい時や悲しい時に、友達が一緒に喜んだり悲しんだりして、
自分の気持ちを分かってくれたら、嬉しいし、安心しますよね。
相手の気持ちが分かって、一緒に喜んだり悲しんだりすることができる人は、
いろんな友達と仲良くなることができます。
今日は、みんなが友達ともっと仲良くなるために
“相手の気持ちを考えて行動する”ことを学習します。

さて、「相手の気持ちを考えて行動する」とはどういうことでしょう?

「相手の気持ちを考えて行動する」ためには、
「1.相手の表情(顔)や様子を見て、相手の気持ちを考える」、
「2.相手が嬉しくなる言葉がけや行動をする」の2つが大切です。

では、はじめに
「1.相手の表情(顔)や様子を見て、相手の気持ちを考える」
練習をしてみましょう。
ここに、いくつかの顔のイラストがあります。それぞれのどんな気持ちを表しているか考えてみましょう。
→いくつかのイラストを指しながら、
「これはどんな気持ちを表していると思いますか?」と問いかけ、
手を挙げて発表させる。
2~3人に発表させ、大きな拍手とお礼の言葉を伝える。

  
相手の気持ちを考えるためには、相手の表情をよく見ることが大切です。
もっと相手の気持ちを知りたい時には、直接相手に聞いてみてもいいかもしれませんね。 

 


次に、「2.相手が嬉しくなる言葉がけや行動をする」について考えてみましょう。
今から、先生達が劇をします。
相手が嬉しくなる言葉がけや行動をしているのは、どの人か考えてみてください。
また、自分だったらこうするなと考えながら見てください。
それでは、先生方よろしくお願いします。
みんなで合図の仕方を確認します。
先生がシーンごとに始まるときは『よーい』、終わるときは『はい』と言います。
みんなは、『よーい』と言われたら「アクション!」、
『はい』と言われたら「カット」と大きな声で合図をしてください。
では、1回だけ練習してみましょう。『よーい』「アクション」、
『はい』「カット」!いいですね。では、その調子でいきましょう。

※劇


さて、どうでしたか?
  
相手が嬉しくなる言葉がけや行動をするとは、どういうことかわかりましたか?
相手が嬉しくなる言葉がけや行動をするとは、
勇気を出して「あたたかいメッセージ」や「ふわふわ言葉」を使って、
優しい行動」をすることですね。
 
みんなできそうですか?

最後に、今日のSSEで大切なポイントを振り返ってみましょう。
今月は「相手のことを考えて行動する」ように意識してください。
「相手のことを考えて行動する」ために大切なことは、
「相手の表情や様子を見て、相手の気持ちを考えること」と
「相手が嬉しくなる言葉がけや行動をする」ことです。
それでは、教室に戻って、
今度は自分たちで話し合ったり、劇をしたり、見合ったりしながら
「相手の気持ちを考えて行動する」練習をしてみましょう。

1年生生活科「先生となかよし」

【5月18日】から、生活科の学習で、『先生となかよし』の活動をしました。
これは北条小学校の先生方全員と、話をしてサインをもらう活動です。
「失礼します。今お話ししてもいいですか。」と聞いてから自己紹介をし、
先生方の好きなものを質問しました。
「校長先生はコーラが好きなんだって!」
「教頭先生はカレーライスが好きなんだよ。」と、
うれしそうに教えてくれました。
先生方の名前を覚えている子も多く、
これからたくさんの先生とかかわりなかよくしてほしいなと思っています。

嬉しいことがありました

学校の周辺で工事をしています。
工事の方から
「北条小学校の子どもたちがあいさつしてくれて、心が癒やされる」
と連絡があありました。
「あいさつだけでなく、手を振る子もいて
 そんなことは、はじめてだ」
と喜んでいたそうです。
あいさつは、人の心をあたたかくする力があると思いました。

昨日、校長室を訪ねる子がいました。
「校長先生に読んでほしい本があります。」
とお願いされました。
私が、是非お願いしますと言うと、
急いで教室に本を取りに行き
『3年1組と、春の先生』という本を貸してくれました。
主人公の「ぼく」と先生とクラスの仲間たちを描いた
心温まる内容でした。
私に本を貸してくれた子は、
話に出てくるエピソードと自分のクラスの似ているところを語っていました。
きっと話の内容に自分を重ね
「こんなクラスにしたいな」という思いがあったのでしょう。
本は、人の思いや願いを映し出す映画のような働きをするなと思いました。

学級目標を発表しました

【3年生の学級目標】は、
「あかるく 
 おおきく 
 きもちよく
 みんなにやさしく
 あたたかく
 あたまをきたえるどりょくをし
 むずかしいことにも
 ちょうせんしつづける」です。
 
虹色学年に合わせて7つの言葉でまとめました。
特に あいさつ へんじ ふわふわ言葉
話し方 聞き方を
頑張って素敵な3年生になりたいです。

 

【2年生の学級目標】は
「笑顔いっぱい何でもチャレンジみんななかよしカラフル学年」です。
学級目標を達成するために2年生全員で頑張ることは、
友達同士の仲をもっとよくすることです。
そのために2年生が取り組むことは次の二つのことです。
一つ目は友達の良いところをたくさん見つけて
 お互いに認め合いるようになることです。
二つ目はふわふわ言葉をたくさん使って
 気持ちよく学校生活を送れるようになることです。
目標を達成するために16人で力を合わせて頑張ります。

 

【1年生の学級目標】は、
「みんなで いっぱい たのしもう!」  
 ~わくわく にこにこ もりもり~ です。
1年生は、学校生活においての全ての活動が初めての経験になります。
一人一人が様々な活動に楽しく取り組むことを目標にしました。
さらに、学級の友達と一緒に経験すると
一人よりももっと楽しく生活できることを実感してほしいと考えました。
〇「わくわく」は「まなび」
 やってみたいな、できるようになりたいなと主体的に学習する姿です。
〇「にこにこ」は「こころ」
 友達に優しい気持ちで接し、思いやりあふれ、笑顔がいっぱいの姿です。
〇「もりもり」は「からだ」
 進んで体を動かしたり、好き嫌いをせずに給食を食べたりして
 元気いっぱいの姿です。
「わくわく」「にこにこ」「もりもり」の姿がいっぱい見られる学級にしたいです。

学級目標を発表しました

【5月26日】に児童総会を開きました。各学年の学級目標や委員会の活動紹介がありました。
どの学年もしっかりとした理由や願いがあり、しっかりとした発表ができました。
【6年生の学級目標】は、
「積極的に何でも挑戦、苦手なこともみんなで助け合うクラス」です。
この学級目標を決めるためにクラスみんなで話し合いました。
大きく取り組んでいくことは二つあります。
一つ目は最高学年であるリーダーとしての心構えです。
目指す姿として
〇下の学年の見本になる。
〇下の学年をまとめる。
〇考えて行動して全校をまとめる。
〇一つ一つの行動に責任感を持つということです。
そのために取り組むことは、
〇他の学年と話す。
〇他の学年と遊ぶ。
〇誰にでも優しい言葉をかける。
〇全校の前で話す時は積極的にということです。
これらのことに取り組んで頼られるリーダーを目指します。
二つ目は誰もが居心地のよいクラスいじめのないクラスつくりについてです。
取り組むことは
〇一人の人がいたら自ら声をかける。
〇ふわふわ言葉で声かけをする。
〇クラスで遊ぶ。
6年生つばさ学年は二つのことを意識して過ごしていきます。
これらのことに取り組んで誰もが居心地のよいクラスを目指します。


【5年生の学級目標】は、
「かがやきパワーアップ」です。
今年は高学年となり、そして6年生に向けて大切な一年なので、
一人一人はもちろん、学級としても力をつけるために、
「かがやききパワーアップ」としました。
5年生は、次の三つのことに取り組んでいきます。
〇自分の考えを進んで伝えよう。
〇思いやりのことを心で行動しよう。
〇進んで体を動かそうです。
特に、一人一人が居心地がよいと思える学級を目指し、
次のことに取り組んでいきます。
〇誰かが話をするときはその人の目を見て聞くこと
〇良くない行動をしている人に対して優しく注意すること
〇友達のいいところや頑張りを皆で認めること
です。
これからもかがやき学年の力が高まるよう14人で力を合わせて頑張っていきたいと思います。


【4年生の学級目標】は
「信頼されて みんななかよし 高学年」です。
この目標には大きく二つの思いが込められています。
一つ目は「色々な人から信頼される学年になりたい」という思いです。
私たち高学年は上学年になって、
クラスの友達だけでなく、
他の学年や先生方にも信頼されるようになりたいと思ったので
目標の中に「信頼されて」という言葉を入れました。
二つ目はいじめがなくみんなで仲良く過ごせる学校にしたいという思いです。
上学年として、
誰とでも仲良くし
みんなでよりよい学校を作っていけるようになりたいと思ったので
「みんな仲良し」という言葉を目標に中に入れました
この目標が達成できるように、
自分たちのなりたい姿をはっきりさせたいと思ったので
私たちは「フィッシュボーン」という考えるための図を使って
目標を整理しました。
整理したことを心がけながら、
クラスの友達や他の学年の人と仲良く生活していきたいと思います。

学校が「再開」した1週間

子どもたちの気持ちは

【5月22日】週末となった金曜に学校が「再開」したことを子どもたちはどのように感じているのでしょうか。とても気になりました。
 担任の先生に聞いてもらうと、多かったのは「友達と会えてうれしかった」ことと「友達と休み時間に遊んで楽しかった」ことでした。およそ半数の子どもたちがこの2つのことを取り上げていました。
再び、はじまったことを素直に「うれしい」「久しぶり」「よかった」という子や、休み時間におしゃべりをしたり、グラウンドや体育館で遊んだりしたことを取り上げている子どもが多かったです。
中には「先生に会えてうれしかった」という答えや、「学校が前よりも楽しく感じられる」「ちょっとしたいやなことも大したことないと思える」という感想もありました。
また。、「総合」「社会」「家庭科」「図工」がおもしろかった、「みんなと先生と一緒に勉強できた」「休んだ分の勉強をしっかりする」など授業への喜びをあげる子どもが多くいて、嬉しく思いました。
中には「日直になれた」「掃除ができた」など、大人から見ると日常の些細なことと思われることに喜びを感じている子もいました。一人一人の子どもたちの小さな胸の内を大切にしていきたいと思いました。
子どもたちのこのような声に耳を傾けてみると、「学校っていいな!」「子どもっていいな!」と改めて感じました。
また来週、子どもたちの元気な姿を見ることを楽しみにしています。

5月21日 避難訓練を行いました

【5月21日】火事を想定した避難訓練を行いました。
マスクの上に更に、ハンカチを当てて、真剣に避難しました。
本日の天候を考え、屋根付き広場が避難場所になりました。
素早く移動し、避難場所についてから、各学年間隔を空けて整列しました。
訓練担当の加藤先生が、反省として、直線はもう少し速く歩くこと、煙に備えてハンカチをいつも身に付けていることを指導しました。
校長は、講評として、一つ目は、訓練は真剣に行うことを話しました。
二つ目は、災害は重なることがあることを話しました。地震と火事が起きた阪神淡路大震災。地震と津波のあった東日本大震災。新潟では、地震のあと大雪の被害があったこと、そして今回のコロナウィルス感染が拡大するなかで災害が起きる可能性もあるということです。
自分の命を守るためには、ふだんの生活が大切です。人の話や放送をよく聞く。
聞いてしっかり考える。分かったら意思表示をする。こうしたことが、しっかりでき、自分の命を自分で守るという意思や判断力のある「しん」ある子になってほしいと思いました。

2年生の音読発表会

【5月19日】に2年生が音読発表会をしました。
これまで練習してきた国語教科書「ふきのとう」の発表です。
担任の小池先生に招待され、校長の私は、発表会に参加しました。
4人4グループの発表でした。
発表用に椅子が並んでいたので、子どもたちは椅子に座って音読するのだなと思いました。
ところが、私の予想を遙かに超えた楽しい音読発表でした。
ズックを脱いで、椅子の上に立って音読する子(竹の役)
雪の中から芽を出す「ふきのとう」は洋服を頭にかぶったり、
雪の役の子がふきのとうに覆い被さったり、
椅子の中にもぐり込んだりして、芽を出す様子を表現していました。
ふたごのきょうだいのように声をピッタリ合わせてナレーションをする子もいました。
他のグループがそうやって創意工夫しているので、聞いてる子たちも、興味津々でした。発表が終わると良かったことを次々と発言していました。
一人一人の読みは、つっかえることがなく、何度も何度も繰り返し読んだことが伝わりました。
小学校生活の中でもっとも長い時間が授業です。授業が大切さが強調される一方で、日常の授業から、だんだん「遊び心」がなくなり、ひたすら「こなす」授業になっては、かえって子どもに身に付きません。2年生の音読発表に見られた、子どもが楽しく活動する授業が必要だと思いました。学びの中に「遊び心」が有り、子どもたちが自然にやってみたくなる活動の中で、子どもの中にしっかりとした「しん」できていく授業を進めていきたいと思いました。

おひさま班顔合わせ会をしました

【5月19日】に今年度の「おひさま班」(1~6年生の異年齢班)の顔合わせ会を行いました。班のメンバーで丸くなり、自己紹介をしたり、しりとりゲームをしたりして楽しく活動しました。「おひさま班」のメンバーとは、さっそく7月の「全校大縄跳び大会」に向けての練習でいっしょに活動します。
他学年の友達と関わる機会の中で、様々な活動を通して、子どもたちの思いやりや想像力や発想力が生まれ、社会性が育っていくことを期待しています。
今は、学校行事が延期されていますが、様々な行事の中で、子どもたちがお互いに関わりながら成長する姿を見守りたいと考えています。
今後は段階的に活動を取り入れ、子どもたちが、新たな自分を発見したり、友達の良さに気付けたりできる活動にしていきたいです。
5・6年生は、下級生をリードしながら、多様な立場や考えをまとめながら行動する姿を、1・2年生は、6年生にあこがれをお手本にしていく姿を、3・4年生は班が楽しく活動できるように盛り上げていく姿を期待しています。

学校が「再開」しました

子どもにとって大切な「遊び」

【5月18日から、学校は給食が再開され、午後の授業も行いました】
先週と違うのは、子どもたちが昼休みに遊ぶ姿が見られたことです。
体育館で遊ぶ子たち。中庭で遊ぶ子たち。グランドで遊ぶ子たち。
敷地をいっぱいに使って、汗を流しながら遊んでいました。
子どもたちが楽しく学校生活をする姿をイメージする上で「遊び」は欠かせません。
スリムになりつつあるとは言え、更にコロナ禍の中とは言え、
学校は、子どもたちが長い時間を過ごす場となっている以上
「遊び」はとても大切なことだと改めて思いました。

北条小学校の子どもたち

「やってみよう!」「おもしろい!」「やったー!」が聞こえる学び

【5月12日火曜日にじゃがいもの種を植えました】
2年生は生活科で花壇にじゃがいもの種を植えました。2年生の残り2つの花壇では、北条名物のつららなすと、子供たちの中で1番希望が多かったトウモロコシを育てます。その他に、去年アサガオを育てた鉢でも野菜を育てます。じゃがいもの種植えの翌日には、さっそく張り切って水やりをする姿が見られました。収穫の日を楽しみに、大切に育てていきます。
来週からは給食も始まり、5時間授業となります。子供たちの健康管理に気を付けながら、明るく、元気に学習に取り組みます。

【5月12日(火)は、学校田に行き稲を見てきました。】
5年生は、12日に学校田を見に行きました。田植えができなくて残念でしたが、機械できれいに植えられた田んぼを見て、子どもたちからは、ほっとした笑顔が見られ、うれしそうでした。冨田さん、ありがとうございました。
透き通った水の中には、植えられた苗の他に、生き物もたくさん見付けることができました。
稲を間近で見た子どもたちは、
「葉っぱが細い、雑草みたい、10㎝くらいかな」
と感想を言っていました。
今週は、DVDを見て稲作の大まかな作業の様子を学習しました。
名前を聞いたことはあっても、何をするのかよく分からない仕事もあり、勉強になりました。



【5月14日 3年生「あたたかいメッセージ」について考えました】
全校で、「あたたかいメッセージ」について全校で学んだ後、教室に戻って学年毎に考えました。3年生は、自分たちでも立場を変えた劇をしながら、実際に言ったり、言われたりした時の気持ちを体験しました。子供たちからは、
「つめたいメッセージを言われると悲しい気持ちになった。」
「言っている方も嫌な気持ちになった。」
「あたたかいメッセージを言われると勇気がわく。」
「あたたかいメッセージを使うと自分も気持ちがよかった。」
などの感想が聞かれ、言葉は言われる側にも言う側にも大きな影響を与えるということを感じていました。
また、授業の途中からは
「拍手をしてもらうと嬉しいし、自信がもてる。」
「拍手をすると教室が明るい雰囲気になる。」
という感想が出て、言葉だけでなく拍手をすることの大切さにも気が付くことができました。最後の感想からは、
「友達といい気持ちになる言葉を使っていきたいです。」
「みんなの意見が違って、いろいろな意見を聞けてよかったです。」など、
素敵な声がたくさん聞けました。

1年生をあたたかく迎える

【5月15日】に1年生を迎える会を行いました。
休業明けの1週間が終わりました。長い休みの後でしたが、子供たちは元気いっぱいに勉強や運動に取り組んでいました。
長らく延期していた1年生を迎える会を行いました。時間を短く、間隔を空けて、一人一人が密着しないように、全校のみんなが内容を工夫して行いました。
1年生は、自己紹介で自分の名前と好きなものをみんなの前で、しっかり発表しました。
2年生は、入場アーチとプレゼントづくりを担当しました。紙花がこんもりとついたアーチがとてもきれいでした。
3年生は、1年生と先生方の名前がぱっと分かるように大きな名札をつくり、1年生に先生の名前を紹介しました。
4年生は、北条小学校学校のきまりをクイズにしてどうしてそうするのかをわかりやすく説明しました。
5年生は、行事の紹介でした。今年できなかた八石山登山を来年はみんなで登ろうと呼びかけました。
6年生は、1年生をエスコートしたり、全体の計画や進行を担当しました。
どの子も、自分の役割がしっかり分かり、芯のある姿を見ることができました。
ていねいに話をしたり、やさしい気持ちで発表を聞いたりする姿がみられ、心が温まる思いがしました。
最後に、校長が「1年生には親切に接してください。」「あごがれの6年生に、頼ってください。」と話し、全校のみんなを讃えました。

全校SSEを行いました。

5月14日に全校SSEを行いました。


距離を空けて、スクリーンを二つにして実施しました

SSEはソーシャル・スキル・エジュケーションの略語です。
北条小学校が大切にしている取組の一つです。
ソーシャルスキルとは、私達がほかの人との間で“思い”をやりとりするときに使っている技術(スキル)のことです。
言葉を使ってよりよいやり取りができるように学習することがSSEです。
コロナウィルス感染拡大防止のために、学校行事が中止延期変更されている今年はこれまで以上に、学校学級から「思いやりの言葉」が聞こえ、
学習や生活が気持ちよく進められることが大切です。
朝は、全校で、今月のテーマ「あたたかいメッセージ」について学び、
それぞれの1限の授業で学級ごとにテーマについて深めました。

 

全校SSEの概要

学校には、たくさんの人がいます。
●好きなこと、得意なこと、苦手なこと
一人ひとり みんな 違います。
●みんな違ってみんないいのです。

違う人同士が、一緒に 過ごすためには、
●ルールやマナーが必要です。
もしも、ルールやマナーがないと、どうなるでしょう。
●こまったり
けんかをしたりします。

友達と 仲良しになる
みんなが 気持ちよく 過ごすと
心が温かくなります。
●そのために ソーシャルスキルの勉強をします。
●ソーシャルスキルのことを SSEといいます。

SSEを頑張ると、
●友達と仲良くなる
●やる気がでる
●ほめられることが増える
気持ちよく過ごせるようになります。

SSEの勉強を頑張ると、
●大人になっても役に立ちます。
●中学生、高校生になっても
●お仕事をするときも役に立ちます。
大人になってもSSEは必要です。

5月の生活目標「あたたかいメッセージをつたえあおう!」です。
生活目標はみんなで力をいれて取り組むことです。

あたたかいメッセージは、言われるとどんな気持ちになるでしょうか。
●うれしい気持ちになったり
●元気が出てきたり
●心がほかほかあたたかくなる
こんな気持ちになるのが
「あたたかいメッセージ」です。

逆に・・・
●はやくしろよー
●そんなのもわからないの?
こんな風に言われたらどうですか?
言われると嫌なきもちになりますね
これが●つめたいメッセージ「ちくちくことば」です。

それでは、これから先生たちがあたたかいメッセージについての劇を見せます。
こんなときはどうしたらよいのでしょうか。
「よーいアクション!」と「カット」の掛け声を一緒にお願いします。

「あたたかいメッセージ」にもいろいろな種類があります。
●すごいね がんばったね じょうずだね などの「ほめる言葉」
●がんばって どんまい しんぱいないよ などの「はげます言葉」
●どうしたの だいじょうぶ などの      「きづかう言葉」
●ありがとう たすかったよ などの      「感謝の言葉」
他にも「あたたかいメッセージ」はたくさんあります。
ぜひ、自分で見つけて、たくさんのあたたかいメッセージを使ってみましょう。

それでは、教室へ戻って友達といろいろな場面をやってみましょう!


4年生の教室では、学校再開の日に担任の先生が「全校のみんなが、心の温まる言葉掛けができるようになると、安心して気持ちよく生活を送ることができる。」と話をしました。
長い休みが続き、人とのかかわりが少なくなっていたということもあり、温かい言葉掛けについて改めて考える場を設定しました。
全校SSEを受け継ぎ、4年生学級では、
◯転んで泣いてしまった子に対して
◯テストで100点をとった友達に対して
の2つの例で役割を決めて練習をしました。
役割を演じる人とその様子を観察する人に分かれて実際に演じました。
子供たちは練習を通して、温かい言葉掛けをされた人だけでなく、
声掛けした人やその様子を周りで見ていた人も温かい気持ちになれる
ということが実感できたようです。
今回学習したことを日常生活でも生かしていき、学級の友達だけでなく、
いろいろな人とよりよいかかわり方ができるようになってほしいと願っています。

学校再開に当たって

【5月11日(月)より、学校が再開しました。】3月に続き、4月も長い休みとなりました。休み期間中に電話をした時の子供たちの声からも、「ひまです。」「なかなか学習できていません。」「友達に会いたい。」などが上がっていました。休業になり、学校の職員一同、「子供があっての学校だと」改めて感じたところです。
 再開になりましたが、午前のみの登校となり、例年通りの学校の姿ではありません。先行きが見えない今だからこそ、「子供たちの命が第一」で様々な部分で配慮しながら活動していきたいと考えています。
 学校が再開されたとはいえ、いつ柏崎、北条で感染者が出てもおかしくない状態です。もし、自分が感染したら、家族が感染したらと想像して行動や発言をすることが大切です。全国では、感染者や医療従事者への心ない偏見や差別があるそうです。人権感覚を育てる大事な学習場面でもあります。ご家庭でも話題にしていただきたい内容です。

5月11日「学校再開」

5月の生活目標「あたたかいメッセージをつたえあおう」

5月11日学校が再開されました。
朝は、保護者の皆様、地域の皆様に見守られながら、元気に登校する姿が
見られました。
朝の放送で、生活指導担当の先生から5月の生活目標のお話しがありました。
5月の目標は「あたたかいメッセージをつたえあおう」です。
相手の立場を考え、相手に思いやりの気持ちをもって言葉を使いましょう。
相手のことを考えて、相手が「いい気持ち」になる言葉を伝え合いましょう。
まさにタイムリーな目標です。
相手の気持ちは目には見えません。更に今自分を支えてくれている多くの人々の働きや思いも目には見えません。そうした目に見えないことに気付き、感謝し、行動できる人になってほしいと願います。

今こそ「三余」の精神を学びましょう(その3)

4月28日 藍沢南城の教え
南城は、北条に住む、一人の教師としての自分のありようを
「友人に答ふる書」という手紙の中で述べています。
近江(今の滋賀県)の聖人と称えられた教育学者(中江藤樹)のように
村全体を教え導いた人でも、後を継ぐ人がいなければ、
その努力はその人の死とともに終わってしまいます。
南城は、「自分のような教師が、地域全体の教え導くことはできない。」
「教師としてするべきことは、生徒がよく書物を読めるようにすることである。」
と考えました。
簡単なものから、順をおって難しいものが読めるように指導すること。
生徒たちは、一冊の本を読み終わると、興味がわき自信が付いてきて
もっとやりたいと言う気持ちになります。
そういう心を助け伸ばしてやるのが教師の役目であると述べています。
それぞれの人によって進み方が違います。
長い時間続く人もあれば、途中でやめる人もいます。
休業中の今は、これまでのように北条小学校の子供たちのそばで、
勉強を教えることができません。
今、みなさんの手元にある教科書を開いてみましょう。
かんたんなところ、おもしろそうなところからでよいです。読んでみましょう。
読んで分かったことを自分の心の中で確かめましょう。
それをノートに書いてみましょう。
分からないところは、おうちの人に頼んで、
学校に電話をしてもらってもよいです。
今こそ、「三余」の精神を学び、本を読んで学びましょう。

今こそ「三余」の精神を学びましょう(その2)

読書三余

藍沢南城が創設した私塾「三余堂」の「三余」の出典は、「魏志(中国)」の古典『魏志・王粛伝』です。
昔、魏志のくにに薫遇(とうぐう)というすぐれた人物がいました。

飾りけがなく無口、実直で素朴(そぼく)な人物でした。
若い頃は、兄の季中と田を耕し、品物を売り歩いて生活をしていました。
常に書を身に持っていて暇ができると書物を習い読んでいました。
後に、くにの財政や物資・穀物を司る大司農(財務大臣)になりました。
ある日、薫遇に学び、教えを求める者があらわれました。
薫遇はすぐに答えを教えようとせず、
次のように教えました。
『読書百遍 義(ぎ)自(おの)ずから見(あら)わる』
人に答えを聞く前に、書物を何百篇も読みなさい。
本を百篇も繰り返して読むとその意義が自然と分かるようになるという教えでした。
教えを求めに来た人は、
「私には、書物を百回も読む暇がありません」と答えました。
すると、薫遇は、次のように教えたのです。
「時間がないとは言っても、三余があるでしょう。」
「冬は一年の余り、夜は一日の余り、雨降りは時の余りである」
余は自由に使える時間という意味です。
農業が生活の基本である人にとっては、
農作業の忙しくない季節である冬と、
一日のうちでは夜と、雨降りの時が余りの時間になります。
さて、冬、夜、雨は自然がくれた学ぶ時間です。
今は、さらに休業で、自由な時間があります。
今こそ、「三余」の精神を一人一人がしっかりと考えて、
自分の時間を大切に過ごしてほしいです。

今こそ「三余」の精神を学びましょう

 藍沢南城は江戸時代(今からおよそ210年前)に生まれました。
若いときは江戸で勉強して、28才の時に南条に帰り、翌年29才で八石山のふもとに私塾「三余堂(さんよどう)」を開きました。
そして、たくさんの人に学問を広めました。
塾を開いてから亡くなるまでの41年間で707名もの入門者があったそうです。
南城がなくなってからも塾は続き、50年以上の間で940名もの入門者があったそうです。
「人間その気になればいつでも学問はできる。」という意味から、
塾の名を「三余堂」としました。 
「三余」とは、読書に最も適した時間のことです。(北条町史より)
〇冬(年の余)
〇夜(日の余)
〇雨天(時の余)
 時を無駄にせず、学問に心がけよという意味です。

3年生以上に配られた「わたしたちの柏崎」には、藍沢南城先生のことが取り上げられています。パソコンでも「わたしたちの柏崎」「柏崎Webミュージアム」で調べることができます。

自宅で過ごす今は、つまらないことと考えず、今こそ南城の教えに習い、
教科書や本を読み、書いて考えを深める時です。

「三余堂」の上棟式には、完成までの苦労と未来への希望を南城は次のように述べています。
若い南城の文学的才能の高さを示す優れた作品と言われています。

一つまみの土も積もれば山になり、一滴の水も集まれば大海となる。人の志も同じことで、ひたすら変わらず努力を続けることにある。
よい土地を選び、家を建てるために、丘の上を開拓し、池を作って楽しめるようにした。
軒が高いから日当たりもよく、谷は深いから流れも早い。
特に立派な建物ではないが、隠遁して暮らす楽しみはある。
家の東は山と青松に囲まれ、西は米山や豊かな田園があり、
南は瀧があり、北には広い空の彼方日本海が見え、
上には日や月が輝き出すであろう。
この家の下ではこれから少年たちの灯火を囲んで読書に励む姿が見られるであろう。
最後に、家族や塾の幸福と繁栄を祈る。(柏崎市史中巻より)

毎日の少し少しの時間が大きな結果となります。
自分の生活を工夫して、よい時間を自分でつくりましょう。

4月20日 第二次臨時休業が始まりました

4月20日 再びの休業となりました。
本日は、20名弱の子供たちが、学校に来ました。
体育館で、体を動かしたり、教室でプリントを使った学習をしたりしました。
給食は、これまで以上に間隔を空けながら食べました。
送迎してくださった皆様、
家庭で、子供たちをみてくださっているご家族の皆様
本当にありがとうございました。
明日からも基本的には休業ですが、
各家庭で無理のないように対応をお願いします。