学校の様子
より高みを目指して 西山の礼''2022 ~生活委員会~
今年度の学校生活も折り返しです。
春決意してきたことが、ともすると年度中盤は意識が薄れ、あるいは中だるみし、惰性になってしまうことはよくあることです。さて、そんなときの分かれ道…
あきらめてしまうのか
もう一度、新たに決意するのか
生活委員会は、後者を選びました。「中だるみした今の姿」と春から目指してきた「あるべき姿」を生徒朝会で具体的に示し、西山中学校の誇りある姿をさらに磨き上げようとしてくれています。ここが素晴らしいことです。
誰しも、決めたことが上手くいかなかったり、惰性に流れてしまったりということは学習や部活動や、大人では仕事についてなど、誰しもあるものです。ただ、そこであきらめてしまうのか、もう一度初心にかえるのか。気持ちをもう一度締め直すことが出来る、ということが社会に出ていくとき必要な資質・態度なんだと思います。辛いことや上手くいかないことは、今後もきっとある。でも、あきらめないで初心にかえってもう一度!
生活委員会の気持ちを生徒・教職員一同、「初心にかえって」受け止めました!
春に向かって・・・ ~美化委員会~
美化委員会がプランターに花苗と球根を植えてくれました。
冬に向かう今ですが、春の準備です。3年生が巣立ちゆく卒業式の彩となるようパンジーやビオラを、新入生を温かく迎えられるようにチューリップを、美化委員のメンバーが植えてくれました。
春咲く花々は、冬の寒さを知らないと春に花を咲かせないと言います(温かいところでは球根を冷蔵庫で保存すると言います)。これから、冷たいみぞれに打たれたり、雪に埋もれることもあるとは思いますが、静かに力を貯め春には満開に花を咲かせて欲しいものです。
美化委員会の皆さん、ありがとう!
新米、はじめました! ~柏崎・地場産物について知ろう~
食堂の入り口の掲示を見て、心がワクワクしました。
「新米 はじめました」と貼ってあります。
新米のつやつやとした輝きと香りの高さに胸がわくわくする時、「自分は日本人だ。そして日本人でよかった!」と感じる一瞬です。新米には、派手なおかずは要らない。梅干し一個、明太子の一かけらで、ご飯のうまみを存分に堪能したいものです。
さて、11月は半ばに入りましたが、「地場産物について知ろう」ということで、たくさんの地場産物の掲示がありました。近くで取れたものを新鮮なうちに食べることこそ、おいしい食べ方はありません。
今、テレビを見ていると「新潟県産米粉」を宣伝するCMが流れています。米粉で作るパンや麺の美味しさを紹介しています。給食にも米粉パンが出ますが、たしかにもちもちしていてとっても美味しいです。私が想像するに、このCMの放送はウクライナ危機と無縁ではありません。ウクライナは世界を代表する小麦の産地です。ウクライナで起きている悲惨な戦争のせいで世界の小麦価格が上昇し、小麦製品の値上げが起こっています。日本の食料自給率は40%を切り、6割を外国からの輸入に頼っているため、このような事態は今後も避けられません。
地場物を知ろう、という取組は、「日本人の食べるものは日本で作ろう」といった考えにつながっていきます。一つの国を追い詰めるのは、ミサイルや銃などの武器だけではないのです。今ロシアが各国から経済制裁を受けていますが、日本に対して「食料を売らない」と言われるだけで、日本人は存亡の危機を迎えてしまうのです。国際社会で世界各国と協調していくという姿勢はもちろん正しいこと。しかし、「自分の国は自分で守る」ということについては、食の面からも考えていくことが必要です。産地が分かり、安全安心な食について考えていくきっかけとなると嬉しいです。
薬物乱用防止教室
3年生対象に、薬物乱用防止教室が開かれました。
義務教育を修了しようとする今、社会に潜む犯罪に気付き、自分で自分を守る力を身に付けるべく、ライオンズクラブから2名の講師の先生が来てくださいました。
麻薬、コカイン、大麻、合成麻薬、危険ドラッグなど、都会だけの問題かと思うと、新潟県では135件もの犯罪が検挙されている(令和3年度)。そして、2020年には柏崎の高校生が大麻の使用で逮捕されているという事実を聞き、決して遠いところの話ではない、ということを実感しました。また、それらの誘惑はSNSを通じて知り合った「友達」や「恋人」と思っていた人を仲立ちとして、「麻薬や危険ドラッグ」等と認識しないまま使用し、中毒症状に陥ってしまった例を動画から学びました。
「これを飲むと、集中できるよ。眠くならないよ。サプリ(健康補助食品)だから大丈夫!」
こんな、甘い言葉で使ってしまうという、恐ろしいものでした。不安や恐怖からまぬかれる術は、「正しい知識」です。このことを卒業後の生活でしっかりと生かしてほしいものです。
ライオンズクラブの皆様、本当にありがとうございました。
自己ベストをたたき出せ! ~ 後期中間テスト ~
自己ベストをたたき出せ!
土日とテスト勉強に多くの時間を費やしたであろう、生徒たち。登校するあいさつと共に、標題のセリフをエールとして投げかけました。今日は、いよいよ後期の中間テスト。中間はテストが1日しかないため、きっとこの土日の追い上げは皆大変だったことでしょう。努力してきたことを、この日のこの時間に出し切る。自分の中の確かな力をぶつけてほしいものです。
しかし、テストは「自己理解度を図る物差し」にすぎません。テストが終わった後、「何が大切だったのか」をしっかりと見直し学習し直して、頭の中を100点満点にする。テストは、間違い発見器なのです。結果の点数だけで評価をするのではなく、そこに至る過程を褒め、しっかりと振り返りテストの復習をしている姿こそ、褒めてあげてほしいものです。
「自己ベストをたたき出せ!」ここには、他者との比較ではなく、過去の自分を乗り越えようとする尊さ、へのエールです。
3年生にとって、定期テストは残すところ1回となりました。今回の中間テストにかける思いは、人一倍だったことでしょう。いよいよ、進路に向かう大一番。これからの3カ月の学習で、太い太い力を育ててほしいものです。