学校の様子

学校の様子

NEW 令和5年度のリーダー決まる!

 豪雪からあけ、なんとか生活を取り戻し、延期していた令和5年度の生徒会役員選挙を終えることができました。

 立候補者たちは、自分たちの描く未来の西山中学校について、堂々と語り立会演説会を終えました。代表質問が行われたのが下の写真です。「今」を引っ張ってきた現会長が、「未来」をリードする新会長候補に向けて、自分がやってきた生徒会運営、西山中学校生徒の姿を踏まえ、次年度の方針について真剣に問うている姿です。お互いを尊敬し合っている真摯な態度。リーダーの対峙する姿に、私には言いようのない感動がありました。集団を導く責任、理想を追い他のために身を尽くそうとする真剣な姿がそこにあったからです。政治とは、こうあって欲しいものだ、と大人こそ襟を正さなくては、と思い知らされた気がしたのです。

 3年生が残してくれる素晴らしい姿も、残りわずかとなってきました。この子たちのために、日本一の卒業式をしなくては、と眉をあげ新年を迎えます。

大雪に見舞われて・・・

 19日に降り続いた大雪。国道8号、116号共に立ち往生車両が出て、大変な渋滞が発生。災害救助法が適用されて、自衛隊の支援が行われる一大事となりました。

 渋滞に巻き込まれて一夜を明かすことになってしまった保護者・地域の方もいらっしゃるのではないでしょうか。大変な御苦労をされたことと、お察しします。御家族の心配はそれこそ不安で辛い大変な思いだったでしょう。また、除雪に明け暮れ、疲労が重なっておられる方も多いと思います。大変お疲れ様です(私も腕が上がりません…)。

 柏崎市は市内の小中学校を二日間、臨時休校としました。いよいよ、明日22日(木)は学校再開です。学校周辺はおかげさまで除雪車が入り、駐車場のスペースは取れています。生徒の通る道については、狭くて申し訳ないのですが、職員協力して道付けをしました。明日は気を付けて登校してください。

 明日は、延期していた令和5年度の生徒会役員選挙もようやく開催できます。立候補者・関係者は、最後の訴えですね。心を込めて、「未来の西山中」について、自分の公約に夢や希望を込めて熱く語って欲しいものです。

にしやま心プロジェクト講演会 ~これからの時代を生きるみなさんへ~

 今日は、にしやま心プロジェクト講演会を開催しました。

 ここまで人権学習を進めてきましたが、差別や偏見を許さないということにとどまらず、世の中の様々な人たちの多様性を尊重し、豊かな共生社会の実現に向けて、ということも人権学習のねらいです。今回YuiToさんを講師に迎え、Xジェンダーや多様な性について、みんなで学習しました。思春期は特に、心と体のアンバランスが起きて悩むことが多い時です。そして、悩みから孤立して一層苦しい思いになりがちです。YuiToさんは、自分の御経験からもいろんな人がいるし、いていいんだということを生徒たちに語り掛けてくださいました。

 給食を共に食べ、昼休みまで生徒たちと一緒に過ごして下さって、素のままの飾らないお人柄に触れ、生徒たちも心を通じ合わせることが出来ました。大変貴重な機会をいただきました。YuiToさん、有難うございました。

 

 

個別面談、御来校ありがとうございます! ~ 作品展示御覧いただけましたか? ~

 慌ただしく過ぎていく師走、間もなく年の瀬を迎えます。

 13~16日、足元の悪い中、保護者個別面談への御来校、誠にありがとうございます。生徒たちの後期前半までの頑張りをお伝えし、保護者の皆様と分かち合い、課題については共有しお互いの場面でよい支援ができますよう面談を進めています。

 この御来校の期を生かし、生徒たちの技能教科の作品を展示しています。1年生は美術絵画と木工、2年生はロゴデザインと金属・精密機械の溶接組立、3年生はデッサンの作品を2F図書室から調理室までの廊下に展示しています。熱心に取り組んできた成果を御覧いただき、御家庭では褒めていただけたら嬉しいです。なかなかの力作ぞろいです!

 

NEW 人権について考えるⅡ ~差別に気付く力 差別をしない許さない心~

 先週に引き続き、人権教育、同和教育の実践を継続しています。

 1年生は、前回「世の中にある差別に気付く」というところから、今回は 江口いと さんの「人の値うち」という詩を題材に、学習しました。被差別部落に生まれた江口さんが、人間的な内面ではなく、外見や社会的経済的な肩書、生まれた場所で受ける不当な差別への怒りや悲しみが、短い文章ではありながら、生徒たちの心に突き刺さりました。

 3年生は、就職差別の続きとして、就職時に提出する書類が、会社によっては個人の思想や親の財産を記入しなくてはならない物(社用紙)だったり、面接で聞かれる質問が親の職業や住所、信仰する宗教や支援する政党を聞かれたりするなど、本人の能力や仕事への適性とは全く関係がないことを知られそれが合否の判断となっていたことを知りました。就職という機会に不当な差別が見え隠れしていた事実について学習しました。

 2年生は、結婚差別について、2回目の授業でした。繰り返すことで、人権についての考えはさらに深まり、見ようとしないと見えない世の中の差別や偏見について、気が付くことが出来るようになりました。誰もが人として尊重される社会づくりに向けて、まだまだ人権学習は続きます。

人権について考える ~差別に気付く力 差別をしない許さない心~

 12月は、人権について考える月間です。

 先日の2年生の取組に続き、1,3年生が道徳で人権について考える授業を行っていました。

 1年生は、県のホームページを見ながら、世の中に差別を受けている人たちがどのくらいいるのかどんな差別があるのかについて学び、今も根強く残る同和問題(部落差別)を取り上げました。

 様々な法律が出来ているのに、今なおなくならない。過去のことではなく、今の問題でもあること、どこか遠い場所の問題ではなく、新潟県にもある問題なんだということを踏まえて、「差別をなくす」ためにどうしていくのかを真剣に考えました。「自分ごと」をキーワードに、問題を傍観することなく差別を受けて辛い思いをしている人たちの心に寄り添う視点で考えていきました。

 3年生は、義務教育終了を目前として、やがて自分たちも通る道である就職、その差別にについて考えました。世の中にそんなことがあることに驚きつつ、主人公の思いをくみ取った生徒たちからは、怒り」や「やるせなさ」が語られていました。

 この時間だけで終わる学習ではありません。1年生については、まだ学習の入り口にすぎません。授業者は「この大変な問題を知らない人がこんなにもいることこそ、問題だ」と、県の統計グラフを見せながら話していました。まず、差別の現状をしっかりと知ること。そして、それをスタートに人権侵害について決して他人事ではなく自分事として考えていくこと。すべての差別がこの世の中から無くなるまで、人権教育に終わりはありません。

第2回 キャリア講演会 ~3年生~

 夢や目標をもって、社会でたくましく生活している方々をお招きして自分の生き方を考える機会とする、3学年の第2回キャリア講演会が開かれました。

 今回は、車椅子バスケットボールの選手である、新潟WBCの松川様から御講演いただきました。

 松川さんは、かつてはサッカー少年だったこと、事故による骨折で脊椎損傷となり下半身が自由にならないこと、車いすバスケットボールとの出会いなど、お話しくださいました。車椅子の助けはいるが、自動車の運転もできるし、仕事を持ち健常者と変わらない生活をしていること、バスケットに向かう情熱あふれるお話に、生徒たちは真剣に聞き入っていました。逆境に立ったとしても、何事にもあきらめずに挑戦する姿勢、物事をプラスに考えていく大切さを学びました。

 体育館で、車椅子バスケットの体験もさせていただき、その大変さを知るとともに、車椅子を自在に操り自分を鍛えて素晴らしいシュートができる松川さんのすごさに驚いていました。社会では多様な人々が生活をしていること、そして共生の視点でお互いを尊重し助け合って生活をしていく大切さを肌で感じる機会となりました。

 松川様、本当にありがとうございました。

受け継ぐ・繋ぐこと ~第2回マイキャリア講演会 1年生~

 1学年のマイキャリア講演会も第2回目となりました(1回目は残念ながらお聞きすることが出来ず、話題にできませんでした・・・)。

 今回は、東柏崎駅近くの和菓子の老舗とらや(ToRaYa)さんの三代目の上野宏太郎様をお招きし御講演いただきました。上野様は和菓子屋に生まれながらも家業を継ぐ意思はなく、埼玉の大学に通っていたそうです。聞くところによると、教員免許取得を考えていたそうです。しかし、親の介護をしながらも必死に働く両親の背中を見て、「自分が力にならなくてはいけない」と考え、大学を中退し家業を手伝いだしたのだそうです。

 2020年からは、新規事業としてカフェスペースを立ち上げたそうです。お店経営の実績も知識もない中、しかも会社員との二足の草鞋を履きながら必死に会社経営について学び、また新たなメニューの開発や事業構想を立てるという多忙な日々を送っているそうです。

 生徒たちからもたくさんの質問が寄せられました。

 働いていて一番うれしいことは?との問いに、「やはりお客さんに喜んでいただけた時」と、話されました。業績が良い時も嬉しいけれど、何よりお客さんが笑顔でお菓子を食べておいしい、と言ってくれた時、自分がその方にとって少しは役に立てたのかな、と感じる時が、何といっても嬉しいのだそうです。

 働く、ということはまさにそういうことだ、と私も共感しました。一年生にとって大変勉強になったご講演でした。

 上野様、大変ありがとうございました!

 

拉致で失ったもの 夢と絆 ~人権講演会~

 1948年12月10日、第3回 国際連合総会で「世界人権宣言」が採択されて以降、12月は人権について考える月となっています。本校でも心プロジェクトに続き、蓮池薫さんをお招きした人権講演会を開催しました。

 1978年大学3年生の時に、柏崎の中央海岸で北朝鮮に拉致されてしまった蓮池さん。その後24年間家族と引き離され、やりたいこともやれない、未来そのものを失ってしまった辛い日々を過ごされました。「家族を失い、夢を失い、希望のない日々を過ごした。死にたいと思ったこともあったが、ここで死んでたまるかという気持ちで必死に生きた」と語る蓮池さん。生徒たちは、想像もできない壮絶な人権侵害が、自分たちの住む柏崎で起きたことに、大変な衝撃を受けていまた。死にたいと思った蓮池さんでしたが、生きるためには情報を知らなくてはならないと一念発起し、ハングル語を必死で勉強した、ということです。数か月後には、向こうの人の会話がある程度理解できるようになったというから、さすがです。そして、身に付けたハングル語を活用し情報を集め、いつの日か日本に戻れる日を待ったのです。

 3年生が蓮池さんに「一番辛かったことは何か?」と質問をしました。蓮池さんは「自由がないこと。夢を見ることが出来ないこと。家族との絆を奪われたこと。そう、私は野球ができないことがとってもつらかった。私は、野球が好きで野球がしたかった。しかし、向こうにはもちろんグローブもバットもないんです。」この言葉に、生徒たちは「夢や自由がないこと」「今ある自分たちの生活が当たり前ではないんだ」ということを悟りました。

 「この問題は終わったことではない。まだ、帰って来れない人たちがいる。今も続いている問題なのだということを忘れないでほしい」「夢や家族との絆がある、ということは当たり前のことではないんだ」そして、最後に「拉致問題について、北朝鮮の国民を憎むようなこと、ヘイトのような思いは持ってはいけない。そのような犯罪行為をしたのは国家の上層部、一部の人たち。政治体制を非難することはあっても、普通に暮らす北朝鮮の方々や日本に暮らす朝鮮の方々やその子孫の方々を恨むようなことは絶対にしないでほしい」とお話しくださいました。正にその通りでした。

 今も続く問題と意識し、このことを忘れないこと、相手に対して言い続けていくことが大切で、それなら我々にもできることだと感じました。蓮池さん、本当にありがとうございました。

令和5年度の西山中の創造 ~生徒会役員選挙に向けて~

 12月は、次年度へ向けて新しいリーダーたちが誕生するお時です。

 12月8日に生徒会役員選挙が行われますが、その日に向けて候補者たちは「自分たちがどんな西山中にしていくのか、伝統をさらに磨きどうやって新しい西中文化を創造するのか」を有権者である他の生徒たちに知ってもらえるよう活動をします。朝から元気なあいさつ爽やかな笑顔で、生徒たちに働きかけが始まりました。活気にあふれる、良い朝、12月の始まりです。一人では寂しい朝も、仲間と共にあいさつに立つことで、とても元気な朝になる。春先に生活委員会が朝のあいさつ運動に取り組んでくれていましたが、良いことは誰がやっても「良いこと」なのです。

 このような、素晴らしい取組を愚直にずっと続けていく大切さ、一日の小さな積み重ねが振り返ると大きな価値となっていくことを学んでほしい。そして、選挙はきっかけであり、その時で終わりではないことこそ、候補者・応援者、何より有権者である生徒たちみんなに感じてほしいものです。

心プロジェクト ~いじめ見逃しゼロスクール集会~

 心プロジェクトの全体集会が行われました。

 これは、毎年開催するいじめ見逃しゼロスクール集会の位置づけですが、現状の生徒たちの実態に合わせて、より進化・深化した心育みプランとして、「心プロジェクト」という名称になりました。「いじめがない」ではなく「一人一人の生徒たちがしっかりとつながっているか」を確認し、それぞれが考えていくことに取り組みました。生徒会が企画に沿って進行し、学級や学年がただ同じ空間にいるだけで、お互いが無関心であっていいのだろうか?より良い関係、良さを見つけ合い高め合う集団となるために、安心・信頼・共感をキーワードに、2回のグループ討議を経て考えていきました。

 建設的な話し合いを積み重ね、また、先輩の後輩の意見に耳をそばだて、自分の中にあるものを深化させていった西中生。今後の「勇気ある一歩」をどう踏み出すのかに、期待しています。

 マザーテレサは言いました。「愛の反対は憎しみではない。無関心だ」と。人の喜びも痛みも、自分事のように感じられる豊かな心を育みたいものです。

大好きな仲間と会社を創った ~学校だより~

 今月の学校だよりを発行しました。

 毎号HPにもアップし、カラーでご覧いただけるようにしています。今回の巻頭言は、私が10月にお聞きした、フラー株式会社の渋谷会長のお話を載せました。渋谷会長のたぐいまれな判断力決断力。夢や目標を叶えようと、まっしぐらに行動する姿勢。「この友達とずっと一緒にいたい」という思いが起業につながっていくことなど、自由な発想を持ちつつ、失敗を恐れず行動することの素晴らしさを生徒たちに伝えたいと思いました。なにより、故郷・新潟への思いがすばらしい。私自身、とても感銘を受けました。

 未来は、自分で切り開く、そしてそれは絶対に不可能なことではない。そんなメッセージが西山を愛する西山中生徒たちに伝わることを願っています。そして、一番大切なことは「夢を叶えるために、学生であるときにがむしゃらに自分を鍛えておくこと」、このことを伝えたいのです。今、夢や目標が見つからなくたっていいんだ。今は「いつかきっと役に立つ」と思って、何でもいいから夢中になって、必死になって、自分を鍛えてほしいと思います。

 渋谷会長をはじめ、掲載に御協力いただいたフラー株式会社の皆様に感謝します。

キャリア講演会 ~3年生~

 今日は、3年生のキャリア講演会でした。

 外部から社会で活躍されている方、自ら起業して人生を切り開いて来た方などをお呼びして、自分自身の将来設計を考えたり、夢や目標の実現に向けてどんな努力が必要なのかなどのヒントをいただいたりする機会です。

 今回は、オッドアイ イデア(Oddeye idea)の渡邉様を講師にお迎えしました。

 渡辺様は、現在家屋の内装やリフォーム、リノベーションを請け負う会社を設立しています。内装等は「他ではやらない独自なもの」を目指し、奇抜で豊かな創意やアイデアを生かして設計施工に取り組んでいるとおっしゃっていました。中学生に話す内容もしっかり事前に7つのストーリーを作ってくださり、わかりやすくお話しいただきました。

 自分が中学時代にテスト休みの部活休止期間中、7日間で部屋の模様替えばかりやっていたこと。しかしそのことが、仕事をする上で、意外と無駄になっていない、というお話。人生を冒険にたとえた時、やはり武器をいくつか持っていた方がいい。その武器は、きっと今しっかりと学ぶことだ、というお話をしてくださいました。社会に出ていろんな苦労をし、いろいろと間違ってしまったことがハプニングなんだけど、それが、今の人生をしっかりと作ってきたこと。そして独立までの苦労と、独立して十年の今だから言えることを赤裸々に語ってくださいました。

 こんなお話こそ、子供たちにとって一番魅力的です。信念をもって生きることの大切さがひしひしと伝わってきました。その後の質問コーナーでは、ただの質問に終わらず、生徒たちにも一緒に考えさせるような語り掛けで、より主体的に生徒たちが問題意識を持つように働きかけてくださいました。本当に、ありがとうございました。

 失敗は結果的に今に生きる。人生、思うようにいかないハプニングがある。しかし、それこそ人生なんだ。というお話を、それこそ、自分たちの人生に生かしてほしいと思いました。

 

全市一斉地場産給食DAY!

 11月18日、今日は全市一斉地場産給食デーということで、柏崎産の食材で作られた給食です。

・ 柏崎産大豆のマヨサラダ

・ 谷根鮭de焼メンチ

・ 秋の恵み汁

・ 味付け海苔

 そして、ご飯は柏崎産の「新之助」の新米で炊いたものです。

 海苔の袋のデザインがとってもGood!

 どれもとっても美味しい買ったです。新之助の説明には「暑さに強い品種」ということが書いてあり、粒が大きいということは知っていましたが、新たに勉強になりました。近年の酷暑で稲が焼けて粒に黒い色が入ってしまうことがあると聞いていたので、新之助はそんな夏に強いのだなぁと感心しました。品種改良という、人の努力は素晴らしいですね。今後も、新鮮で安心な、地場産を大切にしていきたいです。

NEW 第3回WEB診断問題 実施

 以前からご紹介している、WEB診断問題の第3回目が本日行われています。

 1年生はまず最初は国語。その様子をのぞいてみました。

 今回の問題は、「生徒会役員選挙」を題材にしています。中学生にとって今が旬の話題でもあり、テストでありながら自分事のように考えられる工夫がみられ、「出題者はさすがだ!」と、うなってしまいました。

 選挙について考えていくときに、今年度の公約や実績をグラフで示してあり、それを資料として生徒たちは考えていきます。図表やグラフが何を示しているのかを読み取る力を試すなど、とても工夫がされています。公約の難易度を4象限マトリックスで表したりと、「言語」の学府である国語が、物事を視覚的にとらえたり視覚的に表現されていることを頭の中で深く思考し、言語として表現させるという、とても現代的なアプローチに変わってきていることに気が付きます。  

 テスト後は、いつものように小グループで「自分はどう考えたか、そしてその理由」について話し合っています。答えを覚えるのではなく、答えの導き方が段々と分かっていきます。とても価値ある時間です。

 

 

より高みを目指して 西山の礼''2022 ~生活委員会~

 今年度の学校生活も折り返しです。

 春決意してきたことが、ともすると年度中盤は意識が薄れ、あるいは中だるみし、惰性になってしまうことはよくあることです。さて、そんなときの分かれ道…

 あきらめてしまうのか

 もう一度、新たに決意するのか

 生活委員会は、後者を選びました。「中だるみした今の姿」と春から目指してきた「あるべき姿」を生徒朝会で具体的に示し、西山中学校の誇りある姿をさらに磨き上げようとしてくれています。ここが素晴らしいことです。

 誰しも、決めたことが上手くいかなかったり、惰性に流れてしまったりということは学習や部活動や、大人では仕事についてなど、誰しもあるものです。ただ、そこであきらめてしまうのか、もう一度初心にかえるのか。気持ちをもう一度締め直すことが出来る、ということが社会に出ていくとき必要な資質・態度なんだと思います。辛いことや上手くいかないことは、今後もきっとある。でも、あきらめないで初心にかえってもう一度!

 生活委員会の気持ちを生徒・教職員一同、「初心にかえって」受け止めました!

 

春に向かって・・・ ~美化委員会~

 美化委員会がプランターに花苗と球根を植えてくれました。

 冬に向かう今ですが、春の準備です。3年生が巣立ちゆく卒業式の彩となるようパンジーやビオラを、新入生を温かく迎えられるようにチューリップを、美化委員のメンバーが植えてくれました。

 春咲く花々は、冬の寒さを知らないと春に花を咲かせないと言います(温かいところでは球根を冷蔵庫で保存すると言います)。これから、冷たいみぞれに打たれたり、雪に埋もれることもあるとは思いますが、静かに力を貯め春には満開に花を咲かせて欲しいものです。

 美化委員会の皆さん、ありがとう!

NEW 新米、はじめました! ~柏崎・地場産物について知ろう~

 食堂の入り口の掲示を見て、心がワクワクしました。

 「新米 はじめました」と貼ってあります。

 新米のつやつやとした輝きと香りの高さに胸がわくわくする時、「自分は日本人だ。そして日本人でよかった!」と感じる一瞬です。新米には、派手なおかずは要らない。梅干し一個、明太子の一かけらで、ご飯のうまみを存分に堪能したいものです。

 さて、11月は半ばに入りましたが、「地場産物について知ろう」ということで、たくさんの地場産物の掲示がありました。近くで取れたものを新鮮なうちに食べることこそ、おいしい食べ方はありません。

 今、テレビを見ていると「新潟県産米粉」を宣伝するCMが流れています。米粉で作るパンや麺の美味しさを紹介しています。給食にも米粉パンが出ますが、たしかにもちもちしていてとっても美味しいです。私が想像するに、このCMの放送はウクライナ危機と無縁ではありません。ウクライナは世界を代表する小麦の産地です。ウクライナで起きている悲惨な戦争のせいで世界の小麦価格が上昇し、小麦製品の値上げが起こっています。日本の食料自給率は40%を切り、6割を外国からの輸入に頼っているため、このような事態は今後も避けられません。

 地場物を知ろう、という取組は、「日本人の食べるものは日本で作ろう」といった考えにつながっていきます。一つの国を追い詰めるのは、ミサイルや銃などの武器だけではないのです。今ロシアが各国から経済制裁を受けていますが、日本に対して「食料を売らない」と言われるだけで、日本人は存亡の危機を迎えてしまうのです。国際社会で世界各国と協調していくという姿勢はもちろん正しいこと。しかし、「自分の国は自分で守る」ということについては、食の面からも考えていくことが必要です。産地が分かり、安全安心な食について考えていくきっかけとなると嬉しいです。

薬物乱用防止教室

 3年生対象に、薬物乱用防止教室が開かれました。

 義務教育を修了しようとする今、社会に潜む犯罪に気付き、自分で自分を守る力を身に付けるべく、ライオンズクラブから2名の講師の先生が来てくださいました。

 麻薬、コカイン、大麻、合成麻薬、危険ドラッグなど、都会だけの問題かと思うと、新潟県では135件もの犯罪が検挙されている(令和3年度)。そして、2020年には柏崎の高校生が大麻の使用で逮捕されているという事実を聞き、決して遠いところの話ではない、ということを実感しました。また、それらの誘惑はSNSを通じて知り合った「友達」や「恋人」と思っていた人を仲立ちとして、「麻薬や危険ドラッグ」等と認識しないまま使用し、中毒症状に陥ってしまった例を動画から学びました。

「これを飲むと、集中できるよ。眠くならないよ。サプリ(健康補助食品)だから大丈夫!」

こんな、甘い言葉で使ってしまうという、恐ろしいものでした。不安や恐怖からまぬかれる術は、「正しい知識」です。このことを卒業後の生活でしっかりと生かしてほしいものです。

ライオンズクラブの皆様、本当にありがとうございました。

自己ベストをたたき出せ! ~ 後期中間テスト ~

 自己ベストをたたき出せ!

 土日とテスト勉強に多くの時間を費やしたであろう、生徒たち。登校するあいさつと共に、標題のセリフをエールとして投げかけました。今日は、いよいよ後期の中間テスト。中間はテストが1日しかないため、きっとこの土日の追い上げは皆大変だったことでしょう。努力してきたことを、この日のこの時間に出し切る。自分の中の確かな力をぶつけてほしいものです。

 しかし、テストは「自己理解度を図る物差し」にすぎません。テストが終わった後、「何が大切だったのか」をしっかりと見直し学習し直して、頭の中を100点満点にする。テストは、間違い発見器なのです。結果の点数だけで評価をするのではなく、そこに至る過程を褒め、しっかりと振り返りテストの復習をしている姿こそ、褒めてあげてほしいものです。

 「自己ベストをたたき出せ!」ここには、他者との比較ではなく、過去の自分を乗り越えようとする尊さ、へのエールです。

 3年生にとって、定期テストは残すところ1回となりました。今回の中間テストにかける思いは、人一倍だったことでしょう。いよいよ、進路に向かう大一番。これからの3カ月の学習で、太い太い力を育ててほしいものです。