子どもたちの様子

2020年6月の記事一覧

雨の日のできごと

#5年生 #委員会活動 #優しさ

 砂や泥がたくさん落ちた、下校後の児童玄関で、ひとりほうき掛けをしている子がいました。「ひとりでやっているの?当番は何人かいないの?」と声を掛けると、「忘れて帰ってしまったようなんです。」と返ってきました。
 出入りする場所が2つあり、いずれも広い玄関でひとり仕事に取り組んでいたその子どもに感心しながら、ほうき掛けを手伝うことにしました。
 しばらく二人で砂を掃いていると、別の子が「手伝ってやるよ!」と加わりました。当番の子と下校の方面が同じで、一緒に帰るために待っていたそうです。
 「大変そうだな。」と同情したり、「頑張ってね。」と励ましたりするのは割と簡単ですが、実際に行動するのは、できるようでなかなか難しいものです。手伝うことを申し出た子にも感心しました。
 5年生の自分の仕事を全うする責任感と、友達を思いやる優しい行動が見られた雨の日のできごとでした。