各たより

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NEW おいで事業 ~小学生・中学校訪問体験~

 秋に予定していた「おいで事業」(中学校授業体験)を本日開催しました。

 新型コロナウィルス感染拡大が昨年の秋に起こったことでやむなく延期しましたが、ようやく開催となりました。二田・内郷、両小学校から6年生をお招きし、授業体験と部活動紹介をしました。授業は、理科と数学です。中学の数学の教師は予言者、理科の教師は白い粉を操る魔術師?のようでした。

 数学では、小学生が任意に選んだ数字と教師が選んだ数字を2ケタの数字にして引き算をする。その答えを数学教師はすでに予想し、封筒に答えを隠した、というのです。「え~っ?!そんなことできるの?」と驚く6年生たち。教室の後ろの机の中に隠してあった封筒を見つけると、恐る恐る封筒を開封・・・「あ~、本当だ!!!」驚きの声が上がりました。

 理科は、2つの白い粉。一つは食塩、一つは砂糖。なめたりしないで見分けることができるか?という難題。「触ってみる」「揺らしてみて、音の違い」などいろんな答えが出てきましたが…熱を加えてみよう、という課題から、中学校で初めて使うことになる「ガスバーナー」の使い方を説明し体験してもらう展開。最近、家庭でもガスをマッチで着火する経験がないので、「怖い怖い」とおびえる児童もいました。しかし、しっかりと手順を教えてやると、きちんと着火することができました。そして、白い粉の正体が判明したのでした。

 部活動紹介の進行は、各部の新部長たちに任されています。それぞれ、自分たちが最高学年になった時の1年生となる児童たちに、丁寧に活動の様子を説明していました。児童たちからたくさんの質問が出て、部活動への理解が深まったようです。

 この取り組みは、児童・生徒それぞれにメリットがあるから、だからこそ延期してでも実施しました。小学生たちに不安をやわらげるとともに、期待感をもって中学校に入学してほしい。そして、中学生には、一足早くリーダーとして堂々とした姿を見せてほしい、中1には先輩となる自分たちに、良き先輩となる自覚を高めてほしい。そんな良さがあるのです。人と人の理解は、やはりリモートでは深まらない。対面することで、心の熱を伝えたい。私はそう考えます。

 さて、6年生の皆さん。素晴らしい卒業式をやり遂げ、西山中学校に来てください。楽しみに待ってます!!!

NEW 残るべきか、帰るべきか・・・ ~道徳・2年生~

 2年生の道徳授業をのぞいてみました。

 「われ、ここに生きる」という題材で、医師の道下俊一さんのお話です。道下さんは若き研修医。将来はさらに研究を深め学位を取り、やがては札幌で開業したいという夢を持っていました。ある時、道東の霧多布にある分院に1年間の勤務を命じられ赴任します。熱心な診療に村人の信頼が寄せられます。勤務の期限が来る。しかし、自分がいなくなると村には医師がいなくなってしまう…一年また一年と赴任は伸び、ついに7年がたってしまいました…

 夢の実現のために、札幌へ帰るべきか、霧多布の人々のために残るべきか…

 このような、複数の価値観の中で迷うことを「葛藤」と言いますが、生徒たちは葛藤場面になると、いろんな気づきが生まれるものです。自分にはこの選択がベスト、と思って考えをまとめるのですが、他の選択肢を選んだ仲間の意見に心動かされる。どちらが正解と簡単に言い切れない、そんな難しい判断が人生にはつきものです。だからこそ、思いをめぐらし、どちらの立場にも自分を置いてみて、深い熟考の中から決断をする。それが悔いなく生きる方法なのでしょう。

 2年生たちは真剣に考えるとともに、反対意見の声にも耳を傾けていました。悩んで決める。そして、もしその判断が後から変わることがあってもいい。悩みながらも前へと進んでいってほしいものだ、と願いながら教室を後にしました。

令和4年度の総括 ~学級討議~

 1月も中旬を過ぎ、令和4年度の総括をする時となってきました。

 西友会を中心として生徒たちが創り上げてきた学校生活。令和4年度の取組を振り返り、成果や課題を令和5年度に繋いでいく時です。各専門委員長や各部活動の部長がそれぞれの集会を基に話し合った内容を、生徒疎開の要項として生徒会本部役員が冊子にまとめてくれました。今日はそれを基に、学級討議です。

 「引き継いでいきたいこと」

 「さらにより良くしたいこと」

 その話し合いに会員全員が参加できる権利があること、それこそ「民主主義」です。学級討議で、その素晴らしさを体感してほしいと思います。それがやがては、柏崎市の、各々が住む町の、ひいてはこの国の発展の土台となります。

 自分たちの生活を創造する自由と、その後の決議に従い守っていく責任をしっかりと学んでほしいものです。

1月は「食に感謝」する月間

 学校が始まって、何といっても感謝するのは給食ではないでしょうか。

 私たち教職員も子供たちと一緒に毎日給食を食べますが、長期休業になるとその有難さに、感謝の気持ちが強くなります。給食がないと、ついカップ麺など片寄った食事に・・・好き嫌いなく栄養のバランスをしっかりと考えて作られている給食は、本当に有難いものだと実感します。

 1月は「食に感謝」する月間と位置付けられています。給食だけではなく、御家庭でも同じです。自分たちが食べる食事を作ってくださる方々。米を研ぎ、ジャガイモの皮をむき、野菜を刻み、調味料をさじ加減し味を調えおいしい食事を作ってくださる人がいる。朝起きて、学校や仕事から帰って、すぐに食事を摂ることができるのは「当たり前のこと」ではないんだ、ということを考えてみることはとても大切です。

 他の生き物の命をいただくことへの感謝と共に、作ってくださる方への感謝を込めて「いただきます」と唱えたいものです。3年生たちが給食を食べることができるのも、あと1か月とちょっととなりました。人生最後の給食を味わって、そして感謝していただいてほしいものです。

ダンス授業、開始!

 今年もダンスの授業が始まりました!

 西山中学校ではここ数年、外部から講師をお呼びして、専門的にダンスのレッスンを受けています。対象は1,2年生ですが、今日は合同で1時間、1年生だけ2年生だけで1時間ずつ、みっちりと御指導をいただきました。今年度の講師は渡辺 結衣先生です。渡辺先生の溌溂とした雰囲気と元気な声に、すぐ生徒たちは引き付けられていきました。

 教育課程にダンス授業が組み入れられて数年たちますが、体の身のこなしだけではなく、心にあるものを身体を使って表現する「表現力の向上」に、大変な効果があると感じています。近年のダンスブーム(パリ・オリンピックでは公式種目に!)も不思議ではなく、小学生のうちから自然とリズムを取ってダンスをするようになってきています。体を自分の意志によって巧みに、創造的に動かすこと、これが私たち世代では何とも悲惨なくらい苦手です。しかし、生徒たちは、本当にあっという間に上達していきました。

 渡辺先生のアップ(準備体操)から、基本的な動き、そして曲を付けて、曲に乗ってと、あっという間のレッスン。表情もどんどん良くなり、笑顔が溢れていました。ダンスの良さはここにある。曲想に合わせて身体を動かし、次第に思いが乗って、心が解放されていく。とても、良いことばかりです。

 さて、講師を招聘してこの授業ができるのは、西山地区の三校の子供たちをサポートしてくださる、「西山っ子を育てる会」のおかげです。保護者の皆様にもこの記事を通じてお知らせいたします。

 「西山っ子を育てる会」の皆様、本当にありがとうございます。

 生徒たちは、生き生きとダンスに取り組んでいます!

第4回 マイキャリア講演会に向けて ~1年生・総合~

 キャリア教育として進めてきた、1年生のマイキャリア講演会。

 第4回の講演会に向けて事前学習を進めていました。1~3回の学習を踏まえて第4回のテーマは「誰かの力になること」です。柏崎で、そのような活動を進めている「地域活動サポートセンター 柏崎」について調査を進めます。まず、動画で活動の概要を学習しました。車椅子の女性に、マリンスポーツの楽しさを伝えるお手伝いをしている内容でした。シーカヤック体験や、砂浜でも乗ることができる車椅子で海岸の心地ち良さを伝えるお手伝いをしている様子が流れました。

 「ボランティアってなんだろう?」

 という問いかけに、最初は「ゴミ拾いをすること」くらいしかイメージできなかった生徒たち。「誰かの力になること」それを目的として活動している方々がいることを知り、その活動を調査していきます。本番の講演が深まるよう、しっかり事前学習に取り組んでいます。

 

NEW 2023年も、宜しくお願いします!

 

 あけましておめでとうございます。

 2023年が始まりました。本年も西山中学校教育への深い御理解と温かい御支援を賜りますよう、よろしくお願い致します。

 校舎内に生徒たちの笑顔と元気な声が溢れ、学校が息を吹き返したかのようです。今日は、休業前集会から始まりました。まず、12月末に決定した令和5年度生徒会役員の任命式を行いました。新会長、副会長、応援団長4名が真剣な面持ちで抱負を語ってくれました。

 12月の休業前集会で「新年に決意を、志を立ててほしい」と話したのですが、新旧の団長に代表して自分の「立志」の思いを話してもらいました。自分をさらに高めたい、挑戦したい、成長したい、という意欲にあふれていました。その後、私からの話です。

 冬の寒いこの時、進級進学に向けて一年間のまとめをする、辛く感じたり困難に思ったりする時でもある。しかし、こういった時をしっかりと乗り切ろうと力を付けること、それが大切である。12月のこの度の雪では、倒木があいついだ。しかし、竹は、重い雪にも折れない。硬い節を作り、上へ上へと成長する竹。一節一節が全体を支え、重さを受けしなるとも、折れない。皆さんもこの冬の一時を、自分自身の硬い節を作る時期と捉え、一年間のまとめに力を注いでほしい。

 と、話しました。3年生にとっては、まさに進学に向けた勝負の時。3年生たちが深く頷いてくれていたことに、私は嬉しくなりました。残り38日間の西山中学校での生活を燃やし尽くして欲しいものです。

2022年、ありがとうございました!

 23日、休業前集会を終え、2022年の授業日が終わりました。

 集会では「4月に進学・進級をする時に、新たな決意をするものです。しかし、日本人的には、新年となり新しい年を迎える、これも大きな節目であり、そこで新たな決意をするものです。昨年までの自分の失敗や良くなかったことは、いい意味で忘れ、新たな決意をする。気持ちを新しくする。これが素晴らしいことです。」と新年の決意の意味を話しました。

 一回、ここでリセットする。新鮮な気持ちになる。もう一度、挑戦するべきことについて考えてみる。年度としては途中なのですが、セカンドチャンスがもらえるような気にもなります。そして、こう付け加えました。

 「皆さんは、そんな意味で新年の決意をしてきてください。そして、14歳以上の人は「立志」をしてみてほしいのです。かつて、14歳になると大人扱いされていたそんな時代の日本がありました。立志と新年の決意の違いを言うなれば、『今年は飲みすぎない、食べ過ぎない、やせるぞ!』といったものは決意ですね。立志とは『志を立てること』。志とは『自分は何者になるのか』ということをしっかりと考えそれを目指していく、ということです。どんな人物になろうとするのか、それを真剣に考えるのも、ゆったりとした冬休みですから、悪くないでしょう。新しい年に、是非皆さんに聞いてみたいと思います」と。

 若者たちが元服を迎える時の志になぞらえて話をしてみました。是非、御家庭でも話題にしてほしいものです。

 さて、これまでたくさんの御支援をいただいて何とか9か月を過ごしてまいりました。2023年も、深い御理解温かいご支援を賜り、学校運営にあたります。ありがとうございました。来年もどうぞ、よろしくお願い致します。

                                      西山中学校 教職員一同

NEW 令和5年度のリーダー決まる!

 豪雪からあけ、なんとか生活を取り戻し、延期していた令和5年度の生徒会役員選挙を終えることができました。

 立候補者たちは、自分たちの描く未来の西山中学校について、堂々と語り立会演説会を終えました。代表質問が行われたのが下の写真です。「今」を引っ張ってきた現会長が、「未来」をリードする新会長候補に向けて、自分がやってきた生徒会運営、西山中学校生徒の姿を踏まえ、次年度の方針について真剣に問うている姿です。お互いを尊敬し合っている真摯な態度。リーダーの対峙する姿に、私には言いようのない感動がありました。集団を導く責任、理想を追い他のために身を尽くそうとする真剣な姿がそこにあったからです。政治とは、こうあって欲しいものだ、と大人こそ襟を正さなくては、と思い知らされた気がしたのです。

 3年生が残してくれる素晴らしい姿も、残りわずかとなってきました。この子たちのために、日本一の卒業式をしなくては、と眉をあげ新年を迎えます。

大雪に見舞われて・・・

 19日に降り続いた大雪。国道8号、116号共に立ち往生車両が出て、大変な渋滞が発生。災害救助法が適用されて、自衛隊の支援が行われる一大事となりました。

 渋滞に巻き込まれて一夜を明かすことになってしまった保護者・地域の方もいらっしゃるのではないでしょうか。大変な御苦労をされたことと、お察しします。御家族の心配はそれこそ不安で辛い大変な思いだったでしょう。また、除雪に明け暮れ、疲労が重なっておられる方も多いと思います。大変お疲れ様です(私も腕が上がりません…)。

 柏崎市は市内の小中学校を二日間、臨時休校としました。いよいよ、明日22日(木)は学校再開です。学校周辺はおかげさまで除雪車が入り、駐車場のスペースは取れています。生徒の通る道については、狭くて申し訳ないのですが、職員協力して道付けをしました。明日は気を付けて登校してください。

 明日は、延期していた令和5年度の生徒会役員選挙もようやく開催できます。立候補者・関係者は、最後の訴えですね。心を込めて、「未来の西山中」について、自分の公約に夢や希望を込めて熱く語って欲しいものです。

にしやま心プロジェクト講演会 ~これからの時代を生きるみなさんへ~

 今日は、にしやま心プロジェクト講演会を開催しました。

 ここまで人権学習を進めてきましたが、差別や偏見を許さないということにとどまらず、世の中の様々な人たちの多様性を尊重し、豊かな共生社会の実現に向けて、ということも人権学習のねらいです。今回YuiToさんを講師に迎え、Xジェンダーや多様な性について、みんなで学習しました。思春期は特に、心と体のアンバランスが起きて悩むことが多い時です。そして、悩みから孤立して一層苦しい思いになりがちです。YuiToさんは、自分の御経験からもいろんな人がいるし、いていいんだということを生徒たちに語り掛けてくださいました。

 給食を共に食べ、昼休みまで生徒たちと一緒に過ごして下さって、素のままの飾らないお人柄に触れ、生徒たちも心を通じ合わせることが出来ました。大変貴重な機会をいただきました。YuiToさん、有難うございました。

 

 

個別面談、御来校ありがとうございます! ~ 作品展示御覧いただけましたか? ~

 慌ただしく過ぎていく師走、間もなく年の瀬を迎えます。

 13~16日、足元の悪い中、保護者個別面談への御来校、誠にありがとうございます。生徒たちの後期前半までの頑張りをお伝えし、保護者の皆様と分かち合い、課題については共有しお互いの場面でよい支援ができますよう面談を進めています。

 この御来校の期を生かし、生徒たちの技能教科の作品を展示しています。1年生は美術絵画と木工、2年生はロゴデザインと金属・精密機械の溶接組立、3年生はデッサンの作品を2F図書室から調理室までの廊下に展示しています。熱心に取り組んできた成果を御覧いただき、御家庭では褒めていただけたら嬉しいです。なかなかの力作ぞろいです!

 

NEW 人権について考えるⅡ ~差別に気付く力 差別をしない許さない心~

 先週に引き続き、人権教育、同和教育の実践を継続しています。

 1年生は、前回「世の中にある差別に気付く」というところから、今回は 江口いと さんの「人の値うち」という詩を題材に、学習しました。被差別部落に生まれた江口さんが、人間的な内面ではなく、外見や社会的経済的な肩書、生まれた場所で受ける不当な差別への怒りや悲しみが、短い文章ではありながら、生徒たちの心に突き刺さりました。

 3年生は、就職差別の続きとして、就職時に提出する書類が、会社によっては個人の思想や親の財産を記入しなくてはならない物(社用紙)だったり、面接で聞かれる質問が親の職業や住所、信仰する宗教や支援する政党を聞かれたりするなど、本人の能力や仕事への適性とは全く関係がないことを知られそれが合否の判断となっていたことを知りました。就職という機会に不当な差別が見え隠れしていた事実について学習しました。

 2年生は、結婚差別について、2回目の授業でした。繰り返すことで、人権についての考えはさらに深まり、見ようとしないと見えない世の中の差別や偏見について、気が付くことが出来るようになりました。誰もが人として尊重される社会づくりに向けて、まだまだ人権学習は続きます。

人権について考える ~差別に気付く力 差別をしない許さない心~

 12月は、人権について考える月間です。

 先日の2年生の取組に続き、1,3年生が道徳で人権について考える授業を行っていました。

 1年生は、県のホームページを見ながら、世の中に差別を受けている人たちがどのくらいいるのかどんな差別があるのかについて学び、今も根強く残る同和問題(部落差別)を取り上げました。

 様々な法律が出来ているのに、今なおなくならない。過去のことではなく、今の問題でもあること、どこか遠い場所の問題ではなく、新潟県にもある問題なんだということを踏まえて、「差別をなくす」ためにどうしていくのかを真剣に考えました。「自分ごと」をキーワードに、問題を傍観することなく差別を受けて辛い思いをしている人たちの心に寄り添う視点で考えていきました。

 3年生は、義務教育終了を目前として、やがて自分たちも通る道である就職、その差別にについて考えました。世の中にそんなことがあることに驚きつつ、主人公の思いをくみ取った生徒たちからは、怒り」や「やるせなさ」が語られていました。

 この時間だけで終わる学習ではありません。1年生については、まだ学習の入り口にすぎません。授業者は「この大変な問題を知らない人がこんなにもいることこそ、問題だ」と、県の統計グラフを見せながら話していました。まず、差別の現状をしっかりと知ること。そして、それをスタートに人権侵害について決して他人事ではなく自分事として考えていくこと。すべての差別がこの世の中から無くなるまで、人権教育に終わりはありません。

第2回 キャリア講演会 ~3年生~

 夢や目標をもって、社会でたくましく生活している方々をお招きして自分の生き方を考える機会とする、3学年の第2回キャリア講演会が開かれました。

 今回は、車椅子バスケットボールの選手である、新潟WBCの松川様から御講演いただきました。

 松川さんは、かつてはサッカー少年だったこと、事故による骨折で脊椎損傷となり下半身が自由にならないこと、車いすバスケットボールとの出会いなど、お話しくださいました。車椅子の助けはいるが、自動車の運転もできるし、仕事を持ち健常者と変わらない生活をしていること、バスケットに向かう情熱あふれるお話に、生徒たちは真剣に聞き入っていました。逆境に立ったとしても、何事にもあきらめずに挑戦する姿勢、物事をプラスに考えていく大切さを学びました。

 体育館で、車椅子バスケットの体験もさせていただき、その大変さを知るとともに、車椅子を自在に操り自分を鍛えて素晴らしいシュートができる松川さんのすごさに驚いていました。社会では多様な人々が生活をしていること、そして共生の視点でお互いを尊重し助け合って生活をしていく大切さを肌で感じる機会となりました。

 松川様、本当にありがとうございました。

受け継ぐ・繋ぐこと ~第2回マイキャリア講演会 1年生~

 1学年のマイキャリア講演会も第2回目となりました(1回目は残念ながらお聞きすることが出来ず、話題にできませんでした・・・)。

 今回は、東柏崎駅近くの和菓子の老舗とらや(ToRaYa)さんの三代目の上野宏太郎様をお招きし御講演いただきました。上野様は和菓子屋に生まれながらも家業を継ぐ意思はなく、埼玉の大学に通っていたそうです。聞くところによると、教員免許取得を考えていたそうです。しかし、親の介護をしながらも必死に働く両親の背中を見て、「自分が力にならなくてはいけない」と考え、大学を中退し家業を手伝いだしたのだそうです。

 2020年からは、新規事業としてカフェスペースを立ち上げたそうです。お店経営の実績も知識もない中、しかも会社員との二足の草鞋を履きながら必死に会社経営について学び、また新たなメニューの開発や事業構想を立てるという多忙な日々を送っているそうです。

 生徒たちからもたくさんの質問が寄せられました。

 働いていて一番うれしいことは?との問いに、「やはりお客さんに喜んでいただけた時」と、話されました。業績が良い時も嬉しいけれど、何よりお客さんが笑顔でお菓子を食べておいしい、と言ってくれた時、自分がその方にとって少しは役に立てたのかな、と感じる時が、何といっても嬉しいのだそうです。

 働く、ということはまさにそういうことだ、と私も共感しました。一年生にとって大変勉強になったご講演でした。

 上野様、大変ありがとうございました!

 

拉致で失ったもの 夢と絆 ~人権講演会~

 1948年12月10日、第3回 国際連合総会で「世界人権宣言」が採択されて以降、12月は人権について考える月となっています。本校でも心プロジェクトに続き、蓮池薫さんをお招きした人権講演会を開催しました。

 1978年大学3年生の時に、柏崎の中央海岸で北朝鮮に拉致されてしまった蓮池さん。その後24年間家族と引き離され、やりたいこともやれない、未来そのものを失ってしまった辛い日々を過ごされました。「家族を失い、夢を失い、希望のない日々を過ごした。死にたいと思ったこともあったが、ここで死んでたまるかという気持ちで必死に生きた」と語る蓮池さん。生徒たちは、想像もできない壮絶な人権侵害が、自分たちの住む柏崎で起きたことに、大変な衝撃を受けていまた。死にたいと思った蓮池さんでしたが、生きるためには情報を知らなくてはならないと一念発起し、ハングル語を必死で勉強した、ということです。数か月後には、向こうの人の会話がある程度理解できるようになったというから、さすがです。そして、身に付けたハングル語を活用し情報を集め、いつの日か日本に戻れる日を待ったのです。

 3年生が蓮池さんに「一番辛かったことは何か?」と質問をしました。蓮池さんは「自由がないこと。夢を見ることが出来ないこと。家族との絆を奪われたこと。そう、私は野球ができないことがとってもつらかった。私は、野球が好きで野球がしたかった。しかし、向こうにはもちろんグローブもバットもないんです。」この言葉に、生徒たちは「夢や自由がないこと」「今ある自分たちの生活が当たり前ではないんだ」ということを悟りました。

 「この問題は終わったことではない。まだ、帰って来れない人たちがいる。今も続いている問題なのだということを忘れないでほしい」「夢や家族との絆がある、ということは当たり前のことではないんだ」そして、最後に「拉致問題について、北朝鮮の国民を憎むようなこと、ヘイトのような思いは持ってはいけない。そのような犯罪行為をしたのは国家の上層部、一部の人たち。政治体制を非難することはあっても、普通に暮らす北朝鮮の方々や日本に暮らす朝鮮の方々やその子孫の方々を恨むようなことは絶対にしないでほしい」とお話しくださいました。正にその通りでした。

 今も続く問題と意識し、このことを忘れないこと、相手に対して言い続けていくことが大切で、それなら我々にもできることだと感じました。蓮池さん、本当にありがとうございました。

令和5年度の西山中の創造 ~生徒会役員選挙に向けて~

 12月は、次年度へ向けて新しいリーダーたちが誕生するお時です。

 12月8日に生徒会役員選挙が行われますが、その日に向けて候補者たちは「自分たちがどんな西山中にしていくのか、伝統をさらに磨きどうやって新しい西中文化を創造するのか」を有権者である他の生徒たちに知ってもらえるよう活動をします。朝から元気なあいさつ爽やかな笑顔で、生徒たちに働きかけが始まりました。活気にあふれる、良い朝、12月の始まりです。一人では寂しい朝も、仲間と共にあいさつに立つことで、とても元気な朝になる。春先に生活委員会が朝のあいさつ運動に取り組んでくれていましたが、良いことは誰がやっても「良いこと」なのです。

 このような、素晴らしい取組を愚直にずっと続けていく大切さ、一日の小さな積み重ねが振り返ると大きな価値となっていくことを学んでほしい。そして、選挙はきっかけであり、その時で終わりではないことこそ、候補者・応援者、何より有権者である生徒たちみんなに感じてほしいものです。

心プロジェクト ~いじめ見逃しゼロスクール集会~

 心プロジェクトの全体集会が行われました。

 これは、毎年開催するいじめ見逃しゼロスクール集会の位置づけですが、現状の生徒たちの実態に合わせて、より進化・深化した心育みプランとして、「心プロジェクト」という名称になりました。「いじめがない」ではなく「一人一人の生徒たちがしっかりとつながっているか」を確認し、それぞれが考えていくことに取り組みました。生徒会が企画に沿って進行し、学級や学年がただ同じ空間にいるだけで、お互いが無関心であっていいのだろうか?より良い関係、良さを見つけ合い高め合う集団となるために、安心・信頼・共感をキーワードに、2回のグループ討議を経て考えていきました。

 建設的な話し合いを積み重ね、また、先輩の後輩の意見に耳をそばだて、自分の中にあるものを深化させていった西中生。今後の「勇気ある一歩」をどう踏み出すのかに、期待しています。

 マザーテレサは言いました。「愛の反対は憎しみではない。無関心だ」と。人の喜びも痛みも、自分事のように感じられる豊かな心を育みたいものです。

大好きな仲間と会社を創った ~学校だより~

 今月の学校だよりを発行しました。

 毎号HPにもアップし、カラーでご覧いただけるようにしています。今回の巻頭言は、私が10月にお聞きした、フラー株式会社の渋谷会長のお話を載せました。渋谷会長のたぐいまれな判断力決断力。夢や目標を叶えようと、まっしぐらに行動する姿勢。「この友達とずっと一緒にいたい」という思いが起業につながっていくことなど、自由な発想を持ちつつ、失敗を恐れず行動することの素晴らしさを生徒たちに伝えたいと思いました。なにより、故郷・新潟への思いがすばらしい。私自身、とても感銘を受けました。

 未来は、自分で切り開く、そしてそれは絶対に不可能なことではない。そんなメッセージが西山を愛する西山中生徒たちに伝わることを願っています。そして、一番大切なことは「夢を叶えるために、学生であるときにがむしゃらに自分を鍛えておくこと」、このことを伝えたいのです。今、夢や目標が見つからなくたっていいんだ。今は「いつかきっと役に立つ」と思って、何でもいいから夢中になって、必死になって、自分を鍛えてほしいと思います。

 渋谷会長をはじめ、掲載に御協力いただいたフラー株式会社の皆様に感謝します。

キャリア講演会 ~3年生~

 今日は、3年生のキャリア講演会でした。

 外部から社会で活躍されている方、自ら起業して人生を切り開いて来た方などをお呼びして、自分自身の将来設計を考えたり、夢や目標の実現に向けてどんな努力が必要なのかなどのヒントをいただいたりする機会です。

 今回は、オッドアイ イデア(Oddeye idea)の渡邉様を講師にお迎えしました。

 渡辺様は、現在家屋の内装やリフォーム、リノベーションを請け負う会社を設立しています。内装等は「他ではやらない独自なもの」を目指し、奇抜で豊かな創意やアイデアを生かして設計施工に取り組んでいるとおっしゃっていました。中学生に話す内容もしっかり事前に7つのストーリーを作ってくださり、わかりやすくお話しいただきました。

 自分が中学時代にテスト休みの部活休止期間中、7日間で部屋の模様替えばかりやっていたこと。しかしそのことが、仕事をする上で、意外と無駄になっていない、というお話。人生を冒険にたとえた時、やはり武器をいくつか持っていた方がいい。その武器は、きっと今しっかりと学ぶことだ、というお話をしてくださいました。社会に出ていろんな苦労をし、いろいろと間違ってしまったことがハプニングなんだけど、それが、今の人生をしっかりと作ってきたこと。そして独立までの苦労と、独立して十年の今だから言えることを赤裸々に語ってくださいました。

 こんなお話こそ、子供たちにとって一番魅力的です。信念をもって生きることの大切さがひしひしと伝わってきました。その後の質問コーナーでは、ただの質問に終わらず、生徒たちにも一緒に考えさせるような語り掛けで、より主体的に生徒たちが問題意識を持つように働きかけてくださいました。本当に、ありがとうございました。

 失敗は結果的に今に生きる。人生、思うようにいかないハプニングがある。しかし、それこそ人生なんだ。というお話を、それこそ、自分たちの人生に生かしてほしいと思いました。

 

全市一斉地場産給食DAY!

 11月18日、今日は全市一斉地場産給食デーということで、柏崎産の食材で作られた給食です。

・ 柏崎産大豆のマヨサラダ

・ 谷根鮭de焼メンチ

・ 秋の恵み汁

・ 味付け海苔

 そして、ご飯は柏崎産の「新之助」の新米で炊いたものです。

 海苔の袋のデザインがとってもGood!

 どれもとっても美味しい買ったです。新之助の説明には「暑さに強い品種」ということが書いてあり、粒が大きいということは知っていましたが、新たに勉強になりました。近年の酷暑で稲が焼けて粒に黒い色が入ってしまうことがあると聞いていたので、新之助はそんな夏に強いのだなぁと感心しました。品種改良という、人の努力は素晴らしいですね。今後も、新鮮で安心な、地場産を大切にしていきたいです。

NEW 第3回WEB診断問題 実施

 以前からご紹介している、WEB診断問題の第3回目が本日行われています。

 1年生はまず最初は国語。その様子をのぞいてみました。

 今回の問題は、「生徒会役員選挙」を題材にしています。中学生にとって今が旬の話題でもあり、テストでありながら自分事のように考えられる工夫がみられ、「出題者はさすがだ!」と、うなってしまいました。

 選挙について考えていくときに、今年度の公約や実績をグラフで示してあり、それを資料として生徒たちは考えていきます。図表やグラフが何を示しているのかを読み取る力を試すなど、とても工夫がされています。公約の難易度を4象限マトリックスで表したりと、「言語」の学府である国語が、物事を視覚的にとらえたり視覚的に表現されていることを頭の中で深く思考し、言語として表現させるという、とても現代的なアプローチに変わってきていることに気が付きます。  

 テスト後は、いつものように小グループで「自分はどう考えたか、そしてその理由」について話し合っています。答えを覚えるのではなく、答えの導き方が段々と分かっていきます。とても価値ある時間です。

 

 

より高みを目指して 西山の礼''2022 ~生活委員会~

 今年度の学校生活も折り返しです。

 春決意してきたことが、ともすると年度中盤は意識が薄れ、あるいは中だるみし、惰性になってしまうことはよくあることです。さて、そんなときの分かれ道…

 あきらめてしまうのか

 もう一度、新たに決意するのか

 生活委員会は、後者を選びました。「中だるみした今の姿」と春から目指してきた「あるべき姿」を生徒朝会で具体的に示し、西山中学校の誇りある姿をさらに磨き上げようとしてくれています。ここが素晴らしいことです。

 誰しも、決めたことが上手くいかなかったり、惰性に流れてしまったりということは学習や部活動や、大人では仕事についてなど、誰しもあるものです。ただ、そこであきらめてしまうのか、もう一度初心にかえるのか。気持ちをもう一度締め直すことが出来る、ということが社会に出ていくとき必要な資質・態度なんだと思います。辛いことや上手くいかないことは、今後もきっとある。でも、あきらめないで初心にかえってもう一度!

 生活委員会の気持ちを生徒・教職員一同、「初心にかえって」受け止めました!

 

春に向かって・・・ ~美化委員会~

 美化委員会がプランターに花苗と球根を植えてくれました。

 冬に向かう今ですが、春の準備です。3年生が巣立ちゆく卒業式の彩となるようパンジーやビオラを、新入生を温かく迎えられるようにチューリップを、美化委員のメンバーが植えてくれました。

 春咲く花々は、冬の寒さを知らないと春に花を咲かせないと言います(温かいところでは球根を冷蔵庫で保存すると言います)。これから、冷たいみぞれに打たれたり、雪に埋もれることもあるとは思いますが、静かに力を貯め春には満開に花を咲かせて欲しいものです。

 美化委員会の皆さん、ありがとう!

NEW 新米、はじめました! ~柏崎・地場産物について知ろう~

 食堂の入り口の掲示を見て、心がワクワクしました。

 「新米 はじめました」と貼ってあります。

 新米のつやつやとした輝きと香りの高さに胸がわくわくする時、「自分は日本人だ。そして日本人でよかった!」と感じる一瞬です。新米には、派手なおかずは要らない。梅干し一個、明太子の一かけらで、ご飯のうまみを存分に堪能したいものです。

 さて、11月は半ばに入りましたが、「地場産物について知ろう」ということで、たくさんの地場産物の掲示がありました。近くで取れたものを新鮮なうちに食べることこそ、おいしい食べ方はありません。

 今、テレビを見ていると「新潟県産米粉」を宣伝するCMが流れています。米粉で作るパンや麺の美味しさを紹介しています。給食にも米粉パンが出ますが、たしかにもちもちしていてとっても美味しいです。私が想像するに、このCMの放送はウクライナ危機と無縁ではありません。ウクライナは世界を代表する小麦の産地です。ウクライナで起きている悲惨な戦争のせいで世界の小麦価格が上昇し、小麦製品の値上げが起こっています。日本の食料自給率は40%を切り、6割を外国からの輸入に頼っているため、このような事態は今後も避けられません。

 地場物を知ろう、という取組は、「日本人の食べるものは日本で作ろう」といった考えにつながっていきます。一つの国を追い詰めるのは、ミサイルや銃などの武器だけではないのです。今ロシアが各国から経済制裁を受けていますが、日本に対して「食料を売らない」と言われるだけで、日本人は存亡の危機を迎えてしまうのです。国際社会で世界各国と協調していくという姿勢はもちろん正しいこと。しかし、「自分の国は自分で守る」ということについては、食の面からも考えていくことが必要です。産地が分かり、安全安心な食について考えていくきっかけとなると嬉しいです。

薬物乱用防止教室

 3年生対象に、薬物乱用防止教室が開かれました。

 義務教育を修了しようとする今、社会に潜む犯罪に気付き、自分で自分を守る力を身に付けるべく、ライオンズクラブから2名の講師の先生が来てくださいました。

 麻薬、コカイン、大麻、合成麻薬、危険ドラッグなど、都会だけの問題かと思うと、新潟県では135件もの犯罪が検挙されている(令和3年度)。そして、2020年には柏崎の高校生が大麻の使用で逮捕されているという事実を聞き、決して遠いところの話ではない、ということを実感しました。また、それらの誘惑はSNSを通じて知り合った「友達」や「恋人」と思っていた人を仲立ちとして、「麻薬や危険ドラッグ」等と認識しないまま使用し、中毒症状に陥ってしまった例を動画から学びました。

「これを飲むと、集中できるよ。眠くならないよ。サプリ(健康補助食品)だから大丈夫!」

こんな、甘い言葉で使ってしまうという、恐ろしいものでした。不安や恐怖からまぬかれる術は、「正しい知識」です。このことを卒業後の生活でしっかりと生かしてほしいものです。

ライオンズクラブの皆様、本当にありがとうございました。

自己ベストをたたき出せ! ~ 後期中間テスト ~

 自己ベストをたたき出せ!

 土日とテスト勉強に多くの時間を費やしたであろう、生徒たち。登校するあいさつと共に、標題のセリフをエールとして投げかけました。今日は、いよいよ後期の中間テスト。中間はテストが1日しかないため、きっとこの土日の追い上げは皆大変だったことでしょう。努力してきたことを、この日のこの時間に出し切る。自分の中の確かな力をぶつけてほしいものです。

 しかし、テストは「自己理解度を図る物差し」にすぎません。テストが終わった後、「何が大切だったのか」をしっかりと見直し学習し直して、頭の中を100点満点にする。テストは、間違い発見器なのです。結果の点数だけで評価をするのではなく、そこに至る過程を褒め、しっかりと振り返りテストの復習をしている姿こそ、褒めてあげてほしいものです。

 「自己ベストをたたき出せ!」ここには、他者との比較ではなく、過去の自分を乗り越えようとする尊さ、へのエールです。

 3年生にとって、定期テストは残すところ1回となりました。今回の中間テストにかける思いは、人一倍だったことでしょう。いよいよ、進路に向かう大一番。これからの3カ月の学習で、太い太い力を育ててほしいものです。

社会的な問題をきっかけに・・・ ~道徳・1年生~

 1年生の道徳授業をのぞいてみました。

 ある大学生の投書を題材に授業が始まりました。「ごみのポイ捨ての無くならない日本社会。アメリカのようにいたるところにごみ箱を設置すべきではないか。」という内容です。これに対して、生徒たちは考え、自分の意見を答えていきます。次に、この投書に対するAさん、Bさん、Cさんの意見を読みます。自分が共感するものはどれか、またその理由を考えていきます。投書に初に共感する意見と、「日本人には、自分で出したごみは持ち帰るという道徳心がある」「ゴミ箱設置にはたくさんのお金がかかるだろう」という意見です。

 タブレットを活用した道徳授業。深く考え心を豊かにする道徳にPCは必要か?と思われるかもしれません。

 しかし・・・自分の考えを回答する時間は個々に違います。授業者は、個々の思考の時間を保証してやると、早く書き終わった生徒は間を持て余してしまうものです。タブレット学習は、書き終わると他の生徒の意見を自由に見ることが出来、待ち時間が無くなるとともに、生徒同士の意見交換がとてもスムーズにできます。

 そして、今回のように「どの意見に賛成か?」といった意見集約も瞬時に行われ、どの意見が多数派なのか、すぐに可視化されます。

 それらを基に、子供たち生身の意見交流や議論が行われます。ここが一番大切なポイントで、この議論が焦点化され、議論の時間が確保されるのです。

 最後に、何を考えてほしかったのか。それは、「ゴミをポイ捨てするのは悪い。これはどの人もわかっている。しかし、取るべき行動に対してはいろんな意見がある。その誰もが納得して(あるいは妥協しながらも)生きていくためにはどうあるべきなのか?」という、私たちの生活全般でぶつかる、多様な人々が同じところで共生していくためにはどうあるべきか、という普遍的な問題について考えさせているところが、今日の授業の肝、授業者のねらいでした。1年生の心の発達を考えると、とても高次な思考段階を経ないと難しいことだと感じましたが、まず、身近な共感できる話題からスタートし、仲間の意見を知り、他者の考えに触れる経験を経ると、しっかりとした考え方を持つ生徒が出てきます。

 すでに、「民主主義」という言葉を咀嚼したかのような意見が出て、私は驚きました。尊敬の念すら持ちました。

Super Student at Nishiyama JHS!

令和4年度 進路説明会 ~3年生~

 今日は、3年生の進路説明会です。たくさんの保護者の皆様に御来校いただきました。ありがとうございました。

 3年生たちの目指す高等学校等の手続きは、インターネットの普及もあり便利なようですが、初めて行う方々にとってみれば、より複雑になってきているといういい方もできます。特に、私立高校の入試は複数回の受験が出来たりと、より複雑です。そして、肝心なのは「手続きには〆切がある」ということ。手続き漏れで、進むべき進路が閉ざされた、なんていうことが絶対あってはなりません。そのために、今日の説明会を設けています。

 冒頭あいさつでは「3年生との別れが近づくのは大変寂しいこと。しかし、自分自身の夢や目標に向かって進む3年生たちを精一杯送り出したい。夢や目標がまだ見つからない人がいていい。それを見つける3年間にしてほしい。18歳成人となり、より大人の扱いをされる。選んで自ら門をたたいたのが高等学校であり、時に自己責任を問われる。そんな厳しい一面がある一方、高度情報化でより複雑化する社会において、皆さんの置かれている状況も変わり、思い悩むことが多くなっていくのも事実。困った時は、困ったと言っていいところ。助けを求めていい場所だ。伝え合うことの大切さを十分に知っている皆さん。自分の気持ちを伝えること、困ったら助けを求めることを恐れずに。ここにも、仲間たちがいます。自信をもって、自らの道を進んでほしい。」と話しました。

師匠に学ぶ!包丁を使いこなせ ~2年生・総合~

 2年生は総合的な学習の時間で、いろいろな職業について学習を深めています。

 職業観をもって、将来のために目標を目指して学ぶ、キャリア教育の一環です。今回は、市内でお店を開いていらっしゃる、割烹・いなほの小池様と、呑食処・三五郎の品田さんに来校いただき、板前職人としての技、包丁の使い方を御指導いただきました。

 野菜を包丁の技術で見た目も鮮やかに変えてしまう「飾り切り」を教わり、実践してみました。小池様の模範演技では、一本のキュウリが、蛇腹のように長くなったり、らせんが付いていったり、見た目がどんどん鮮やかになっていきました。見ていた2年生たちからは感嘆のため息が漏れていました。包丁で野菜を切るのも精一杯なのに、そのような様々な技法で食感もおいしく変わることを聞いて、その技術の確かさに感心していました。

 いよいよ、2年生たちの実践です。日頃、使ったことがない包丁に悪戦苦闘。まるで、カッターで鉛筆を削るような格好の生徒もいて、見ていてひやひや。しかし、これこそ体験です。使うこと以外にモノの上達はないのですから。

 切った野菜は、塩水につけると柔らかくなって食べやすい、ということも学習しました。今日のねらいのもう一つは「食育」にもあります。豊かな食生活に、包丁技術は欠かせないことも学びました。お客様をもてなすために、常に心遣いをしていること、また、お客さんの笑顔が働く活力となることも、教えていただきました。

 今日練習した技術は、野菜の酢の物をつくるのに活用できるそうです。ぜひ、家庭できゅうりや大根の酢の物を作ってみてほしいものです。

3年生、ハンドボール真剣勝負! ~保健体育~

 立冬を過ぎ、いよいよ暦は「冬」です。

 テストも近づきますが、寒い寒いと縮こまっていては、健康体力の維持増進は望めません。受験期、運動不足により肥満傾向が見られたり、せっかく鍛えてきた筋肉が落ちてきて代謝が悪くなったりすることで、体調不良が気になる頃です。その分、体育授業では、運動量が多くしかもみんなで楽しみながら活動できる、ハンドボールに取り組んでいます。経験者が少ないスポーツでもあり、生徒たちは興味津々。バスケットボールより接触が少なく、ボールが小さいのでパス回しが速く、スピーディ―に展開しています。

 男子も女子も、チームで協力しながら思い切りゴールめがけてボールを投げ込んでいました。いい汗をかき、血の巡りも良くなったことでしょう!学習の効率を上げるためにも、適度に筋肉を使い血流を良くした方がよいようです。家庭においても、ストレッチや多少の筋トレを取り入れることは、ストレスを軽減し学習に良い影響が出ます。3年生にとっての真剣勝負の後期中間テストが迫ります。

 がんばれ!3年生。

合唱祭を振り返り、そして更なる「全進」(生徒会スローガン)を!

合唱祭が終わりました。御来場いただいた皆様、ありがとうございました。

各学年のフルパワーを存分に発揮し、全校合唱で3学年が統合された素晴らしい歌声と声の広がりで満たされた体育館。心に深く深く刻まれました。

さて、生徒朝会でその振り返りが行われました。感じた想いのシェアリングです。春から生徒会が進めてきた、自分たちが励まし合い高め合う集団として成長出来てきているかをマラソン記録会終了時、体育祭終了時と今を比較し、みんなで成長を確認し合いました。

会長の桜さんから、新たな提案がありました。それは「心プロジェクト」。

みんなが成長を遂げてきている。もう一度振り返り、みんなが本当につながっているか、人の思いに気が付き温かい関係を創ろうとしているか、まだまだ私たちの「心」は成長できる。温かく、豊かに、優しく、人を思いあって、そんなことを心に強く意識してみんなで取り組む、それが「心プロジェクト」です。

 

日々を振り返ってみることから、今の自分たちの「位置」を確認することから、一歩の前進(全進)がまた始まります。

令和4年度 合唱祭 ~心動 届けよう この思い~

昨日の豪雨も朝には上がり、朝日の差し込む秋空の中、合唱祭を行いました。

夏休み前から曲を決め、音楽の授業はもちろん、10月に入ってからは朝、昼休み、放課後と練習を繰り返してきました。声が出ていない、歌詞を覚えていない、曲のイメージが伝わってこないなど、それこそいろんな困難があったことと思います。特にみんなをひっぱるリーダーたちは、大変な苦労があったことでしょう。しかし、次第に歌声が大きくなりハーモニーが整ってくることに学級のみんなの成長を感じていたことと思います。

後期は、「共感すること」を成長のテーマとしました。合唱は、まさに曲に詩に込められた思いに共感し、頑張る仲間の思いに共感し、伝えたいみんなの気持ちに共感し、みんなで歌い上げます。1年生、2年生、3年生の合唱、そして、全校合唱。吹奏楽部からの演奏で幕を閉じました。講評に、松浜中学校の矢島先生をお迎えし、お言葉をいただきました。それぞれの学年ともに、良さを褒めていただきました。そして、西山中生徒の立ち居振る舞いの素晴らしさは、昨日今日できることではない。日々の生活の素晴らしさですね、とおっしゃられた時、生徒たちの内面を褒めていただけたと思い、私は本当に嬉しかったです。

 たくさんの御家族、保護者の皆様に御来校いただき、温かい拍手、温かいメッセージをたくさんいただきました。当日防災訓練と重なり、緊急メールのテスト等があって携帯電話の音を鳴らさないよう御配慮いただくなど、不慮の対応もあったのですが、ホワイトボードに応援メッセージを書いていただくなど、たくさんの励ましをいただきました。

本当にありがとうございました。生徒たちは今日の思いを今後の生活にしっかりと生かして今後の成長につなげていきます。今後ともご支援ください。

 

本日、本番リハーサル!

本日5限に、合唱祭の全体リハーサルを行いました。

開閉会式に、入退場等の練習をしました。本番は歌もそうですが、凛とした姿を見せられるよう、確認です。その後、全校合唱の練習をして、それぞれの最終的な課題を持ち帰りました。全校がそろった歌声は、決して人数が少ないとは感じない迫力がありました。生徒たち一人一人の気持ちが、何倍にもこもっていたからだと思います。

放課後は、2年生が体育館練習でした。リハーサルの後だけに、気合十分といった雰囲気でした。

練習の開始からリーダーを中心とした、自分たちの自主運営です。大成長を遂げている姿にすでに感動です。2年生の歌声は、情感たっぷりで聴いていると心がさざめき立つようでした。本番は、大波が来そうです。

皆さん、覚悟しておいてください!

現在の仕上がり具合は…?~合唱自己評価~

生徒玄関に、現在の各学年の合唱の仕上がり具合を数字で「可視化」してあります。

3年生の仕上がりがいいようですね。これを見て、1,2年生は大いに刺激を受けているようです。ホワイトボードにはたくさんの言葉が!自分たちへの激励だったり、他学年からの応援メッセージだったり、大変にぎやかです。熱い意欲や温かい言葉に元気が出てきます。

いよいよ明日の5限はリハーサルです。本番同様の形でステージで歌います。どんな仕上がりか、とっても楽しみです。

 

合唱祭、迫る!

土曜日に合唱祭が迫ってきました。

音楽科から、各学年の曲のポイントが示され、掲示されています。昼休みには、廊下を歩いている生徒がいません。熱心に、学級学年の練習に取り組んでいるからです。この各学年のポイントを頭において、必死に練習を繰り返しています。

日に日に声が大きくなり、曲想を捉えて情感を込めて歌う様子が見て取れるようになってきています。何より、毎日、自分たちの成長を評価しながら、そしてみんなで協力し合ってより良いハーモニーづくりに取り組んでいます。

各学年の自己評価は次の記事にお示しします。

赤い羽根共同募金、御協力ありがとうございます! ~生徒会~

 登校時に、赤い羽根共同募金への協力活動を生徒会、美化委員会が中心となって行っていました。

 今日明日の二日間の取組ですが、生徒を通じて御家庭からも多くの御協力をいただいております。大変ありがとうございます。災害のみならず、広く困っている人たちへ思いをはせながら、少しでも力になりたい、という善意を集める活動です。「ハチドリの一滴」の話の通り、自分にできることをする、大切なのは「困っている他者へ思いを寄せること」にあると思います。後期の一つのテーマ、「共感する心」いろんな角度で感じてほしいと思います。

伝えることが、楽しい! ~1年生・英語~

 1年生の英語の授業をのぞいてみました。

 春から始めた中学校の英語の授業。今日は、どうやら所有格、所有代名詞の学習のようです。絵を見ながらボールやギターなど様々なものが、「誰のものなのか」と英語で話しています。今日は、ALTの福田コートニー先生がいらっしゃる日で、英語のネイティブな発音を聞きながら授業に取り組める日。生徒たちのテンションも何割か増しに上がっていたようです。

 ゲーム形式で楽しみながら、とにかく話す機会を増やしてどんどんいろんな人に挑戦です。英語はツール。話すため、意思を伝えるための道具です。間違いを恐れず、どんどん伝えあって上手になって欲しいものです。

 

ステージ練習、始まる! ~合唱祭に向けて~

いよいよ、ステージ練習が始まりました!

1年生の様子です。狭い教室では、響いていたように感じていた声も、広い広い体育館では聞こえ方が違います。今の実力を確認し、自分たちの課題を確認しました。これから本番まで、どうなりたいかを心に年次、そして何より、各パートとのハーモニーをつくるため、心を一つに力を合わせてほしいものです。まだまだ、十分に時間はあります!

心動(こどう) ~合唱祭~

 後期は合唱祭への取組からスタートしました。

 準備はすでに夏前から始まっていましたが、いよいよ合唱祭実行委員会から今年度の合唱祭のテーマとなるスローガンが、生徒朝会で発表されました。

 今年度のスローガンは「心動(こどう) ~届けよう この思い~」

 学級全員で、西山中生徒全員で、歌に込めたそれぞれの思いを会場中に響かせて届けよう、というものです。そのために、朝会では一人一人がどんな思いで取り組んでいくのかをカードに書くことになりました。皆真剣そのもの。どんな思いが書かれているのか、とても楽しみです。きっと、仲間を思う気持ち、保護者への感謝など、温かい心が込められているのでしょう。

 それを受けて、本格的に合唱練習も始まりました。昼休みの様子ですが、真剣そのもの。10/29がとっても楽しみになりました。

令和4年度 前期終業式・後期始業式 ~終わりは始まり~

 体育祭明けの今日は、前期の終業式・後期始業式です。

 本校は間に秋休みを取らないため(夏休みを削って授業を増やしていないからです)、終わりと始まりの日が重なります。何か不思議な日ではあるのですが、そもそも「終わりは新しいことの始まり」でもあります。終わったことをしっかりと振り返り、良いことは続け改善点があれば、それを始まりに生かしていってほしい、そんな話から今日の講話をスタートさせました。体育祭の躍動、個々に果たした役割、集団としてのまとまりを振り返りながら、後期2つの目標をもてるよう2つの話をしました。このことについては、学校だより等でお伝えしたいと思います。 

 さて、学年代表3名と、生徒会代表1名から、前期の振り返りと後期の目標について話がありました。

 1年生代表は、「たくさんの初めてのことがあり、とても大変な前期だった。しかし、みんなで協力し何事も乗り越えてきた。二つの小学校が一緒になっていろんな違いも協力してやってきたことで、みんなが一つになれた。大きな前進(全進=これは生徒会スローガン)だった。」と、堂々と話しました。

 2年生代表は「今まで感じていた男女の壁がなくなってきた。今まで人任せにすることが多かったが、これからはもっと積極性を持ち行動していきたい。今の3年生のようになる」と、原稿に目をやらず、しっかりと前を向いて話す姿はとても立派でした。

 3年生代表は「体育祭を経て、仲間と協力する大切さを心から感じた。卒業に向けて最後まで、後輩の見本となるよう頑張りたい」と、やがて来る巣立ちの日を目指したさらなる成長について述べてくれました。

 生徒会代表は「まだまだ生活を見直し、もっともっと素晴らしい学校にしていこう」と提案がありました。どの代表も態度が素晴らしく、言葉に心がこもっていました。それを聞いている生徒諸君の態度も立派でした。

 私からは、「さらに心のレベルを上げた、温かい後期に必ずやしよう!」と話しましたが、生徒たちの真っ直ぐな目線にその手ごたえを感じた良い式でした。

 

 

 

 

 

晴天の下、秋風吹く爽やかな季節の中で! ~令和4年度 西山中・体育祭~

 9日、日曜日に延期した体育祭。予報通り秋空澄み渡り、素晴らしい天候に恵まれました。

 両軍ともに、一致団結した最高の軍をつくって臨んだ本番。これまでの練習で、1~3年生の学年差を感じない真剣な取り組み。「よくここまで集団を育ててきた」と、開会式で3年生、そしてリーダーたちを褒めました。どちらが勝つのか、結末が分からない、互角の戦いの始まりです。。

 各軍の目指すものを象徴するパネルも、雄々しく優美なものに仕上がりました。

 両軍火花を散らして正面から堂々と戦った各競技と応援。最終的には1点差で、青軍が総合優勝と成りました。応援賞を取った紅軍の団長は「総合優勝したかった。でも、それをした青軍は素晴らしかった」と、最後にエールを送っていました。今まで準備段階から、点数の集計による勝負は続いていたわけですが、自分たちの負けた理由を問うのではなく、「全力を尽くした自軍を越えて行った、相手の努力を誉める」という、素晴らしい人間性を示したくれたことに、生徒と言いながら、感服する思いでした。

 心にあるものをすべて吐き出すような躍動する姿、仲間を思いやり励ます姿が、準備から本番まで随所に見ることが出来ました。「感動した」という言葉しかありません。

 最後は、早く帰りたいだろうに、「パネルのかたづけを手伝ってくれるかな?」という声かけにも笑顔で協力してくれた2年生たちの姿にも、心洗われる思いでした。その2年生たちが言いました。

 「次の合唱祭は、もっと皆さんを感動させますから!」と。育ち育てられ、時代のリーダーたちが頼もしい成長をしています。

 御来場いただいた保護屋の皆様。応援をいただいたりテントの片づけを手伝っていただいたりしたことに、心より感謝いたします。ありがとうございました。

 

 

 

体育祭、延期のお知らせ ~10/9(日)実施に~

 冷たい雨が降り続いています。

 気温が随分低く、明日も夜半から午前中にかけて雨という予報が出ています。幸い、9日の日曜日は晴れ予報。気温も20℃を超えるようですので、ここまで頑張ってきた生徒たちの気持ちを生かすにも、晴天の下やらせてあげたいと考えました。

 

 柏崎市立西山中学校の体育祭は10月9日(日に延期となりました。生徒の登校は、予定通り7:40に完了です。

 御家族の皆様もご都合差し繰って、何卒生徒たちの活躍を応援に来て下さい。感動の体育祭に必ずなりますので!

 

体育祭、予行 ~火花散らす両軍!~

 秋雨のせいで多少ぬかるんだ箇所があるグラウンドでしたが、2時間予定を送らせて体育祭の予行を行いました。

 気温はかなり下がって上着が必要な中でしたが、生徒たちの心は熱く燃え滾っているようでした。厳粛な開閉会式や表彰の練習、競技では真剣勝負、そして団の心を一つにした熱い応援合戦。本番はこれ以上の気合となるわけですので、本当に楽しみです。

 あとは天気周りだけが心配なところ。8日の晴天をみんなで祈るのみです《8日怪しいようなら8日に延期となるのですが…》。熱い熱い戦いの一部をお見せします!

気温が下がっても、心の熱は下がらない!

 冷たい雨が降り、夏びていた気温を一気に下げてしまった今日、冬服で登校する生徒もちらほらと出てきました。 

 体育祭練習もやむを得ず、というよりも計画通り室内で行うことになりました。気温は下がっても、心の熱は下がることはなく、団長たちの熱い檄が飛びます。今日は、団体の整った美しさを示すラジオ体操の練習や各競技の団としての工夫など、団ごとに作戦を考えたりして時間を使っていました。

 後半、審査員を付けて「プレ審査」が行われたラジオ体操。始めたころとは見違えるように手足がそろって美しさを増しています。審査の結果、1.4対1.6と僅差で青軍の勝利!

 本番は、まだまだこれから。No  fate. 運命は決まっていません。これからこれから!未来は変えることが出来る!

 

体育祭に向けて、高まる心 ~1年生の取組~

 週末に控える体育祭に向けての練習が着々と進んでいます。

 中学校で初めての体育祭となる1年生たち。小学校での経験はありますが、中3のリーダーたちが自分たちだけの力で考えてきた応援歌や振り付けなど独自のアレンジがあり、覚えるのが大変です。そして、何といっても各軍が必死に一つになって、自分たちの気持ちを表現しようとしています。声や体の動かし方を一つにして、軍団の思いを形にしていきます。

 1年生の廊下に、掲示がありました。みると、自分の頑張りを3項目5観点で評価し、見えるかしているようです。今の段階ですでに最高の頑張りをしている生徒もいれば、様々です。低い評価位置にいる生徒は、まだまだ頑張る伸びしろがあるということ。今後の頑張りに大いに期待です。あと4日間。どんな変化が起きていくのか、楽しみです!

 出場種目の一覧も掲示されていて、「自分で先を見て行動する」ことが出来るようになっています。当日、きびきびと動き必死に走り、跳び、歌う、西山中生徒たちの姿に期待して良さそうです。

10月8日、体育祭に向けて!

 10月に入り、いよいよ体育祭が近づいてきました。

 3年生リーダーたちは、夏休み中から準備を進めてきました。1,2年生に応援を教えたり競技について練習をしたりと本番に向けて活動の盛り上がりを迎えています。後は、天気周りがよくなって、本番はもちろん、練習がグラウンドでできるように、晴天を祈るばかりです。

 西山中生徒たちは、ラジオ体操から真剣勝負です。当日は、グラウンド参観場所からの御参観は、コロナ禍ということで、来賓をご招待せず御家族限定にさせていただきましたが、奮って応援にお越しください。

 

躍動!西山魂、旋風を巻き起こす!~柏刈中学校新人各種大会~

 9/29秋空の下、涼風そよぐとっても快適な天気の中で、柏崎刈羽の中学校1,2年生が集い戦う新人各種大会が行われました。陸上に続いての大会です。

 本校からは、卓球と野球の出場です。野球はこの秋から、地域チームとして「柏崎北部チーム」となり、第二中学校、瑞穂中学校との連合チームとなっています。西部、東部との3チーム総当たり。西山選手は、投手として投げ、また野手として打ち、一生懸命戦いました。初戦を同点で引き分け、延長戦としてタイブレーク方式で決着を付けなければなりません。西部に1点勝ち越しを許し、惜敗。続く、東部との試合では、西山選手のヒットによりチャンスを作り大逆転!5-2と勝利。残すは東部VS西部の戦い。東部が西武に勝つと、3校三つ巴となります。そうなると、北部チームにも優勝の芽が出てきます。後は、祈るのみ・・・

 なんと、本当に東部が西武に勝利!3校の得失点差で決着。何と、北部チームが優勝することが出来ました。他校の選手と協力し、勝利をつかもうと必死にプレイをした。その成果としての優勝でしょう。西山選手たちは、他校の中にあっても、礼儀正しく素直で、何より熱心に野球に取り組む。そんなことを大会本部で他校の指導者がほめていたのを聞き、本当に嬉しく思いました。そんな、日頃の精進、日々の当たり前をきっちりする生活がもたらした、優勝と言えるのではないでしょうか。

 

 さて、卓球はまさに西山旋風吹き荒れる。予選を男女ともに1位通過し、決勝トーナメントで男女ともに優勝!素晴らしい成果を収めました。続く個人戦。女子は準決では西山選手同志の激戦。普段一緒にプレイしているからこそ、より緊張感が漂います。「仲間だからこそ、負けたくない!」。意地と意地とのぶつかり合いでした。だれが勝ってもおかしくない、という激戦を制したのは品田さんでした。1~4位を独占した表彰式は、圧巻でした。本当におめでとう!

 男子は、実は団体戦決勝は手に汗握る試合。2本先行した西山。しかし、次の二本を落とし並びました。勝利は最終5本目の選手に委ねられました。シーソーゲームが続きましたが、平常心で心を強くプレイしていた西山選手の勝利!簡単に勝ち取った勝利ではない分、選手たちの喜びはひとしおの様子でした。個人戦は、この夏の大会の覇者との対決。左トーナメントブロックでは何人もの西山選手が覇者に挑んでいきましたが、惜敗が続きます。対抗の山では、西山選手同志の凌ぎを削る対決。決勝戦は、夏の覇者対、右トーナメントブロックを制した飯塚さん。ものすごいスピードボールが右へ左へとラリーが続き、見ている方はボールを見失うような激しい打ち合いが続きました。結果、飯塚さんが接戦を制し優勝となりました。

 今大会では大会委員長が、「勝つから強いではなく、誰にでも思いやりをもって接し、誰にでも進んであいさつをし、困難に立ち向かう、心の強い姿を見せてほしい。たとえ負けそうになったとしても、試合を投げ出さず自分の全力を出すあきらめない姿勢を見せてほしい。そのことで、自分が強くなり、相手が強くなる。この会場全ての選手が成長できる、そのために、あきらめない姿勢を出し切って欲しい」という話がありました。

 西山中の選手たちの試合を見ていると、正にその通りの姿であったことを、一番うれしく思います。どんな選手と当たったとしても勇敢に挑み、たとえ負けたとしても腐るしぐさもなく、本当にさわやかな戦いでした。

 何よりも、普段の生活を明るくすこやかに送ってくれている西山中選手たち。本番力を出し切れたのも、当たり前を誰にも負けないようにやろうとする姿勢からです。本当に、素晴らしい成果を心から喜びたいと思います。

 みんな、よく頑張りました。おめでとう!

 そして、保護者の皆様、地域の皆様、関係の方々、御支援、当日の応援等本当にありがとうございました。

蓬莱の玉の枝 ~1年生・国語~

 1年生の国語の時間をのぞいてみました。

 単元は、「蓬莱の玉の枝」(竹取物語から)でした。古典は、今の言葉と読みや意味が異なる文章で、生徒たちにとっては英語以上に難解かもしれません。とても、とっつきにくい分野でもあります。しかし、かぐや姫くらいは知っているもの。竹取物語の中から、かぐや姫をお嫁に欲しい皇子たちに難題を出す、「蓬莱の玉の枝」という場面です。

 知っていることを手掛かりに、古典に興味を持たせたい。情景が頭に浮かぶようになるには、まずしっかりと読み込み、情報を正確に増やすこと。授業者は工夫して、どれくらい本文の内容が頭に入ったか、○×クイズ形式で振り返りをしていきました。問題は5問。全員正解者は、本文の内容が正しく頭に入っているということです。

 正解者多数の中、最後の問題。「駿河の国とは、今の何県?」。これは良問!本文には富士山の名の由来も出てきます。正解を絞り込む候補は2県・・・

 このように、国語であっても、社会科の知識も必要になりますから、読み物は総合学習です。本に親しみ、文に親しみ、古典にも親しんでほしいものです。古典の良さは、千年も前の人たちでも自分たちと同じように感じ考えたりするものなのだ、人の喜びや哀れを感じることに意味があると思います。ここが小学生との違いだよ。頑張れ1年生たち!

さぁ、家族にヘルスプロモーション! ~2年生・保健体育~

 2年生の保健体育をのぞいてみました。

 飲酒や喫煙等が健康に及ぼす害に外について学習してきた2年生たち。今まで学習した知識を総動員して「ヘルスプロモーション(21世紀を生きる人々に対しての健康戦略)をしてみよう!」という課題に立ち向かっています。飲酒や喫煙にどんな害があるかだけを訴えても、「わかっているよ!」「大人なんだから!」「自分でコントロールできる!」など、多くの反論を浴びることでしょう。人々が納得して、健康について真剣に考え、その人のため、社会のために行動することを促すために、どんな風に説得すればいいのか、これはかなり大変な問題です。

 保健体育なりの『見方・考え方』を生かして、どう困難な課題に立ち向かうか。複数あるであろう解答の中でより最適解は何か。多くの人を納得させるためにはどうしたらいいか、を考える、とてもいい課題です。このような問題をどの教科でも考えて立ち向かわせていくのが、「主体的、対話的で深い学び」のある授業、「深い学び」から得た力を発揮する場面と言えます。さて、御家庭で是非、「家族ならどう説得するのか?」話題にしてみてください。(私の考えるヒントは社会保障費ですが…)

大きく成長して帰ってきました! ~3年生・修学旅行~

 9月21日、22日と3年生が修学旅行に行ってきました。

 コロナ禍、3月に予定していた関西方面の修学旅行が延期となってしまった3年生たち。方面を新潟に変更、時期を秋にずらし、「なんとしてでも中学校生活の大切な行事を成し遂げる!」という執念で臨んだ令和4年度でした。

 私も4月に赴任し、「この3年生たちと、絶対に修学旅行に行きたいっ!」と願いをかけて、ここまで来ました。6月以降、急に感染者が拡大し、先が見えない状況もありましたが、統計的に秋は感染者が減少する傾向。台風が襲い来る大変な週末を乗り越え、修学旅行当日を迎えました。

 自分たちの3つの目標達成を目指している3年生たち。実行委員の今までの努力も並大抵ではありません。3年生たちの気持ちを一つにまとめ上げている様子が出発式から感じられました。「柏崎の中学生の代表ということを強く意識して、柏崎を辱めることのないよう、柏崎を誇れるよう、行動しよう!」と話をし、出発しました。

 行先を変更したおかげで、素晴らしいホテルに泊まることが出来ました。大人でもめったに泊まれるところではありません。一流のサービスを受けての夕食。世界会議であるG7会議の場所にもなる予定と教えてくださいました。

 

 今回、新潟の学習となりましたが、金属加工のすごさ、県北の自然の豊かさやスケートパークでの体験活動など、新潟を再発見するような旅でした。大切なのは行先ではなく、「仲間たちと時間や思いを共有すること」にあるのだ、と3年生たちの笑顔を見てつくづく感じました。実施できて、本当に良かった、心からそう思う素晴らしい旅でした。

 

 留守を守り、優しいメッセージで迎えてくれた後輩たちにも感謝です。温かい心でいっぱいな、西山中学校です。


 

3年生 修学旅行1日目①

21日の朝、3年生が「仲間との絆を深める」、「社会において、時と場に応じた行動力を身につける」、「地域のものづくりや文化を学ぶ」ことを目的に、修学旅行に出発しました。旅行の様子を紹介していきます。

【燕市産業資料館より】

 

 

NEW 教え合い、学び合う姿 ~第2回Webテスト~

 今日は、第2回Webテストです(Webテストについては、以前に紹介をしました。過去のバックナンバーで確認そしてみてください)。

 今回も、一人一人でテストを受けたのち、それぞれにどうやって自分の解答を考えたのか、その考え方を説明したり、みんなでどうしたら、ベストアンサーができるか等について、話し合いが始まりました。

 議論を通じて、他者の考えに触れ、自分の考え方との相違を感じ取り、どうすれば最適解が得られるのか、対話を通じて最終的に「深い学び」が創り出されていたことを私は強く感じました。

 2年生の数学では、大型モニターに問題を映し、みんなで確認をさせながら、解説がされています。

 最後に教師が確認をしていて「この答え(教師が示す模範解答)じゃ納得いかない人、こんな解答ではだめなのか、という意見のある人はいますか?」という問いかけに何人もが手をあげて質問をしていました。「その答え方ならOKだね」「消去する、ということが書かれているから、その答えでもいいよ」など、自分の表現した解答が認められたり、なぜダメなのかを個々に教師が解説したりしています。配られた解答とは少し違っていても、解答の表現の仕方にはいくつもあるのだ、ということを確認できて、満足していたようです。

 正解はもちろん、間違っていたとしてもその理由がわかり「納得する」。自分の考え方が深まり磨かれていく。その深い学びを普段の授業でもどんどん取り入れていく、教師にも生徒にも学びの時間となりました。

 

 

越後バナーナ、誕生秘話!~2年生・キャリア講演会~

 先日、2年生のキャリア講演会が開催されました。

 キャリア教育とは、子供たちの学びにとって一つの柱となり、小・中・高・大と一貫して「将来、自分はどう生きるのか」というテーマについて考えていく、というものです。自分の将来のために、各教科をはじめ様々な学びがある、自分自身の将来への希望や夢が学びのモチベーションとなり、内発的動機として、自ら学んでいくという姿勢が生まれます。

 そのために最も良い学習場面が、夢をもって社会で働く、困難を乗り越えて目標に向かう、そんな大人たちとの出会いです。今回は、地元柏崎で環境問題をしっかりと考え、モノやエネルギーを循環させて、持続可能な発展・SDGsを実践している、シモダ産業株式会社の霜田真紀子さんに来ていただきました。

 霜田さんは、大学、そして就職と柏崎を離れて暮らしていました。しかし、中越沖地震で柏崎が大変な被害にあい、父の経営するシモダ産業の工場も大変な被害にあった惨状を知り、自分にできることをしたいと帰郷したのだそうです。会社経営に携わっていく中で、自社で生産する製品を製造する時に出る熱エネルギーに着目し、それを利用してバナナ生産の農園をつくろうと、発想したそうです。

 このアイデアに、子供たちは驚くとともに、感心していました。講演の後の質問コーナーで「マンゴーとかではなくなぜバナナだったのですか?」という質問が生徒から上がりました。やはりそこには、重要な理由がありました。「バナナはフィリピンなど遠くから船で運ばれてくる。2週間から1か月はかかる。そのため、まだ青いうちから収穫して、私たちのところに届く頃、、黄色く食べられる状態になる。実は、バナナは食べごろになるまでバナナの木に付けたまま熟成するほうがよく、そのとれたてのバナナの味は絶品だ。それを食べるためには、日本で栽培しなくてはならないので、排熱を再利用して栽培することにした。」と霜田さんは話してくれました。このバナナが柏崎の特産物となり注目され、いろいろな他業種の人との出会いが生まれ、人の輪が広がっていった。循環型の環境にやさしい会社のスタイルと共に、地域の活性化につながったことも、働くことの大きな手応えで喜びである。また、社員は200人を超えたが、たくさんの仕事・受注の引き合いがあり、それをこなすためにもっと社員を増やしたい、と今後の展望を語ってくださいました。

 私もこれには「なるほど!」と頷きました。船で運ばれてきていない、樹上で熟成された「越後バナーナ」を是非食べてみようと、田中の愛菜館に買いに行ったのですが、残念ながら売切れでした。夢をもって働くこと、地域や社会に貢献していることを喜びとして働いていることを生き生きと語る霜田さんの姿は、素晴らしい魅力にあふれていました。生徒たちにとって、とっても貴重な学習場面となったことは間違いありません。

 霜田様、本当にありがとうございました。

真剣勝負! ~前期・期末テスト~

 今日から2日間、前期の期末テストが行われます。

 2週間前から学習計画を立て、今日まで学習を積み上げてきました。登校時に声をかけると「ばっちりです!」「今日の睡眠時間は6時間」「ピンチですっ!!」と、それぞれの様子。しかし、テストに向かう目は真剣そのものでした。

 結果が出ると一喜一憂な気持ちになるものです。テストを受けるに当たって、「やるだけやった」という想いを感じられることが、一番大切なことだと思います。目標に向かって、自分のできることはやり切った、そういう思いが社会に出て役割を担っていくときに、人として一番の信頼につながるからです。人の能力にはそれぞれ違いはあれど、「あの人は、自分のできる全力をもって、やってくれる人だ」という信頼ほど、確かなものはありません。

 テストは、自分の弱点発見器でもあります。間違えたところにこそ学び、どうすべきだったかをしっかりと振り返ってほしいものです。

 あと一日、頑張って!

 

町を、地域を元気に! ~西山ふるさと公苑~

 9月10,11日と、学校近隣の西山ふるさと公苑で、クラフトビールまつりが開催されました。

 第1回目が好評だったため、今回は今年2回目の開催だそうです。私も、「どんな様子なんだろう?」と思い、出かけてみました。二日間とも秋晴れの素晴らしい天気に恵まれ(実は夏のような日差しで、イベント的には飲み物がおいしい気温で大成功)、駐車場は満杯。いろんなところからたくさんの来客がありました。いくつものお店が出店され、会場は活気にあふれていました。コロナ禍人々の行動が制限され、なかなか多くの人々が言葉を交わし交流するということが出来ずにいましたが、太陽の下、おいしい料理を食べ、たくさんの人の笑顔があったことは、何という幸せだろうかと、喜びを感じました。

 地域の場所を生かすアイデアがあれば、こんなに人は集まることが出来る。このことを子供たちに感じてもらえたら、と思い記事にしました。人を集め、コミュニティをつくるためには、アイデアが必要。それこそ創造する力を発揮することがとても大切です。「何ができるか?」そんなことを日頃から考えていくことが大切だ、ということを実感します。未来を担う生徒たちに、是非ともつけていかなくてはならない力です。

 それにしても、南魚沼や見附、三条や十日町とたくさんのお店がありました。「〇〇の食べ物はおいしいんですね~」「〇〇で、これをどうやって作っているんですか?」と、自然と会話が生まれていました。人と人の対話とは、何と素晴らしいものかと、再確認した、素敵な一日でした。

躍動! 新人陸上大会 ~西中選手、一陣の風のように~

 雨予想の一日でしたが、なんとか大振りはせず、秋風心地よい中大会が行われました。

 選手それぞれに個々の目標に向かいながら、必死に、走り、駆け、跳んだ大会でした。競技に向かう表情は真剣そのもの。それとともに、応援や観戦の態度が立派で、爽やかななあいさつをしてくれる態度がとても立派でした。

 最後の種目は、4×100mリレー。女子チームがエントリーしています。夏の3年生たちは、この種目で県大会に出場。西山中の歴史に大いなる足跡を残しました。そのメンバーにもいた1,2年生たちがこの新人チームのリレーメンバーとなり、好成績の期待が高まります。しかし、世界の大会を見てもただ早い人たちが集まれば優勝するか、というとそうではないのがリレー競技。最高点にお互いが加速して相手にしっかりとバトンを渡す、その技術が明暗を分けます。息が合わなければ「失格」あるいはバトンの落下となり好成績は望めません。

 3年生の引退後、必死に個々の技術と共にバトンパスを練習してきた新リレーメンバーたち。何よりも「心を合わせ、お互いを信じる」ことこそ、最も強力な武器となったはずです。

 さて、結果は…女子リレー第1位の優勝です。西山中学校に、始めて優勝カップを持ち帰ってきました。4人の走りは真剣で、必死で、だからこそ、とっても美しかったです。大会後のミーティングで好評を頼まれた私は、「女子チームの優勝は素晴らしい。しかし、この新チームの素晴らしさは仲間の悔しさを自分ごとのように、仲間の勝利を自分事のように感じて、助け合い支え合い個々が必死に練習に取り組んできた成果だ。この勝利をみんなで喜ぶとともに、チームを引っ張ってきた新部長に、一番喜んでほしい。いいチームを作ってきた。皆さんを誇りに思う。感動しました!」と、チームにエールを送りました。

 話を聞く真剣な表情、爽やかな笑顔、きらめく優勝カップ。保護者、地域の皆様、心で応援していた西山中生徒、そして、神様にも感謝した一日でした。

明日はいよいよ、新人陸上大会!~激励会~

 新人各種大会の先陣を切って、いよいよ明日は新人陸上大会です。

 先日、その激励会が行われました。3年生の引退後、2年生を中心に練習を積み重ねてきました。暑い暑い夏休みも、ひたすら練習に取り組んできました。3年生がいなくなった分人数が減り、心細かったことでしょう。2年生は、今までは3年生についていく盛り上げ役でよかったところ、チームをまとめ引っ張っていく役割を任されました。後輩たちのことまで考え部活動を運営していく難しさに直面したことでしょう。

 しかし、そのことを乗り越え、堂々とした姿がステージ上にありました。真っ黒に日焼けしたその肌が、たくさんの努力を積み重ねた証です。明日は、堂々と戦ってきてほしいものです。

 また、秋は駅伝競技の季節。3年生から有志たちのチームも出場します。引退して、学習へと切り替えてきた今年の夏。孤独な夏を初めて味わったことでしょう。駅伝に参加することを決めた3年生たちの練習を見ていると、つらい長距離の練習だというのに、笑顔で本当に楽しそうに取り組んでいるのです。引退した寂しさを知った彼ら。また、仲間と同じ目標に向かって挑戦することの尊さに、喜びに、気が付いたのです。学習をおろそかにしないことを約束しつつも、10月の地区駅伝競技大会に挑戦します。

 人間としての実りの秋となるよう、失敗を恐れず、そして仲間と共に挑戦して来てくれることを期待しています。

喫煙と健康 ~保健体育・3年生~

 3年生の保健体育の授業をのぞいてみました。

 喫煙は、未成年には禁じられています。喫煙は一度始めてしまうと中毒性があり、やめようと思ってもやめられなくなることがあります。喫煙が及ぼす健康被害について正しい知識を身に付け、自分の健康を一生が今持っていくことをねらいとして、この授業が行われました。

 タバコには有害な物質、モノによっては発がん性のある物質が含まれているということ、中毒性があり悪いと自覚してもなかなかやめられないこと、吐き出す煙だけではなくたばこの先から出る副流煙には、吐き出す煙以上の有害物質が含まれ喫煙していない周りの人にも被害があることを学習しました。

 「吸っているとかっこよく見えるなど、根拠のないことで始める人もいる。大人になって喫煙するとしても、どんな影響があるかをしっかり知った上で、自己責任で行う。特に、周りの影響を考えて。」という話に、頷いていました。

 健康を害するということは、自分が苦しむ、家族は悲しむ、そして社会保障費としての国費を圧迫する。一生涯を健康で過ごすことの素晴らしい価値について、考えていってほしいものです。次回は、飲酒についてです。

全校で本を語ろう!~Book talk(ブックトーク)~

 昼休みにBook talk(ブックトーク)が開かれました。

 これは、3年生図書委員長の発案で、「夏休みに読んだ本についてみんなで語り合い、読書の輪を広げたい」ということをねらいとして、図書委員会が企画してくれたものです。

 1~3年生の縦割り班で、各々おすすめの本についてタブレットにまとめて、輪になって紹介していきます。生徒たちは、自分の知らない本を紹介されて興味津々で聴いていました。「次、それ読んでみたいな」というつぶやきが漏れていました。紹介された本のほとんどは学校図書室にあるものです。これから秋が深まり、「読書の秋」にしていくために、とても良い企画だったと思います。

 最後に2,3年生の代表から1冊ずつ、推薦がありました。

 2年生からは「クイズ200問」

 3年生からは辻村深月さんの「かがみの孤城」です。この作品は、私も気になっていた本です。ぜひ手に取りたいものです。

 私からは、水野敬也さんの「夢をかなえるゾウ」をお勧めします。なんでもあきらめそうになる自分にゾウの言葉がしみていく、勇気をもらえるそんな本です。図書室に置いてあります。

「働くことインタビュー」発表会 ~総合・1年生~

 1年生の総合的な学習の時間をのぞいてみました。

 「働くことの意味」について、各御家庭で家族からインタビューしてまとめてくることが夏休みの課題となっていたようです。タブレットを活用し、発表会をしていました。インタビュー前の自分の考えが、このインタビュー後にどんなふうに変わったかを発表します。

 1年生たちは、「お金のために働く」というのが、インタビュー前の共通の考え方であったように感じました。しかし、御家族のインタビューから、「人の役に立つことが自分の喜びである」「家族のために」「自分の得意なことを社会のために生かす」など、とても大切な視点を学び合っていました。発表者に応える質問や感想を述べる生徒もいました。その双方とも、発表態度がとても立派で、この5か月間の大きな成長を見ることが出来て、私はとてもうれしかったです。教科で身に付けていく学力は大切ですが、社会に出て必要な力を身に付けていくにはこのような活動が欠かせないと確信したところです。

 是非、御家庭で1年生たちを褒めてあげてください。また、この課題に惜しみなくご協力をくださった御家庭の皆様に心より感謝いたします。

愛 ~道徳・2年生~

 2年生の道徳の授業をのぞいてみました。

 今日の題材は、「愛」。漢字一文字、そして何よりもインパクトのある題材です。恋愛もあれば親子愛もある、24時間テレビに見入った先週末の印象が強い生徒には、Exitの兼近さんの笑顔の激走が浮かんできたかもしれません。

 内容を少しご紹介します。

 腎臓が悪い主人公の母は、週3日、一日5時間の人工透析に通っています。辛く苦しい想いに、母は生きる希望を失いそうでした。母を救うには、健康な腎臓の移植しかありません。しかし、誰のものでもよいわけではなく、近親者で血液型が同じ必要があります。そんな時母の弟である「健おじさん」が、「俺しか姉ちゃんを助けてやれないのなら、俺の腎臓、姉ちゃんに一個あげるよ」と、言ってくれるのです。「その気持ちだけで十分」と感謝を伝える母。断り続けていた母ですが、健おじさんの熱意にほだされ、腎臓移植を受けることになり、二人は手術をすることになりました。

 

 さて、健おじさんのように、自分の身体を傷つけてでも、誰かのために行動することが出来るだろうか。生徒たちは、思い悩んでいました。私の親戚にも人工透析に通っているおじがいたため、人ごとの感じがしませんでした。自分の命が短くなってしまうかもしれない。健おじさんにも妻や子供はいる。生きる希望を失っているお姉さんの気持ち…

 手を取り合って支え合う・・・

 

 そんな深い愛に打ちのめされる、大切な授業でした。

前期期末テストに向けて ~計画を立てる・自立の一歩~

 8月の最終日。

 今日は「8.3.1」ということで「野菜の日」だと給食の時に話題となりました。家庭菜園でたくさん取れていた夏野菜の勢いもなくなり、これからはスーパーでキュウリやナスを買うことになるのだなぁ、と寂しく感じています。

 さて、秋に向かうということは令和4年度の前期が終わろうとしているということ。9月14,15日に前期2回目のテスト「期末テスト」が行われます。中間テストを経験しましたが、1年生たちにとって範囲の長い定期テストは易しくはなかったことでしょう。今回で2回目。リベンジすべく、テスト前2週間目となる頃、定期テストへの学習計画づくりをしていました。勉強をすることは大切に違いないのですが、計画を作ること=プランニング能力は逞しい社会人になるために、最も鍛えておかなくてはならない力だと思います。仕事を進める、お得意さんと打合せする予定を立てるなど、社会は様々な計画の元に動いているからです。

 今回は期末テストになるため、教科数も増えます。「9教科×1教科当たりの範囲÷14日間」と単純には考えられますが、得意不得意等を鑑みて、そして何より1日は24時間しかないことを考えながら、自分の全力を出せるベストな計画を立ててほしいものです。計画さえ立てれば、あとはやり切るのみ。「計画通りやる力」もとても大切ですね。保護者の皆様も計画表を御覧いただき、いろんな誘惑に負けそうになっている姿に、応援の一声をかけてやってください。

八月なのに、もう新米! ~葉月みのり・給食~

 夏休みが明けたと言っても、まだ八月。それなのに今日30日の給食には、もう今年の新米が食卓に上がりました。

 その名も「葉月みのり」。早生品種で、恐らく県内で一番最初に収穫されるお米です。何といっても新米の美味しさにはかないません。ピカピカと輝き、一粒一粒がとてもしっかりとしているお米でした。何より、こんなにおいしいお米がこの柏崎で取れることは、大変うれしいことです。

 栄養教諭や調理員さんは、なるべく柏崎地場産の素材を使ってくれています。食に関心を持つことは、地域(国)を考えること。リモートでいろんな情報を入手できても、お腹は一杯になりません。食料をつくることはとても大事なことで、国際社会で日本がしっかりと自立してやっていける国であることを示す一つの指標にもなります。国際情勢が不安定で、健康不安の続く今の世界では、食料自給率をあげることはとても大事なことです。輸入に頼ることで、多くの物品が値上げの憂き目を見ています。食料を自給し、安定した国民の生活を図っていくことの大切さにも、食から気付いてくチャンスだと思います。

NEW 俳句、発表会 ~国語・3年生~

 3年生が国語の時間に、創作した俳句の発表会をやっていました。

 タブレットを活用し、俳句と共に俳句の内容を浮かび上がらせるようなアイテムを映し出し、情感を高めていました。一つは、梅雨時の日常にふと目をやる非日常の様子に心が動いたことを読んでいました。雨が降り続く梅雨の日、ふと気が付くと雨宿りに野良猫が縁側で群れていた様子だそうです(3枚目目)。「夏休み」をテーマにした作品が多かったです。こんな発表の中にも、授業者は「この終わり方ってなんていうの?」「この俳句の季語はどれ?」など問いかけて、「体言止め」や「切れ字」など、俳句の学習として学ばせたいことを上手に差し込んで、知識の習得を図っていました。

 部活動がないという「初めての夏」について、どの子の俳句にも言いようのない感傷や哀愁を感じました(1枚目)。一つ上のステージで自分をさらに飛躍させるため、あと半年はその下地となる基本的な学力・生きる力を培う時です。

 御家庭でも、どんな俳句を作ったのか、話題にしてみてください。

今日は、基礎テスト(英語)

 今日は基礎テスト(英語)です。

 年間で計画的に行っているものですが、2,3年生にとっては連日のテストとなってしまいました。しかし、みんな集中して臨んでいました。 

 今日紹介するのは一年生の様子です。

 一年生にとっては、夏休み明け最初のテスト。準備期間はひと夏十分にあったはずです。その成果の一端を見せつける時。そう思って、ポジティブに受けられた人は何人いたでしょうか。テストは「練習試合」。自分の力を図る、試す実践の場です。できたことを喜び、間違えたところを「弱点」と意識し、その克服に努めてほしいです。単語の問題が多いのですが、これから授業を受けていくほどに、その単語は増えていきます。今のうちに弱点を克服し、意味を理解し自分で読み書きできる英単語を増やしていってほしいと思います。英語は、ツール(道具)。英語文化圏の人たちのことを知る、日本人である自分の生活を伝える、そのためのツールです。

 そんな視点で、頑張って欲しいです。

学校だより HPからだとカラーでご覧いただけます!

本日、前期の後半がスタートし、夏の生徒の活躍を伝える、8月の学校だよりを配付しました。

配付の学校だよりはモノクロですが、このHP(ホームページ)にも学校だよりを載せています。カラーでご覧いただけますし、自由に拡大も可能と思いますので、「文字が小さくて読めない」とご不満だった方も、しっかりとご覧いただけます。「学校だより」のタブをクリックしていただき、確認をしてみてください。

 今後ともよろしくお願いいたします。

 

さっそく、挑戦! ~学習の確認テスト2,3年生~

 夏休み明け初日は、「夏の努力の成果を試す!」学習の確認テストです。定期テストと異なり、今まで習ってきたことを総合的に出題され、「今ある力」がどれくらいかを確認します。特に3年生については、高校入試に向けて、自分の成長の一里塚として、あと数回挑戦していくわけです。一歩ずつ、一歩ずつでも自分の成長を確認していってほしい、強味や弱点を発見し、さらに向上していってほしいと思います。

 真剣な表情でテストに挑んでいました。

休業後集会 前期後半の始まり

8月25日、前期後半が始まり、学校に生徒たちの元気な笑顔や明るい声が、戻ってきました。

夏休み、がらんとして静まり返っていた学校が、「どくん!」と鼓動を再び始めて、息を吹き返したかのように、感じられました。

3年生から渡されたバトンを引く継いだ2年生たちを中心に、猛暑の夏休みに精いっぱい努力を重ね、いくつかの大会にチャレンジし、栄誉を受けた者たちの表彰をしました。

その後、「自分の良さを自覚できない日本の若者たち」の話をしました。

他国の若者たちと比べて、「自分には良いところがある」と感じている若者の割合が、ずいぶんと低いのです。能力的な違いはないのですから、自信がないと感じていることは不思議です。

自分の良さというものの捉え方が、何かで優勝したとか賞をもらったとか「何かすごいことをやった!」という価値基準になってしまっていることが考えられます。夏の甲子園・高校野球の大会で優勝した、学校だけが偉いのでしょうか?レギュラー選手だけが偉いのでしょうか?優勝した仙台育英高校、ベンチ入り選手は18人。そこに入れず一般客と一緒にスタンドから応援したたくさんの部員がいます。チームのため、仲間のため、全力で応援していた姿がありました。優勝後、コメントを求められた主将は「自分たちを支えてくれた仲間たちのおかげです。そのことに一番感謝している」という言葉をかけていました。

 必死に誰かを応援する素晴らしさ。誰かのためにと思って行うちょっとした行為、それこそが、「あなたの良さ」なのです。大きな声で爽やかに挨拶をする、花に水を与え世話する、図書当番給食当番を真剣にやり遂げる、清掃を手を抜かずにしっかりと行う。辛い思いをしている仲間がいたら、そっと声をかける。学校外でもあります。おじいさんやおばあさんがいたら手助けを進んでする。弟や妹を心から可愛がる。

 そんなことを、自然とできているなら、「あなたには良いところがある」のです。なぜこんな話をしたかというと、自分に良さを認めていない人には、「自信」は生まれません。自信のない人からは「挑戦」は始まりません。春から「失敗を恐れず、何事にも挑んでほしい」と言ってきました。これから実りの秋を迎えますが、人としても実りの秋です。いろんな挑戦が9,10月には待ち構えています。自分の良さを再確認し、自信をもって挑戦し、人として大きく実る秋にしてほしいと願いをかけ、自分の良さ、仲間の良さを大切に、思い切りいろんなことにチャレンジしてください。

以上が、校長講話の内容です。

わたしの主張大会 プレ発表会

 明日8月19日は柏崎市刈羽郡のわたしの主張大会が開催されます。

 柏崎日報紙上の紹介の通り、本校の代表は3年生の新井さんです。前日に、プレ発表会を行いました。彼の主張は「本当の善」です。新井さんは、原稿を見ることなく全文を記憶し、力強く熱弁をふるいました。

 会場に集まった生徒たちも真剣に聞いています。新井さんの言葉が終わったその後、万雷の拍手が食堂に響き渡りました。「堂々と自分の考えを訴える新井さんはとっても誇らしい。ここにいる生徒たち、いえ全校生徒たちもこのことを誇りに思っています。自信をもって明日堂々として発表してきてください。」と、激励を送りました。

 

 コロナ禍、会場の人数制限があり、引率と保護者以外は見れないのが残念ではありますが、心から新井さんを応援しています。

休業前集会2 ~生活委員会~

 集会では、生活委員会から夏休みの過ごし方について話がありました。

 夏休みは自分自身でしっかりと計画して、行動することが大切。メディア等に触れても自分を律してしっかりと責任ある行動をする。スマートフォンやゲーム機器は自分のものではない。(まだ、自分で働いて収入を得ていない自分たちにとってそれらのものは)「親から借りているものなんだ」という意識をしっかりもとう、という生徒自らの言葉に、素晴らしいものだと感心しました。

 部活動引退した3年生たちは、体力を落とさないよう、適度な運動もしよう、といろんな配慮がありました。

 自立をテーマに生活しよう、と投げかけてくれた生活委員会。本当に立派です。計画的に過ごせば、勉強だけではなく、何でもできる夏休み。思い出に残る、二度とは来ない「今年の夏休み」にしてほしいです。

 水難事故、交通事故には十分気を付けてほしいです。夏休み、全員が笑顔©で再開するために。保護者の皆様、子供が出かける際にはしっかりと注意を促してください。よろしくお願いします。

休業前集会1 ~前期前半を振り返って~

 前期前半を終え、休業前集会を行いました。

 始業式で何を話したか、何人かの生徒に聞いてみました。「失敗を恐れずやる。成功はたくさんの失敗の集合体」と、はっきり答えてくれたのにはびっくりするとともに、大変うれしく思いました。

 そして、入学・進級とみんなが新たな気持ちで「伸びよう」としている。お互いのその気持ちを尊重し、「いやなところ、悪いところに目をやるのではなく、人の良さを見つけ、その良さをお互いに伸ばし合っていこう」と話しました。そして、みんなが頑張っている、その気持ちは言葉で体で表現してほしい。「躍動する姿」を見せてほしいと、始業式では話したのでした。

 今年は、コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、大会に登録選手や役員以外は連れていけない部活動が多かったです。そのため、下級生たちは3年生の活躍や感動するシーンを見ることが出来ませんでした。これは、とてもとても残念なことです。教育上、かけがえのない場面を失っています。努力を積み上げてきた先輩たちの姿、その汗と涙と心血ふり絞る姿を見て、下級生たちの心が格段に成長をするからです。

 その思いが私にはあったので、動画スライドを何とかこしらえて、集会で流しました。大会に比べれば、ほんのワンシーンです。毎回、一切の私語のない、西山中の集会。体育館の静けさの中、生徒たちの心には大きな波紋が起きていたとするならば、私の努力も無駄ではなないな、と思うのです。

体育祭結団式!

 今日は体育祭の結団式が行われました。

 今まで、A軍・B軍と仮の名前だったわけですが、今日の抽選で各軍のカラーが決まります。青か紅か?!軍の色によって、いろんなテーマも変わっていきます。両軍の団長たちがステージ緞帳の裏でカラーTシャツに着替えて、軍が決まります。

 緞帳が上がると、各々の軍から歓声が上がりました。今日からは、いよいよ青軍と紅軍の熱い戦いが始まります。

 「本番まで、いかに準備ができるか。準備の戦いだ。そして、どの軍も本気となり、その本気を『全力』という姿で表現できるか。どちらかの軍を引き下げるのではなく、自分たちの軍を精一杯持ち上げて、最高の本番を迎えてほしい」と話しました。

 どちらの軍も、とても気持ちのこもった素晴らしい結団式でした。

県総体が終わりました

 7月16,17日に新潟県中学校総合体育大会各種競技大会が行われました。

 本校からは、陸上競技で女子リレー・男子砲丸投げ、男子卓球団体・個人、女子卓球個人、水泳が出場しました。どの種目も、各地区で選ばれた精鋭ぞろい。会場には張り詰めた緊張感が漂っていました。各々、持てる力をすべて出し切った戦いでした。その種目にかけてきた情熱とここにたどり着いた努力は生半可なものではありません。惜しくも、ここでで中学校の競技生活は引退となってしまったのですが、正に輝く姿を見せてくれた選手たちに、私は感謝しかありませんでした。陸上・女子リレーは、地区大会の時のタイムを大幅に更新する「チームベスト」をたたき出しました。地区大会が終わってからも、ひたむきに努力を重ねてきたことが分かります。

 どの種目も、これだけ頑張れた自分をほめ、今後何事にあたっても自信をもって進んでほしいです。

 さて、このバトンは7/24にコンクールが控える吹奏楽部に引き継がれました。吹奏楽部が広い体育館で音を合わせています。本番まで、あともう少しと考えるか、まだまだやれることはある、と考えるか。ベストを尽くすことに期待しています。

山に登る資格がない ~道徳・1年生~

 1年生の道徳の時間をのぞいてみました。

 今日の題材は「山に登る資格がない」です。妙高山に登山をする学校行事を取り上げています。

 登山開始は午前4時。起床は午前3時過ぎです。そのため就寝時間が早いのですが、主人公たちの2班は「とても寝付けないようです。「せっかくの夜だから、トランプでもしよう」と、ルールを破って勝手な行動をします。徹夜で臨んだ登山は案の定、体力ギリギリの辛いものとなりました。「そんな体調で、最後までやり切ってすごい」という仲間もいましたが、ある仲間にはきっぱりとこう言われます。

「君たちには、山に登る資格がない」と。

 1年生たちは、「今までにルールを破ってしまったことがあるか?」という問いかけから、このお話を自分事として考え出しました。なぜ、ルールがあるのか。そんなことを深く考えながら、自分たちが先日行った「学級討議」と照らし合わせているようでした。

 誰もが、安全安心で、居心地の良いクラスを目指して。一人一人が何をすればいいか、をもう一度考え直していたようです。さて、「君たちには、山に登る資格がない」と言うことが出来るか、私は1年生たちに問うてみたい気持ちになりました。

初収穫!

 玄関に植えたトマト。「夏を楽しむ」一つのきっかけにと始めたものですが、1年生の鉢のトマトが先行。赤く熟したトマトが4~5個できました。学級で希望者を募り、収穫することになりました。食べた感想を聞いてみたところ、「嚙んだとたんにジュワ―っと甘さが広がった!」と、答えてくれました。それこそ、口の中に広がった「夏」そのもの。

 海水浴など、安全に十分な注意を払わなければならないこともありますが、夏を存分に堪能してほしいものです。

メディア講演会 ~2学年PTA~

 2学年PTA主催の、メディア講演会が開催されました。

 講師に長岡市教育委員会・教育委員の大久保様から来ていただき、「新しい社会を生きるみなさんに知っていてほしいネットのこと」についてご講演いただきました。既にインターネットは社会的インフラともいえる当たり前のものになってきていること。そして、それは生活を便利にし、みんなが幸せになるために使うものであること、とお話されました。しかし、インターネットで行うSNS,動画配信、ネットショッピング等、ネットを利用する時には「光の部分」と「影の部分」があると話されました。子供たちが自分事として考えられる話題として、ライン等のコミュニケーションツールを取り上げ、「活字だけでは伝えたいことは伝わらず、大変な暴力事件が起きた」ことや、「ネット上に乗せられた悪口、誹謗中傷は二度と消せず一生その空間をさまようこと」等のお話に、子供たちは大いに頷いていました。

大切なこととして、

・その文章は「相手を傷つけないか」送る前にもう一度考える

・メディアをしてはいけないのではなく、「今はやらない」「これ以上はやらない」という自制心を持つこと

というお話をされ、生徒・保護者共に納得のいくお話をいただきました。その自制心を育てていくためには、家庭のルール作りの見直し、また、御家庭での管理や声掛けが必要でもあります。思春期の脳は、「自分を止める力が弱い」というお話が、私には特に深く響きました。

 やはり、そばにいる大人が「成長する」まで、しっかりと教えて育てていくことが大切だと、再確認しました。

大久保様、本当にありがとうございました。

 

 

 

今より、次!より高く! ~保健体育・1年生~

 暑い中ですが、1年生たちが元気に高跳びに取り組んでいました。

 跳び箱や、ハードルと同じように、子供たちにはクリアする力があっても、障害物に対して恐怖心が起きると、なかなか課題をクリアすることが出来ません。体育館には、2種類の高跳びセットが用意されていました。一方は高跳びのバーが備え付けられていますが、もう一方はゴムになっています。恐怖心を無くし、意欲的に挑戦できるようになっています。そっちで自信を付けて、本来のバーのある方に挑戦です。子どもたちを見ると、タブレットを使って、自分のフォームの確認をしています。動画を撮って、みんなで模範演技の良さを確認もしています。本当に便利な「ツール(道具)」です。

 さて、「やりたいけど、出来るようになりたいけど、出来ない」物事には、「できる」人にはわからない障害があるものです。できる人にとって見れば「簡単だよ。どうしてできないの」といった気持ち。できない人は、「失敗したら、笑われる、恥ずかしい、悔しい。だから、やらない」といった気持ちが心にあるのです。

 これは学習も同じです。

学習についての不安は、バーに対する恐怖心と同じようなものです。失敗を歓迎し、失敗に感謝する雰囲気こそが、集団を向上させていく、心豊かにさせていくポイントです。

モウショ二マケズ ~理科・3年生~

 3年生が理科室で、実験のまとめをしていました。

 「炭素の循環」という単元で、まさに今人類全体の課題となっている、地球温暖化の問題や、SDGs「持続可能な発展」についても考えていく基礎的な知識になるところです。

 映し出されたスライドを見ると、太陽光があり、動植物の関係、そして微生物の役割が一覧され、正に循環している様子が分かります。どれかが極端に増えたり減ったりすると、このバランスは簡単に崩れてしまう危うさにも気づかされます。そして、各々の命は必ず他の命を支えている、その大切な役割についても考えさせられました。

 

 さて、この様子。実はエアコンがない中の学習風景です。だれた様子もなく、身支度を乱している様子もありません。さすが、西山中の最高学年、3年生たちの姿です。窓を開けるというよりも、むしろ暗幕で日光を遮り、温度上昇を抑えています。理科室にも(図書室にも)エアコンが付くと大変ありがたいのですが。資源を輸入に頼る日本は、外国為替相場の影響をもろに受ける。これはわかり切っていることです。自前のエネルギーはそうそうないので、公的施設には今後ソラーパネルと大規模蓄電池によってエネルギー不足を補う、そんな整備がされると、子供たちの「エネルギー学習」に役に立つのではないか、と授業を見てそんな考えが浮かびました。

体育祭、軍団打合せ始まる!

 秋に予定している体育祭の打合せが始まりました。

 まずは、リーダー学年の3年生が、青軍紅軍に分かれて話し合いを始めました。どんな軍にしたいかを自分たちが真剣に考えて、1,2年生に下していこうと、リーダーの気概にあふれた話し合いでした。どんな軍にしていきたいかのコンセプトをしっかりと決めなくては、それを表現するパネルも応援もイメージが膨らみません。

 大変だけれども、まさにリーダーの醍醐味。話し合っている3年生たちの目は輝いていました。秋とは言え、夏休みを挟んであっという間にその日は来ます。しっかりと準備の計画を定め、軍を統率していってくれることを期待しています。

 最高の体育祭を創ろう!

NEW 中学校区授業交流 

 西山中学校区では、小中の学校がお互いの授業公開をし日々研修を深めています。

 中学校の授業、小学校の授業をお互いに見合い、各々の発達段階における児童生徒の学びを見ることで、自分たちの対峙する児童生徒の学びを創る授業改善のヒントをいただいています。

 今日は、内郷小学校の授業を見学してきました。明るく素直で元気な子供たちが、真剣に学習に取り組んでいる姿を見て、胸がいっぱいになりました。やがて、中学校にやってきてくれる日を夢見て、小学校を後にしました。この日のためにしっかりと作成された指導案は、学校に持ち帰り西山中教職員に回覧し、研修の資料とします。

 授業者の大変な御努力に感謝いたします。

自分たちの生活を振り返って ~学級討議・1年生~

 朝の話題に触れたところですが、1年生の6限をのぞくと「学級討議」を行っていました。

 入学して3カ月が過ぎ、自分たちの生活はどうか。みんなが達成したい重点目標について、現状を振り返り、改善について話し合っていました。だんだんと生活がルーズになったり、決められた約束事を守らない生徒が出てきたりするのは、どんな学校・学年・学級でもあることです。大人の組織であってもそうです。しかし、それを「そのまま」にしておくのと、「ちょっと待て!」と立ち止まり考えるのとでは雲泥の差があります。

 1年生たちは、望ましい生活を求めて、より良い自分たちの姿を再設定すべく、何度も話し合いをしていました。西山中の生徒会の姿が素晴らしいのですが、一夜にしてならず。こんな1年生の時からの振り返りや話し合い活動が実を結んでいるのだと、頷きながら教室を後にしました。

朝学活が活きている! ~1年生~

 前にも触れた朝学活。

 西山中では朝学活は生徒の日直による司会進行で、生徒の自主運営で行われています。

 1年生の朝学活を見ていると、その日の教科連絡係から授業の準備についての連絡はもちろん、今日の授業に臨む心構えまで説明がありました。思わず「すごい!」と感心しました。前日の終学活(終わりの会)で、明日の教科についての連絡というのはどこでもやっているものですが、今日これから行われる授業について、生徒から生徒へ連絡がある、というのはすごいものだな、と思ったのです。

 これで、今日のその教科の本時はすでに成功間違いなし。今日の授業に対しての「メタ認知」を創る。素晴らしい取り組みだと思いました。

高校説明会Ⅱ

 2回目の進路・高校説明会を開催しました。

 今回は、柏崎地区の高校から説明をしていただきました。昔からある高校でも、カリキュラムに変更があるなど、最新の情報に基づいて、各校の特色を説明していただきました。高度情報化社会が進み、未来の職業も変化しています。自分自身が「どんな大人になりたいか」をイメージして学習し成長していくことをキャリア教育と言います。

 今日のたくさんのお話を、「進路」だけでなく今後の生き方を考えることにしっかりと生かしてほしいと思います。

食育、やってます!②

 そして、今日は食堂の右側にこんなものが置いてありました。

 清涼飲料水に含まれる、「砂糖」の量についてです。

 これから暑い時期を迎え、飲料は必需品です。時に、コンビニのジュースに手が伸びることも増えます。私も、年に何回か無性にコカ・コーラが飲みたくなります。しかし、その中に「砂糖」がこんなに含まれている、と知ると驚きます。スポーツ飲料にもです。砂糖はもちろん、生活に欠かせないのですが、取り過ぎれば、「虫歯」「歯周病」「肥満」「糖尿病」の原因となると言われます。また、砂糖を摂りすぎると「疲れやす」かったり、「酸化しやすい身体」(老化しやすい)になるとも聞きます。

 緑茶、ほうじ茶、麦茶は砂糖藤0。今後の生活改善としての食育・提案でした。ありがとうございました。

食育、やってます!①

 西山中学校には調理場が併設されていて、子供たちはいつも熱々の給食を美味しくいただいています。併設校には栄養教諭が配置されています。本校の米山栄養教諭は、伸び盛りの中学生に必要な栄養を考え、献立を作ってくれています。栄養だけではなく、美味しさとの兼ね合いを考えた献立の工夫には毎回頭が下がります。生徒に変割って、お礼を言います。いつも、ありがとうございます。

 

 献立だけでなく、食品や栄養について正しい知識を教えてくれもします。それを「食育」と言って、食を考えることで、健康的な心身の成長、大人になってから自分自身で健康寿命を延ばしていく資質を養うことに資するわけです。

 毎回、食堂にはミニ知識が張られています。今日はこれ。

 皆さんも一緒にお考え下さい。

英作文を作るぞ! ~英語・1年生~

 1年生が英作文に取り組んでいました。

 自分の思うことを題材に、自由に表現していいようです。こんな英作文一つとっても、タブレットは実に役立つ道具です。何を伝えるか、イメージを広げるため、ネット検索を行っている子。また、自分の言いたいことをグーグル翻訳などを使って、英訳して文章を作っている子もいます。便利な道具として使って、覚えたことは頭に入れる。1年生段階で、習った単語だけ使って英作文を作れと言っても、自分の興味関心を伝えることはできないことが多いでしょう。「伝えたいこと」を心に見つけることが大事。「ことば」というのは、そのことを伝える道具なのです。英語がまさにそうだということがわかると、苦手意識がなくなる気がします。

自分の考えの伝え方 ~オクリンク~

 理科の授業をのぞいてみました。

 今日は教室で、個々に実験の結果について考察したことをまとめて発表するというところでした。

 ミライシードというアプリを使って、自分の意見をまとめていきます。①実験を行った時の写真は、タブレットで撮影し、②その写真を張り付けてカードに理由や結論をまとめます。③出来上がったら、オクリンクで提出。この時、作成したカードが数珠つなぎの列車のようにつながってシュッ!と、送られていきます。教師側は、生徒が送ってきた考察がすべて閲覧できます。

 「なんと便利な事か」と、簡単、感嘆。私も研修で「夏休みの思い出」を紙芝居のように作ったことがあります。本当に簡単に、そしてすぐに作ることが出来て、しかも楽しかった思いがあります。

 その後、生徒たちは自分の考察を発表し合っていき、最後にゆるぎない解答を得ていました。子どもたちは、こんなに簡単に自分の考えを発表できるし、教師側も全員の考えを素早く把握できます。タブレットは本当に便利なツールです。

 しかしあくまでも大切なのは、実験に基づき、得られた事実に基づき「考える力」です。それは、子供たちの頭の中の格闘。ここに意味があります。

学校だよりのバナー完成

 遅ればせながら、学校だよりのバナーを設置しました。

 このバナーをクリックすると、学校だよりを見ることが出来ます。家庭・地域配付には予算の関係上カラー印刷で配付はできませんが、ホームページ上ではカラーで見ることが出来ます。また、御要望の多かった「印刷物の活字が小さくて見えない」という方にも、画面を拡大してみることが出来ます(やり方がわからない方は、お近くの若者に聴いてみてください)。

 学校だよりは、学校の、生徒たちの先生方の取組をお伝えする大切な情報ツールです。これからも紙面の充実を図ってまいります。どうぞ、応援してください。

雑草に負けるな!私たちのトマト ~技術・2年生~

 2年生の技術の時間をのぞいてみました。

 春から栽培してきたトマトが赤く色づいてきました。夏本番です。トマトに襲い掛かる雑草たち。2年生は一生懸命手分けをして水やりや雑草取りを暑い中一生懸命に行っていました。

 そうやって苦労して収穫するから、とっても美味しい!

 そうやって苦労するから、生命の大切さ、有難さが分かる

 

 私は、子供たちに生命を大切にする、思いやる心を持ってほしいと願っています。それには、生命に触れることです。成長する勢い、瑞々しさ、或いは、ぬくもりや鼓動を感じること。たくさんの生命があり、時にその生命をいただいて、私たちは生きている。たくさんの生命をいただいて今生きている自分の生命も大切にしなくては。

 トマトもスイカも良く世話して、感謝していただいてほしいものです。

 

 

 

重要 夏本番の熱中症対策

 太陽の日差しが真夏を思わせるほどの強さになってきました。

 毎朝の玄関での挨拶ですが、西山中学校の玄関は日当たりがとてもよく、日焼け止めが必要なくらいです。

 さて、コロナ対策と熱中症対策ですが、夏本番となり、国の方針を受け市教委からも、熱中症についての注意喚起が出ています。本校の生徒は自転車通学が多く、坂もありかなり呼吸が苦しいことが予想されます。下記のとおり対応をしていきますので、保護者・地域の皆様もご理解いただき御協力をお願いいたします。

 

 ・ 登下校について、「マスク」を着用しないようにすること。

 ・ 体育授業、部活動時は「マスク」を外す。

 ・ 「マスク」未着用時は、お互いに距離を保ち、無駄な話はしない。

上越地区大会 2日目3日目

 6/24(金)、25(土)に上越地区大会の2日目3日目が行われました。

 本校からは、卓球部(男女)と特設水泳部が参加となりました。卓球は糸魚川市で、水泳は上越市で開催されました。

 大変な暑さにより、大会の中止・延期となった競技もでる異常な事態でしたが、卓球、水泳共に日程通りの開催となりました。3年生にとって負けたらあとはななくなります。「この大会を最後にするものか!」という、気迫みなぎる姿が、躍動していました。私も観戦していたのですが、卓球の男子団体戦、直江津東中との戦いは、手に汗握る戦い。2勝2敗となり試合の決着は5本目の戦いに委ねられたのですが、白熱するシーソーゲーム。一本ごとに、掛け声が響き、失点にため息がもれます。ともすれば、動揺したリあきらめそうになったりする選手にとって厳しい展開でした。しかし、強い気持ちで平常心を維持し、熱い気持ちを心にともしながらも頭は冷静に試合を進め、勝利!感動的な場面でした。結果は、上位3チームが2勝1敗で並ぶ大混戦となりましたが、試合の対戦ごとの勝った本数の結果、3位となりました。

 卓球部は男子が団体戦で県大会に出場(地区第3位)の快挙。個人戦では、男女1名ずつが県大会に出場となりました。特設水泳部も、県大会へ出場。今後は、引退となってしまった仲間たちの気持ちも連れて、県大会で精一杯の戦いをしてほしいと思います。

見えないいじめに「気づく」 ~道徳・1年生~

 ある教室の様子を見ながら、1年生がいじめについて考えていました。

 どこからがいじめなのか。また、その行為を「する方」と「される方」で全く違う感覚を伴っているのですが、それが「する方」にはわかりません。明らかに「嫌がらせをしよう」としていることは、「する方」にも悪意はあります。しかし、している方には「いたずら」であって悪意がない。こちらの方がたちが悪いです。なぜなら「悪意がないから、悪いことをしているという実感がない」からです。

 資料から、1年生はいくつも悪ふざけやからかいの行動を拾い上げました。そして、「どこからがいじめだろう」との問いに以下のような意見が、各班から出されました。

・ される方が嫌と思っていなくても、見ている周りが不愉快でいじめと思える行動はいじめ。

・ 見て見ぬ振りもいじめ

 悪意がない「いたずら」をしている側には一種のワクワク感があります。実は、嫌がらせにも同じワクワク感があると言います。「こんなことしたらどんな顔するだろうな」というものですね。しかし、される側は「いじわる」も「いたずら」もされて「いやだ」「辛い」「悲しい」「二度としてほしくない」という気持ちしかないのです。

 このことに気付く鋭い感性・鋭い人権感覚を持ってほしいものです。大切な授業でした。

暑い夏を楽しもう! ~南魚沼が誇る宝果~

 昨年まで勤務していた「南魚沼市」。厳しい冬がイメージにあることでしょう。しかし、降り積もった雪が、豊かな大地を創り上げます。雪解けの豊かな水に育まれて育った南魚沼米の美味しさ。八色スイカの、とんでもない甘さとシャクシャクした絶妙な歯ごたえ。「これがスイカか!」と驚きました。とにかく、こんなスイカは初めてでした。私が今まで、スーパーで買って食べていたスイカとは何だったのか、数十年だまされていたように思いました。

 そのスイカの種を保存していたのですが、ダメ元でポッドに植えてみたのが5月。なかなか芽が出ず、失敗か、と思っていたのですが、気温の上昇とともに、芽が出てきました。そこで、希望者を募ったところ、早速4名の3年生が「ください!」と来てくれました。「絶対、おいしいスイカを育ててね」と言って、持たせました。

 夏を楽しむ。暑いばかりではない、夏の楽しさを味わってほしいと思います。育て方がわからなかったら、ネットで何でも調べられる時代。そう難しくはないでしょう。どんどん大きくなるスイカを見て、ワクワクしてほしいものです。

プチSDGs ~トマト挿し木~

 玄関に、4つの鉢を並べました。

 これは、私の家で育てているトマトのいわゆるクローンです。トマトは生育が旺盛で、主の枝の成長とともに、盛んに「脇芽」を出します。この脇芽の成長は早く、ほおっておくと樹勢が盛んでジャングルのようになってしまったり、枝が重くなって倒れてしまったりします。そのため、脇芽はどんどん摘んでいく必要があります。しかし、少しかわいそうに思いました。そこで、取った脇芽を捨ててしまうのではなく、「新たな苗」として生かそうと思いました。これも、「いのち・資源を無駄にしない、持続発展可能な社会づくり」を目標とするSDGsの小さな取組として、始めてみました。

 密かに育てていた脇芽がこんなに大きくなりました。各学年のラベルを張ってみたので、学年ごとに「心のこもったボランティア」が面倒見てくれることを祈っています。きっと、おいしいミニトマトができるはずです。暑い夏ですが、心掛け一つ。楽しい夏にしていこう!

上越地区大会 野球

 今日は、野球の上越地区大会でした。

 西山中、初戦の相手は「五中+東中」の合同チーム。先行の西山。初回から、満塁の大チャンスの場面を作り、先制点!シーソーゲームの展開でしたが、四球がらみの得点を許し継投で3人のピッチャーが全力投球。力投むなしく涙をのみました。

 しかし、全員が勝利を目指し必死に戦いました。いつか、部活動を引退する日が誰にも来ます。大切なのは、「終わり方」。どんな思いで、引退をするか。それを後輩たちにしっかりと語ってやって欲しい。願わくば、今後も野球を続け、さらに自分を磨いてほしい。せっかく始めた野球です。一生好きなままでいてほしいものです。

 本当によく頑張りました。最後まで、あきらめずに、必死で戦った。君たちを誇りに思います。

第1回 学校評議員会 開催

 今日は第1回の学校評議員会を開催しました。

 地域の有識者の皆様から委員になっていただき、令和4年度の学校の方針について説明をして、御意見をいただきました。委員の皆様は、日頃から西山中の生徒たちを支えて下さる、応援団です。何よりも、生徒たちがすこやかにそして心豊かに成長してくれることを願っていてくださいます。

 西山中生徒たちの、礼儀正しく挨拶が素晴らしい様子や、授業に集中して取り組む姿、部活動に向ける熱い情熱等、報告をしました。全国的に少子化核家族化が進むわけですが、家族だけではない子どもの育みがとても大切です。子供たちはまさに「地域の宝」です。たくさんの御支援をこれからも、とお願いしました。

 委員の皆様、本当にありがとうございました。

 

 

上越地区大会、本番 ~魂、焦がせ~

 いよいよ本番を迎えた、上越地区大会。

 陸上の各種目も、卓球も精一杯頑張りました。頑張る選手はもちろん、選手を必死になって応援する仲間たちの姿に、私は大いに感動しました。卓球部は、この初日に引き続き、24,25日会場を糸魚川に替えて大会が行われます。

 全日程が終わった陸上。県大会出場の切符を手にした種目がいくつか出ました。おめでとう!上に続かなかった選手もいますが、今までの頑張りは本物です。堂々と戦った姿は本当に誇らしい。応援態度、練習、本番の態度、共に立派でした。胸を張って堂々と戦った、その姿は本当に素晴らしい。どこに行っても恥ずかしくない、人としての立派さを普段の行動で示していたことが何よりうれしく誇らしいです。

 頑張ったみなさん。私は本当に嬉しいです。

 支えて下さった、大会関係の皆様、保護者・地域の皆様、本当にありがとうございました。