学校生活の様子

2021年11月の記事一覧

生徒会役員選挙の選挙運動開始

先週の金曜日に、生徒会役員選挙の立候補が締め切られ、本日より選挙運動が始まっています。

朝、登校する全校生徒に向けて、自分への投票を呼び掛けています。

昼休みは、ランチルームで立候補者が公約を順に説明していきます。

(3年生は現在会議室で食事をしていますので、Zoomで配信した映像を視聴しました。)

先日の衆議院選挙の若者の投票率が低かった対策として、中学校や高校の生徒会の在り方が鍵を握るという意見があります。

もっともな意見で、学校で生徒会があるのは、民主主義を学ぶためです。

そして、どの学校も生徒会活動を教育活動としてしっかりと行い、生徒会選挙も適切に運営されているはずです。

もちろん、投票率はほぼ100%ですし、無効票も少ないはずです。

しかし、上記のような課題が改善されずにあることを、多分全ての中高の教員は残念に思っているはずです。

その中で、ではどんな工夫が考えられるか。

一つには、生徒が学校の教育活動に関わる部分を増やしていくことだろうと思います。

簡単に言えば、生徒の意見を大切にするということです。

生徒の全ての考えにイエスということはできないかもしれませんが、まず耳を傾けて話し合うことは少なくとも必要だろうと思います。

これも、これまでずっと行ってきたことなのかもしれません。

ただ、何か変えなければという思いがあります。

その中で、自分たちの学校を自分たちがつくる、つくった、という思いを少しでももつことができたなら、少しずつ変わるのではないかと思い、今回の生徒会役員選挙に期待しているところです。

薬物濫用防止教室

本日の6限に薬物濫用防止教室を行いました。

柏崎ライオンズクラブのお二人を講師にお招きしての学習です。

2,3年生はランチルームにて、1年生は教室でオンラインにてお話をお聞きしました。

お話の中で柏崎でも薬物の検挙が意外に多いことに生徒は驚いていました。

動画では、SNSで知り合った男性から体調が良くなるアプリをもらい、その後、覚醒剤をもらうようになり依存していく女子高校生が描かれていました。

生徒は怖いなという気持ちを感じたことと思います。

最後に、「ダメ 絶対」をみんなで声を合わせて誓って、学習を終了しました。

柏崎ライオンズクラブの皆様、ありがとうございました。

 

水球全日本代表 志水祐介選手の講演会

本日の5,6限は、1学年PTAで、リオオリンピックの水球日本男子チームのキャプテンで、7月の東京オリンピックにも主力として出場した志水祐介選手をお招きして講演会を行いました。

全校生徒が参加し、志水選手の明るく前向きなお人柄の、力あるお話に触れさせていただきました。

中学校を卒業する際に、全日本代表になってオリンピックに出ると書いたことを実現するため、精一杯進んできたとのこと。

「努力すれば夢は実現する」のでなく、「叶うまで努力するから夢が叶う」とのお話など、夢を実現させるための具体的な方法を教えて下さいました。

実際に、ウォーターポロクラブ柏崎で教員やラーメン屋さんでのお仕事をしながら朝と晩に練習を行っていたことや、けがで諦めかけたときのお話など、順風満帆でない水球人生の中で、まさに決してあきらめずに夢を求めてきたお話でした。

どの生徒も憧れのような気持ちで志水選手を見ていたのではないかと思います。

お話のあと、一人一人にサインを書きながら写真を渡してくださる中で、生徒はどんどん志水選手に近づいていきました。

さらに各学級にも訪れて写真撮影に応じてくださったり、肩車をして下さったりするとても気さくなお人柄にどの生徒も心をつかまれていました。

本日ご講演をいただいた志水選手に心から感謝申し上げます。また、これからの更なるご活躍を北条中の生徒職員一同お祈りいたします。

 

 

6年生部活動体験

本日の放課後に、北条小の6年生が当校の部活動を体験しました。

初めに、部活動の紹介(北条中は、音楽部、文化部、女子バスケットボール部、野球部)を各部の部長が行いました。

緊張している様子でしたが、それぞれが自分たちの部活に入ってほしいという気持ちで精一杯話をしていました。

その後、グループに分かれての体験。

野球部では、当校の2年生が6年生にキャッチボールでのグラブの使い方を教えると、「なるほど。分かりやすい!」との声。

終わってからの感想を聞くと、「音楽部」がおもしろそう、との声も。

部活動の位置付けには、最近様々な意見がありますが、熱中したり充実感を得たりできる場としての力はやはりあります。

今日の部活動体験をとおして、中学校の部活をやってみたいな、楽しそうだなと思ってもらえるとうれしいと思います。

 

3年生確認テスト他

本日は、3年生が確認テスト(実力テスト)を行いました。

現在のそれぞれの入試に関わる学習の状況を確認するためのテストです。

素直で明るい北条中学校の生徒である3年生のみんなも、学習のことや進路のことを話すことが増えました。

11月の終わりになってずいぶんと入試を意識した雰囲気になっています。

入試で学習指導要領にある学力の全てを計ることは難しいかもしれません。

自分の中の違う面をみてほしい生徒もいるでしょう。

大切なのは、進路選択という場としっかりと向き合い、その中で自分の在り方を探り決定していくことと思います。

自分が思っていることを見つめ、回りの意見も聞きながら、自分の考えや思いを調整し、判断していくこと。

人生は課題の連続です。

進路選択という課題を通して、一歩ずつ成長していってほしいと思います。

写真は、本日の3年生の様子と、iPadを利用した生徒会誌作成の打合せ、そして北条の山々です。

鎌倉幕府の成立は何年か

「鎌倉幕府の成立は何年か」

いいくにつくろう鎌倉幕府、で1192年となるかと思いきや、実は、何をもって鎌倉幕府が成立したと言えるかは、難しい問題のようです。

この課題は、先日の職員研修で当校の社会科で1年生に投げかけられた問いでした。

この問いをもとに、生徒は、自分で考えると共に、グループでも考え、そして学級全員で話合いが行われました。

生徒は、問いを追究する中で、歴史的な認識を深めていくことになります。

こうした学習も探究的な授業です。

このような授業を日々行っていくことが今、求められています。

こんなわくわくする課題を考え、授業を行う職員を誇りに思います。

因みにこの社会の授業を行った職員の机上には様々な領域の書籍が積まれており、その中から生まれた問いです。

写真は、当日の社会科の授業と今日の赤い羽根共同募金の様月食月食です。

 

赤い羽根の共同募金

今週は、赤い羽根の共同募金を毎朝玄関で生徒会本部が呼び掛けています。

登校する仲間に掛ける声はどこかうれしそうで、毎日のように募金のお金を持ってくる生徒もいるようです。

隣で挨拶運動を風紀委員会が行っており、その生徒も混ざっての募金活動になっています。

職員も声を掛けられ、財布からお金を出して玄関へ。

天気も良く、楽しい朝が続いています。

 

定例生徒朝会

本日は、定例の生徒朝会が行われました。(月曜日は臨時生徒朝会)

初めに、生徒会長より玲瓏祭の振り返りと生徒会役員選挙に関わる話。

その後に、選挙管理委員会より本日公示された生徒会役員選挙についての連絡。

その中で、生徒会役員選挙を通して生徒会の意義を確認してほしいという話がありました。

「生徒会の意義」を生徒はどう考えているのだろう、さらに私たちはどう考えているのだろう。

先日の衆議院選挙での若者の投票率が低かったことを受け、中学校や高校での生徒会の役割を論じる方もいらっしゃいました。

そうした中で、改めて生徒会とは何なのか。

当校の校訓は「質実 自治 奉仕」とあり、「自治」はまさに生徒会を頭に置いた言葉でしょう。

戦後の北条の皆さんが当時の中学生や若者にどんな期待していたのかということに思いを馳せながら、今、生徒会の意義を再度考えてみる必要があると思います。

この後に行われた玲瓏祭のパフォーマンスの表彰を見て、さらに生徒会代議員会を経て決まった昼休みのカードゲームに関する連絡を聞いて、北条中の生徒会が生徒会の意義を体現しようとしているように思いつつ、さらに力ある生徒会になってほしいと感じました。

蓮池薫さん講演会&いじめ見逃しゼロスクール集会

本日の午前中、北条小学校で行われた蓮池薫さん講演会を、北条中生徒もズームにより各学級でお聞きしました。

新潟県主催「PTA対象拉致問題啓発セミナー」の一つです。

中央海岸で北朝鮮に拉致されたときの生々しい状況をお聞きするとともに、日本に戻ってきた際の経緯について教えていただきました。

ご講演を締めくくるにあたり、①今の問題であること ②拉致により夢や希望、何より自由を失われたこと ③北朝鮮のトップの方の行動を求めるのであって、一般の方々、特に在日の方を非難するのは間違っていること を知ってほしいと強くおっしゃっていました。

その後、蓮池さんは、中学校にもおいでくださり、各クラスを回り、生徒の質問に答えてくださいました。

・「帰ってきたときはどんな気持ちでしたか」~「子どもが北朝鮮にいる間は、気が気でなかった。しかし、子どもが日本に来てからは、やりたいことをやった。睡眠は3時間程度で勉強した。研究、探究はおもしろい。」

・「帰ってきたときに日本をどう思いましたか」~「日本は発展したなと思った。ただ、しばらくして人と人との関係が以前より薄れたようにも感じた。」

・「平和な未来をつくるにはどうすれば良いと思いますか」~国家間の外交が重要。

・「拉致問題の報道を見てどう思いますか」~横田めぐみさんを日本に帰したいと強く思っている。

各クラスで多くの質問が出たので、時間のために打ち切るほどでした。

拉致の事実をご本人から直接お聞きすることができたのは、生徒にとって大きな経験だったと思います。

こうした機会に恵まれたことに感謝します。

また、午後には、いじめ見逃しゼロスクール集会を小中合同で北条小学校体育館で行いました。

初めに小学校と中学校の各学年でのいじめ見逃しゼロに関わる取組を紹介。

その後、中学校の風紀委員会が考えた仲間同士でのトラブルの簡易的な劇を見て、何が問題なのかを小中合同グループで話し合いました。

顧問からは、生徒が試行錯誤しながら台本や資料を用意したとのこと。つくる過程でいろいろといじめについて考えたようです。本当によくがんばりました。

全ての生徒にとって居心地の良い、楽しく学ぶことができる学校をこれからも目指していきたいと思います。

生徒会役員選挙に向けて

本日は、生徒朝会が行われ、選挙管理委員会の運営で、生徒会役員選挙に向けて現役員から活動内容や期待する生徒像について、自分の経験を踏まえての説明がありました。

生徒会長は、学校の雰囲気や生活を左右する立場なので、責任を自覚して立候補してほしいと。

副会長男子、女子は、それぞれ体育祭か玲瓏祭の実行委員長のどちらかを担うことに触れ、計画的に準備を進める必要あると述べながら、

さらに、副会長女子は、この人と仲が良いからという理由で投票せずに演説などをもとに選んでほしい、

副会長男子は、選ぶ人たちもどんな学校になってほしいかを考えてほしい、

そして、応援団長は、的確に指示を出せたり、計画に行事を運営できたりする人に立候補してほしいと述べていました。

この後、質問が何人もの生徒からなされ、それに対して役員が的確に返答する姿は、さすが3年生という様子でした。

また、北条中学校が一歩前進しそうです。