2021年11月の記事一覧
二重の虹&保健授業&北条小さつまいもプレゼント
今朝は、急に強い雨が降り、生徒も自転車で登校するか困ったようです。
そんな中、校門に立って挨拶をしていると男子生徒が、「おはようございます。虹が見えます」と。
後ろを振り返ると、色の濃いきれいな虹が校舎にかかっています。しかも2重の虹です。
生徒はその虹をくぐるように登校していました。
本日はテストの二日目で、きっと昨晩の学習で疲れている上に、この雨でかわいそうになどと思っていた矢先の虹でした。
虹は、なぜか気持ちを明るくしてくれますね。
さて、先日の公開授業では、保健体育で「自然災害に備えて」(保健)が公開されました。
課題は、「私たちの北条中『災害緊急避難所』を作成しよう」です。
流れは、最初に避難所の写真を見せて課題を確認し、それが解決できるよう、北条中の校舎図に避難所の施設を書き込みながら避難所を計画するというものです。
探究型の学習であり、課題を解決する中で、生徒が学習内容を理解したり、身に付けたりしていきます。
その他の授業も、探究型の構成で学習が進みました。
探究は、総合的な学習の時間の時間の中でも行われますが、各教科の学習も探究をベースにしたものになることが現在求められ、それを具現化した授業だったと思います。
以上、先日の公開授業の紹介でした。
ところで、本日は、3年生の進路事務説明会が行われました。これを機に、一気に進学のムードが高まります。保護者の皆様、ご参加いただき、ありがとうございました。
さらに、北条小4年生が大事に育てたさつまいもを中学生に(職員にも!)プレゼントしてくれました。
大変おいしそうなさつまいもです。ありがとうございました。
後期中間テスト1日目
本日より後期中間テストが始まりました。
生徒の登校はいつもよりもそれぞれ5分くらい早いでしょうか。皆、テストに向けて緊張感があるようです。
先日、学校で大切な約束を生徒にアンケートで聞いたとき、派生して、テストについて書いている生徒がありました。
具体的には、テストを廃止してほしいというものです。
次の日に行った全校朝会で話し合った中で、その考えに対して意見を書いた生徒がありました。
・テストをなくしてしまうと自分の成績を確かめることができないので良くない。自分の間違えた問題を見直せない。
・テストがなければ、学習を積極的にする習慣が身につかないと思う。
といったものです。
それぞれ自分の学習を自己評価する場として、また一つの目標として、テストをとらえての意見です。
テストは、このように生徒自身が自分の力を確認するという目的がありますし、私たち教員にとっても、授業の評価や今後の生徒の支援を行う目的があります。
いずれにしても生徒の学習状況を教員が評価し、生徒自身も自分の学習状況を理解する場は必要です。
その際、テストは、明確さ、わかりやすさという点で有効な方法です。
全国には、定期テストをなくし、全て単元テストにしている中学校もありますが、テストを実施している点では同じです。
とはいえ、テストが嫌だと思う生徒の気持ちも分かります。覚えなければならないというプレッシャー、決まった時間の中で解かなければならない状況への緊張は強いでしょう。
さらに、自分の学習を評価されるということが、自分自身を評価されるということにも感じられ、共に学ぶ仲間と比較されるように感じる面もあるかもしれません。
本来は、学習は自分の可能性を広げるものですので、テストが嫌なために学ぶ楽しさが阻害されているとしたら残念なことです。
できるだけそうならないように、テストの意味を十分に伝えることや、生徒それぞれの学習状況を教員、生徒がともに確認できる適切な内容のテストにしていくこと、言い換えると、これまでの学習が確実に生き、振り返りができるもの、そして次の学習に意欲がわいてくるようなテストにしていく必要があるのだろうと思います。
写真は、今日のテストの様子です。
雨の合間の虹&市教委訪問
雨が続き、急に冬が近づいてきた感がありますが、そんな中の虹です。
校舎(体育館)の横に見え、カメラを取りに行くと残念ながらずいぶん薄く短くなっていました。
さて、本日は、柏崎市教育委員会のお二人の指導主事の先生にお出でいただき、授業公開と協議会を行いました。
授業については、国語、社会、英語、保体のどの授業も探究的な問いを立て、学習が進みました。
さらに、iPadや電子黒板などを生徒や教員が使いながらの授業で、生徒のいつも通りの意欲的な様子でした。
授業については、今後詳しく掲載していきます。
下の写真は、虹(校舎の横に薄く見えますか?)と協議会です。
小中合同避難訓練
本日は、北条小学校と連携して避難訓練を行いました。
北条小学校と北条中学校は併設の校舎ですので、どちらかに火災が発生すると、どちらの校舎も非常ベルが鳴ります。
本年度は、小学校で火災が発生した設定で訓練を行いました。
非常ベルが鳴った後、小中の教務室で連絡をとり、小学校での火災であることを確認して避難を指示しました。
小さなことですが、小中の大切な連携の場面です。
生徒には、柏崎市消防本部の管轄である柏崎、刈羽、出雲崎で発生している火災が昨年より多いこと、今年の1月に火災が5件発生していることを伝え、学校や家庭での注意を促しました。
写真は、1年生から3年生までの生徒(男子・女子)と職員が一緒にバスケットボールを楽しむ昼休みの様子です。
総合的な学習の時間について
2年生の本年度の総合的な学習の時間前半は、起業学習をテーマとして進めています。
雰囲気としては、国語や数学などの教科同様で、「起業科」といって良いほどの内容です。
ただ、国語や理科などの教科よりも大変実践的な学習で、グループで考えた会社を毎回より具体的な形にしていく中で、会社の基本を学ぶように進められています。
aisaさんがワークブックを作り、授業も進めてくださっていますが、実によくできた学びの場で、いつも感心して参観しています。
先週は、自分たちの会社をビジネスモデルカードに反映させる学習でした。
今回もそうでしたが、この起業学習で繰り返し立ち返るのは、会社のミッションであり、社会に対する自分たちのビジョンです。
そこから改めて思ったのは、学校は何のためにあるのかという学校のミッションを私たち教職員がどれだけ自覚しているかといことです。そして、学校を通して社会で実現したい私たち教職員のビジョンをもっているのかということです。
つまり、学校の存在意義です。
これからの社会では、会社やチームが自分たちのパーパス(存在意義)をどれだけ自覚しているかが重要とのこと。
本の中で読んでいたことを目の前で示していただいたように思いました。
学校外の方から、私たち教職員が教わることの多いのも、総合的な学習の時間です。