学校の様子
令和4年度 前期終業式・後期始業式 ~終わりは始まり~
体育祭明けの今日は、前期の終業式・後期始業式です。
本校は間に秋休みを取らないため(夏休みを削って授業を増やしていないからです)、終わりと始まりの日が重なります。何か不思議な日ではあるのですが、そもそも「終わりは新しいことの始まり」でもあります。終わったことをしっかりと振り返り、良いことは続け改善点があれば、それを始まりに生かしていってほしい、そんな話から今日の講話をスタートさせました。体育祭の躍動、個々に果たした役割、集団としてのまとまりを振り返りながら、後期2つの目標をもてるよう2つの話をしました。このことについては、学校だより等でお伝えしたいと思います。
さて、学年代表3名と、生徒会代表1名から、前期の振り返りと後期の目標について話がありました。
1年生代表は、「たくさんの初めてのことがあり、とても大変な前期だった。しかし、みんなで協力し何事も乗り越えてきた。二つの小学校が一緒になっていろんな違いも協力してやってきたことで、みんなが一つになれた。大きな前進(全進=これは生徒会スローガン)だった。」と、堂々と話しました。
2年生代表は「今まで感じていた男女の壁がなくなってきた。今まで人任せにすることが多かったが、これからはもっと積極性を持ち行動していきたい。今の3年生のようになる」と、原稿に目をやらず、しっかりと前を向いて話す姿はとても立派でした。
3年生代表は「体育祭を経て、仲間と協力する大切さを心から感じた。卒業に向けて最後まで、後輩の見本となるよう頑張りたい」と、やがて来る巣立ちの日を目指したさらなる成長について述べてくれました。
生徒会代表は「まだまだ生活を見直し、もっともっと素晴らしい学校にしていこう」と提案がありました。どの代表も態度が素晴らしく、言葉に心がこもっていました。それを聞いている生徒諸君の態度も立派でした。
私からは、「さらに心のレベルを上げた、温かい後期に必ずやしよう!」と話しましたが、生徒たちの真っ直ぐな目線にその手ごたえを感じた良い式でした。
晴天の下、秋風吹く爽やかな季節の中で! ~令和4年度 西山中・体育祭~
9日、日曜日に延期した体育祭。予報通り秋空澄み渡り、素晴らしい天候に恵まれました。
両軍ともに、一致団結した最高の軍をつくって臨んだ本番。これまでの練習で、1~3年生の学年差を感じない真剣な取り組み。「よくここまで集団を育ててきた」と、開会式で3年生、そしてリーダーたちを褒めました。どちらが勝つのか、結末が分からない、互角の戦いの始まりです。。
各軍の目指すものを象徴するパネルも、雄々しく優美なものに仕上がりました。
両軍火花を散らして正面から堂々と戦った各競技と応援。最終的には1点差で、青軍が総合優勝と成りました。応援賞を取った紅軍の団長は「総合優勝したかった。でも、それをした青軍は素晴らしかった」と、最後にエールを送っていました。今まで準備段階から、点数の集計による勝負は続いていたわけですが、自分たちの負けた理由を問うのではなく、「全力を尽くした自軍を越えて行った、相手の努力を誉める」という、素晴らしい人間性を示したくれたことに、生徒と言いながら、感服する思いでした。
心にあるものをすべて吐き出すような躍動する姿、仲間を思いやり励ます姿が、準備から本番まで随所に見ることが出来ました。「感動した」という言葉しかありません。
最後は、早く帰りたいだろうに、「パネルのかたづけを手伝ってくれるかな?」という声かけにも笑顔で協力してくれた2年生たちの姿にも、心洗われる思いでした。その2年生たちが言いました。
「次の合唱祭は、もっと皆さんを感動させますから!」と。育ち育てられ、時代のリーダーたちが頼もしい成長をしています。
御来場いただいた保護屋の皆様。応援をいただいたりテントの片づけを手伝っていただいたりしたことに、心より感謝いたします。ありがとうございました。
体育祭、延期のお知らせ ~10/9(日)実施に~
冷たい雨が降り続いています。
気温が随分低く、明日も夜半から午前中にかけて雨という予報が出ています。幸い、9日の日曜日は晴れ予報。気温も20℃を超えるようですので、ここまで頑張ってきた生徒たちの気持ちを生かすにも、晴天の下やらせてあげたいと考えました。
柏崎市立西山中学校の体育祭は10月9日(日に延期となりました。生徒の登校は、予定通り7:40に完了です。
御家族の皆様もご都合差し繰って、何卒生徒たちの活躍を応援に来て下さい。感動の体育祭に必ずなりますので!
体育祭、予行 ~火花散らす両軍!~
秋雨のせいで多少ぬかるんだ箇所があるグラウンドでしたが、2時間予定を送らせて体育祭の予行を行いました。
気温はかなり下がって上着が必要な中でしたが、生徒たちの心は熱く燃え滾っているようでした。厳粛な開閉会式や表彰の練習、競技では真剣勝負、そして団の心を一つにした熱い応援合戦。本番はこれ以上の気合となるわけですので、本当に楽しみです。
あとは天気周りだけが心配なところ。8日の晴天をみんなで祈るのみです《8日怪しいようなら8日に延期となるのですが…》。熱い熱い戦いの一部をお見せします!
気温が下がっても、心の熱は下がらない!
冷たい雨が降り、夏びていた気温を一気に下げてしまった今日、冬服で登校する生徒もちらほらと出てきました。
体育祭練習もやむを得ず、というよりも計画通り室内で行うことになりました。気温は下がっても、心の熱は下がることはなく、団長たちの熱い檄が飛びます。今日は、団体の整った美しさを示すラジオ体操の練習や各競技の団としての工夫など、団ごとに作戦を考えたりして時間を使っていました。
後半、審査員を付けて「プレ審査」が行われたラジオ体操。始めたころとは見違えるように手足がそろって美しさを増しています。審査の結果、1.4対1.6と僅差で青軍の勝利!
本番は、まだまだこれから。No fate. 運命は決まっていません。これからこれから!未来は変えることが出来る!
体育祭に向けて、高まる心 ~1年生の取組~
週末に控える体育祭に向けての練習が着々と進んでいます。
中学校で初めての体育祭となる1年生たち。小学校での経験はありますが、中3のリーダーたちが自分たちだけの力で考えてきた応援歌や振り付けなど独自のアレンジがあり、覚えるのが大変です。そして、何といっても各軍が必死に一つになって、自分たちの気持ちを表現しようとしています。声や体の動かし方を一つにして、軍団の思いを形にしていきます。
1年生の廊下に、掲示がありました。みると、自分の頑張りを3項目5観点で評価し、見えるかしているようです。今の段階ですでに最高の頑張りをしている生徒もいれば、様々です。低い評価位置にいる生徒は、まだまだ頑張る伸びしろがあるということ。今後の頑張りに大いに期待です。あと4日間。どんな変化が起きていくのか、楽しみです!
出場種目の一覧も掲示されていて、「自分で先を見て行動する」ことが出来るようになっています。当日、きびきびと動き必死に走り、跳び、歌う、西山中生徒たちの姿に期待して良さそうです。
10月8日、体育祭に向けて!
10月に入り、いよいよ体育祭が近づいてきました。
3年生リーダーたちは、夏休み中から準備を進めてきました。1,2年生に応援を教えたり競技について練習をしたりと本番に向けて活動の盛り上がりを迎えています。後は、天気周りがよくなって、本番はもちろん、練習がグラウンドでできるように、晴天を祈るばかりです。
西山中生徒たちは、ラジオ体操から真剣勝負です。当日は、グラウンド参観場所からの御参観は、コロナ禍ということで、来賓をご招待せず御家族限定にさせていただきましたが、奮って応援にお越しください。
躍動!西山魂、旋風を巻き起こす!~柏刈中学校新人各種大会~
9/29秋空の下、涼風そよぐとっても快適な天気の中で、柏崎刈羽の中学校1,2年生が集い戦う新人各種大会が行われました。陸上に続いての大会です。
本校からは、卓球と野球の出場です。野球はこの秋から、地域チームとして「柏崎北部チーム」となり、第二中学校、瑞穂中学校との連合チームとなっています。西部、東部との3チーム総当たり。西山選手は、投手として投げ、また野手として打ち、一生懸命戦いました。初戦を同点で引き分け、延長戦としてタイブレーク方式で決着を付けなければなりません。西部に1点勝ち越しを許し、惜敗。続く、東部との試合では、西山選手のヒットによりチャンスを作り大逆転!5-2と勝利。残すは東部VS西部の戦い。東部が西武に勝つと、3校三つ巴となります。そうなると、北部チームにも優勝の芽が出てきます。後は、祈るのみ・・・
なんと、本当に東部が西武に勝利!3校の得失点差で決着。何と、北部チームが優勝することが出来ました。他校の選手と協力し、勝利をつかもうと必死にプレイをした。その成果としての優勝でしょう。西山選手たちは、他校の中にあっても、礼儀正しく素直で、何より熱心に野球に取り組む。そんなことを大会本部で他校の指導者がほめていたのを聞き、本当に嬉しく思いました。そんな、日頃の精進、日々の当たり前をきっちりする生活がもたらした、優勝と言えるのではないでしょうか。
さて、卓球はまさに西山旋風吹き荒れる。予選を男女ともに1位通過し、決勝トーナメントで男女ともに優勝!素晴らしい成果を収めました。続く個人戦。女子は準決では西山選手同志の激戦。普段一緒にプレイしているからこそ、より緊張感が漂います。「仲間だからこそ、負けたくない!」。意地と意地とのぶつかり合いでした。だれが勝ってもおかしくない、という激戦を制したのは品田さんでした。1~4位を独占した表彰式は、圧巻でした。本当におめでとう!
男子は、実は団体戦決勝は手に汗握る試合。2本先行した西山。しかし、次の二本を落とし並びました。勝利は最終5本目の選手に委ねられました。シーソーゲームが続きましたが、平常心で心を強くプレイしていた西山選手の勝利!簡単に勝ち取った勝利ではない分、選手たちの喜びはひとしおの様子でした。個人戦は、この夏の大会の覇者との対決。左トーナメントブロックでは何人もの西山選手が覇者に挑んでいきましたが、惜敗が続きます。対抗の山では、西山選手同志の凌ぎを削る対決。決勝戦は、夏の覇者対、右トーナメントブロックを制した飯塚さん。ものすごいスピードボールが右へ左へとラリーが続き、見ている方はボールを見失うような激しい打ち合いが続きました。結果、飯塚さんが接戦を制し優勝となりました。
今大会では大会委員長が、「勝つから強いではなく、誰にでも思いやりをもって接し、誰にでも進んであいさつをし、困難に立ち向かう、心の強い姿を見せてほしい。たとえ負けそうになったとしても、試合を投げ出さず自分の全力を出すあきらめない姿勢を見せてほしい。そのことで、自分が強くなり、相手が強くなる。この会場全ての選手が成長できる、そのために、あきらめない姿勢を出し切って欲しい」という話がありました。
西山中の選手たちの試合を見ていると、正にその通りの姿であったことを、一番うれしく思います。どんな選手と当たったとしても勇敢に挑み、たとえ負けたとしても腐るしぐさもなく、本当にさわやかな戦いでした。
何よりも、普段の生活を明るくすこやかに送ってくれている西山中選手たち。本番力を出し切れたのも、当たり前を誰にも負けないようにやろうとする姿勢からです。本当に、素晴らしい成果を心から喜びたいと思います。
みんな、よく頑張りました。おめでとう!
そして、保護者の皆様、地域の皆様、関係の方々、御支援、当日の応援等本当にありがとうございました。
蓬莱の玉の枝 ~1年生・国語~
1年生の国語の時間をのぞいてみました。
単元は、「蓬莱の玉の枝」(竹取物語から)でした。古典は、今の言葉と読みや意味が異なる文章で、生徒たちにとっては英語以上に難解かもしれません。とても、とっつきにくい分野でもあります。しかし、かぐや姫くらいは知っているもの。竹取物語の中から、かぐや姫をお嫁に欲しい皇子たちに難題を出す、「蓬莱の玉の枝」という場面です。
知っていることを手掛かりに、古典に興味を持たせたい。情景が頭に浮かぶようになるには、まずしっかりと読み込み、情報を正確に増やすこと。授業者は工夫して、どれくらい本文の内容が頭に入ったか、○×クイズ形式で振り返りをしていきました。問題は5問。全員正解者は、本文の内容が正しく頭に入っているということです。
正解者多数の中、最後の問題。「駿河の国とは、今の何県?」。これは良問!本文には富士山の名の由来も出てきます。正解を絞り込む候補は2県・・・
このように、国語であっても、社会科の知識も必要になりますから、読み物は総合学習です。本に親しみ、文に親しみ、古典にも親しんでほしいものです。古典の良さは、千年も前の人たちでも自分たちと同じように感じ考えたりするものなのだ、人の喜びや哀れを感じることに意味があると思います。ここが小学生との違いだよ。頑張れ1年生たち!
さぁ、家族にヘルスプロモーション! ~2年生・保健体育~
2年生の保健体育をのぞいてみました。
飲酒や喫煙等が健康に及ぼす害に外について学習してきた2年生たち。今まで学習した知識を総動員して「ヘルスプロモーション(21世紀を生きる人々に対しての健康戦略)をしてみよう!」という課題に立ち向かっています。飲酒や喫煙にどんな害があるかだけを訴えても、「わかっているよ!」「大人なんだから!」「自分でコントロールできる!」など、多くの反論を浴びることでしょう。人々が納得して、健康について真剣に考え、その人のため、社会のために行動することを促すために、どんな風に説得すればいいのか、これはかなり大変な問題です。
保健体育なりの『見方・考え方』を生かして、どう困難な課題に立ち向かうか。複数あるであろう解答の中でより最適解は何か。多くの人を納得させるためにはどうしたらいいか、を考える、とてもいい課題です。このような問題をどの教科でも考えて立ち向かわせていくのが、「主体的、対話的で深い学び」のある授業、「深い学び」から得た力を発揮する場面と言えます。さて、御家庭で是非、「家族ならどう説得するのか?」話題にしてみてください。(私の考えるヒントは社会保障費ですが…)
大きく成長して帰ってきました! ~3年生・修学旅行~
9月21日、22日と3年生が修学旅行に行ってきました。
コロナ禍、3月に予定していた関西方面の修学旅行が延期となってしまった3年生たち。方面を新潟に変更、時期を秋にずらし、「なんとしてでも中学校生活の大切な行事を成し遂げる!」という執念で臨んだ令和4年度でした。
私も4月に赴任し、「この3年生たちと、絶対に修学旅行に行きたいっ!」と願いをかけて、ここまで来ました。6月以降、急に感染者が拡大し、先が見えない状況もありましたが、統計的に秋は感染者が減少する傾向。台風が襲い来る大変な週末を乗り越え、修学旅行当日を迎えました。
自分たちの3つの目標達成を目指している3年生たち。実行委員の今までの努力も並大抵ではありません。3年生たちの気持ちを一つにまとめ上げている様子が出発式から感じられました。「柏崎の中学生の代表ということを強く意識して、柏崎を辱めることのないよう、柏崎を誇れるよう、行動しよう!」と話をし、出発しました。
行先を変更したおかげで、素晴らしいホテルに泊まることが出来ました。大人でもめったに泊まれるところではありません。一流のサービスを受けての夕食。世界会議であるG7会議の場所にもなる予定と教えてくださいました。
今回、新潟の学習となりましたが、金属加工のすごさ、県北の自然の豊かさやスケートパークでの体験活動など、新潟を再発見するような旅でした。大切なのは行先ではなく、「仲間たちと時間や思いを共有すること」にあるのだ、と3年生たちの笑顔を見てつくづく感じました。実施できて、本当に良かった、心からそう思う素晴らしい旅でした。
留守を守り、優しいメッセージで迎えてくれた後輩たちにも感謝です。温かい心でいっぱいな、西山中学校です。
3年生 修学旅行1日目②
【村上スケートパークより】
3年生 修学旅行1日目①
21日の朝、3年生が「仲間との絆を深める」、「社会において、時と場に応じた行動力を身につける」、「地域のものづくりや文化を学ぶ」ことを目的に、修学旅行に出発しました。旅行の様子を紹介していきます。
【燕市産業資料館より】
教え合い、学び合う姿 ~第2回Webテスト~
今日は、第2回Webテストです(Webテストについては、以前に紹介をしました。過去のバックナンバーで確認そしてみてください)。
今回も、一人一人でテストを受けたのち、それぞれにどうやって自分の解答を考えたのか、その考え方を説明したり、みんなでどうしたら、ベストアンサーができるか等について、話し合いが始まりました。
議論を通じて、他者の考えに触れ、自分の考え方との相違を感じ取り、どうすれば最適解が得られるのか、対話を通じて最終的に「深い学び」が創り出されていたことを私は強く感じました。
2年生の数学では、大型モニターに問題を映し、みんなで確認をさせながら、解説がされています。
最後に教師が確認をしていて「この答え(教師が示す模範解答)じゃ納得いかない人、こんな解答ではだめなのか、という意見のある人はいますか?」という問いかけに何人もが手をあげて質問をしていました。「その答え方ならOKだね」「消去する、ということが書かれているから、その答えでもいいよ」など、自分の表現した解答が認められたり、なぜダメなのかを個々に教師が解説したりしています。配られた解答とは少し違っていても、解答の表現の仕方にはいくつもあるのだ、ということを確認できて、満足していたようです。
正解はもちろん、間違っていたとしてもその理由がわかり「納得する」。自分の考え方が深まり磨かれていく。その深い学びを普段の授業でもどんどん取り入れていく、教師にも生徒にも学びの時間となりました。
越後バナーナ、誕生秘話!~2年生・キャリア講演会~
先日、2年生のキャリア講演会が開催されました。
キャリア教育とは、子供たちの学びにとって一つの柱となり、小・中・高・大と一貫して「将来、自分はどう生きるのか」というテーマについて考えていく、というものです。自分の将来のために、各教科をはじめ様々な学びがある、自分自身の将来への希望や夢が学びのモチベーションとなり、内発的動機として、自ら学んでいくという姿勢が生まれます。
そのために最も良い学習場面が、夢をもって社会で働く、困難を乗り越えて目標に向かう、そんな大人たちとの出会いです。今回は、地元柏崎で環境問題をしっかりと考え、モノやエネルギーを循環させて、持続可能な発展・SDGsを実践している、シモダ産業株式会社の霜田真紀子さんに来ていただきました。
霜田さんは、大学、そして就職と柏崎を離れて暮らしていました。しかし、中越沖地震で柏崎が大変な被害にあい、父の経営するシモダ産業の工場も大変な被害にあった惨状を知り、自分にできることをしたいと帰郷したのだそうです。会社経営に携わっていく中で、自社で生産する製品を製造する時に出る熱エネルギーに着目し、それを利用してバナナ生産の農園をつくろうと、発想したそうです。
このアイデアに、子供たちは驚くとともに、感心していました。講演の後の質問コーナーで「マンゴーとかではなくなぜバナナだったのですか?」という質問が生徒から上がりました。やはりそこには、重要な理由がありました。「バナナはフィリピンなど遠くから船で運ばれてくる。2週間から1か月はかかる。そのため、まだ青いうちから収穫して、私たちのところに届く頃、、黄色く食べられる状態になる。実は、バナナは食べごろになるまでバナナの木に付けたまま熟成するほうがよく、そのとれたてのバナナの味は絶品だ。それを食べるためには、日本で栽培しなくてはならないので、排熱を再利用して栽培することにした。」と霜田さんは話してくれました。このバナナが柏崎の特産物となり注目され、いろいろな他業種の人との出会いが生まれ、人の輪が広がっていった。循環型の環境にやさしい会社のスタイルと共に、地域の活性化につながったことも、働くことの大きな手応えで喜びである。また、社員は200人を超えたが、たくさんの仕事・受注の引き合いがあり、それをこなすためにもっと社員を増やしたい、と今後の展望を語ってくださいました。
私もこれには「なるほど!」と頷きました。船で運ばれてきていない、樹上で熟成された「越後バナーナ」を是非食べてみようと、田中の愛菜館に買いに行ったのですが、残念ながら売切れでした。夢をもって働くこと、地域や社会に貢献していることを喜びとして働いていることを生き生きと語る霜田さんの姿は、素晴らしい魅力にあふれていました。生徒たちにとって、とっても貴重な学習場面となったことは間違いありません。
霜田様、本当にありがとうございました。
真剣勝負! ~前期・期末テスト~
今日から2日間、前期の期末テストが行われます。
2週間前から学習計画を立て、今日まで学習を積み上げてきました。登校時に声をかけると「ばっちりです!」「今日の睡眠時間は6時間」「ピンチですっ!!」と、それぞれの様子。しかし、テストに向かう目は真剣そのものでした。
結果が出ると一喜一憂な気持ちになるものです。テストを受けるに当たって、「やるだけやった」という想いを感じられることが、一番大切なことだと思います。目標に向かって、自分のできることはやり切った、そういう思いが社会に出て役割を担っていくときに、人として一番の信頼につながるからです。人の能力にはそれぞれ違いはあれど、「あの人は、自分のできる全力をもって、やってくれる人だ」という信頼ほど、確かなものはありません。
テストは、自分の弱点発見器でもあります。間違えたところにこそ学び、どうすべきだったかをしっかりと振り返ってほしいものです。
あと一日、頑張って!
町を、地域を元気に! ~西山ふるさと公苑~
9月10,11日と、学校近隣の西山ふるさと公苑で、クラフトビールまつりが開催されました。
第1回目が好評だったため、今回は今年2回目の開催だそうです。私も、「どんな様子なんだろう?」と思い、出かけてみました。二日間とも秋晴れの素晴らしい天気に恵まれ(実は夏のような日差しで、イベント的には飲み物がおいしい気温で大成功)、駐車場は満杯。いろんなところからたくさんの来客がありました。いくつものお店が出店され、会場は活気にあふれていました。コロナ禍人々の行動が制限され、なかなか多くの人々が言葉を交わし交流するということが出来ずにいましたが、太陽の下、おいしい料理を食べ、たくさんの人の笑顔があったことは、何という幸せだろうかと、喜びを感じました。
地域の場所を生かすアイデアがあれば、こんなに人は集まることが出来る。このことを子供たちに感じてもらえたら、と思い記事にしました。人を集め、コミュニティをつくるためには、アイデアが必要。それこそ創造する力を発揮することがとても大切です。「何ができるか?」そんなことを日頃から考えていくことが大切だ、ということを実感します。未来を担う生徒たちに、是非ともつけていかなくてはならない力です。
それにしても、南魚沼や見附、三条や十日町とたくさんのお店がありました。「〇〇の食べ物はおいしいんですね~」「〇〇で、これをどうやって作っているんですか?」と、自然と会話が生まれていました。人と人の対話とは、何と素晴らしいものかと、再確認した、素敵な一日でした。
躍動! 新人陸上大会 ~西中選手、一陣の風のように~
雨予想の一日でしたが、なんとか大振りはせず、秋風心地よい中大会が行われました。
選手それぞれに個々の目標に向かいながら、必死に、走り、駆け、跳んだ大会でした。競技に向かう表情は真剣そのもの。それとともに、応援や観戦の態度が立派で、爽やかななあいさつをしてくれる態度がとても立派でした。
最後の種目は、4×100mリレー。女子チームがエントリーしています。夏の3年生たちは、この種目で県大会に出場。西山中の歴史に大いなる足跡を残しました。そのメンバーにもいた1,2年生たちがこの新人チームのリレーメンバーとなり、好成績の期待が高まります。しかし、世界の大会を見てもただ早い人たちが集まれば優勝するか、というとそうではないのがリレー競技。最高点にお互いが加速して相手にしっかりとバトンを渡す、その技術が明暗を分けます。息が合わなければ「失格」あるいはバトンの落下となり好成績は望めません。
3年生の引退後、必死に個々の技術と共にバトンパスを練習してきた新リレーメンバーたち。何よりも「心を合わせ、お互いを信じる」ことこそ、最も強力な武器となったはずです。
さて、結果は…女子リレー第1位の優勝です。西山中学校に、始めて優勝カップを持ち帰ってきました。4人の走りは真剣で、必死で、だからこそ、とっても美しかったです。大会後のミーティングで好評を頼まれた私は、「女子チームの優勝は素晴らしい。しかし、この新チームの素晴らしさは仲間の悔しさを自分ごとのように、仲間の勝利を自分事のように感じて、助け合い支え合い個々が必死に練習に取り組んできた成果だ。この勝利をみんなで喜ぶとともに、チームを引っ張ってきた新部長に、一番喜んでほしい。いいチームを作ってきた。皆さんを誇りに思う。感動しました!」と、チームにエールを送りました。
話を聞く真剣な表情、爽やかな笑顔、きらめく優勝カップ。保護者、地域の皆様、心で応援していた西山中生徒、そして、神様にも感謝した一日でした。
明日はいよいよ、新人陸上大会!~激励会~
新人各種大会の先陣を切って、いよいよ明日は新人陸上大会です。
先日、その激励会が行われました。3年生の引退後、2年生を中心に練習を積み重ねてきました。暑い暑い夏休みも、ひたすら練習に取り組んできました。3年生がいなくなった分人数が減り、心細かったことでしょう。2年生は、今までは3年生についていく盛り上げ役でよかったところ、チームをまとめ引っ張っていく役割を任されました。後輩たちのことまで考え部活動を運営していく難しさに直面したことでしょう。
しかし、そのことを乗り越え、堂々とした姿がステージ上にありました。真っ黒に日焼けしたその肌が、たくさんの努力を積み重ねた証です。明日は、堂々と戦ってきてほしいものです。
また、秋は駅伝競技の季節。3年生から有志たちのチームも出場します。引退して、学習へと切り替えてきた今年の夏。孤独な夏を初めて味わったことでしょう。駅伝に参加することを決めた3年生たちの練習を見ていると、つらい長距離の練習だというのに、笑顔で本当に楽しそうに取り組んでいるのです。引退した寂しさを知った彼ら。また、仲間と同じ目標に向かって挑戦することの尊さに、喜びに、気が付いたのです。学習をおろそかにしないことを約束しつつも、10月の地区駅伝競技大会に挑戦します。
人間としての実りの秋となるよう、失敗を恐れず、そして仲間と共に挑戦して来てくれることを期待しています。
喫煙と健康 ~保健体育・3年生~
3年生の保健体育の授業をのぞいてみました。
喫煙は、未成年には禁じられています。喫煙は一度始めてしまうと中毒性があり、やめようと思ってもやめられなくなることがあります。喫煙が及ぼす健康被害について正しい知識を身に付け、自分の健康を一生が今持っていくことをねらいとして、この授業が行われました。
タバコには有害な物質、モノによっては発がん性のある物質が含まれているということ、中毒性があり悪いと自覚してもなかなかやめられないこと、吐き出す煙だけではなくたばこの先から出る副流煙には、吐き出す煙以上の有害物質が含まれ喫煙していない周りの人にも被害があることを学習しました。
「吸っているとかっこよく見えるなど、根拠のないことで始める人もいる。大人になって喫煙するとしても、どんな影響があるかをしっかり知った上で、自己責任で行う。特に、周りの影響を考えて。」という話に、頷いていました。
健康を害するということは、自分が苦しむ、家族は悲しむ、そして社会保障費としての国費を圧迫する。一生涯を健康で過ごすことの素晴らしい価値について、考えていってほしいものです。次回は、飲酒についてです。
全校で本を語ろう!~Book talk(ブックトーク)~
昼休みにBook talk(ブックトーク)が開かれました。
これは、3年生図書委員長の発案で、「夏休みに読んだ本についてみんなで語り合い、読書の輪を広げたい」ということをねらいとして、図書委員会が企画してくれたものです。
1~3年生の縦割り班で、各々おすすめの本についてタブレットにまとめて、輪になって紹介していきます。生徒たちは、自分の知らない本を紹介されて興味津々で聴いていました。「次、それ読んでみたいな」というつぶやきが漏れていました。紹介された本のほとんどは学校図書室にあるものです。これから秋が深まり、「読書の秋」にしていくために、とても良い企画だったと思います。
最後に2,3年生の代表から1冊ずつ、推薦がありました。
2年生からは「クイズ200問」
3年生からは辻村深月さんの「かがみの孤城」です。この作品は、私も気になっていた本です。ぜひ手に取りたいものです。
私からは、水野敬也さんの「夢をかなえるゾウ」をお勧めします。なんでもあきらめそうになる自分にゾウの言葉がしみていく、勇気をもらえるそんな本です。図書室に置いてあります。
「働くことインタビュー」発表会 ~総合・1年生~
1年生の総合的な学習の時間をのぞいてみました。
「働くことの意味」について、各御家庭で家族からインタビューしてまとめてくることが夏休みの課題となっていたようです。タブレットを活用し、発表会をしていました。インタビュー前の自分の考えが、このインタビュー後にどんなふうに変わったかを発表します。
1年生たちは、「お金のために働く」というのが、インタビュー前の共通の考え方であったように感じました。しかし、御家族のインタビューから、「人の役に立つことが自分の喜びである」「家族のために」「自分の得意なことを社会のために生かす」など、とても大切な視点を学び合っていました。発表者に応える質問や感想を述べる生徒もいました。その双方とも、発表態度がとても立派で、この5か月間の大きな成長を見ることが出来て、私はとてもうれしかったです。教科で身に付けていく学力は大切ですが、社会に出て必要な力を身に付けていくにはこのような活動が欠かせないと確信したところです。
是非、御家庭で1年生たちを褒めてあげてください。また、この課題に惜しみなくご協力をくださった御家庭の皆様に心より感謝いたします。
愛 ~道徳・2年生~
2年生の道徳の授業をのぞいてみました。
今日の題材は、「愛」。漢字一文字、そして何よりもインパクトのある題材です。恋愛もあれば親子愛もある、24時間テレビに見入った先週末の印象が強い生徒には、Exitの兼近さんの笑顔の激走が浮かんできたかもしれません。
内容を少しご紹介します。
腎臓が悪い主人公の母は、週3日、一日5時間の人工透析に通っています。辛く苦しい想いに、母は生きる希望を失いそうでした。母を救うには、健康な腎臓の移植しかありません。しかし、誰のものでもよいわけではなく、近親者で血液型が同じ必要があります。そんな時母の弟である「健おじさん」が、「俺しか姉ちゃんを助けてやれないのなら、俺の腎臓、姉ちゃんに一個あげるよ」と、言ってくれるのです。「その気持ちだけで十分」と感謝を伝える母。断り続けていた母ですが、健おじさんの熱意にほだされ、腎臓移植を受けることになり、二人は手術をすることになりました。
さて、健おじさんのように、自分の身体を傷つけてでも、誰かのために行動することが出来るだろうか。生徒たちは、思い悩んでいました。私の親戚にも人工透析に通っているおじがいたため、人ごとの感じがしませんでした。自分の命が短くなってしまうかもしれない。健おじさんにも妻や子供はいる。生きる希望を失っているお姉さんの気持ち…
手を取り合って支え合う・・・
そんな深い愛に打ちのめされる、大切な授業でした。
前期期末テストに向けて ~計画を立てる・自立の一歩~
8月の最終日。
今日は「8.3.1」ということで「野菜の日」だと給食の時に話題となりました。家庭菜園でたくさん取れていた夏野菜の勢いもなくなり、これからはスーパーでキュウリやナスを買うことになるのだなぁ、と寂しく感じています。
さて、秋に向かうということは令和4年度の前期が終わろうとしているということ。9月14,15日に前期2回目のテスト「期末テスト」が行われます。中間テストを経験しましたが、1年生たちにとって範囲の長い定期テストは易しくはなかったことでしょう。今回で2回目。リベンジすべく、テスト前2週間目となる頃、定期テストへの学習計画づくりをしていました。勉強をすることは大切に違いないのですが、計画を作ること=プランニング能力は逞しい社会人になるために、最も鍛えておかなくてはならない力だと思います。仕事を進める、お得意さんと打合せする予定を立てるなど、社会は様々な計画の元に動いているからです。
今回は期末テストになるため、教科数も増えます。「9教科×1教科当たりの範囲÷14日間」と単純には考えられますが、得意不得意等を鑑みて、そして何より1日は24時間しかないことを考えながら、自分の全力を出せるベストな計画を立ててほしいものです。計画さえ立てれば、あとはやり切るのみ。「計画通りやる力」もとても大切ですね。保護者の皆様も計画表を御覧いただき、いろんな誘惑に負けそうになっている姿に、応援の一声をかけてやってください。
八月なのに、もう新米! ~葉月みのり・給食~
夏休みが明けたと言っても、まだ八月。それなのに今日30日の給食には、もう今年の新米が食卓に上がりました。
その名も「葉月みのり」。早生品種で、恐らく県内で一番最初に収穫されるお米です。何といっても新米の美味しさにはかないません。ピカピカと輝き、一粒一粒がとてもしっかりとしているお米でした。何より、こんなにおいしいお米がこの柏崎で取れることは、大変うれしいことです。
栄養教諭や調理員さんは、なるべく柏崎地場産の素材を使ってくれています。食に関心を持つことは、地域(国)を考えること。リモートでいろんな情報を入手できても、お腹は一杯になりません。食料をつくることはとても大事なことで、国際社会で日本がしっかりと自立してやっていける国であることを示す一つの指標にもなります。国際情勢が不安定で、健康不安の続く今の世界では、食料自給率をあげることはとても大事なことです。輸入に頼ることで、多くの物品が値上げの憂き目を見ています。食料を自給し、安定した国民の生活を図っていくことの大切さにも、食から気付いてくチャンスだと思います。
俳句、発表会 ~国語・3年生~
3年生が国語の時間に、創作した俳句の発表会をやっていました。
タブレットを活用し、俳句と共に俳句の内容を浮かび上がらせるようなアイテムを映し出し、情感を高めていました。一つは、梅雨時の日常にふと目をやる非日常の様子に心が動いたことを読んでいました。雨が降り続く梅雨の日、ふと気が付くと雨宿りに野良猫が縁側で群れていた様子だそうです(3枚目目)。「夏休み」をテーマにした作品が多かったです。こんな発表の中にも、授業者は「この終わり方ってなんていうの?」「この俳句の季語はどれ?」など問いかけて、「体言止め」や「切れ字」など、俳句の学習として学ばせたいことを上手に差し込んで、知識の習得を図っていました。
部活動がないという「初めての夏」について、どの子の俳句にも言いようのない感傷や哀愁を感じました(1枚目)。一つ上のステージで自分をさらに飛躍させるため、あと半年はその下地となる基本的な学力・生きる力を培う時です。
御家庭でも、どんな俳句を作ったのか、話題にしてみてください。
今日は、基礎テスト(英語)
今日は基礎テスト(英語)です。
年間で計画的に行っているものですが、2,3年生にとっては連日のテストとなってしまいました。しかし、みんな集中して臨んでいました。
今日紹介するのは一年生の様子です。
一年生にとっては、夏休み明け最初のテスト。準備期間はひと夏十分にあったはずです。その成果の一端を見せつける時。そう思って、ポジティブに受けられた人は何人いたでしょうか。テストは「練習試合」。自分の力を図る、試す実践の場です。できたことを喜び、間違えたところを「弱点」と意識し、その克服に努めてほしいです。単語の問題が多いのですが、これから授業を受けていくほどに、その単語は増えていきます。今のうちに弱点を克服し、意味を理解し自分で読み書きできる英単語を増やしていってほしいと思います。英語は、ツール(道具)。英語文化圏の人たちのことを知る、日本人である自分の生活を伝える、そのためのツールです。
そんな視点で、頑張って欲しいです。
学校だより HPからだとカラーでご覧いただけます!
本日、前期の後半がスタートし、夏の生徒の活躍を伝える、8月の学校だよりを配付しました。
配付の学校だよりはモノクロですが、このHP(ホームページ)にも学校だよりを載せています。カラーでご覧いただけますし、自由に拡大も可能と思いますので、「文字が小さくて読めない」とご不満だった方も、しっかりとご覧いただけます。「学校だより」のタブをクリックしていただき、確認をしてみてください。
今後ともよろしくお願いいたします。
さっそく、挑戦! ~学習の確認テスト2,3年生~
夏休み明け初日は、「夏の努力の成果を試す!」学習の確認テストです。定期テストと異なり、今まで習ってきたことを総合的に出題され、「今ある力」がどれくらいかを確認します。特に3年生については、高校入試に向けて、自分の成長の一里塚として、あと数回挑戦していくわけです。一歩ずつ、一歩ずつでも自分の成長を確認していってほしい、強味や弱点を発見し、さらに向上していってほしいと思います。
真剣な表情でテストに挑んでいました。
休業後集会 前期後半の始まり
8月25日、前期後半が始まり、学校に生徒たちの元気な笑顔や明るい声が、戻ってきました。
夏休み、がらんとして静まり返っていた学校が、「どくん!」と鼓動を再び始めて、息を吹き返したかのように、感じられました。
3年生から渡されたバトンを引く継いだ2年生たちを中心に、猛暑の夏休みに精いっぱい努力を重ね、いくつかの大会にチャレンジし、栄誉を受けた者たちの表彰をしました。
その後、「自分の良さを自覚できない日本の若者たち」の話をしました。
他国の若者たちと比べて、「自分には良いところがある」と感じている若者の割合が、ずいぶんと低いのです。能力的な違いはないのですから、自信がないと感じていることは不思議です。
自分の良さというものの捉え方が、何かで優勝したとか賞をもらったとか「何かすごいことをやった!」という価値基準になってしまっていることが考えられます。夏の甲子園・高校野球の大会で優勝した、学校だけが偉いのでしょうか?レギュラー選手だけが偉いのでしょうか?優勝した仙台育英高校、ベンチ入り選手は18人。そこに入れず一般客と一緒にスタンドから応援したたくさんの部員がいます。チームのため、仲間のため、全力で応援していた姿がありました。優勝後、コメントを求められた主将は「自分たちを支えてくれた仲間たちのおかげです。そのことに一番感謝している」という言葉をかけていました。
必死に誰かを応援する素晴らしさ。誰かのためにと思って行うちょっとした行為、それこそが、「あなたの良さ」なのです。大きな声で爽やかに挨拶をする、花に水を与え世話する、図書当番給食当番を真剣にやり遂げる、清掃を手を抜かずにしっかりと行う。辛い思いをしている仲間がいたら、そっと声をかける。学校外でもあります。おじいさんやおばあさんがいたら手助けを進んでする。弟や妹を心から可愛がる。
そんなことを、自然とできているなら、「あなたには良いところがある」のです。なぜこんな話をしたかというと、自分に良さを認めていない人には、「自信」は生まれません。自信のない人からは「挑戦」は始まりません。春から「失敗を恐れず、何事にも挑んでほしい」と言ってきました。これから実りの秋を迎えますが、人としても実りの秋です。いろんな挑戦が9,10月には待ち構えています。自分の良さを再確認し、自信をもって挑戦し、人として大きく実る秋にしてほしいと願いをかけ、自分の良さ、仲間の良さを大切に、思い切りいろんなことにチャレンジしてください。
以上が、校長講話の内容です。
わたしの主張大会 プレ発表会
明日8月19日は柏崎市刈羽郡のわたしの主張大会が開催されます。
柏崎日報紙上の紹介の通り、本校の代表は3年生の新井さんです。前日に、プレ発表会を行いました。彼の主張は「本当の善」です。新井さんは、原稿を見ることなく全文を記憶し、力強く熱弁をふるいました。
会場に集まった生徒たちも真剣に聞いています。新井さんの言葉が終わったその後、万雷の拍手が食堂に響き渡りました。「堂々と自分の考えを訴える新井さんはとっても誇らしい。ここにいる生徒たち、いえ全校生徒たちもこのことを誇りに思っています。自信をもって明日堂々として発表してきてください。」と、激励を送りました。
コロナ禍、会場の人数制限があり、引率と保護者以外は見れないのが残念ではありますが、心から新井さんを応援しています。
休業前集会2 ~生活委員会~
集会では、生活委員会から夏休みの過ごし方について話がありました。
夏休みは自分自身でしっかりと計画して、行動することが大切。メディア等に触れても自分を律してしっかりと責任ある行動をする。スマートフォンやゲーム機器は自分のものではない。(まだ、自分で働いて収入を得ていない自分たちにとってそれらのものは)「親から借りているものなんだ」という意識をしっかりもとう、という生徒自らの言葉に、素晴らしいものだと感心しました。
部活動引退した3年生たちは、体力を落とさないよう、適度な運動もしよう、といろんな配慮がありました。
自立をテーマに生活しよう、と投げかけてくれた生活委員会。本当に立派です。計画的に過ごせば、勉強だけではなく、何でもできる夏休み。思い出に残る、二度とは来ない「今年の夏休み」にしてほしいです。
水難事故、交通事故には十分気を付けてほしいです。夏休み、全員が笑顔©で再開するために。保護者の皆様、子供が出かける際にはしっかりと注意を促してください。よろしくお願いします。
休業前集会1 ~前期前半を振り返って~
前期前半を終え、休業前集会を行いました。
始業式で何を話したか、何人かの生徒に聞いてみました。「失敗を恐れずやる。成功はたくさんの失敗の集合体」と、はっきり答えてくれたのにはびっくりするとともに、大変うれしく思いました。
そして、入学・進級とみんなが新たな気持ちで「伸びよう」としている。お互いのその気持ちを尊重し、「いやなところ、悪いところに目をやるのではなく、人の良さを見つけ、その良さをお互いに伸ばし合っていこう」と話しました。そして、みんなが頑張っている、その気持ちは言葉で体で表現してほしい。「躍動する姿」を見せてほしいと、始業式では話したのでした。
今年は、コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、大会に登録選手や役員以外は連れていけない部活動が多かったです。そのため、下級生たちは3年生の活躍や感動するシーンを見ることが出来ませんでした。これは、とてもとても残念なことです。教育上、かけがえのない場面を失っています。努力を積み上げてきた先輩たちの姿、その汗と涙と心血ふり絞る姿を見て、下級生たちの心が格段に成長をするからです。
その思いが私にはあったので、動画スライドを何とかこしらえて、集会で流しました。大会に比べれば、ほんのワンシーンです。毎回、一切の私語のない、西山中の集会。体育館の静けさの中、生徒たちの心には大きな波紋が起きていたとするならば、私の努力も無駄ではなないな、と思うのです。
体育祭結団式!
今日は体育祭の結団式が行われました。
今まで、A軍・B軍と仮の名前だったわけですが、今日の抽選で各軍のカラーが決まります。青か紅か?!軍の色によって、いろんなテーマも変わっていきます。両軍の団長たちがステージ緞帳の裏でカラーTシャツに着替えて、軍が決まります。
緞帳が上がると、各々の軍から歓声が上がりました。今日からは、いよいよ青軍と紅軍の熱い戦いが始まります。
「本番まで、いかに準備ができるか。準備の戦いだ。そして、どの軍も本気となり、その本気を『全力』という姿で表現できるか。どちらかの軍を引き下げるのではなく、自分たちの軍を精一杯持ち上げて、最高の本番を迎えてほしい」と話しました。
どちらの軍も、とても気持ちのこもった素晴らしい結団式でした。
県総体が終わりました
7月16,17日に新潟県中学校総合体育大会各種競技大会が行われました。
本校からは、陸上競技で女子リレー・男子砲丸投げ、男子卓球団体・個人、女子卓球個人、水泳が出場しました。どの種目も、各地区で選ばれた精鋭ぞろい。会場には張り詰めた緊張感が漂っていました。各々、持てる力をすべて出し切った戦いでした。その種目にかけてきた情熱とここにたどり着いた努力は生半可なものではありません。惜しくも、ここでで中学校の競技生活は引退となってしまったのですが、正に輝く姿を見せてくれた選手たちに、私は感謝しかありませんでした。陸上・女子リレーは、地区大会の時のタイムを大幅に更新する「チームベスト」をたたき出しました。地区大会が終わってからも、ひたむきに努力を重ねてきたことが分かります。
どの種目も、これだけ頑張れた自分をほめ、今後何事にあたっても自信をもって進んでほしいです。
さて、このバトンは7/24にコンクールが控える吹奏楽部に引き継がれました。吹奏楽部が広い体育館で音を合わせています。本番まで、あともう少しと考えるか、まだまだやれることはある、と考えるか。ベストを尽くすことに期待しています。
山に登る資格がない ~道徳・1年生~
1年生の道徳の時間をのぞいてみました。
今日の題材は「山に登る資格がない」です。妙高山に登山をする学校行事を取り上げています。
登山開始は午前4時。起床は午前3時過ぎです。そのため就寝時間が早いのですが、主人公たちの2班は「とても寝付けないようです。「せっかくの夜だから、トランプでもしよう」と、ルールを破って勝手な行動をします。徹夜で臨んだ登山は案の定、体力ギリギリの辛いものとなりました。「そんな体調で、最後までやり切ってすごい」という仲間もいましたが、ある仲間にはきっぱりとこう言われます。
「君たちには、山に登る資格がない」と。
1年生たちは、「今までにルールを破ってしまったことがあるか?」という問いかけから、このお話を自分事として考え出しました。なぜ、ルールがあるのか。そんなことを深く考えながら、自分たちが先日行った「学級討議」と照らし合わせているようでした。
誰もが、安全安心で、居心地の良いクラスを目指して。一人一人が何をすればいいか、をもう一度考え直していたようです。さて、「君たちには、山に登る資格がない」と言うことが出来るか、私は1年生たちに問うてみたい気持ちになりました。
初収穫!
玄関に植えたトマト。「夏を楽しむ」一つのきっかけにと始めたものですが、1年生の鉢のトマトが先行。赤く熟したトマトが4~5個できました。学級で希望者を募り、収穫することになりました。食べた感想を聞いてみたところ、「嚙んだとたんにジュワ―っと甘さが広がった!」と、答えてくれました。それこそ、口の中に広がった「夏」そのもの。
海水浴など、安全に十分な注意を払わなければならないこともありますが、夏を存分に堪能してほしいものです。
メディア講演会 ~2学年PTA~
2学年PTA主催の、メディア講演会が開催されました。
講師に長岡市教育委員会・教育委員の大久保様から来ていただき、「新しい社会を生きるみなさんに知っていてほしいネットのこと」についてご講演いただきました。既にインターネットは社会的インフラともいえる当たり前のものになってきていること。そして、それは生活を便利にし、みんなが幸せになるために使うものであること、とお話されました。しかし、インターネットで行うSNS,動画配信、ネットショッピング等、ネットを利用する時には「光の部分」と「影の部分」があると話されました。子供たちが自分事として考えられる話題として、ライン等のコミュニケーションツールを取り上げ、「活字だけでは伝えたいことは伝わらず、大変な暴力事件が起きた」ことや、「ネット上に乗せられた悪口、誹謗中傷は二度と消せず一生その空間をさまようこと」等のお話に、子供たちは大いに頷いていました。
大切なこととして、
・その文章は「相手を傷つけないか」送る前にもう一度考える
・メディアをしてはいけないのではなく、「今はやらない」「これ以上はやらない」という自制心を持つこと
というお話をされ、生徒・保護者共に納得のいくお話をいただきました。その自制心を育てていくためには、家庭のルール作りの見直し、また、御家庭での管理や声掛けが必要でもあります。思春期の脳は、「自分を止める力が弱い」というお話が、私には特に深く響きました。
やはり、そばにいる大人が「成長する」まで、しっかりと教えて育てていくことが大切だと、再確認しました。
大久保様、本当にありがとうございました。
今より、次!より高く! ~保健体育・1年生~
暑い中ですが、1年生たちが元気に高跳びに取り組んでいました。
跳び箱や、ハードルと同じように、子供たちにはクリアする力があっても、障害物に対して恐怖心が起きると、なかなか課題をクリアすることが出来ません。体育館には、2種類の高跳びセットが用意されていました。一方は高跳びのバーが備え付けられていますが、もう一方はゴムになっています。恐怖心を無くし、意欲的に挑戦できるようになっています。そっちで自信を付けて、本来のバーのある方に挑戦です。子どもたちを見ると、タブレットを使って、自分のフォームの確認をしています。動画を撮って、みんなで模範演技の良さを確認もしています。本当に便利な「ツール(道具)」です。
さて、「やりたいけど、出来るようになりたいけど、出来ない」物事には、「できる」人にはわからない障害があるものです。できる人にとって見れば「簡単だよ。どうしてできないの」といった気持ち。できない人は、「失敗したら、笑われる、恥ずかしい、悔しい。だから、やらない」といった気持ちが心にあるのです。
これは学習も同じです。
学習についての不安は、バーに対する恐怖心と同じようなものです。失敗を歓迎し、失敗に感謝する雰囲気こそが、集団を向上させていく、心豊かにさせていくポイントです。
モウショ二マケズ ~理科・3年生~
3年生が理科室で、実験のまとめをしていました。
「炭素の循環」という単元で、まさに今人類全体の課題となっている、地球温暖化の問題や、SDGs「持続可能な発展」についても考えていく基礎的な知識になるところです。
映し出されたスライドを見ると、太陽光があり、動植物の関係、そして微生物の役割が一覧され、正に循環している様子が分かります。どれかが極端に増えたり減ったりすると、このバランスは簡単に崩れてしまう危うさにも気づかされます。そして、各々の命は必ず他の命を支えている、その大切な役割についても考えさせられました。
さて、この様子。実はエアコンがない中の学習風景です。だれた様子もなく、身支度を乱している様子もありません。さすが、西山中の最高学年、3年生たちの姿です。窓を開けるというよりも、むしろ暗幕で日光を遮り、温度上昇を抑えています。理科室にも(図書室にも)エアコンが付くと大変ありがたいのですが。資源を輸入に頼る日本は、外国為替相場の影響をもろに受ける。これはわかり切っていることです。自前のエネルギーはそうそうないので、公的施設には今後ソラーパネルと大規模蓄電池によってエネルギー不足を補う、そんな整備がされると、子供たちの「エネルギー学習」に役に立つのではないか、と授業を見てそんな考えが浮かびました。
体育祭、軍団打合せ始まる!
秋に予定している体育祭の打合せが始まりました。
まずは、リーダー学年の3年生が、青軍紅軍に分かれて話し合いを始めました。どんな軍にしたいかを自分たちが真剣に考えて、1,2年生に下していこうと、リーダーの気概にあふれた話し合いでした。どんな軍にしていきたいかのコンセプトをしっかりと決めなくては、それを表現するパネルも応援もイメージが膨らみません。
大変だけれども、まさにリーダーの醍醐味。話し合っている3年生たちの目は輝いていました。秋とは言え、夏休みを挟んであっという間にその日は来ます。しっかりと準備の計画を定め、軍を統率していってくれることを期待しています。
最高の体育祭を創ろう!
中学校区授業交流
西山中学校区では、小中の学校がお互いの授業公開をし日々研修を深めています。
中学校の授業、小学校の授業をお互いに見合い、各々の発達段階における児童生徒の学びを見ることで、自分たちの対峙する児童生徒の学びを創る授業改善のヒントをいただいています。
今日は、内郷小学校の授業を見学してきました。明るく素直で元気な子供たちが、真剣に学習に取り組んでいる姿を見て、胸がいっぱいになりました。やがて、中学校にやってきてくれる日を夢見て、小学校を後にしました。この日のためにしっかりと作成された指導案は、学校に持ち帰り西山中教職員に回覧し、研修の資料とします。
授業者の大変な御努力に感謝いたします。
自分たちの生活を振り返って ~学級討議・1年生~
朝の話題に触れたところですが、1年生の6限をのぞくと「学級討議」を行っていました。
入学して3カ月が過ぎ、自分たちの生活はどうか。みんなが達成したい重点目標について、現状を振り返り、改善について話し合っていました。だんだんと生活がルーズになったり、決められた約束事を守らない生徒が出てきたりするのは、どんな学校・学年・学級でもあることです。大人の組織であってもそうです。しかし、それを「そのまま」にしておくのと、「ちょっと待て!」と立ち止まり考えるのとでは雲泥の差があります。
1年生たちは、望ましい生活を求めて、より良い自分たちの姿を再設定すべく、何度も話し合いをしていました。西山中の生徒会の姿が素晴らしいのですが、一夜にしてならず。こんな1年生の時からの振り返りや話し合い活動が実を結んでいるのだと、頷きながら教室を後にしました。
朝学活が活きている! ~1年生~
前にも触れた朝学活。
西山中では朝学活は生徒の日直による司会進行で、生徒の自主運営で行われています。
1年生の朝学活を見ていると、その日の教科連絡係から授業の準備についての連絡はもちろん、今日の授業に臨む心構えまで説明がありました。思わず「すごい!」と感心しました。前日の終学活(終わりの会)で、明日の教科についての連絡というのはどこでもやっているものですが、今日これから行われる授業について、生徒から生徒へ連絡がある、というのはすごいものだな、と思ったのです。
これで、今日のその教科の本時はすでに成功間違いなし。今日の授業に対しての「メタ認知」を創る。素晴らしい取り組みだと思いました。
高校説明会Ⅱ
2回目の進路・高校説明会を開催しました。
今回は、柏崎地区の高校から説明をしていただきました。昔からある高校でも、カリキュラムに変更があるなど、最新の情報に基づいて、各校の特色を説明していただきました。高度情報化社会が進み、未来の職業も変化しています。自分自身が「どんな大人になりたいか」をイメージして学習し成長していくことをキャリア教育と言います。
今日のたくさんのお話を、「進路」だけでなく今後の生き方を考えることにしっかりと生かしてほしいと思います。
食育、やってます!②
そして、今日は食堂の右側にこんなものが置いてありました。
清涼飲料水に含まれる、「砂糖」の量についてです。
これから暑い時期を迎え、飲料は必需品です。時に、コンビニのジュースに手が伸びることも増えます。私も、年に何回か無性にコカ・コーラが飲みたくなります。しかし、その中に「砂糖」がこんなに含まれている、と知ると驚きます。スポーツ飲料にもです。砂糖はもちろん、生活に欠かせないのですが、取り過ぎれば、「虫歯」「歯周病」「肥満」「糖尿病」の原因となると言われます。また、砂糖を摂りすぎると「疲れやす」かったり、「酸化しやすい身体」(老化しやすい)になるとも聞きます。
緑茶、ほうじ茶、麦茶は砂糖藤0。今後の生活改善としての食育・提案でした。ありがとうございました。
食育、やってます!①
西山中学校には調理場が併設されていて、子供たちはいつも熱々の給食を美味しくいただいています。併設校には栄養教諭が配置されています。本校の米山栄養教諭は、伸び盛りの中学生に必要な栄養を考え、献立を作ってくれています。栄養だけではなく、美味しさとの兼ね合いを考えた献立の工夫には毎回頭が下がります。生徒に変割って、お礼を言います。いつも、ありがとうございます。
献立だけでなく、食品や栄養について正しい知識を教えてくれもします。それを「食育」と言って、食を考えることで、健康的な心身の成長、大人になってから自分自身で健康寿命を延ばしていく資質を養うことに資するわけです。
毎回、食堂にはミニ知識が張られています。今日はこれ。
皆さんも一緒にお考え下さい。
英作文を作るぞ! ~英語・1年生~
1年生が英作文に取り組んでいました。
自分の思うことを題材に、自由に表現していいようです。こんな英作文一つとっても、タブレットは実に役立つ道具です。何を伝えるか、イメージを広げるため、ネット検索を行っている子。また、自分の言いたいことをグーグル翻訳などを使って、英訳して文章を作っている子もいます。便利な道具として使って、覚えたことは頭に入れる。1年生段階で、習った単語だけ使って英作文を作れと言っても、自分の興味関心を伝えることはできないことが多いでしょう。「伝えたいこと」を心に見つけることが大事。「ことば」というのは、そのことを伝える道具なのです。英語がまさにそうだということがわかると、苦手意識がなくなる気がします。
自分の考えの伝え方 ~オクリンク~
理科の授業をのぞいてみました。
今日は教室で、個々に実験の結果について考察したことをまとめて発表するというところでした。
ミライシードというアプリを使って、自分の意見をまとめていきます。①実験を行った時の写真は、タブレットで撮影し、②その写真を張り付けてカードに理由や結論をまとめます。③出来上がったら、オクリンクで提出。この時、作成したカードが数珠つなぎの列車のようにつながってシュッ!と、送られていきます。教師側は、生徒が送ってきた考察がすべて閲覧できます。
「なんと便利な事か」と、簡単、感嘆。私も研修で「夏休みの思い出」を紙芝居のように作ったことがあります。本当に簡単に、そしてすぐに作ることが出来て、しかも楽しかった思いがあります。
その後、生徒たちは自分の考察を発表し合っていき、最後にゆるぎない解答を得ていました。子どもたちは、こんなに簡単に自分の考えを発表できるし、教師側も全員の考えを素早く把握できます。タブレットは本当に便利なツールです。
しかしあくまでも大切なのは、実験に基づき、得られた事実に基づき「考える力」です。それは、子供たちの頭の中の格闘。ここに意味があります。
学校だよりのバナー完成
遅ればせながら、学校だよりのバナーを設置しました。
このバナーをクリックすると、学校だよりを見ることが出来ます。家庭・地域配付には予算の関係上カラー印刷で配付はできませんが、ホームページ上ではカラーで見ることが出来ます。また、御要望の多かった「印刷物の活字が小さくて見えない」という方にも、画面を拡大してみることが出来ます(やり方がわからない方は、お近くの若者に聴いてみてください)。
学校だよりは、学校の、生徒たちの先生方の取組をお伝えする大切な情報ツールです。これからも紙面の充実を図ってまいります。どうぞ、応援してください。
雑草に負けるな!私たちのトマト ~技術・2年生~
2年生の技術の時間をのぞいてみました。
春から栽培してきたトマトが赤く色づいてきました。夏本番です。トマトに襲い掛かる雑草たち。2年生は一生懸命手分けをして水やりや雑草取りを暑い中一生懸命に行っていました。
そうやって苦労して収穫するから、とっても美味しい!
そうやって苦労するから、生命の大切さ、有難さが分かる
私は、子供たちに生命を大切にする、思いやる心を持ってほしいと願っています。それには、生命に触れることです。成長する勢い、瑞々しさ、或いは、ぬくもりや鼓動を感じること。たくさんの生命があり、時にその生命をいただいて、私たちは生きている。たくさんの生命をいただいて今生きている自分の生命も大切にしなくては。
トマトもスイカも良く世話して、感謝していただいてほしいものです。
夏本番の熱中症対策
太陽の日差しが真夏を思わせるほどの強さになってきました。
毎朝の玄関での挨拶ですが、西山中学校の玄関は日当たりがとてもよく、日焼け止めが必要なくらいです。
さて、コロナ対策と熱中症対策ですが、夏本番となり、国の方針を受け市教委からも、熱中症についての注意喚起が出ています。本校の生徒は自転車通学が多く、坂もありかなり呼吸が苦しいことが予想されます。下記のとおり対応をしていきますので、保護者・地域の皆様もご理解いただき御協力をお願いいたします。
・ 登下校について、「マスク」を着用しないようにすること。
・ 体育授業、部活動時は「マスク」を外す。
・ 「マスク」未着用時は、お互いに距離を保ち、無駄な話はしない。
上越地区大会 2日目3日目
6/24(金)、25(土)に上越地区大会の2日目3日目が行われました。
本校からは、卓球部(男女)と特設水泳部が参加となりました。卓球は糸魚川市で、水泳は上越市で開催されました。
大変な暑さにより、大会の中止・延期となった競技もでる異常な事態でしたが、卓球、水泳共に日程通りの開催となりました。3年生にとって負けたらあとはななくなります。「この大会を最後にするものか!」という、気迫みなぎる姿が、躍動していました。私も観戦していたのですが、卓球の男子団体戦、直江津東中との戦いは、手に汗握る戦い。2勝2敗となり試合の決着は5本目の戦いに委ねられたのですが、白熱するシーソーゲーム。一本ごとに、掛け声が響き、失点にため息がもれます。ともすれば、動揺したリあきらめそうになったりする選手にとって厳しい展開でした。しかし、強い気持ちで平常心を維持し、熱い気持ちを心にともしながらも頭は冷静に試合を進め、勝利!感動的な場面でした。結果は、上位3チームが2勝1敗で並ぶ大混戦となりましたが、試合の対戦ごとの勝った本数の結果、3位となりました。
卓球部は男子が団体戦で県大会に出場(地区第3位)の快挙。個人戦では、男女1名ずつが県大会に出場となりました。特設水泳部も、県大会へ出場。今後は、引退となってしまった仲間たちの気持ちも連れて、県大会で精一杯の戦いをしてほしいと思います。
見えないいじめに「気づく」 ~道徳・1年生~
ある教室の様子を見ながら、1年生がいじめについて考えていました。
どこからがいじめなのか。また、その行為を「する方」と「される方」で全く違う感覚を伴っているのですが、それが「する方」にはわかりません。明らかに「嫌がらせをしよう」としていることは、「する方」にも悪意はあります。しかし、している方には「いたずら」であって悪意がない。こちらの方がたちが悪いです。なぜなら「悪意がないから、悪いことをしているという実感がない」からです。
資料から、1年生はいくつも悪ふざけやからかいの行動を拾い上げました。そして、「どこからがいじめだろう」との問いに以下のような意見が、各班から出されました。
・ される方が嫌と思っていなくても、見ている周りが不愉快でいじめと思える行動はいじめ。
・ 見て見ぬ振りもいじめ
悪意がない「いたずら」をしている側には一種のワクワク感があります。実は、嫌がらせにも同じワクワク感があると言います。「こんなことしたらどんな顔するだろうな」というものですね。しかし、される側は「いじわる」も「いたずら」もされて「いやだ」「辛い」「悲しい」「二度としてほしくない」という気持ちしかないのです。
このことに気付く鋭い感性・鋭い人権感覚を持ってほしいものです。大切な授業でした。
暑い夏を楽しもう! ~南魚沼が誇る宝果~
昨年まで勤務していた「南魚沼市」。厳しい冬がイメージにあることでしょう。しかし、降り積もった雪が、豊かな大地を創り上げます。雪解けの豊かな水に育まれて育った南魚沼米の美味しさ。八色スイカの、とんでもない甘さとシャクシャクした絶妙な歯ごたえ。「これがスイカか!」と驚きました。とにかく、こんなスイカは初めてでした。私が今まで、スーパーで買って食べていたスイカとは何だったのか、数十年だまされていたように思いました。
そのスイカの種を保存していたのですが、ダメ元でポッドに植えてみたのが5月。なかなか芽が出ず、失敗か、と思っていたのですが、気温の上昇とともに、芽が出てきました。そこで、希望者を募ったところ、早速4名の3年生が「ください!」と来てくれました。「絶対、おいしいスイカを育ててね」と言って、持たせました。
夏を楽しむ。暑いばかりではない、夏の楽しさを味わってほしいと思います。育て方がわからなかったら、ネットで何でも調べられる時代。そう難しくはないでしょう。どんどん大きくなるスイカを見て、ワクワクしてほしいものです。
プチSDGs ~トマト挿し木~
玄関に、4つの鉢を並べました。
これは、私の家で育てているトマトのいわゆるクローンです。トマトは生育が旺盛で、主の枝の成長とともに、盛んに「脇芽」を出します。この脇芽の成長は早く、ほおっておくと樹勢が盛んでジャングルのようになってしまったり、枝が重くなって倒れてしまったりします。そのため、脇芽はどんどん摘んでいく必要があります。しかし、少しかわいそうに思いました。そこで、取った脇芽を捨ててしまうのではなく、「新たな苗」として生かそうと思いました。これも、「いのち・資源を無駄にしない、持続発展可能な社会づくり」を目標とするSDGsの小さな取組として、始めてみました。
密かに育てていた脇芽がこんなに大きくなりました。各学年のラベルを張ってみたので、学年ごとに「心のこもったボランティア」が面倒見てくれることを祈っています。きっと、おいしいミニトマトができるはずです。暑い夏ですが、心掛け一つ。楽しい夏にしていこう!
上越地区大会 野球
今日は、野球の上越地区大会でした。
西山中、初戦の相手は「五中+東中」の合同チーム。先行の西山。初回から、満塁の大チャンスの場面を作り、先制点!シーソーゲームの展開でしたが、四球がらみの得点を許し継投で3人のピッチャーが全力投球。力投むなしく涙をのみました。
しかし、全員が勝利を目指し必死に戦いました。いつか、部活動を引退する日が誰にも来ます。大切なのは、「終わり方」。どんな思いで、引退をするか。それを後輩たちにしっかりと語ってやって欲しい。願わくば、今後も野球を続け、さらに自分を磨いてほしい。せっかく始めた野球です。一生好きなままでいてほしいものです。
本当によく頑張りました。最後まで、あきらめずに、必死で戦った。君たちを誇りに思います。
第1回 学校評議員会 開催
今日は第1回の学校評議員会を開催しました。
地域の有識者の皆様から委員になっていただき、令和4年度の学校の方針について説明をして、御意見をいただきました。委員の皆様は、日頃から西山中の生徒たちを支えて下さる、応援団です。何よりも、生徒たちがすこやかにそして心豊かに成長してくれることを願っていてくださいます。
西山中生徒たちの、礼儀正しく挨拶が素晴らしい様子や、授業に集中して取り組む姿、部活動に向ける熱い情熱等、報告をしました。全国的に少子化核家族化が進むわけですが、家族だけではない子どもの育みがとても大切です。子供たちはまさに「地域の宝」です。たくさんの御支援をこれからも、とお願いしました。
委員の皆様、本当にありがとうございました。
上越地区大会、本番 ~魂、焦がせ~
いよいよ本番を迎えた、上越地区大会。
陸上の各種目も、卓球も精一杯頑張りました。頑張る選手はもちろん、選手を必死になって応援する仲間たちの姿に、私は大いに感動しました。卓球部は、この初日に引き続き、24,25日会場を糸魚川に替えて大会が行われます。
全日程が終わった陸上。県大会出場の切符を手にした種目がいくつか出ました。おめでとう!上に続かなかった選手もいますが、今までの頑張りは本物です。堂々と戦った姿は本当に誇らしい。応援態度、練習、本番の態度、共に立派でした。胸を張って堂々と戦った、その姿は本当に素晴らしい。どこに行っても恥ずかしくない、人としての立派さを普段の行動で示していたことが何よりうれしく誇らしいです。
頑張ったみなさん。私は本当に嬉しいです。
支えて下さった、大会関係の皆様、保護者・地域の皆様、本当にありがとうございました。
上越地区大会 激励会 ~魂、焦がせ~
6/14から上越地区大会がいよいよ始まります。
陸上と卓球を皮切りに、月末まで各種目ごとに行われていきます。選手たちの健闘を祈り、全校で気持ち一つにした、激励会が行われました。どこにいても、心は一つ。みんなの挑戦、みんなのあきらめない心を応援しています。
悔いなく、全力を出し切って欲しいと願いをかけました。
背番号15が歩んだ道 ~3年生・道徳~
今週の道徳授業。3年生を取り上げます。
題材は、「背番号15の歩んだ道」です。アメリカメジャーリーグ、ニューヨークヤンキースの投手として大活躍した黒田博樹さん。日本では広島カープのエース投手で、大活躍の後、アメリカで自分の力を試したい、という夢に向かって挑戦した人です。
彼は、高校時代は3年間補欠だったそうです。しかし、どんなに苦しいことがあっても耐え抜いたそうです。東京の大学に進んでも、その努力を続け、エース投手となったのは大学4年生になってから。たくさんのプロ球団から誘いが来たのですが、活躍前から自分を見てくれていた広島カープを敢えて希望し、入団したのだそうです。アメリカでの活躍は前述の通りですが、彼は突然日本に帰り広島カープに戻ることを決めます。メジャーリーグの球団は20億円の契約金を用意し、黒田選手に提示したにもかかわらず、年俸4億円のカープに戻るのです。帰ろうと決心した一因に、広島で起きた豪雨による土石流大災害があったと言います。「広島の人たちを元気づけたい」という気持ちでカープに戻ろうと考えたのかもしれません。何より広島のファンのためにまた頑張りたい、と黒田投手は必死に投げ抜きついに、リーグ優勝に貢献したのでした。
黒田選手の生きざまには、「お金がすべてではない」という、強い信念が伝わってきます。自分を応援してくれている人のために、その人たちに元気や勇気を、そして感動を届けるために、自分は投げるのだと。
これから中学校を巣立ち、やがて社会で自立した時、どう生きるかを自分に問うていくことと思います。生きていくことは、自分との問答の繰り返し。そんな時、自分なりの答えをしっかり持って生きる。それが「信念」なのでしょう。生徒たちは、これからもいろんな人の人生を学び、心を磨いていくことでしょう。
第1回新潟県web配信問題を実施しました!
新潟県では平成22年度から、小中学校に対してweb配信問題を実施しています。
始まった頃と出題の仕方も変わり、また、テスト後の時間の使い方も変わりました。ここでは行を割けないので、また、学校だよりで取り上げようと思います。
さて、その様子を紹介します。一生懸命問題を解いています。そのあとは、答え合わせ、かと思っていると、なんと、グループで問題についての議論を始めました。正解が配られたりしてはいないので、その問題について、自分がこの答えを書いた理由をとうとうと話し出すのです。ある教科や場面では、「その問題に対するベストアンサーをみんなで作りなさい」という問いかけをして話し合わせるのだそうです。
「自分はこうだ」「いや、私はこう考えた」という議論が始まりました。出来なかった生徒はそれらの議論にふむふむと頷頷いています。ここがポイント!
「問題文をこう読み取り、こんな風に考えれば、自分も答えを導き出せたんだ」
わからなかった子が、単に答えを覚えるというものではなく、その教科に対するその問題に対する『見方・考え方』という深い物事に気付くとともに、次は自分一人でも考えていく道しるべを自分の中に持つことが出来るようになるのです。中学校では昨年から「主体的・対話的で深い学び」のある授業改善に取り組んできていますが、web配信問題はそのスタイルを上手に作り出しています。こんな議論し合う場面が今後の授業の中で増えていくことを県は期待しています。これは、本当に学力向上の良い手段であると感じました。
終わったばかりのテストだから、「何が答えか知りたい」と感じている彼ら。自然と議論が生まれていきました。仲間とともに正解を導こうとしている生徒たちを見て、とても嬉しくなりました。そして、とっても君たちが頼もしい。
食事を楽しむのも、健康な歯があってこそ!~1年生~
元気館から歯科衛生士の相沢さんをお招きし、歯の健康について保健の授業をしていただきました。
歯の健康には、まず正しい歯磨きの仕方と習慣づくり。適当にごしごしやっていてもダメ!汚れは特に歯と歯の隙間に付着し、丁寧に磨いてもなかなかとり切れないそうです。一番良いのはデンタルフロス(歯間ブラシ、糸ブラシ)を使うことだと言います。ただ、学校のお昼にはなかなかできないので、歯ブラシで歯と歯の間を意識して一本一本を磨くことが大事だそうです。歯ブラシの効果は、汚れを落とすのはもちろん、歯茎を健康にして歯周病を防ぐことにもあります。歯周病は、虫歯になっていない歯が、やがて自然と抜けてしまう、というような恐怖を引き起こします。
これからも、食後にしっかりとした歯磨きをして、いつまでも食事が楽しいという、幸せな人生を送ってほしいものです。
いざ!という時のために。 ~避難訓練~
避難訓練を行いました。
今回は「火災」への対応です。一番身近な大規模災害の火災時に、どう行動をとるべきか、学校で、そして家庭地域で起こった際にも、この経験がしっかりと生かされるように、訓練を実施しました。
静かに整然と避難を難を行うことが出来ました。今後に生かしていきたい視点を御家庭地域で共有してほしいと思いここにあげます。
① 覚えていますか?「お・は・し・も」
小学校の頃から教えられているキーワード、「お・は・し・も」。これは、避難の時には「押さない」「走らな
い」「しゃべらない」「戻らない」というもの。「覚えていますか~?」と問いかけると、ほとんどの生徒たちが
知っていました。これこそ、訓練の成果だと頼もしく思いました。
② ハンカチ等で口・鼻を覆い、有毒ガスを吸って意識不明になることに準備する。
現状コロナ対策で、生徒たちはマスクを着用しています。だから、安心して避難しているのですが、いつかマス
クをしなくなります。その時のために「ハンカチを常時携帯する」という指導をしました。ない時は、服の袖で覆
うということも話しましたが、布一枚が命を救うと思えば、やはり常時ハンカチを携帯する習慣づけをさせたいも
のです。
③ 緊急時でも、「整然と」行動した方が、「われ先に」と行動するよりも早く避難ができる。
ある実験でこのことが証明されたと言います。出口の広さは限られているものです。そこに、大勢が集中すれ
ば、当然出られないし時間もロスです。また、締められた窓から勝手に逃げれば、大量の酸素が供給され、火の勢
いが増して大惨事につながることもあります。そして、災害は、授業中にだけ起こるわけではありません。いつも
廊下に整列をして避難するわけではありませんし、学校外で起きたらなおさらです。そんなときもパニックになら
ず、冷静に規則正しく避難をしたほうがよい、ということです。
この避難訓練を通して、まずは自分の命は自分で守る、ということをしっかりと身に付けてほしいと思います。
中間テスト、始まる!
令和4年度、1学期前半の学習の成果をまとめるべく、今日は中間テストです。
この日をめがけて、チャレンジウィーク期間を通じて、いえその以前から、学習した内容を振り返り学習の定着を目指して頑張ってきた生徒たち。廊下に並べられたカバンがすばらしい。教室に持っていけるのは、筆記用具のみ。もはや、教科書やノートを振り返ることなく、答案用紙と闘う。その決意が表れていて、潔く清々しく感じました。
1年生は、数学。
2年生は、社会。
3年生は、国語。
それぞれの1時間目がスタートしました。表情は真剣そのもの。一人一人の顔を見て、心からエールを送りました。
がんばれ、みんな!
メディアについて、みんなで真剣に考えた・・・~道徳~
すこやかウイークに合わせて、望ましい生活習慣や学習の仕方について、各学年が道徳授業で考え、そして議論しました。
1年生は、メディアとはどんなもので、その良さと悪さを考えていました。
2年生は、家庭での様子を記入した「すこやかチャレンジカード」を前にして、テスト前の自分の生活と今までの生活の仕方の違いを振り返っていました。
3年生は、「メディアとは何か?」ちょっと1年生とは違った考え方をしていて、これには私も腑に落ちました。
「みんなは、スマホやタブレット、インターネットやSNSをしたいのではなく、それを通じて好きな曲を聞くと⇒楽しい、元気が出る、それを通じてやるゲームから⇒快感やスリル、を得ているんです。メディアとはmedium(中間の)から来てるんです。あなたたちは、メディアに触れることで、実は楽しさや感動や喜びを手にしていたのです」という、さすが英語教師らしい切り口の話でした。喜び楽しみを得たいがために、長時間メディアに触れている現実。真剣に3年生たちは、考えていました。
今は、「未来をたくましく生き抜く力を得るために⇒国語、数学、社会、理科、英語を学ぶ」ことが大切。言い換えれば、各教科をメディアとして、知識や思考力、表現力等の「力」を手にしていきます。そう考えると、実感が出てきます。「自分をコントロールして、けじめある生活をしよう!」
さあこの週末、君の24時間を最大限有効に使おう!
6月は、人権について考える月間
6月は人権について考える月間です。
世の中にある差別の実態や差別の不当さや理不尽さを知るとともに、陰に潜む差別にも気が付く人権感覚を磨き、差別をしない許さない、差別をなくしていこう、という態度を養う機会としていきます。
人権擁護委員の方が2名来校してくださり、生徒会の本部役員と共にさわやかなあいさつを交わしながら、パンフレット等を配布してくださいました。「誰もが、自分を尊重され、自分らしく生き生きと生活ができる」。それは学校だけでなく、社会全体がそうなっていくことを目指さなくてはなりません。学校では、道徳教育を含め、全教育活動で取り組んでいきます。
すこやかウィークの進捗状況
さて、すこやかウィークも折り返しに入っています。御家庭での生徒たちの様子はいかがでしょうか?
写真の通り、学年ごとに生徒の取組の平均値を玄関に掲示しています。したいことを少し我慢して、学習時間を確保している様子が伝わってきます。テストは結果が出てしまうわけですが、この「努力の過程」をくみ取ってやって、結果以上に努力している姿を褒めてやってください。テストまで、あと4日!
学習に熱が入る時 ~理科・2年生~
中間テストが近づき、各教科で指導にも熱が入ります。
テスト範囲の復習をしていたり、確認の小テストをしていたりする姿が見られました。2年生の理科では、復習させながらも、次の単元に関心を持たせる工夫がありました。電気についていろいろ学習した2年生たち。そこに、「日本の電池王と呼ばれた人が、じつは長岡にいたんだ!」屋井 先蔵(やい さきぞう)さんを紹介し、生徒の関心を引き付けていました。
先々、ネギの細胞分裂を見せたい担任は、画像で先の見通しを示していました。これにも生徒は、「おぉ――!」と驚きの好反応。「学習」が「楽しむこと」につながっていくとき、自ずと学力も向上していくものと、見ていました。さてテスト期間の時間の使い方、頑張って!
前期中間テスト、1週間前!②~すこやかウィーク~
中間テストが近づくのに合わせて、西山中学校区では「すこやかウィーク」を設定しています。小中学校共に、望ましい生活習慣をこの機に確認しよう、ということで保護者の皆様にお願いをしています。
高度情報化社会の進展に伴い、多くの情報が様々な「メディア」によって垂れ流されています。便利な反面、嘘や詐欺行為の情報も溢れます。また、情報の入手先はテレビから、インターネットに主役は変わっており、インターネットでは、さらに情報は氾濫し、好きな番組をそれこそ永遠に見続けられたり、ゲームもオンラインで友達や見知らぬ人とできたりします。これも、24時間やろうと思えばやれる状況です。インターネットの世界に身を置き続けることによって、ネット依存という、状況が問題となってきました。「やめたい、やめなくてはならないと思うけど、やめられない」という依存症。精神的な病気で、専門の治療をしなくては治らないそうです。
また、最近の事件からその存在が注目された「ネットカジノ」。もちろん違法なのですが、カジノサイトの多くは外国にあり、摘発するのは難しいのだそうです。やろうと思えば、数千万円のお金が流れてしまうのは、驚きでした。
保護者の皆様に、学年だより、そして、リーフレットを配付いたします。熟読していただき、上のような状況から子供たちを守っていただきたいと思います。スマートフォンやゲームは、いろんな世界につながっています。危険について教えていただき、しっかりとした家庭のルールを作っていただきたいと、お願いをいたします。そして、子供たちに「一日は誰にとっても24時間しかなく、その使い道の違いが人の生き方の違いにつながる」ということをお子さんと話し合ってみてください。
前期中間テスト、1週間前!①
5月も残り少なくなりました。間もなく6月を迎えます。
6月は、部活動は地区大会があります。3年生にとっては、今までのすべてを出し切る時。しかし、よくしたもので、その前には、前期前半の学習内容をまとめる「前期中間テスト」があります。水曜日から部活動もなくなり、全集中でテスト勉強に向かう時となります。
今日の1限の学級活動をのぞいてみると、1年生はテストに向けてみんなで頑張ろうと、テストの計画を見直したり、苦手の学習を教え合ったりしていました。担任からの檄もあったことでしょう。何と、モニターには「エビングハウスの忘却曲線」が示されていました。これは、一度覚えたことは、早く復習を行うほど、その再現率が高い。つまり、早く復習をする方が、思い出しやすく、学習効率が良いというものです。
家に帰ったら、早めに復習をせよ!ということですね。みんな、がんばれ!
基礎力テスト ~数学の第1回~
5月第2週に行われた「基礎力テスト~英語の第1回~」に続き、今日は数学が行われました。
今日は朝から緊張感がありました。教室をのぞくと、どの学年も真剣にテストに向かっていました。日々仲間と共に楽しく、そして知識や技能を身に付けるべく学習しています。それがきちんと身に付き、自分の力となっているか、を確認するのが基礎力テスト。全員が「合格」を目指して頑張ります。そして、この基礎力を基にして、さらに考えを深め自ら表現する力を養っていきます。
テスト後の復習がいきます。できなかったところは、すぐに確認!間違えてもいい。何度でもチャレンジして、確かな力を身に付けていこう!
これが、パフォーマンステストだ! ~理科・2年生~
2年生の理科の授業をのぞいてみました。
教室の場合は、いつものようにモニターに次々と映し出される、既習内容を隠したワードをみんなで応えながら復習やら、実験の振り返りやらが進んでいきました。
さて、というところで、ま白い紙が配られたのです。それは「パフォーマンステスト」。
これは、学習指導要領が変わり、学習を評価する物差しである三観点も変わりました。1、2点目は前からある教育の不易の「知識・技能」と「思考・判断・表現」です。3つ目が新たに設定された「主体的に学習に取り組む態度」です。これは、どう見取るのか、何をもって見取るのか。私が着任早々、先生方に確認をしたところです。これは、「自ら学習を調整しようとする」ことや「粘り強い取り組みを行おうとする」ことを見取って評価をしなくてはなりません。もちろん各教科ごとにやり方は違ってくると思います。その教科なりの見方考え方を生かしながら、学んだ知識理解を活用すべく、未知なる問いに向かって思考し判断し表現している生徒たちの姿や成果物で見取っていくものだと解釈しています。
さて、パフォーマンステストを見ると・・・細かい解答欄などありません。課題がポツンとあり、担任からは「教科書見てやっていいから」と一言。つまり、教科書に応えはなく、身に付けた技を確認しながら白い紙にアイデアを描く。体育なら練習成果発表会、みたいなものです。課題は・・・「銅とマグネシウム、どちらの還元力が強いか、確かめるための実験を考えなさい…」
さて、生徒たちはどんな答えを書いてくるのか?ワクワクしますね。学ぶことは、楽しい!
何に見える?! ~国語・1年生~
1年生の国語の授業をのぞいてみました。
教科書には、いくつかの絵が載っていました。「何に見える?」と聞いてみると、人によって見え方が違う不思議な絵でした。「え~~~!どうやったらそんな風に見えるの?」と生徒たちは、絵に引き込まれていました。「ねぇ、何に見えるの?どうやったらそう見えるの?」伝え合う行動が自然と生まれています。
題材は、「ちょっと立ち止まって」というものでした。国語の学習としては、説明文の「序論」「本論」「結論」の組み立てを学ぶのが狙いです。しかし、「同じ柄なのに、人によって、或いは見方によって見え方も感じ方も変わる。」ということを、瞬時に教えてくれたこの絵たちの教育力に感服です。物事の多様性を知った生徒たちは、「正解は一つではないこと」「相手の意見(ここでいう見えたもの)を頭から否定してはならない」ということを学んだような気がします。
2枚目の絵(著作権の都合上載せられないので、お子さんの教科書を是非一緒に見てみてください!)を、「鏡台を見る女性」としか見えてなかった生徒が、仲間に教えられて「どくろ」に見えた瞬間
「ひゃあああああ~~~~!」と叫んだ。このことを彼はきっと忘れないだろう、と嬉しくなりました。
あいさつ運動、展開中! ~全進、西山中~
生活委員会が、玄関であいさつ運動に取り組んでいます。明るく元気な声が響き、学校中が爽やかな雰囲気に包まれています。昨日は、雨の中でしたが、しっかりと活動してくれた生活委員たち。週初めの重い雰囲気が全く感じられないステキな朝のスタートでした。今日は、雲一つない晴天下。本当に気持ちの良い朝でした。
全進、西山中生徒会。生徒会本部役員だけではなく、いろんな委員会でいろんな生徒たちの一人一人の前向きな取組で、素晴らしい学校文化をさらに磨いていってほしいものです。
学校の季節感 ~中間テストに向けて~
タイムトライアルが終わり、今週は…
1限、1年生の学級活動をのぞいてみました。
中学校入学して初めての定期テスト、第1回中間テストに向けての計画づくりをやっていました。
テストに向けて、どの範囲から出題されるかの範囲表が配られます。一か月半に渡る長い期間の学習を五教科全てにわたってしっかりと復習する作業は、一日にして成し遂げられません。自分の目標を設定し、一日どのくらいの学習をしていくのか、学習の内容や一日の家庭学習時間をしっかりと計算し、計画づくりを行います。
しかし、この計画づくりが難しい。これがしっかりとできれば。もう成功は目の前。一日が24時間しかないことを実感し、一日家庭に帰った5~8時間をどう使うかを考えることは、実は大変難しいことです。夕食の時間や入浴、家庭の団欒、そこに計画的な学習をきっちりとはめ込む。大人でも計画通りに生活するのは難しいものです。先を見て、予想して行動を決めていく。つまり計画できる力は逞しく生きる力の一つです。
一人ではなかなか立てられない計画も、友達と相談したり、友達の計画を見合ったりすることで、参考になり立てやすくなるものです。「あの子はこれだけ頑張ろうとしている」ということを刺激とし、是非計画を立てられる人に成長してほしいものです。
御家庭でも、「どんな計画にしたの?」と話題にしてみてください。
習った知識を活用して・・・ ~理科・2年生~
2年生の教室をのぞいてみました。
理科でしたが、今日は理科室ではなく教室です。大型モニターを食い入るように生徒たちは見ていました。習ったことの確認でしょうか、「フラッシュカード」のように生徒が口々に答えると、目まぐるしく画面が変わっていきます。原子や分子、化合など、たくさんの物事が出てきますが、とてもテンポ良くたくさんの内容を確認できます。実験の考察も、画面ではその様子の写真を見て、瞬時に振り替えることが出来ていました。生徒たちは、夢中になって習って身に付けたことを言葉にしています。
スライドにいろんなものを落とし込む、授業者の準備が大変なんですが、食い入るように見つめる生徒たちのことを思うと、教える方も苦労を惜しまなくなるものです。既習の内容に、いろんな仕掛けもありました。新しい問いがあり、生徒たちは閉じこんでいたファイルを取り出し、今まだ習った知識を活用し、その問題を解こうとにらめっこしています。
「使いこなしてこその知識」。思考の旅の始まりを見た気がしました。
見えたぞ、西中魂!
昨日の校内タイムトライアルのまとめが、廊下に張り出されていました。
真剣に頑張った姿、仲間に惜しみない応援をする姿がそこにありました。
いてもたってもいられず、起こしているActionに西中魂があるのだ、と嬉しく感じました。
校内「タイムトライアル」激走!
今日は晴天に恵まれたというよりも、恵まれすぎた、令和4年度一番気温が高い日となりました。
その中、校内タイムトライアルが行われました。男女2郡ずつの4郡による熱い戦い。自分自身の目標を超えろ、あきらめそうになる自分の弱さと戦え、という激励を受けて、生徒たちの戦いが始まりました。
本当に一人一人が、一生懸命走りました。真剣な表情に、思わず「がんばれ!」という声をかけずにいられませんでした。西山中生徒たちの素晴らしさは、一生懸命にひたむきに走る姿もありますが、頑張る仲間たちを拍手と声援で応援する姿。写真に写る姿は、決して作り物の姿ではありません。男子たちは、最後のランナーを鼓舞しようと、何と途中から一緒に走り出しました。苦しい思いで走っていた最終ランナー。その胸の内はどうだったでしょうか。見ていて、涙が出るほど、美しいシーンでした。
閉会式の後は、チームごとにお互いの気持ちをシェアする「しゃべり場」の企画がありました。体育館でくつろぎながら、今までとは違った和やかな表情で、今の気持ちを語り合っていました。辛いのは自分だけじゃなかったことに気付き、走り終わった後の爽快感を分け合う。何事も、振り返りが大事、そして、それを共有することが豊かな心の成長につながります。
暑い日差しの下、沿道で子どもたちを応援してくださった、保護者の方々、地域の皆さん、保育園の園児の皆さんに深く感謝いたします。ありがとうございました。
自分にできることを考える大切さ
今日の朝刊に、中学生の投書が載っていました。
惨状が報道されているウクライナ。私たちが知りえる情報は限られていますが、たくさんの人命が失われていること、多くの人たちが自由に生きる権利を奪われている様子が伝わってきます。複雑な世界情勢が絡み合って、大胆な解決をどの国も示せない状況があり、私たちが傍観している間にも、ウクライナの人々の苦しみは、増しています。
そんな状況に心を痛めている中学生。しかし、傍観するのではなく、自分にできる何かを探し、今行動しようとしています。何より、その勇気に私は感動しました。
ある国の昔話に「ハチドリの一滴」というものがあります。
大きな山火事。動物たちは逃げまどい、途方に暮れています。そんな時、小さな小さな鳥であるハチドリが、そのくちばしに水を含み、山火事を消そうと飛んでいっては上から炎に向かって水をかけるのです。他の動物たちは「そんなことして何の意味があるんだ。」と笑い出しました。
ハチドリはこう答えます。
「私は、私にできることを しているだけだ」と。
自分にできることは、とても些細なこと。しかし、愚直にやってみる。やり続けてみる。それが、いつか人を巻き込み、大きな波になる。気持ちがあっても、あきらめて行動しないのは、気持ちがないことと同じ。ハチドリのように、この中学生のように、小さな一歩を踏み出して欲しものです。いえ、私も始めます。小さな一歩を。
あと2日! ~校内タイムトライアル~
校内タイムトライアルが2日後に迫ってきました。
それぞれの願いや決意を生徒会がまとめてくれました。同じチーム同士、縦割りの仲間たちの想いを共有することが出来ます。その名も「目標神社」。決して神頼みではなく、みんなの勇気の集合体の様に私には感じられました。目標を達成すること、それ目指して当日までの練習を頑張ってほしいものです。
結果に対してこだわりを持つのは大切です。しかし、チーム内でタイムが振るわなかった仲間に、励ましやその子なりの頑張りを認めた優しい言葉かけができるか。そこにこそ、人としての成長が見れるものです。日々、道徳の授業等で仲間や他者に対する「思いやり」を説いてきていますが、実際の場面で適切な言動や行動がとれるか。とれてこそ、日々の学習や生活で学んできたことが「身に付いた」=「成長した証」となります。スポーツは、得意不得意が目に見えてハッキリしてしまうもので、持久走には早い遅いという結果が出ます。競技であれば、勝ち負けです。しかし、教育の価値は早い遅いではありません。自分が目標に向かって努力できたか、他者に対して惜しみない拍手が送れるか。
それができる西山中生徒であると、私は信じて疑いません。当日は、初夏の爽やかな風を感じ、気持ちの良い汗を流して欲しいものです。
私たちの生きる道 ~令和4年度の目標~
生徒総会の最後に、令和4年度の各学年・学級の目標発表がありました。
1年生は「百花斉放(ひゃっかさいほう」。
1年生みんなを花にたとえ、それぞれが自分らしく美しく咲く、そして全体として素晴らしい姿になることをイメージしてこの目標を立てたそうです。色々調べて苦労して、みんなで意見を出し合って考えたんだろう、と想像します。
2年生は「異体同心(いたいどうしん)」。
それぞれみんなの体は異なっているが、思いを一つにしていろんな困難も一緒に乗り越え、感動は分け合っていきたい、という願いが伝わります。
3年生は、「順風満帆(じゅんぷうまんぱん)」。
今まで長い期間を一緒に乗り越えてきた仲間たち。その航海は希望に満ち、帆にたくさんの風を受けて、まっしぐらに進んできました。しかし、最後には、それぞれが違った道に進んでいきます。自分の羅針盤を信じ、自分の進路を探して進む。助け合いながらも、巣立ちの決意を感じさせる目標です。
どの学年も、自分たちの目標を大切に、協力してみんなでゴールを目指してくれることを期待しています。
令和4年度 第1回生徒総会 ~西山中生徒諸君!全進せよ~
昨日は、生徒総会が行われました。
この日のために、各委員会や部活動が昨年度の反省を基に今年の活動の計画を作成し、生徒会本部が西山中をどんな学校にしたいのか熟考に熟考を重ね、要項をまとめ上げました。
一人一人がその要項を読み込むことから始め、各学級で慎重な審議を重ね、総会当日を迎えました。1年生からも多数の質問や提案が寄せられた姿を見て、学級討議の中身の濃さを感じるとともに、頼もしさを感じました。生徒会本部が考えた、今年のスローガンは
「全進 ~ 勇気の一言 動き出せ今~ 」
このスローガンには、一部の生徒による生徒会運営ではなく、みんなが同じ目標に向かって全員で進んでいきたい、という願いが込められています。そのために必要なのはちょっとした勇気。積極的な行動をとっていくために、みんなで声をかけ前に進む一歩を踏み出して欲しい、ということでしょう。
「積極性の身に付け方を教えてほしい」という質問があがり、生徒会はしっかりと説明をしていました。当たり前のことを当たり前のように行う。良い、と思うことは進んで行う。失敗を恐れず、何度でも挑戦する。とにかく、心で思うだけではなく、言葉で行動で表現していく、そんな活気ある一年間となることを私も期待しています。
生徒朝会2 ~行事を通じて培う力~
今日は持久走「タイムトライアル」に向けての、2回目の生徒朝会でした。
1~3年生の縦割り各グループで、先回決めた自分の目標に向けての方策の進捗状況を確認し、目標に向けて何をすべきか、
最後の取組について話し合いました。
持久走という、誰しもがつらく感じる種目。「早く終わってほしい」と、ただ時が過ぎるのを持つこともできるでしょう。しかし、せっかく走るのだから、そのことにしっかりと価値づけすることで、教育の意義が出てきます。1位になる、のではなく「自分の目標に向けて最大限の努力をし、その目標を達成する」、そのことに価値があります。昨年の自分を超える。昨日の自分を超える。いや越えようと努力する姿勢に価値があります。そして、その姿こそが「躍動」する姿で、その姿が美しい。
見ている私も、つい「頑張れ!」と心の声が漏れてしまうほど、3年生たちの必至な姿は、私の胸を打つものがありました。
西山の自然が教材! ~理科・1年生~
理科室をのぞいてみました。
1年生たちが、植物を観察していました。今、いろんな植物を観察し、その違いについて学習を深めています。今日観察していたのは、様々なコケ。そのコケは学校の近辺に自生しているものです。子どもたちは、目を見張って観察していました。
地域素材の教材化は、子供を授業に引き込む最も良い教材です。また、いろんな自然にあふれる地域に関心を持ち、愛着を持つ良い機会ともなります。私もよ~く見てみたところ、コケには何とも言えない美しさがありました。是非、御家庭でも観察してみてください。
四字熟語を奪取せよ! ~国語・2年生~
図書室がにぎわっていました。
見ると、2年生が国語の授業で教室から場所を図書室に移して学習していました。先日は教室で四字熟語について学んでいたのですが、今日はさらにその学習を深めるための工夫がありました。「四字熟語かるた」で、読まれた四字熟語の意味にぴったりなものをかるたの様にカードを取って集めていく、というものです。
フライングをしないように、頭の上に手を置いて聞き耳を立てています。カードを探す目は皿の様!
「はい!」と、元気よくカードを取る者、「やられたぁ~!」と悔しがる者、それらの元気な声で大盛り上がりでした。あとで、男子にインタビューをしてみました。
「取ったったカードの中で、一番気に入ってる四字熟語は何だい?」
と聞くと、しばらく考えた末、「七転八起」です、と教えてくれました。これこそ、「失敗は何度しようとも、立ち上がり再チャレンジだ!」という意味。全校朝会で話したことを覚えてくれていたのか、偶然か。でも、私は嬉しくなりました。
彼は9枚取ったと言っていましたが、班の中では21枚も一人で取ったつわものがいたそうです。楽しく学ぶ、素晴らしい授業でした。
SOSの出し方に関する授業 ~1・2・3年生~
5月は、大型連休があり、人によっては不規則な生活から体調不良になったり、春の新生活で緊張が続いたストレスが思わぬ心の不調をもたらしたりする、不安定な時期と言われます。
学校では、保健体育の授業で「SOSの出し方に関する授業」を各学年で行いました。心の健康を維持することは、集団生活をしていく上で、とても大切なこと。人は悩みがあって当たり前で、その悩みを聞いてくれる人が絶対にいる。学校にも、家族にも、地域にも、いろんな機関が手助けをしてくれる。話すことで気持ちが楽になることを伝える授業をしました。自分の困っていることを人に言うのは、恥ずかしいとか、遠慮したりとかしてしまいそうです。「迷惑をかけている」と思うこともあるでしょう。しかし、実は相談をしてもらう方にも、「その人に信頼されている」という、喜びが生まれるのだ、ということにも気づきました。私たち教職員にとって、子供たちに頼られることは、喜びの一つです。
この授業を心の隅において、安心して生活をしてほしいものです。
5月の全校朝会
連休明け、学校に生徒たちの元気な姿が戻りました。
連休明けがいよいよ本格的な学校生活の始まりでもあります。みんなの躍動する姿が増えていくことを期待し、話をしました。目前には、持久走の「校内タイムトライアル」がありますし、来月頭には中間テストもあります。連休中もそうでしたが、いよいよ部活動にも熱が入り、各種記録会や冠大会、練習試合、そして、上越地区大会へと向かっていきます。何よりも、大切なことは「失敗を恐れず、挑戦すること」「あきらめないこと」という話をしました。あきらめないで目標に向かって頑張っている姿は、こんなにも美しいことを伝えようと、生徒たちの頑張っている姿をスクリーンに映してみてもらいました。自分の頑張っている姿は、なかなか自分では見えないからです。
春から、仲間と共に、伝えあい、励まし合いより良い学校生活を創り出してきたみんなの横顔。本当に、美しく、逞しい。失敗は、いくらしてもいい。そのたび、エジソンや本田宗一郎さんのように、立ち上がってほしい。これからが挑戦の始まりです。
第1回 生徒朝会
連休明けの今日は、第1回目の生徒朝会でした。
たくましく心豊かな人間性を培うことが、やがて社会に出る子供たちにとって大切なこととなります。5月19日の「校内タイムトライアル」は、自分の目標に向かって、粘り強く、そしてあきらめそうになる自分の心と戦う良い機会となります。
生徒朝会では、校内タイムトライアルに向けて自分の目標とどう取り組むかを確認し、お互いに助言したり励ましたりする活動をしました。朝会のねらいを説明する代表生徒の方を全員が身体を向けて真剣に聞いていました。そして、1~3年生が入りばじった縦割り班で、自分の目標を達成するためにどう取り組むか、話し合われました。先輩として、後輩としてお互いに言葉を掛け合う、とても良い時間が過ぎていきました。
今日は、各学年ごとに試走もあります。
最高の天気に恵まれた今日。自分と戦い走りぬくことが出来るか?がんばれ!西山中生徒たち!!!諸君!!!
連休の中日でも・・・!3
連休の中日。
「あーあー、かったるいなぁ・・・」と、いう生徒は私の目には映りませんでした。流石、西山中生徒たち。
1限は「学級活動」の時間でした。3年生の教室をのぞいてみると、グループごとに競い合っていました。
担任が出題するクイズをグループごとに回答し、正解してもらうポイントを競っているようです。そのクイズを解くチャンスは3年生全員にありそうです。「2年前のみんな」というようなお題だったのです。担任の先生が、一番最初に叱った人は?とか、最初の出会いで、腕まくりをして登校してきた生徒を見て、これは大変な学校だ、と思わせた生徒は誰?など、入学当時の話題などがあり、とっても盛り上がっていました。
やがて、中学校を巣立つ日が来る3年生たち。そして、進路はバラバラになっていきます。最後の一年間。しかし、最高学年として、思い出ぎっしりとなるであろうこの一年。仲間とともに、必死に生きた証。それが最高の思い出となります。一日一日、完全燃焼、魂焦がして頑張れ、3年生たち!
連休の中日でも・・・!2
連休の中日。
「あーあー、かったるいなぁ・・・」と、いう生徒は私の目には映りませんでした。流石、西山中生徒たち。
1限は「学級活動」の時間でした。2年生の教室をのぞいてみると、とても賑やかに盛り上がっていました。
すごろくをしていたのです。そのすごろくにはすごい工夫がしてあって、止まったところのお題について語らねばならないのです。日々接している友達ですが、「こんな意外な一面があるんだ」というような、止まる駒一つ一つがちょっとした「自己開示の場」となっていました。こんなきっかけがないと言えないこともあったりしますし、こんなきっかけでその人のことが良くわかるようにもなっていきます。誰とでも仲良し、という前提には、他者理解と他者尊重の気持ちがとても大切です。とても良い時間が流れていました。
連休の中日でも・・・!1
連休の中日。
「あーあー、かったるいなぁ・・・」と、いう生徒は私の目には映りませんでした。流石、西山中生徒たち。
1限は「学級活動」の時間でした。1年生の教室をのぞいてみると、家庭学習について話がありました。家庭学習は、学校での学習を円滑にしていく、深い授業にしていく予習的学習と、学校で習ったことが自分一人でもできるようになっているかを確認する、また、時間が経っても忘れないようにしていく復習的学習があります。
家庭学習は、自分自身の成長を確かなものにしていくために大切であること。そして、中学校では「今日何をするのが自分の為であるのか」を自分でしっかりと考えて実行する、「やらされる学習ではなく、自ら行う主体的な学習を」という話がありました。計画的に行うことが大切であるので、生活ノートを活用して行うとよいという助言もありました。1年生たちはしっかりと話を聞いて考えていました。
配られたプリントには、、自主学習のレベルについても書かれてありました。「やらなくてはいけないものをやる学習から、将来につながる学習まで。」そうですね。家庭に帰った自由な時間を自分の将来につながる学習、自由なテーマで学びたい学習を思う存分にやる。これは、素晴らしいことです。この段階の学習は、日々の中ではなかなかできないかもしれません。このGWに、自分の興味ある学習、将来に向けての学習をしてみるのは、とても良いことです。
とても、深い大切な時間となっていました。
スマホに夢中! ~道徳・3年生~
3年生の道徳授業をのぞいてみました。
題材は、スマートフォンに夢中になっている女子生徒の思わぬ不幸な出来事を取り上げています。
夢中になっていくにつれ、寝るのが遅くなる、朝起きれない。メールが気になるあまり、そばにいる人との関係がおろそかになる。ついには、歩きスマホで大事故に…
生徒たちの身の回りでも起きそう、或いは起きているかもしれない身近な題材に、議論は深まります。こんな時、他人事ではなく自分事として考えるようになることがとても大切です。自分の生活を見直す良い機会にもしてほしいものです。
協力精神!
1年生が、みんなで考える学級づくりの作業が、継続されています。
今日も、課題を設定し、自分の考えを持ち、グループで話し合い、それをみんなに発表し、考えを広げ深めています。集団の生活、人との関係は心と心。しかし、心は目に見えない。だからこそ、自分たちの想いを言葉にして、声にして伝えあうことが本当に大切です。焦ることはないのです。一歩ずつ、しかし確実な一歩を踏みしめていければ!
基礎テスト、始まる!
西山中学校では、生徒の学力の基盤となる基礎的基本的な学力の定着を図るため、基礎テストを実施しています。
国語・数学・英語の3教科を年間通じて3回ずつ行っています。今日は国語の第1回目。定期テストは学習範囲がかなり広いわけですが、基礎テストは範囲を指定したところから出題をするため、繰り返し繰り返し学習をすることで、基礎基本を身に付けることが出来ます。やったことが目に見えて現れる基礎テスト。生徒たちの目は真剣でした。
朝の風景Ⅱ
いつもの朝の風景です。
写真を一枚紹介します。私は「すごい!」と、心から感心し、感動したのです。
なぜかわかりますか?この写真から、皆さんが想像してみてください(決してそこで交わされていた会話等ではありません。音はなく、動画である必要もないです)。
朝の風景Ⅰ
静かに朝のひと時が過ぎています。
毎朝朝読書に取り組み、本に親しむ西山中生徒。無言で時は過ぎ、皆本の世界に引き込まれています。さて、今日の様子を見ていると、読んでいるものがちょっといつもと違いました。
生徒が読んでいたのは、生徒総会の要項でした。6限の学級討議に向けて、西山中学校の一年間の設計図を真剣に確認していたのでした。
令和4年の生徒会スローガンは「全進 ~ 勇気の一言 動き出せ今 ~」
全員が一つのチームとなって、皆で進んでいこう、という願いが込められています。西山中学校のリーダーたちが、西山中をさらに素晴らしい誇れる学校とするために、そして、皆のことを考えて作ってくれたものです。
学級討議、そして本番の総会が楽しみです。
さあ、畑を作るぞ! ~技術・2年生~
2年生が畑づくりに乗り出しました。
技術の園芸分野で、野菜の栽培を学んでいます。トマトを作るようです。みると、苗と種植えの両方をやることで、生育の違いを比較するようです。さて、どちらがしっかりと育つのか、味にも違いが出るのか?検証です。
さて、おいしいトマトの収穫となるか?!これからは、毎日の水やりも大切です。「生命をいただく」。我々が食物を得ることにどれほどの苦労があるのかをしっかりと勉強です。頑張れ、2年生たち!
PTA総会、ご参加ありがとうございました。
4月22日、令和4年度、西山中学校PTA総会を開催しました。
密を避け、感染対策をしたうえでの実施です。総会では、校長から令和4年度の学校経営方針を説明させていただきました。
「好循環 良さを見つけ 良さを伸ばす ~ find one's goodness, develop one's goodness.~ 」
「誰にでもある欠点に目を向けるのではなく、相手の良さを見つけ良さを伸ばし合っていく。周りにプラスの言葉が溢れ皆に元気が出てくる、そんな学校にしたい」という願いをかけ、今年度の重点にしました。
思春期に自我が確立されるといいます。この時期に人として「自分は誇らしい存在である」と感じさせることは最も重要な事です。「自分はまんざらでもない」と思う気持ちを自尊感情と言います。やる前から「どうせ自分にはできっこない」というのが、最も自尊感情が低い状態。その子なりの小さな「できた!」を積み重ね、そのできたを認め褒め、「やったことがないけど、きっとできるだろう!」と、失敗を恐れず、いえ、失敗を当たり前として何度でもチャレンジする、そんな逞しい人間力を身に付けてほしいと願います。
そのために、西山中学校は全力で子どもたちを応援していきます。
音のイメージを言葉で表してみよう! ~音楽・1年生授業参観~
毎年PTA総会実施に合わせて、保護者の方々に授業参観していただいておりました。
しかし、新型コロナウイルス感染症が子供たちにも広まりやすい現状を踏まえて、今回は以下のこととさせていただきました。
・ 西山中生徒一クラス当たりの人数が多く、他者が教室内に入る余裕がない。
・ 総会会場の体育館以外に、広いスペースが1つしかない。
・ 1年生については、小学校からの移行があり、中学生としての様子を是非見ていただきたい。
と、いうことで、会場を広い多目的室にして、密を避け換気をして1年生の授業を保護者の皆様に参観していただきました。(なお、学校に足を運んでいけない状況の中、少しでも子供たちの「元気」な、そして「頑張っている」様子をお伝えすべく、ホームページで紹介していきます。ぜひ、周りにも声をかけていただき、多くの保護者様に御覧いただけたら幸いです。)
授業は、音楽。「鑑賞する曲は、一体どんなイメージか、言葉にしてみよう!」という内容です。担任はちゃんと1年生が知っているであろう曲を選びました。「え~知らないよ~」と言っていた子も「おかしいな、入学式で流れていたんだけど」というと、「あ~~~~あの曲ね!」とすぐ思い出しました。その曲は「ヴィバルディ(Antonio Vivaldi)」の「四季」。まず、春が流れました。「さあ、どんな雰囲気?言葉に表してみましょう」と授業は進んでいきます。自分の考えをみんなで話し合って、いろんな捉え方に触れていました。
私たちは、読書などをして活字を読み、書かれていることを色や雰囲気として頭に広げることが出来ます。最近は何でも可視化され、すぐに目で見ていろんなことを瞬時に捉えてしまいます。しかし、こうやって耳を澄ましじっくりと曲を聴き、頭にイメージを描くということは、ものすごく脳を鍛えることになると感じました。脳みそは、「苦労するほど逞しくなっていく」と言います。筋肉だけではなく、脳のトレーニングも大切ですね。