学校生活の様子
3年生修学旅行のまとめ発表会
本日の1限に3年生は修学旅行で学んだことについて紹介し合う発表会を行いました。
コロナ禍により当初の予定が変わり続けた3年生でしたが、それぞれが旅行を通して自分の中に新たな発見を感じ、他の生徒にしっかりと伝えていました。
お店の方やバスガイドさんから挨拶の大切さを学び、早速実践している生徒。
新潟の魅力に気付き、この地に生まれたことに誇りをもって生きていきたいと述べる生徒。
洋食器をつくる職人の方の技術の高さに心を打たれ、自分も丁寧に行っていきたいと考えた生徒。
新潟の食のおいしさに気付き、その後の給食も味わいが変わった生徒。
相手に気を配ることの大切さに気付いた生徒。
様々な感想に旅行を通して大きな思い出や学びがあったことが感じられました。
最後に担任が、どこに行っても楽しみ、感動することができる生徒達の感性のすばらしさを讃えるとともに、ぜひその感性を大切にしてほしいと話しました。
私も同感です。一つ一つに感動し、みんなで楽しむことができる北条の生徒に本当に感心した修学旅行。2ヶ月が経ちますが、今尚、心温まる姿として印象深く残っています。
校則について生徒会本部が検討!
一昨日になりますが、生徒会専門委員会が行われました。
当校は、全員が専門委員会に所属していますので、この時間は全員が活動します。
その中で生徒会本部が校則についての検討を始めました。
先月の全校朝会の中で話したことを受けて、生徒会が動いてくれたことをまずは嬉しく思います。
本部では、全校朝会で出たことについて、本部としての意見をまとめています。
頭髪や服装、その他、様々な内容について考えてくれました。
こうした活動を通して、学校で大切にしたいことを全員で考え、絞り込んでいくことができると思います。
写真は、広報委員会と風紀委員会です。
生徒会役員選挙 立会演説会・投票
本日の5,6限に生徒会役員選挙の立会演説会と投票が行われました。
全校生徒は49名ですが、会長に2名、副会長男子に3名、女子に3名、応援団長1名が立候補する大変積極的な役員選挙となりました。
生徒には、「生徒会は民主主義を学ぶ場であり、みんなで地域社会を運営することを体験してほしい。「みんなで」とは、一人一人全員ということで、つまり「私が」ということです。ただ、全員が違う意見をもつことになるので、そこでは「話合い」が必要です。「私が」と「話合い」が「みんなで」の意味です。」と述べました。
演説の後の質疑は40分ほどかかる熱のこもったものとなりました。
最後に、選挙管理委員会の担当教諭が、「多様な意見が出ることが集団の進化には大切」と述べつつ、「投票は選択肢を絞ることになる。投票の重みを理解して考え、決めてほしい」と全体に声を掛けました。
その後、投票。本年度は、自分が決めた候補者の名前をそれぞれが書くように変わり、生徒は慎重に名前を書いていました。
人権教育、同和教育授業③
先週金曜日に各学年で人権教育、同和教育授業を行いました。
いずれも「生きるⅣ」を読んでの授業です。
1年生は、部落差別による差別・偏見について、2年生は部落差別による結婚差別の問題を、3年生ば部落差別による就職差別の問題を考えました。
1年生は、そこから自分自身の中の差別心に目を向け、どうすればそうした差別がなくなるのかを考えました。
資料を読み、その状況について考える際に、想像力をもち、ときに自分自身に置き換えて考えることが大切です。
問題を自分のこととして捉えることにつながります。
自分を大切にし、そして自分以外の人も大切にできる感性を育みたいと思います。
対話による存在の承認~全校朝会
本日の全校朝会では、いくつかの表彰(賞状伝達)の後に、生徒に対話を行ってもらいました。
一つ目の話題は、好きなことや好きなものです。
ペアを組み、自分の好きなことを30秒ほど話し、相手が質問をします。
その後、互いの話の共通点や似ているところを探ってもらいます。
聞いてみると「小さい頃から好きだった」と答えてくれたペアがありました。
次に、自分がどんな学校にいたいか、お互いの思いを話してもらいました。
これも同様に、共通点を探ってもらいます。
同様に聞いてみると、3年生の一人は「一人一人を尊重できる学校」と答えてくれました。
対話は、まず相手の話を聞き、相手の考えを理解することです。
もちろん完全には理解できませんから、分からないところを質問したり自分の理解を確認したりして、相手の考えをより的確に理解していこうとすることが必要です。
そうした過程で、自分自身が相手に受け止めてもらったという安心感を得ることができます。
このことを西研先生は一昨日紹介した本の中で、「存在の承認」と述べていました。
今回はさらに、共通点を探り合ってもらいました。
この過程が入ると、「相手と共通な想い」があることに気づき、「みんなの中の一人」という感覚が生まれるそうです。
今日のような活動を通して、学校に対話の文化が広まることを期待しています。