学校生活の様子

学校生活の様子

定例生徒朝会

本日は、定例の生徒朝会が行われました。(月曜日は臨時生徒朝会)

初めに、生徒会長より玲瓏祭の振り返りと生徒会役員選挙に関わる話。

その後に、選挙管理委員会より本日公示された生徒会役員選挙についての連絡。

その中で、生徒会役員選挙を通して生徒会の意義を確認してほしいという話がありました。

「生徒会の意義」を生徒はどう考えているのだろう、さらに私たちはどう考えているのだろう。

先日の衆議院選挙での若者の投票率が低かったことを受け、中学校や高校での生徒会の役割を論じる方もいらっしゃいました。

そうした中で、改めて生徒会とは何なのか。

当校の校訓は「質実 自治 奉仕」とあり、「自治」はまさに生徒会を頭に置いた言葉でしょう。

戦後の北条の皆さんが当時の中学生や若者にどんな期待していたのかということに思いを馳せながら、今、生徒会の意義を再度考えてみる必要があると思います。

この後に行われた玲瓏祭のパフォーマンスの表彰を見て、さらに生徒会代議員会を経て決まった昼休みのカードゲームに関する連絡を聞いて、北条中の生徒会が生徒会の意義を体現しようとしているように思いつつ、さらに力ある生徒会になってほしいと感じました。

蓮池薫さん講演会&いじめ見逃しゼロスクール集会

本日の午前中、北条小学校で行われた蓮池薫さん講演会を、北条中生徒もズームにより各学級でお聞きしました。

新潟県主催「PTA対象拉致問題啓発セミナー」の一つです。

中央海岸で北朝鮮に拉致されたときの生々しい状況をお聞きするとともに、日本に戻ってきた際の経緯について教えていただきました。

ご講演を締めくくるにあたり、①今の問題であること ②拉致により夢や希望、何より自由を失われたこと ③北朝鮮のトップの方の行動を求めるのであって、一般の方々、特に在日の方を非難するのは間違っていること を知ってほしいと強くおっしゃっていました。

その後、蓮池さんは、中学校にもおいでくださり、各クラスを回り、生徒の質問に答えてくださいました。

・「帰ってきたときはどんな気持ちでしたか」~「子どもが北朝鮮にいる間は、気が気でなかった。しかし、子どもが日本に来てからは、やりたいことをやった。睡眠は3時間程度で勉強した。研究、探究はおもしろい。」

・「帰ってきたときに日本をどう思いましたか」~「日本は発展したなと思った。ただ、しばらくして人と人との関係が以前より薄れたようにも感じた。」

・「平和な未来をつくるにはどうすれば良いと思いますか」~国家間の外交が重要。

・「拉致問題の報道を見てどう思いますか」~横田めぐみさんを日本に帰したいと強く思っている。

各クラスで多くの質問が出たので、時間のために打ち切るほどでした。

拉致の事実をご本人から直接お聞きすることができたのは、生徒にとって大きな経験だったと思います。

こうした機会に恵まれたことに感謝します。

また、午後には、いじめ見逃しゼロスクール集会を小中合同で北条小学校体育館で行いました。

初めに小学校と中学校の各学年でのいじめ見逃しゼロに関わる取組を紹介。

その後、中学校の風紀委員会が考えた仲間同士でのトラブルの簡易的な劇を見て、何が問題なのかを小中合同グループで話し合いました。

顧問からは、生徒が試行錯誤しながら台本や資料を用意したとのこと。つくる過程でいろいろといじめについて考えたようです。本当によくがんばりました。

全ての生徒にとって居心地の良い、楽しく学ぶことができる学校をこれからも目指していきたいと思います。

生徒会役員選挙に向けて

本日は、生徒朝会が行われ、選挙管理委員会の運営で、生徒会役員選挙に向けて現役員から活動内容や期待する生徒像について、自分の経験を踏まえての説明がありました。

生徒会長は、学校の雰囲気や生活を左右する立場なので、責任を自覚して立候補してほしいと。

副会長男子、女子は、それぞれ体育祭か玲瓏祭の実行委員長のどちらかを担うことに触れ、計画的に準備を進める必要あると述べながら、

さらに、副会長女子は、この人と仲が良いからという理由で投票せずに演説などをもとに選んでほしい、

副会長男子は、選ぶ人たちもどんな学校になってほしいかを考えてほしい、

そして、応援団長は、的確に指示を出せたり、計画に行事を運営できたりする人に立候補してほしいと述べていました。

この後、質問が何人もの生徒からなされ、それに対して役員が的確に返答する姿は、さすが3年生という様子でした。

また、北条中学校が一歩前進しそうです。

二重の虹&保健授業&北条小さつまいもプレゼント

今朝は、急に強い雨が降り、生徒も自転車で登校するか困ったようです。

そんな中、校門に立って挨拶をしていると男子生徒が、「おはようございます。虹が見えます」と。

後ろを振り返ると、色の濃いきれいな虹が校舎にかかっています。しかも2重の虹です。

生徒はその虹をくぐるように登校していました。

本日はテストの二日目で、きっと昨晩の学習で疲れている上に、この雨でかわいそうになどと思っていた矢先の虹でした。

虹は、なぜか気持ちを明るくしてくれますね。

さて、先日の公開授業では、保健体育で「自然災害に備えて」(保健)が公開されました。

課題は、「私たちの北条中『災害緊急避難所』を作成しよう」です。

流れは、最初に避難所の写真を見せて課題を確認し、それが解決できるよう、北条中の校舎図に避難所の施設を書き込みながら避難所を計画するというものです。

探究型の学習であり、課題を解決する中で、生徒が学習内容を理解したり、身に付けたりしていきます。

その他の授業も、探究型の構成で学習が進みました。

探究は、総合的な学習の時間の時間の中でも行われますが、各教科の学習も探究をベースにしたものになることが現在求められ、それを具現化した授業だったと思います。

以上、先日の公開授業の紹介でした。

ところで、本日は、3年生の進路事務説明会が行われました。これを機に、一気に進学のムードが高まります。保護者の皆様、ご参加いただき、ありがとうございました。

さらに、北条小4年生が大事に育てたさつまいもを中学生に(職員にも!)プレゼントしてくれました。

大変おいしそうなさつまいもです。ありがとうございました。

 

後期中間テスト1日目

本日より後期中間テストが始まりました。

生徒の登校はいつもよりもそれぞれ5分くらい早いでしょうか。皆、テストに向けて緊張感があるようです。

先日、学校で大切な約束を生徒にアンケートで聞いたとき、派生して、テストについて書いている生徒がありました。

具体的には、テストを廃止してほしいというものです。

次の日に行った全校朝会で話し合った中で、その考えに対して意見を書いた生徒がありました。

・テストをなくしてしまうと自分の成績を確かめることができないので良くない。自分の間違えた問題を見直せない。

・テストがなければ、学習を積極的にする習慣が身につかないと思う。

といったものです。

それぞれ自分の学習を自己評価する場として、また一つの目標として、テストをとらえての意見です。

テストは、このように生徒自身が自分の力を確認するという目的がありますし、私たち教員にとっても、授業の評価や今後の生徒の支援を行う目的があります。

いずれにしても生徒の学習状況を教員が評価し、生徒自身も自分の学習状況を理解する場は必要です。

その際、テストは、明確さ、わかりやすさという点で有効な方法です。

全国には、定期テストをなくし、全て単元テストにしている中学校もありますが、テストを実施している点では同じです。

とはいえ、テストが嫌だと思う生徒の気持ちも分かります。覚えなければならないというプレッシャー、決まった時間の中で解かなければならない状況への緊張は強いでしょう。

さらに、自分の学習を評価されるということが、自分自身を評価されるということにも感じられ、共に学ぶ仲間と比較されるように感じる面もあるかもしれません。

本来は、学習は自分の可能性を広げるものですので、テストが嫌なために学ぶ楽しさが阻害されているとしたら残念なことです。

できるだけそうならないように、テストの意味を十分に伝えることや、生徒それぞれの学習状況を教員、生徒がともに確認できる適切な内容のテストにしていくこと、言い換えると、これまでの学習が確実に生き、振り返りができるもの、そして次の学習に意欲がわいてくるようなテストにしていく必要があるのだろうと思います。

写真は、今日のテストの様子です。