学校生活の様子
3年生確認テスト他
本日は、3年生が確認テスト(実力テスト)を行いました。
現在のそれぞれの入試に関わる学習の状況を確認するためのテストです。
素直で明るい北条中学校の生徒である3年生のみんなも、学習のことや進路のことを話すことが増えました。
11月の終わりになってずいぶんと入試を意識した雰囲気になっています。
入試で学習指導要領にある学力の全てを計ることは難しいかもしれません。
自分の中の違う面をみてほしい生徒もいるでしょう。
大切なのは、進路選択という場としっかりと向き合い、その中で自分の在り方を探り決定していくことと思います。
自分が思っていることを見つめ、回りの意見も聞きながら、自分の考えや思いを調整し、判断していくこと。
人生は課題の連続です。
進路選択という課題を通して、一歩ずつ成長していってほしいと思います。
写真は、本日の3年生の様子と、iPadを利用した生徒会誌作成の打合せ、そして北条の山々です。
鎌倉幕府の成立は何年か
「鎌倉幕府の成立は何年か」
いいくにつくろう鎌倉幕府、で1192年となるかと思いきや、実は、何をもって鎌倉幕府が成立したと言えるかは、難しい問題のようです。
この課題は、先日の職員研修で当校の社会科で1年生に投げかけられた問いでした。
この問いをもとに、生徒は、自分で考えると共に、グループでも考え、そして学級全員で話合いが行われました。
生徒は、問いを追究する中で、歴史的な認識を深めていくことになります。
こうした学習も探究的な授業です。
このような授業を日々行っていくことが今、求められています。
こんなわくわくする課題を考え、授業を行う職員を誇りに思います。
因みにこの社会の授業を行った職員の机上には様々な領域の書籍が積まれており、その中から生まれた問いです。
写真は、当日の社会科の授業と今日の赤い羽根共同募金の様月食月食です。
赤い羽根の共同募金
今週は、赤い羽根の共同募金を毎朝玄関で生徒会本部が呼び掛けています。
登校する仲間に掛ける声はどこかうれしそうで、毎日のように募金のお金を持ってくる生徒もいるようです。
隣で挨拶運動を風紀委員会が行っており、その生徒も混ざっての募金活動になっています。
職員も声を掛けられ、財布からお金を出して玄関へ。
天気も良く、楽しい朝が続いています。
定例生徒朝会
本日は、定例の生徒朝会が行われました。(月曜日は臨時生徒朝会)
初めに、生徒会長より玲瓏祭の振り返りと生徒会役員選挙に関わる話。
その後に、選挙管理委員会より本日公示された生徒会役員選挙についての連絡。
その中で、生徒会役員選挙を通して生徒会の意義を確認してほしいという話がありました。
「生徒会の意義」を生徒はどう考えているのだろう、さらに私たちはどう考えているのだろう。
先日の衆議院選挙での若者の投票率が低かったことを受け、中学校や高校での生徒会の役割を論じる方もいらっしゃいました。
そうした中で、改めて生徒会とは何なのか。
当校の校訓は「質実 自治 奉仕」とあり、「自治」はまさに生徒会を頭に置いた言葉でしょう。
戦後の北条の皆さんが当時の中学生や若者にどんな期待していたのかということに思いを馳せながら、今、生徒会の意義を再度考えてみる必要があると思います。
この後に行われた玲瓏祭のパフォーマンスの表彰を見て、さらに生徒会代議員会を経て決まった昼休みのカードゲームに関する連絡を聞いて、北条中の生徒会が生徒会の意義を体現しようとしているように思いつつ、さらに力ある生徒会になってほしいと感じました。
蓮池薫さん講演会&いじめ見逃しゼロスクール集会
本日の午前中、北条小学校で行われた蓮池薫さん講演会を、北条中生徒もズームにより各学級でお聞きしました。
新潟県主催「PTA対象拉致問題啓発セミナー」の一つです。
中央海岸で北朝鮮に拉致されたときの生々しい状況をお聞きするとともに、日本に戻ってきた際の経緯について教えていただきました。
ご講演を締めくくるにあたり、①今の問題であること ②拉致により夢や希望、何より自由を失われたこと ③北朝鮮のトップの方の行動を求めるのであって、一般の方々、特に在日の方を非難するのは間違っていること を知ってほしいと強くおっしゃっていました。
その後、蓮池さんは、中学校にもおいでくださり、各クラスを回り、生徒の質問に答えてくださいました。
・「帰ってきたときはどんな気持ちでしたか」~「子どもが北朝鮮にいる間は、気が気でなかった。しかし、子どもが日本に来てからは、やりたいことをやった。睡眠は3時間程度で勉強した。研究、探究はおもしろい。」
・「帰ってきたときに日本をどう思いましたか」~「日本は発展したなと思った。ただ、しばらくして人と人との関係が以前より薄れたようにも感じた。」
・「平和な未来をつくるにはどうすれば良いと思いますか」~国家間の外交が重要。
・「拉致問題の報道を見てどう思いますか」~横田めぐみさんを日本に帰したいと強く思っている。
各クラスで多くの質問が出たので、時間のために打ち切るほどでした。
拉致の事実をご本人から直接お聞きすることができたのは、生徒にとって大きな経験だったと思います。
こうした機会に恵まれたことに感謝します。
また、午後には、いじめ見逃しゼロスクール集会を小中合同で北条小学校体育館で行いました。
初めに小学校と中学校の各学年でのいじめ見逃しゼロに関わる取組を紹介。
その後、中学校の風紀委員会が考えた仲間同士でのトラブルの簡易的な劇を見て、何が問題なのかを小中合同グループで話し合いました。
顧問からは、生徒が試行錯誤しながら台本や資料を用意したとのこと。つくる過程でいろいろといじめについて考えたようです。本当によくがんばりました。
全ての生徒にとって居心地の良い、楽しく学ぶことができる学校をこれからも目指していきたいと思います。