お知らせ

2023年11月の記事一覧

NEW 鳴海会役員選挙 ~立会演説会・投票~

 いよいよ今日は選挙戦の最終日。立会演説会と投票です。

 毎朝、候補者・責任者たちが一生懸命有権者に訴えてきた選挙運動も今日の立会演説で最終となります。候補者は自分の次年度の公約を責任者は候補者の人となりを堂々と話しました。候補者たちは、来年度どんな生徒会に、学校にしていきたいかを夢をもって具合策をもって話しました。後半では、質問者がたくさん立ち、さらに具体的に聞いてみたいことを質問として候補者にぶつけていました。3年生の質問者が多く、巣立ちゆく前に後輩たちに安心して引き継げるよう、願いを込めて質問しているようでした。

 「みんなで生活をしている学校だから」意見を積み重ねる授業ができる。その一方、たくさんの人がいるから事故・怪我、人権侵害がないようルールが必要で、よりよくまとめていくためにリーダーが必要。たくさんの人がいる社会は、無言で通り過ぎていく冷たい関係にならないよう明るい挨拶が必要である。そして、みんなの力が合わさると、大きな力になる。より良い生き方を目指し、一人一人の力を合わせて大きな力を生み出し、良い学校生活を想像してほしい、と講評を与えました。

NEW 人権講演会  

 今日は、人権講演会として、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による拉致被害にあわれた蓮池 薫さんをお招きしました。

 1977年新潟市で横田めぐみさんが拉致され、蓮池さんはのちに奥様となる奥土さんとともに、柏崎の中央海岸で1978年に拉致されたそうです。蓮池さんは拉致の目的について、当時の社会情勢に触れながら教えてくださいました。故郷を奪われ、家族と引き裂かれ、自分が夢を追って勉学する道も絶たれ、とんでもない境遇に立った時の辛さを話してくださいました。3年生たちは真剣に聞き入っていました。

 3年生の質問に「改めて、平和であること自由があることの素晴らしさを思う」という言葉には大変な重さがありました。北朝鮮では、とにかくいつ戦争が起きてもおかしくないこと(1950年に起きた朝鮮戦争は終戦ではなく今なお停戦です)、この国が将来どうなってしまうんだろうか、という2つのとてつもない不安にいつも押しつぶされそうだったといいます。

 そして、拉致問題の解決に向けて、その重要なポイントを2つ話してくださいました。

 「拉致は今言ったとおり、あってはならないし、どうしたって解決していかなければならない。皆さんも含めて、日本の国民が忘れてしまってはならないことです。そして、重要なことは<時間がない>ということ。家族が生きているうちに日本に帰し、家族に会わせてあげなければ、だめなんです。横田さんのお母さんはご高齢です。あと2年のうちに、解決をしていかなくては。」「もう一つは、拉致について北朝鮮の国民を恨んだり非難してはならないということ。拉致の目的は先ほど話した通り、北朝鮮政府が拉致被害者をスパイにしたりして、自国のために利用しようやったことです。北朝鮮の一般の国民たちは、みな助け合って生きているいい人たちなんですから。」

 蓮池さんの言葉はとても重いものでした。3年生たちは、拉致されて今なお苦しんでいる方々の気持ちに思いをはせているようでした。

 「忘れないこと」「言い続けていくこと」

 自分たちにできることをやっていくことを決意し、蓮池さんへのお礼とします。

 蓮池さん、本当にありがとうございました。

NEW 修学旅行、事前学習 ~2年生~

 2年生の教室横の廊下に、修学旅行の事前学習で作成した成果が掲示されています。

 社会科の授業で取り組んだと聞きましたが、京都と広島の史跡や観光名所について調べたレポート、またクイズ形式で楽しく学習できるようなもの、そしてご当地のお土産について調べたことなどがたくさん張られていました。

 そして、国語科からは図書室にある戦争や平和についての「おすすめ書籍コーナー」が、設置されました。この機会に、ぜひ読んでほしいものです。

 歴史学習は、過去を知り、より良い未来を築こうと、今できることを考えること。修学旅行は、その大きなきっかけであり、現地に行って自らの学びを検証する大きなチャンスです。だから、事前学習が充実しないと、検証の成果は薄れ、ただの見学になってしまいます。2月の出発の日まで、存分に事前学習を深めてほしいものです。

 

NEW 令和5年度 三中校区「絆スクール集会」

 4つの小学校から6年生たちをお招きし、三中校区「絆スクール集会」を開催しました。

 企画運営は、6年生たちの一番近い先輩となる、1学年委員が行いました。この日のために、心通わすアイスブレーキングやクイズ、みんなでいじめについて考えるための動画づくりなど、本当によく頑張って準備をしてきました。

 6年生たちと中1生徒全員で小グループを作りました。「実は・・・」で始まる自己紹介から始まりました。小さな自己紹介ですが「あぁ、この人今こんなこと考えているんだ」「こんなことにはまっているんだ」と知り合うことで、心の距離がぐっと縮まっていきました。心通わす工夫がたくさんあったことで、最後のいじめについての議論も深まっていきました。「加害者側には、被害者がなぜつらいかがわからないため、いじめの意識がない」という、日常に起こりうることを題材に、みんなで話し合いました。お互いが違うということをわかり合うことが、いかに大切なことかに、みんなが気付いていきました。

 中学校入学に向けて、中1生徒に聞いてみる時間もあり、「そんなの大丈夫だよ」「気にしない気にしない。すぐ慣れるよ!」といった、温かい声掛けを中1生徒たちがしている姿は、大変ほほえましいとともに、とても頼もしく感じました。小6児童の一番の不安は「学習」。そして、一番楽しみにしていることは「部活動」でした。私たち教職員も、しっかりとこの気持ちを受け止めていきます。

 4月が楽しみになった人時でした。

NEW 地域防災 ~いざ、というとき中学生に何ができるか~

 3年生は総合的な学習の時間に「防災学習」を進めています。

 今日は、地域の4つのコミュニティセンターを訪問し、地域防災に対する学習をしてきました。学校には市の原子力防災の担当の方が2名来られ、合計5か所に分散して学習を進めました。

 3年生たちはみな真剣にお話を伺っていました。コミセンは地域防災の要。学校と共に避難所となり、地域の方々を支えていく大切な拠点となります。そして、災害はいつ起こるかわかりません。それが平日の日中であれば、働いている保護者の方々は、自宅付近にはいない可能性が大きいです。つまり、平日に自宅の一番そばにいるのは、中学生たちである可能性が高い。その時に地域防災の担い手として避難所で何ができるか、そんなことも学習してきました。

 避難所の食料や防災のアイテムについて実際に見せてもらい、いかに水が貴重なものであるかお話をいただきました。柏崎で起きた中越沖地震の爪痕も見せていただきました。非常時であっても、知識をもって冷静に行動することが大切です。どこに今後住むことになっても、今日の学習を生かして正しい行動を取り、弱い方々の味方となって助け合う行動をとってほしいと願っています。

NEW 美しい心、美しい姿・・・ ~朝・昼・夕~

 生徒会役員選挙が近づきます。

 朝から登校する生徒たちに元気よく挨拶をしている立候補者たちの姿がありました。相手に先んじて、元気よく明るく挨拶をする。それは、学校の明るい雰囲気を作り、人として信頼される大切な資質です。生徒同士が明るく挨拶を交わす姿は、いつもの校門なのに、とってもあったかい空気が流れていました。

 お昼は、鳴海会が声をかけた、校門付近の通学路の落ち葉拾い。たくさんのボランティアが集まりました。今回は2年生が中心でしたが、1年生の顔も見えました。私は一年生に竹ぼうきの使い方を見せながら「ボランティアに参加するなんて、とても素晴らしいね。もう、半分2年生になっているようなものだね。先輩になる資格が備わっているよ。」とほめました。集まった落ち葉を回収していたのは2年生。集め方のわからない1年生たちに、落ち葉のすくい方を教えていました。これもまた、褒めました。

 夕方。学級優先日で今日は部活動がなかったのですが、中庭出入り口が体育の時間後、グラウンドの土でたいそう汚れていました。すると、下校前の時間に泥をほうきではき、タイルをデッキブラシで磨いてくれる人たちがいました。

 学校のこと、みんなのことを考えて、進んで行動できる。美しい心が、美しい行動となっています。何気ない日常なのですが、なんと、気持ちのいい日か。

 私は、令和5年の11月16日をずっと覚えていたいと思います。

 

NEW プロジェクトアドベンチャー ~1学年~

 1年生たちが、だれとでもかかわりあうことができる力を身につけるために、仲間と協力して一つのことを成し遂げる力が付くように、社会に出て誰とでも協力し合って豊かな人生を過ごせるようにと、進めてきたプロジェクトの3回目です。

 第2回目の10/27に行ったときに、できなかったメニューを講師の先生が下さったので、1学年部スタッフが講師役となって、生徒たちにいろんな活動を仕組みました。

 異なる価値観を持つ他社同士でも、お互いの考えを尊重し合うためのコミュニケーションの取り方を学ぶ。「過去と未来、どっちへ行きたい?」

 小集団の仲間で謎を解き明かし、最終問題を突破する問題。みんなで意見交換をしアイデアを出し合い一生懸命に、そして楽しそうにやっていました。いろんな人の考え方の違いを知ることで、それを尊重しようとする態度が生まれます。他者の喜び悲しみを知ることで、共感する心が育ちます。

 「学校は楽しいところだ。自分たちで楽しくできるところなんだ」という思いをもって、学校生活をより良いものに創造していってほしいですj。間もなく、後輩ができる1年生たち。立派なリーダーとなって後輩たちを導いていってくれるものと期待しています。

NEW 読書の晩秋・・・

 定期テストが終わり、教室を回ると、多くの教室でテスト返却が行われていました。

そこには、いろんな表情の生徒たちの姿がありました。頑張った成果が出て達成感に浸る人。テストが終わって安堵する一方、テストが返ってきてがっかりする悲喜こもごもの心中の人・・・。結果が良い悪いではなく「どうすれば正解を導く考え方ができたのか」そのことを振り返り、「今ならできる」という実感を持てるよう復習を進めてほしいものです。

 秋が深まり日暮れが早くなり、夜が長くなります。そんな時に「読書」をして、リラックスしたり心を豊かにしたりしてほしいです。図書室をのぞくと、新刊が飾られていました。読書はそこにいながらも、あるときは夢の国に、ある時は冒険の国に、ある時は謎が深まる未知の空間へと、連れて行ってくれます。活字を通して、頭の中に情景が広がる癖がつくことから、創造・想像する力が付くといわれています。

 ぜひ、深まる秋、近づく冬を感じながらも、読書という心の旅に出かけてみてほしいものです。

NEW 明日から、定期テスト!

 定期テストが明日に迫まります。

 一人ではくじけそうになる思いをみんなで励まし合い、良い高め合いにつなげようと、学習委員会がテスト期間の学習量調査を集計し、らせん階段横に掲示してくれています。やはり、3年生の学習量が多そうですが、下学年も負けていません。

 また、昼休みにも「わからないところを質問したい」「集中して学習したい」という生徒のために、大会議室を開放しています。教頭先生が、意欲ある生徒に合うのをとても喜んで見てくれています。20名を超える生徒が集まり、会場を増やした、と言っていました。

 困難にも、励まし合い助け合う仲間がいると頑張れる!社会にでても、大切なのはチームワーク。

 がんばれ、三中生!!!

 

NEW 11月の全校朝会  ~全校道徳~

 11/7は全校朝会でした。

 月半ばに絆スクール集会が開かれたり、人権教育、同和教育の授業公開が予定されるなど、11月12月は自分の心と向き合い、心を豊かにしていく時です。

 それらに先立ち、全校生徒に願いを伝えようと、全校道徳を実施しました。

 絵本の語り掛けのように、絵本をスライドに落とし込んで拡大して示しながら、行いました。全校生徒、水を打ったように静かに静かに、しっかりと顔を上げ聞いてくれました。

 この壮絶ないじめにあった少女のお話が、実話に基づくこと。お姉さんやお母さんの気持ち。

最後に問いかけました。「みなさんが、この少女と同じクラスメートだったとしたら、あなたはどうしますか。できることはありますか。何をしますか。何を話しますか。そのことを考えてみてください」と。

 ぜひ、ご家庭でも話題にしていただきたいです。