2024年10月の記事一覧
生徒朝会 ~生徒が生徒に働きかける~
生徒朝会が大いに生かされています!
生徒たち全員で思いを一つにする、同じ場面で同じことを聞き合うということは、集団の向上には欠かせないことだと思います。「そのことにはどんな目的があるのか」、を一人一人が分かっているのといないのとでは、同じようにやった活動でも全く価値が異なってくるからです。
ねらいが分からないままやる活動は、生徒自身は「受け身」、そして一番良くないのは「やらされ感」です。その意義をとらえてやることで、振り返る価値、つまり「成長を認識する価値」が生まれるからです。
今日は鳴海会本部が、大行事であった合唱祭の振り返りを生徒全員の質問回答をもとに総括してくれました。
「集団や自己の向上のため、と責任を持ち、役割に進んで取り組めたか?」
「苦手なことにも一生懸命に取り組み、技術の向上を図ることができたか?」
と項目は続くのですが、肯定的な回答が100%に限りなく近いもので、みんなが意義を理解しひたむきに取り組み、自分たちの成長を感じることができた行事であったことがよく分かりました。一人一人の内省が、しっかりと生徒会全体の振り返りとなっていたことに、今年度鳴海会のすごさを感じました。
次は、次期リーダをえらぶ「生徒会役員選挙」です。衆議院の解散という、国の未来を決める大きな場面に出くわした生徒たち。大いに選挙への意識が高まったことでしょう。選挙管理委員会が各学年を回って選挙についてしっかりと説明したのち、今日は選挙日程について示されました。
最後は、福祉委員会から「赤い羽根共同募金について」の説明。これも、生徒たちがしっかりと説明するプレゼンを作成し、委員たちが全校に向けて発信をしました。
このように、生徒が自ら集団に働きかける。生徒朝会が素晴らしいということが、生徒会が素晴らしく、生徒主役の学校創りができているあかしだと、私はうれしくなりました。
感動の渦 ~合唱祭~
午後になり、会場アルフォーレへと移動。
いよいよ本番の時です。まず最初に声出しを兼ねて全校生徒で校歌を歌いました。第三中学校の校歌が会場に響き渡り、たとえようのない一体感が生まれました。すでに、成功!といった気持ちがさざ波たちました。
1年生は1年生らしい,はつらつとした態度で。
2年生は、本格的な大人の声への移行期で一番音程がとりづらい時期。それを乗り越え、心ひとつに。
そして、3年生。どちらのクラスも素晴らしい合唱でした。
そして、学年合唱。
これには、肝を抜かれたというか、心をわしづかみにされたとか、揺さぶられたとか、どんな表現がいいのかわかりませんでした。よくぞここまで素晴らしい合唱を。まさに「正解」のない人生という航海に船出する3年生たちの思いを思い切りほとばしらせたかのようでした。半年後の卒業式の姿がダブってしまい、目頭が熱くなりました。
すごいなぁ、子供たちって、本当に、すごいなぁ…感動が渦をなす私の心から、声にもならない言葉のかけらが、泡のように浮かんでは消え、シャボン玉のようにふわふわとアルフォーレの天井に消えていくのでした。
令和6年度 合唱祭!
いよいよ当日を迎えました!
休み明けで体調不良者がたくさん出たら・・・と不安に思っていましたが、太陽さんさん降り注ぐとても良い秋葉晴れになりました。
生徒たちは、各学年ごとに最終の練習を終え、仕上がったようです。あとは本番を待つばかり。とっても緊張してしまうとは思いますが、心を込めて歌うと思いますので、地域・保護者の皆様。温かい応援をお願いいたします。
会場込み合うと思いますが大変申し訳ありません。生徒が混乱しないで歌えることを第一にしております。
何卒、ご理解ご協力お願いいたします。
薬物乱用防止教室 ~2学年~
今日は柏崎市ライオンズクラブのみなさんを講師として、薬物の危険性について学びました。
危険薬物は、今や小中学生の身の回りにもある、と言われています。ネットで購入できたり、SNSで出会った見知らぬ人からの提供があったりするなど、危険がいっぱいです。正しい知識を持ち自分や友達を守れるよう、グループで話し合いをしながら、考えを深めていきました。
何を学んだか、ぜひご家庭で話題にしてみてください。
響け、歌声、空高く ~1年生リハーサル~
来週月曜日に合唱祭が近づいてきました。
昼休み、放課後と三中校舎が素晴らしい歌声に包まれます。「なんと、素敵なんだ!」と、歩き見つつ、感動しきりです。学級活動の時間を利用して、1学年がリハーサルをしていました。各々の学級の仕上がり具合を見合い、他から学び合い、更に練習のポイントを絞っていきます。
最後に、今年から初めて行う「学年合唱」のリハでした。本番さながらにアナウンスに従って壇上に並びました。3クラスが一つになった姿は、1年生と言えど見るものにせまる迫力がありました。そして、その歌声は…
素晴らしい響き!
声変わりもまだまだというところで、声が出しづらい男子ですが、とっても頑張っています。そして、女子の歌声の響きは先輩たちにも引けを取りません。
本番がとっても楽しみになりました。
後期・始業式
後期始業式では、各学年代表と生徒会の代表4人の決意・抱負発表がありました。4人とも、とても力強いメッセージを全校生徒に向けて発表してくれました。
その後、後期の学級学年のかじ取り役である、新級長・副級長の任命式を行いました。どのリーダーも、目が輝き希望に燃えている様子をうれしく思いました。
「2学期は、共生について、より考えるようにして欲しい。ある日自分の国の領土を奪われた人、空からミサイルが落ちてくることにおびえた毎日を過ごす人、無実なのに47年間以上牢獄につながれた人、がいる。皆さんの周りで起こる小さなトラブルやいさかい、涙を流す人の存在も、先ほどの多くの人権侵害と根っこは差がない。悲しい思いをしている人たちの苦しみを他人事と考えるのではなく、自分事として考えてほしい。それが、共感するということ。みんなが歌う合唱にも、祈りを込めて歌ってほしい」と、話しました。
前期・終業式
前期終業式では、長かった半年間を振り返りました。
4月、1年生の入学から、先日の校内駅伝大会、男子が優勝を飾った「上越地区駅伝競走大会」まで、ほんとうに長い道のりでした。各々の成長が見えるよう、また地域と結ぶ活動~遠足~や校内駅伝大会は学年ごとの取組であったため、他学年の様子もみんなで共有し振り返りたいと思い、前期の活動をまとめる動画を作成して、みんなで見ました。
3年生の部活動引退や躍動した雄姿が映る体育祭の映像など、感動がよみがえりました。「この感動を汚さない」を合言葉に、更に更に感動が深まる後期にしていきたいものです。
心に火が着く時・・・ ~合唱練習~
10月は合唱祭一色!
昼休みにも生徒たちの歌声が校舎に響きます。今日の体育館練習は3年生でしたが、体育館後方にたくさんの人群れが…
1年生たちにとって初めての中学校での合唱祭。どう進めていくのか、具体が見えなく、困っていたようです。中学校の合唱は先生たちが前に立つのではなく、生徒たちがリーダー中心に練習を積み上げます。もちろん、音楽の時間には曲想について、歌い方について、各パート別の表現の仕方等、学習をします。それに基づいて、指揮者、伴奏者や各パートリーダーたちが、クラスをまとめていきます。
1年生たちは、そこがまだまだ分からない。そのため、3年生の練習風景を学びに来たのでした。3年生の歌声に「すごい…」という声やため息。さすがの3年生たちの取り組みに、1年生たちの心にも、灯がともったようです。
あと2週間でどれくらい学級の心をまとめ上げて、素晴らしいハーモニーを創っていくのか?
本番がとても楽しみです。
世の中に働きかける ~ボランティア活動~
10月に入っても、鳴海会は確かな歩みを進めます。
全校生徒に呼びかけ、国道8号線を渡る地下道の清掃ボランティアに取り組みました。通学路でもあり、交通量の多い国道を渡るための市民の重要な通路でもあります。風に飛ばされてはいってくる枯葉や砂で汚れている地下道を生徒ボランティアたちがきれいにしてくれました。デッキブラシが足りずに、外の草取りをしてくれる生徒もいました。
地域と結び、地域に働きかけるという尊い活動と思います。汗をかきながら熱心に活動する、三中生はやはり宝です!
次の目標に向かって! ~鳴海会・生徒朝会~
先回は体育祭の振り返りをして、三中生の成長を示してくれた鳴海会・本部たち。
今回は、その成果をいかしながら、次の目標を示してくれました。次は、後期の目玉である大行事「合唱祭」に向けてです。知恵を振り絞って考えてくれた、スローガンが発表されました。そのスローガンは
天歌夢奏 (てんかむそう)
当て字の造語ではありますが、みんなの力を合わせて、今までにないすごい合唱祭にしようという決意が会長から述べられました。今後の日程を全校に示すところが、今年の本部役員のすごいところ。学習もそうですが、今後の先行きが分かることで、計画的に練習に取り組むことができます。
一日一日をみんなで力を合わせ、各学級学年の美しいハーモニーがアルフォーレのホールいっぱいに響き渡ることを想像すると、とってもワクワクしてきました。
生徒朝会 ~ 大行事の振り返り ~
体育祭という大行事が終わりました。大きな感動とやり遂げたという爽やかさに満たされた体育祭でした。しかし、行事の成果はそこで終わってはもったいないことです。何ができたか、この取組を生活にどう生かしていくか、を振り返らないことには意味がありません。
鳴海会・生徒朝会で、その振り返りを生徒会本部が行ってくれました。
全校生徒にしっかりと振り返りをしてもらった結果をタブレットでまとめ、わかりやすいグラフにしながら、三中生の大いなる成長を示してくれました。その中の項目に
「生まれた地域に愛着を持ち、より良い三中校区づくりに貢献しようとしたか」
というものがあり、できたという手ごたえを感じた生徒は58%、少しは貢献できたと思う、という生徒を合わせると全校の90%という結果でした。大変重みのある質問項目に、これだけの生徒が貢献できた実感を持っていることは、大変すばらしいことだと思います。
このことが、大人になった時に、地域や社会の中で、小さな社会貢献を積み上げていく人となっていくことにつながることを私は想像しています。